伊  勢  神  宮

熊野古道を出発してから約3時間位だったでしょうか。 ようやく伊勢神宮に到着しました。 今日予定している観光地は伊勢神宮が最後になりますが、今回の旅行は移動距離が長くて 時間がかかることと、今晩の夕食の予約時間が17:00からだったこともあって、意外と時間がないんですよ。 最初は順番的に、外宮⇒内宮⇒おかげ横丁で廻ろうと思ったのですが、 時間不足を考慮して、まずはメイン処の内宮、次いで内宮に隣接しているおかげ横丁、最後に外宮の順番で廻ることにしました。

管理人は以前お嫁さんと伊勢神宮を訪れたことがあるのですが、記録を見るともう10年前でしたよ。 なので大分記憶はおぼろげです。 なので今回は新鮮な気持ちで観光できそうです。  高速道路を降りて一般道を走っていると、途中から内宮、外宮の案内板が所々見えてきます。 駐車場はいくつもあるようですが、一番近い駐車場は止めるのに30分待ちと書いてありましたので、 少し離れた臨時駐車場に車を停めて内宮に向けて歩き始めました。



〜 内  宮 〜


よくテレビでも映る宇治橋と鳥居です。

駐車場から内宮に向かって歩いていると、なんとおかげ横丁の途中の道に出てきました。 前にテレビ(黄金伝説?)でやっていたのですが、お笑い芸人のU字工事が赤福のレア商品を購入するために 朝から並んでいた橋に出てきましたよ。 おかげ横丁は土曜日の正午過ぎということもあってすんごい人ですよ。 自由に写真を撮ることもできない有様に。 さすが天下の伊勢神宮ですね。

おかげ横丁のお話しは後述するとして、まずは内宮へと向かいます。 おかげ横丁を5分少々歩くと、テレビでよく見る内宮の鳥居と橋が見えてきます。 そうそうこんな感じだったな〜。  内宮の中もすんごい人ですよ。 もうアリの行列そのままです^^; では内宮に突入するとしましょう。


宇治橋も大混雑です。写真も満足に撮れません


宇治橋の下を流れる五十鈴川です


少し歩くと人だかりができている場所がありました。 先程宇治橋を渡ったときに見えた五十鈴川のほとりに出てきます。 柵なくどもなく、そのまま川の水を手にすくうこともできます。  なんとなく伊勢神宮のほとりを流れる川だからか、神聖な雰囲気が漂っていますね。 管理人もここで手を洗っていきました。 



伊勢神宮には、「太陽」を神格化した天照坐皇大御神(天照大御神)を祀る皇大神宮と、衣食住の守り神である豊受大御神を祀る豊受大神宮の二つの正宮があり、一般に皇大神宮は内宮(ないくう)、 豊受大神宮は外宮(げくう)と呼ばれる。 内宮と外宮は離れているため、観光で内宮のみ参拝の人が多いが、まず外宮を参拝してから内宮に参拝するのが正しいとされている。 

広義には、別宮(べつぐう)、摂社(せっしゃ)、末社(まっしゃ)、所管社(しょかんしゃ)を含めた、合計125の社宮を「神宮」と総称する。 この場合、所在地は三重県内の4市2郡に分布する。  伊勢神宮は皇室の氏神である天照坐皇大御神を祀るため、歴史的に皇室・朝廷の権威との結びつきが強く、現代でも内閣総理大臣及び農林水産大臣が年始に参拝することが慣例となっている。  また、式年遷宮が20年に一度行われる。



しばらく歩いているとようやく「正宮」に到着しました。 歩いているときも人が多かったですが、正宮の前もすんごい人が並んでいますよ。 あまりの行列に並ぶのを諦めて、脇の方から抜けていって しまいました^^; 「正宮」は皇大神宮と呼ばれるんだそうですが、見た目はとても地味。 寺社に行くと、朱色など様々な色彩で派手なものを多いのですが、天下の伊勢神宮にしては地味過ぎて ちょっと拍子抜けな感じです。 しかも造りも非常にシンプルで言っちゃ悪いですが、普通の小屋な感じですよ(失礼)。 でもその分厳かさがにじみ出ているような気もしますね。


正宮にはものすごい行列ができていました


人が多いのもあってか、足早に伊勢神宮内を歩いていきます。 なんだか足早過ぎて散歩というよりも競歩みたいなスピードでしたね^^; 一番の見どころは正宮なんですが、見たのはほんの一瞬だけ^^;  ここは「何かを見る」っていうよりも、「正宮にちゃんとお参りする」ってのが大事な場所なんですね。 管理人のような写真小僧にはちょっと物足りない感じでした。 それでも正宮以外にも別宮や 神楽殿などシンプルながらも厳かな建物がありましたので激写しておきました。


一際大きな杉の木がっ!御神木でしょうか。


御贄調舎と言います


神明造の高床式の建物で「外幣殿」です


内宮の十別宮のうち、第一に位する「荒祭宮」


内宮神楽殿です


神馬「草新号」の御厩 今日は馬はいませんでした



〜 お か げ 横 丁 〜


光速の動き(爆)で内宮を見学し終わった一行は、おかげ横丁を観光します。 さっき通った時もすんごい人だったですけど、今も人の数は変わっていませんね〜。 店で立ち止まっている人なんかもいるので、 前に進むだけでも一苦労です。 でも両側には赤福の店や、ういろう、ソフトクリーム、串焼き、雑貨等々、様々な店が立ち並び、本当に飽きないですね〜。 でもゆっくりはしていられません!  この後、外宮を見学して、すぐに宿泊地に向かわなければならないのです! 特に今日は17:00から松阪牛を頂ける焼肉店に行きますので、これに遅れるわけにはいきません!



実は「西」氏からの情報で目を付けていた店があるんですよ。 そこは「豚捨」というコロッケ屋さん。 管理人も昔ご来店したことがありますが、もうさすがに味は忘れてしまいましたね。  是非頂きたいと思います。 この他に「岡」氏は大好物のういろうを頂いたり、内宮に行く前にチーズインメンチカツを食したり、おかげ横丁グルメを堪能しておりました。 こういうところで 食する食べ物ってまいう〜なんですよね〜。


「岡」氏がチーズインメンチカツにロックオン!


ボリューミーですね〜美味そうです

おかげ横町の店の多いこと。 赤福をはじめとし、串焼屋とか揚物、饅頭、ソフトクリーム、和菓子、それによく分からないものまで色々な物を売っていますよ。 でもこれだけ観光客がいれば儲かりそうですね。


実は「岡」氏は「ういろう」が大好物


ちょっと甘味が強かったようですが、まいう〜

お目当ての「豚捨」に到着しました〜。 って店の前には行列が・・・ ちょっと並ぶのをくじけそうになりましたが、結構流れが早いので、並んでみると5分もしないで商品を受け取ることができました。 今回はコロッケとミンチカツの 両方を頂きましたが、管理人的にはミンチカツが美味かったな〜。


昔の肉屋のような味のある建物です


揚げたてなので相当にまいう〜ですよ



〜 外  宮 〜


おかげ横丁も速足で駆け抜け、駐車場に戻りました。 観光時間の残りは約50分ほど。 地図で見ると、内宮から外宮まではそんなに遠くはないようですが、徒歩で行けるのかな!? 駐車場の警備員さんに 聞いてみたら、徒歩だと1時間位かかるみたい。 ということですぐに車に乗り込んで外宮に向かいます。 駐車場から外宮までは、1回交差点で曲がっただけであとはずっと真っ直ぐで約10分位で到着しました。  外宮には無料駐車場がありましたので、ここに停めて徒歩で向かいます。 駐車場から外宮の入口までは徒歩で2〜3分です。

内宮のほうは結構賑やかでしたが、外宮のほうは人がまばら・・・ こっちはあまり人気ないのかな!? それとも順番では外宮⇒内宮でお参りするのが正しいようなので、午前中に外宮にお参りを済ませた 人が多いのかな。 でも宮内をゆったりと歩けるので空いてて良かったです。


外宮も内宮と似たような雰囲気ですね〜。 杉の木が立ち並び、静かな雰囲気です。 道幅などは内宮のほうが広かったような気がしますが、人が少ないので内宮に比べて随分歩きやすいですね。 


こちらが外宮の正宮です。 雰囲気は内宮の正宮と似ているかな。 内宮の正宮は階段を上がってお参りする感じでしたが、外宮のほうは平地でした。 今回は人も少ないので、ちゃんとお参りしていきました。

伊勢市の中心部、高倉山の麓に鎮座する豊受大神宮は、衣食住、広く産業の守護神である豊受大御神をお祀りし、古くから内宮に対して外宮と並び称されています。  今から約千五百年前、天照大御神のお食事を司る御饌都神として丹波国から現在の地にお迎えされました。 by 伊勢神宮HP


風雨を司る級長津彦命、
級長戸辺命をお祀りしている風宮


地主の神である大土乃御祖神を
お祀りしている土宮


外宮に所属する四別宮のうち、第一に位している多賀宮
なぜかここだけはお参りするのに行列ができていました。