昇  仙  峡

楽しい旅行も2日目になりました。 1日目は富士五胡を中心とした山梨県の南側を旅しましたが、2日目は一気に北上し甲府に参ります。 甲府と言えば武田信玄がすぐに思い出されますが、ちゃんと武田氏の館があった 場所にも行ってきましたよ〜。 でも武田信玄関連は今日の午後の予定。 午前中は「昇仙峡」という観光地に向かいました。 以前から名前は聞いたことがあるような!?ないような!?感じでしたが、実際に行ってみたら 「こんなにすごい場所がこんな近くにあったのか〜!!」と思うほどの雄大な自然の大パノラマが展開しておりました。 これは超見どころ満載でしたね! 多分ここまで圧倒される景色は生まれて初めてかも!?

お世話になった古民家宿LOOF坂之家を後にしたのは9時頃だったでしょうか。 今朝はすっかり二日酔い。 管理人は普段もいびきがうるさいのですが、お酒を飲んだら更にうるさくなるんですよね〜。 管理人は 夜の0時か1時かに寝てしまったので睡眠時間として十分だったのですが、いびきがうるさくて他のみんなはちょっと寝不足だったかも。。。申し訳なしm(_ _)m 気を取り直して、車に乗り込み出発です! またまたグネグネの 山道を超え、夕べお世話になったセブンイレブンを超え、一般道をひた走ります。 甲府の市街は結構都会で自動車も多かったですね〜。 はるか前方には山々が見えます。 多分あの中に昇仙峡があるんですよね〜。  いやいや楽しみです。




『昇仙峡(しょうせんきょう)は、山梨県甲府市、甲府盆地北側、富士川の支流、荒川上流に位置する渓谷である。 特別名勝に指定されており、国内有数の景勝地である。 1923年(大正12年)に国の名勝に指定され、 1953年(昭和28年)には特別名勝に指定されている。 特別名勝としての指定名称は御嶽昇仙峡であるが、一般には御岳昇仙峡と常用漢字体で書かれることが多い。 秩父多摩甲斐国立公園に属し、同公園を代表する 景勝地として知られる。 

長潭橋(ながとろばし)から仙娥滝までの全長約5キロメートルに亘る渓谷は、川が花崗岩を深く侵食したことにより形成された。 渓谷内には、柱状節理の花崗岩および輝石安山岩の奇岩が至る所に見られる。  日本二十五勝、平成の名水百選等に選定されている。 渓谷は天神森地区の長潭橋から始まるが、途中の能泉地区までの渓谷沿いは車道が狭く、シーズン中の土日祝日は車両通行規制が行われ歩行者専用になる (平日は上り方向の一方通行)。 その先の能泉地区から仙娥滝の間が渓谷のハイライトで、観光客の多くは駐車場が整備されている仙娥滝付近を中心に訪れる。 年間を通して多くの観光客で賑わうが、 自家用車で観光に訪れる者も多く、紅葉が見られる観光シーズンの11月の土日は、周辺の道路が渋滞するほど賑わう。 そのため、公共(県営)駐車場もあり、観光施設や土産物店にも駐車場が併設されている。  施設店舗を利用すれば無料のところがほとんど。』by wikipedia


〜 長 潭 橋 付 近 〜

長潭橋付近にやってきました。 ここの駐車場には「昇仙峡」の大きな看板が! そして昇仙峡の簡易地図も書いてありましたので、ここでどう廻るか検討しました。 どうやら、終着地のロープウェイまでは 2つのルートがあるみたい。 一つは道幅も広く整備されているルート、もう一つは川沿いを走るグネグネ道&道幅細い>_< でも一番昇仙峡を身近に感じるには、川沿いの細い道を行った方がよいみたい。  この川沿いの道は、季節によって通行止めになったりするみたいです。 観光シーズン真っ只中には一般車は入れず、かわりに馬車が走るんだそうですよ。 確かに途中、馬車を引く馬がいましたよ。





細いグネグネ道は、流れる川沿いに走っていました。 綺麗な川のせせらぎが非常に気持ち良いですね〜。 この道は一方通行になっているようなんですが、所々に道幅を広げた退避場所を作ってあるみたいです。  この道のりは結構長いのですが、走っている最中はどこまで続くか分からないし、横には綺麗な景色が広がっているし、何度も退避場所で車を停めて写真を撮りまくっておりました。 しかしホントに綺麗な景色ですね〜。  一つとして同じ景色はありませんよ。 心が洗われるようです。









〜 仙  娥  滝 〜

しばらくグネグネ道を走り見ますと、大きな道に合流します。 更にその先を進むと「仙娥滝」という看板が見えてきました。 なるほど確かにこれだけの水量で、これだけの自然であれば、滝はあるでしょう!  そういえば先ほどの長潭橋付近の大きな簡易地図にも書いてありましたね〜。 これは是非見てみたいです。

〜W a r n i n g〜
専用の駐車場があるのかどうか、走りながらだとなかなか分からないのですが、丁度よさげな場所に駐車場があったので停めちまいました。 車を降りて滝の方角に歩いていくと、そこにはお土産屋さん街が。  すると店のババーがつかつか歩み寄り「どこに車停めたの? あそこの駐車場? あそこに停めたら店で1,000円以上お土産買わないとダメだからね」と一方的に言ってきました。 なんという強欲なババーでしょう。  一応後でゴタゴタすると嫌なので、滝を見た後にお土産を買おうと店に行ったのですが、あまり魅力的な商品がなかったため、ペナルティの700円を支払って帰りました。 車を停めるときは看板の内容を注意深く見てから 判断してください。



ここらへんは水晶が有名らしいんですね。 滝に向かう途中のお土産屋さんには数々の宝石類を売っている店もありました。 小さいものは1cm程度のものから、大きなものになると高さ1m以上はあろうかという 巨大水晶までありましたよ。 値段見たらビックリ! お小遣いの30,000円以上のお金をこの最近見たことがない管理人にとっては目ん玉が飛び出るほどのお値段です。 でも確かに綺麗ですね〜。

『石英(英: quartz、クォーツ)は、二酸化ケイ素が結晶してできた鉱物。 六角柱状のきれいな自形結晶をなすことが多い。 中でも特に無色透明なものを水晶と呼び、古くは玻璃(はり)と呼ばれて珍重された。』by wikipedia




お土産屋さん街を抜けますと、滝に向かう階段が現れます。 この階段を降りていくと、降りきったところが滝の展望台になっています。 これは見事な滝ですね〜。 これまで華厳の滝等様々な滝を見てきましたが、 この規模の滝にしては距離感が近く、かなり迫力がありますよ。

『仙娥滝(せんがたき)は山梨県甲府市の昇仙峡にある滝。 日本の滝百選に選定されている。 滝の名である「仙娥」とは、中国神話に登場する月に行った女性嫦娥のことであり、ひいては月を意味する言葉である。  富士川水系の荒川上流にある、山梨県を代表する景勝地の一つ昇仙峡の最奥部に位置する。 昇仙峡のシンボルである覚円峰の麓にある。 この滝は地殻変動による断層によって生じた。 花崗岩の岩肌を削りながら 落下している滝で落差は30mである。 駐車場から徒歩約5分の場所にあり、秋の紅葉シーズンには数多くの観光客が訪れる。』by wikipedia



仙娥滝を見学して、それで終わりかと思ったら、もっと下流の方へも歩いて行けるみたいです。 さっきは川の流れを車道から見ましたが、今度は本当に川のすぐそばから見ることができます。 仙娥滝から終点までは 徒歩で10分位だったでしょうか。 途中には見たこともないような巨大な石がゴロンゴロン転がっていますよ。 正直ここまで大きな石は見たことがありません。 歩きながらも石を見入ってしまいますよ。  長潭橋付近で撮影した石と比べても、こちらのほうが大分サイズアップしているように見えますね。 自然ってホントに不思議です。

川の流れを見ていますと自然と石に目が行ってしまうのですが、この石と石を縫うように流れていく水にも注目してほしいんですよね〜。 もう変幻自在といいますか、大小様々な石の間を形を変えながら流れていく水の 動きも実は見どころではないかと思います。




しばらく歩くと、なんと岩のトンネルが出現します。 これも自然の妙ですよね〜。 よく見ると、大きな石に穴が開いているのではなく、いくつかの石が折り重なるようにかぶさり、あたかもトンネルのような体をなしているんですね。  なんだか分からないけど、こういうトンネルをくぐると、うれしくなってしまいます(小学生並ですな^^;)



〜 昇 仙 峡 ロ ー プ ウ ェ イ 〜

仙娥滝を見終わった後は、昇仙峡ロープウェイで山の上に上ります。 今日は天気が良いので、綺麗な景色が拝めるのではないでしょうか。 頂上は「パノラマ台」駅というらしいですが、駅からすぐにある展望台では 富士山や北岳、間の岳などが一望できるそうですよ。

昇仙峡ロープウェイの駅に到着しました。


こちらが駅の入り口です。


チケットを購入しました〜


改札口でしばし待機。20分間隔で運行しています。


出発です〜。 こちらのロープウェイのゴンドラはこんな感じ。 ゴンドラは46人乗り。 終点までの間、ガイドさんが色々と説明をしてくれます。 この昇仙峡ロープウェイは結構古くて、一番最初に運行を始めたのが昭和39年なんだそうですよ。  初代のゴンドラは日本製だったそうですが、1988年に2代目のスイス製ゴンドラに変わったそうです。 そういえば全然関係ないですが、河口湖で乗ったロープウェイでは中国人とか韓国人が多かったですが、ここでは白人の方が多かったですね〜。  観光地によって、来る人も異なるんですね〜。

このロープウェイからの景色も最高にきれいですよ。 昨日は曇っていましたが、今日はホントに良い天気。 緑の山々が奥の方まで続きます。 少し先には人造の湖も見えました。 こういう景色を見ると本当に癒されてしまいます^^





山頂に到着しました。 山頂の案内図を見ますと、鈴投げ広場、うぐいす谷、約束の丘、展望台、富士山遥拝所などがあるようですね。 どこからも景色が綺麗そうなので楽しみですよ。




《 和 合 権 現 》

ロープウェイを降りますと、すぐそばに和合権現があります。 昇仙峡ロープウェイのHPに説明がありましたので引用します。 なんだかロープウェイの乗り場から気になっていたのですが、異様に「パワースポット」とかいう キーワードが多いんですよね。。。 何か怪しいやつ!? ではないよねぇ。。。^^;

「水晶発祥の地として有名な金峰山のふもとに、神の摂理か男女の象徴を合わせ持った樹齢三百五十年を経た楢(なら)の木があり、近在の人々から信仰の対象として崇拝されてまいりました。  当ロープウェイの開業時(昭和39年)地元のご好意により、この御神木を山頂にお移しし、権現様としてお祀りいたしました。  その後時を経て、自然のうちに縁結び・子宝と金運の神様として親しまれるようになりました。 」




《 八 雲 神 社 》

お次はこちら。 八雲神社です。 こちらも説明がありましたので引用します。 「永禄七年三月(今より約四百年前)建立の甲斐の国巨摩郡猪狩(こまぐん いかり)村の氏神で、古来より石祠内に石棒を安置して祀り、近郷・近在の民衆からの信仰は厚く、特に縁結びの神様 として世に知れ渡りました。 又、金櫻神社の末社として古くはその参道の要所になっていて、参拝者の道中の安全を祈願したところでもありました。 現在では、縁結びの祈願で大変人気があります。」

う〜ん、なるほどなるほど、縁結びの祈願か〜。 そしたら「岡」氏「西」氏「頭」氏祈願しなければ〜




《 富 士 山 遥 拝 所 》

さ〜昨日は曇りばかりで富士山をちゃんと見ることができませんでしたが、今日はどうでしょう〜。 この天気ならばバッチリ見えるでしょう! しかも、気が利いているのが、富士山をバックに写真が撮れるように、 丁度良い場所にカメラを置く場所があったんです。 ここでセルフタイマーをセットして4人で集合写真を撮影しました。 いや〜、やっぱり富士山を見るときは山頂が綺麗に見えないとね〜。 







《 約 束 の 丘 》

お次は約束の丘にやってきました。 なんだかパワースポットとかちょっとやっぱり怪しげというか、お金の臭いがするというか・・・ 純粋に景色を楽しんだりって感じではないような雰囲気がプンプンします^^;

約束の丘は富士山遥拝所の右側の丘で、登り口に階段があります。 昇り口の道は鬱今(うこん)の櫻と水晶占いで有名な金桜神社への古い参道で、今は使われていません。 昔は参拝者達が、この丘でお弁当を食べ、しばしの休息をした所です。 この由緒ある丘は平成20年1月元旦「約束の丘」と命名されました。 恋人同士・ご夫婦・ご家族それぞれ、丘の上で「出合いの鐘」を鳴らします。 その記念として、「約束の手紙」を書いて約束ポストに投函しますと、 1年後にご自身のもとへ届きます。





《 う ぐ い す 谷 》

ロープウェイ乗り場から一番遠い場所にあるうぐいす谷にやってきました。 この名前は寒中でもうぐいすの鳴き声が聴こえるという言い伝えから来ているそうです。 ここからは南アルプス連峰の「駒ヶ岳」が見えます。  ロープウェイ乗り場では地面は普通の土でしたが、このうぐういす谷の地面は真っ白い岩でしたよ。 砂岩質の岩はもろく、足で削ろうとすると、白い砂がポロポロ落ちていきます。 またうぐいす谷までくる間の道も 面白くて、道の両側は断崖絶壁なのに、手すりなどは一切ありません。 これはでもスリリングな散策が楽しめます^^;


うぐいす谷までの道のりはこんな感じ

すぐ横は断崖絶壁です。 結構怖いです


うぐいす谷からの景色です。 どれが駒ヶ岳なんでしょうね〜


《 お金のにおい・・・ 》

色々山頂を散策していますと、写真のようなスポットがあるんですよ。 どれもパワースポットって書いてあります。 また下の写真の「龍の松」というのはコインを投げ入れると、更なる幸運が舞い込むんだそうです。。。  ものすごい怪しい。。。 ちょっとならいいんですが、やりすぎはかえって逆効果ではないかと・・・m(_ _)m


健康のパワースポット


子宝のパワースポット


コインを投げ入れなければいけない龍の松^^;

これはいつものやつなのでお金のにおいしないです


《 ソフトクリーム/信玄棒 》

いやいやなかなか昇仙峡の頂上は見応えありましたね。 特に富士山が綺麗に見えたのは何よりでした。 ではでは下界に降りますかっ! ・・・でも次のロープウェイの出発時間まで少しあるので、いつもの通りソフトクリームを 頂いていきますか!! こちらのソフトクリームは巨峰だそうです。 紫と白のコントラストがなかなか美しい〜。 お味のほうも巨峰の風味豊かでまいう〜でした^^

ロープウェイで下の駅に降りるとお土産屋さんを通るようになっていたのですが、ここで結構お土産買っちゃいましたよ。 管理人は「ほうとう」等をご購入し、「岡」氏は「信玄棒」なるお菓子をご購入〜。  これが結構まいう〜なんですよ。 クッキーのような芯に黒砂糖のようなものが塗られているんです。 こっちの銘菓と言えば「信玄餅」ですが、これをアレンジしたんですね。 管理人は別の店では「信玄桃」っていう饅頭を ご購入したし、誰も本家本元の信玄餅を買わなかったね^^;






信玄棒の箱の外観

これが信玄棒の本体です。 まいう〜