工 作 船 展 示 館

天丼を満喫した我々が次に行ったのは、新港に停泊していた「掃海母艦うらが」の一般公開です。 でも我々が現地に到着したのは12:30で、入場開始が13:00ということで30分の待ち時間がありました。  そこで、すぐそばにあった「工作船〜〜〜」を見学することにしました。 この施設は昔からあって、一度行ってみたいと思っていたのですが、なかなか行くタイミングがなかったところなんですよね。  外で待つのは暑いし、ちょっくら涼みにいきたいと思います。 ちなみに入場無料です^^

海上保安庁のHPによりますと、「本館は国民の皆様に我が国周辺海域の現状と海上警備の重要性などをご理解して頂くため、平成16年12月10日に開館いたしました。」なんだそうです。




工作船展示館の外観



こちらの施設には2隻の工作船が展示されていました。 1隻はかなり大型のもの。 もう1隻は小型の漁船タイプ。 大型の工作船が施設の中央に鎮座しています。 見るとかなり大きいですね。 船体は錆びついて いますが、所々に海上保安庁の警備艇から射撃されたものと思われる弾痕がありました。 弾痕からすぐ近くの船体の横には日本語で漁船名を表示してありました。 日本の漁船に擬装しているんですね。



所々に工作船から押収した銃器、ラジオ、電卓等も展示してあります。 銃はアメリカ製のM16のような自動小銃もありましたし、ロシア制のAK47もありました。 その他ロケットランチャー等何種類もの武器が あります。 また金日成バッチやハングル文字が書かれた器具等もありました。



こちらが船尾になります。 船尾は観音開きになっており、中に小型船を格納することができるようです。 格納庫はかなり広く、小型のボートであれば数隻は入りそうです。 結構生々しいですね。。。  なにか船尾からは特に不気味さを感じました。



施設の一番奥にはもう1隻小型の工作船が展示してあります。 この小型工作船は管理人がたまに乗るような乗合漁船位の大きさでしょうか。 こんなの海で見かけても、工作船なんて思いませんよね。



船尾を見終わりますと、階段になっていて、工作船の上部も見学できるようになっています。 上部には更に漁船らしからぬものがありました。 それは対空機銃です。 船体上部に対空機銃を設置するための レールが敷かれていました。 もうこれは漁船ではなく完全に戦闘艦ですね。 第一次世界大戦のときの駆逐艦クラスと言っても過言ではないかもしれません。



こちらが対空機銃です。 最近の速射砲などと比べると古さは否めませんが、これでも相手が警備艇クラスであれば十分な打撃を与えることができます。 確か昔のニュースで工作船からの銃撃で艦橋付近に穴の空いた 警備艇の画像が公開されていました。



こちらは船首上部の写真です。 こちらにも色々な武器を隠していたんですね。 今まで工作船なんていうのは遠い場所で起こっていることと思ってましたが、このような生々しい現物を見ると、 非常に身近に感じてしまいますし、かの国の暴発に脅威を覚えてしまいます。