忍  野  八  海

河口湖で広大な湖の景色や満開の桜、そして雲に隠れた富士山を堪能しましたので、次の観光スポッツに向かいます。 お次は順番からいくと山中湖かな? 「岡」氏が持参してくれた「るるぶ」で見ていると、 「忍野八海」の文字が! これってよく聞く観光地ですよね! 管理人もまだ一回も行ったことがないので是非行ってみたいです! ということで忍野八海をロックオン!

この富士五湖周辺には富士山周辺ならではの自然の産物が多く存在します。 特にキーワードでいきますと、溶岩、樹海、湖、湧き水、洞窟、でしょうか。 湖の湖畔の地面は溶岩が砕けて砂になったものでしたし、 富士山の麓には富士の樹海があります。 更に富士五湖に代表される湖達、そして風穴や氷穴と言った洞窟。 そして今回ご来店した忍野八海には「湧き水」があるんです。 しかも忍野八海では富士山の雪解け水が 地下の穴をめぐりここで湧き出ているんだそうです。 もちろん非常に澄んだ綺麗〜な水です。 お土産屋さんでは水をペットボトルに入れて売る、なんて商売もしていましたよ。 いやいや、どんな観光地なのか 非常に楽しみです!


河口湖からは車で30〜40分位だったでしょうか。 東富士五胡道路などもあり交通の便はなかなか良いです。 また道路もそんなに混んでいないですし、信号も少ないので、ナビに目的地を入力しても 予想到着時刻よりも大分早く着くことが多かったです。

〜W a r n i n g〜
道路を進んでいくと、徐々に「忍野八海」の文字が見えてき始めます。 また駐車場も所々にありました。 我々もその駐車場の一つに入りました。 ま〜駐車場と言っても個人の地主がやっているような 砂地のだだっ広い広場に停める感じです。 駐車場をウロウロしていたおっちゃんに駐車料金を払うみたい。 お金を払っているときにおっちゃんに「忍野八海を回ると大体どれくらいの時間がかかるの?」と聞いたのですが、 「そんなの俺に聞くなよ〜」と何度も言い始めました。 どうやら少し社会的コミュニケーションができない方のようです。 その言いようがあまりに腹立たしかったので、もうここの駐車場は使わないことに決定です。




駐車場から「近道」と書かれた小道を歩いていくと、いきなり眼前に綺麗な池が見えてきました。 その池の周囲にはお土産屋さんが建ち並んでおり、観光客も多くいました。 どうやらここが忍野八海の中心部のようです。  この池は「中池」と呼ばれる池なんだそうですが、てっきりこれも「忍野八海」の1つだと思っていたら、これって人口池なんだって。。。 でも忍野八海のどの池よりにぎわっていました^^;

『忍野八海とは、山梨県忍野村にある湧泉群。 富士山の雪解け水が地下の溶岩の間で、約20年の歳月をかけてろ過され、湧水となって8か所の泉をつくる。 忍野八海からの湧水は山中湖を水源とする相模川水系の桂川と 合流する。 国指定の天然記念物、名水百選に指定。 県の新富嶽百景にも選定されている。 2013年には「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の一部として世界文化遺産に登録された。 by wikipedia』





いや〜河口湖の桜も綺麗でしたが、ここの桜もまた格別ですね! 今年も色々な土地で桜の花を満喫しましたが、正直ここの桜が一番見事でしたよ。 川沿いにも桜並木が続き、どの桜も満開です。 何か観光と花見を一度に できたようで得した気分です。

『かつてこの地に存在した忍野湖が干上がって盆地になり、富士山や近くの火山山麓の伏流水を水源とする湧水の出口が池として残った姿が忍野八海である。 平地となったこの一帯は米の産地となり、湧泉の水は飲料水や 農業用水として活用された。 「八海」の名は、富士講の人々が富士登山の際に行った8つの湧泉を巡礼する八海めぐりからきており、富士講では忍野八海のことを、元(小)八海、内八海、根元八海、富士外八海などと 呼んでいる。 古くは信者たちが富士山登頂前にここで水行を行なったとされるが、1843年に各池に守護神の「八大竜王」が祀られ、出口池を一番霊場、菖蒲池を八番霊場とする巡礼路が整備された。 by wikipedia』









「忍野八海」の八つの池は、それぞれ名前がついています。 池に番号がふられているのですが、1番から順番に行くと、@出口池 A御釜池 B底抜池 C銚子池 D湧池 E濁池 F鏡池 G菖蒲池 となります。  更にwikipediaを見てみると、それぞれの池に守護神がいらっしゃるんだそうです。 それではこれから順番にご紹介していきましょう〜。

〜 出 口 池 〜

こちらが「出口池」。 守護神は難陀竜王です。 池の広さは忍野八海で1番なんだそうですよ。 出口池以外の各池は大体同じような場所に固まってあるのですが、この出口池だけは他の7池のエリアから徒歩で 10分以上も離れた場所にポツンとあります。 現地の案内図にも出口池がだけが載っていないものもありましたよ。 我々は八海の全制覇を目指していたので実際に行ってみたのですが、案内図の地図を見ても距離感が 分からず「本当にこっちでいいの?」という感じで歩いていました。 でも信じて歩いてよかったですよ〜。 10分以上歩いてようやく到着しました〜。

確かに他のどの池よりも広いですね〜。 水深はそんなにないように見えましたが、ニジマスなどが優雅に泳いでいましたよ。 池の周囲を歩くと5分位で1周しますが、8つの池の中で一番静かで落ち着いた 池だと思いました。 なぜか神社がありましたので、手と手を合わせて。。。な〜むぅ〜。




〜 御 釜 池 〜

こちらは「御釜池」です。 守護神は跋難陀竜王。 全部の池を廻りましたが、それぞれが特徴を持っています。 こちらの御釜池は、本当に池の中にお釜があるようです。 しかもどの池もそうですが 水が大変綺麗なんですよね〜。 多分水に入ったら10m以上は見渡せるのではないかと思います。

一応当HPでは忍野八海の案内に書いてある順番通りに掲載していますが、実際に見学した順番は全然違います。 出口池以外は割と隣接しているので、一つの池を見終わっても、すぐそばに別の池があるので それを見に行くってな感じで自由にやってたら、順番がバラバラになっちゃいました^^; ちなみに以前、榛名神社を観光したときも七福神の銅像が所々に建っていたので、それを写真に納めて後でHPに掲載しようとしたら 銅像の写真が6体分しかなく、六福神になってしまいました。。。>_<  今回も「忍野七海」にならなければ良いのですが・・・^^;




〜 底 抜 池 〜

こちらは「底抜池」です。 読み方は、「そこぬけいけ」ではありません。 そうです、お察しの通り「そこなしいけ」と読みます。 守護神は釈迦羅竜王です。

今回は「忍野七海」にならないように全部の池を廻りましょう〜と注意していたつもりだったのですが・・・ 自宅に帰って写真を見てみると「底抜池」の写真だけない〜〜〜〜! またやらかしてしまったと思い「頭」氏に連絡してみると 「頭」氏も写真がないとのこと。。。 更に「頭」氏が調べてくれたところによりますと、どうやら「底抜池」は「はんの木林資料館(有料)」の中にあるみたいで、この資料館に入らないと見ることができないんだって〜〜>_<  これは盲点でした・・・ でもそんな資料館あったかな。。。 全然記憶にないです>_< ということで管理人の想像図を久々の前衛的アートでお楽しみくださいm(_ _)m




〜 銚 子 池 〜

こちらは「銚子池」です。 守護神は和脩吉竜王。 こちらは間欠的な湧水で、名前の由来は「長柄の銚子」に似ていることからって書いてありましたが・・・ 「長柄の銚子」って何?? インターネットでググってみると 「柄の長い中国の注ぎ口と取っ手のある加熱器具」なんだって。。。 言葉じゃなかなか伝わらないね。 何でもお祝いのときに使われる器具で、鶴亀とか松竹梅等おめでたい模様があるんですって。 和風の結婚式などでも 使われるそうですよ。 管理人の結婚式も和式でしたが、そんなのあったっけ!?




〜 湧  池 〜

こちらは「湧池」です。 守護神は徳叉迦竜王です。 八海で最大の湧水量をほこるそうです。 景観も良く、周辺住民の飲用水としても利用されています。

珪藻土層でなる水中洞窟を持ち、潜水調査により池の底から最奥部まで約55mあることが確認されたんだそうですよ。  55mと言ったら相当なもんですよね。 これは川口浩探検隊か、現在では藤岡弘しか行けないと思われます。 




〜 濁  池 〜

こちらは「濁池」です。 守護神は阿那婆達多竜王です。 池本荘にある池から大きな排水溝が空いており、湧水は池底から少しだけ湧き出ています。by wikipedia




〜 鏡  池 〜

こちらは「鏡池」です。 守護神は麻那斯竜王です。 名前の由来はこちらの池に逆さ富士が映るからなんだそうですよ。 でももちろん今日はく〜も〜り〜。 忍野八海でも富士山を見ることは叶いませんでした>_<  でも富士五胡のほうでも逆さ富士が見れる湖があったはずなので、それに期待!




〜 菖 蒲 池 〜

こちらは「菖蒲池」です。 守護神は優鉢羅竜王です。 こちらの池は「湧池」のように水面が綺麗な訳ではありませんで、どこにでもあるような普通の池って感じなんですが、池の周囲に菖蒲の花が植わっていました。  菖蒲の見ごろっていつ頃なのか分かりませんが、ちょっと時期が違ってたみたいで、菖蒲が満開とはなっておりませんでした。 でも水辺には多くの菖蒲の草が植わっていたので、見ごろの時期にはとても綺麗なんだと 思いますよ。 季節によって色々な風景を楽しめるのも、忍野八海の良さなんだな〜と思います。

ちなみに最初にご紹介した「出口池」も場所を見つけるのに非常に難儀したのですが、この「菖蒲池」も見つけるのがホントに大変でした。 案内図を見て、その通りに行っているつもりなんですが、一向に池が現れない・・・  何度もウロウロしてようやく見つけたって感じでした。 この池は実際にも一番最後に訪れた池です。 今回はちゃんと1つの池も欠けることなく写真に納めることができました。 




〜 その他素晴らしい景色 〜

忍野八海の見所は池だけではないんですよ。 池と池を結ぶ小路や小川も最高の景色です。 散歩しているだけで癒されてしまいますよ^^






こちらは最初にご紹介した「中池」という人口池です。 ここは以前はテニスコートだったんだそうですよ^^; こちらの池のすぐ裏手にはお土産屋さんの施設がありまして、 観光客(ほぼ9割が中国人、韓国人、東南アジアの方)が多く集まっていました。 もちろん中にはソフトクリームも^^ またこの土産屋さんの中央部分から中池の水辺に行くことができます。  人口の池とは思えないほどちゃんとした池になっていますよ。 水深もかなり深いですね〜。 しかも金色の魚が何匹も泳いでいます。

この金色の魚ですが、最初は鯉だと思っていたんですよ。 でも「岡」氏EYEが、鯉ではないことを看破しました! なんとこの金色の魚はニジマスなんですよ! よく見ると確かに鯉じゃないですね!  しかしこんな色のニジマスなんて見たことないですよね。 魚の中にはアイナメのように産卵+子育中に身体の色が金色になる種類もありますが、ニジマスはそうじゃないよねぇ。。。 「岡」氏の見解としては、 ニジマスのアルビノがここで生まれ、天敵がいないことからここでどんどん繁殖して個体数も増えていった。。。うん、なんかそんな気がしてきた!










さ〜本日2つ目のソフトクリームタイムがやってきました〜。 先ほどのお土産屋さんの中にソフトクリームを売っておりました! しかも味が数種類! 普通の生クリームに加え、イチゴ味、もも味、ラムネソフト・・・  ラムネのソフトクリーム!? なんて美味そうなんでしょう! ということで、「頭」氏と管理人は速攻でラムネソフトいっときました。 ちなみにこのお土産屋さんには色々な味のソフトクリームを売っていましたが、 どの味もスジャータではないみたいですよ。 どの味もソフトクリームメーカーでやっているみたい。 他のお店もこれを見習って欲しいものです。

さてさてこちらのラムネソフトですが、おいに〜からしてラムネですね。 食した後のゲ○プもラムネの味がしましたもん。 でも味の方はそんなにラムネの味が濃すぎず、生クリームとラムネがとても良いバランスで調和して いました。 これはまいう〜ですよ。 これはまたどこかで見かけたら頂きたい位ですよ。

「頭」氏と管理人はラムネソフトを頂いておりましたが、その間に「岡」氏と「西」氏はお土産をご購入しておりました。 「西」氏は日本酒をご購入〜。 夜の宴会用に1本、お土産用に1本ご購入〜。 でも 夜によ〜く見てみると、これは日本酒ではなく焼酎でした(爆) もう4人共老眼がひどい>_< また「岡」氏は夜のおつまみに・・・・ あ〜名前忘れた! コリコリしてて緑色してて歯ごたえが非常によくてまいう〜な やつ!

いや〜しかし忍野八海は「出口池」の探索で時間はかかりましたが、結構見応えのあるすばらしい観光地でした。 この近くに来た際は是非立ち寄ってはいかがでしょう。