め が ね 橋

今日は、富岡製糸場、妙義山等、見どころ満載の観光地を廻っていますが、今日最後に向かうのが「めがね橋」です。 「めがね橋」と言ったら、長崎のめがね橋を思い出しますが、今回来たのは群馬県安中市にある、 正式名称「碓氷第三橋梁」という橋です。 「碓氷峠」というのを聞くと管理人は「横川の釜飯」を思い出してしまいますが、皆さんはいかがでしょう。 鉄道に詳しい方ならばご存知と思いますが、横川駅と軽井沢駅の 間の区間は急こう配のため、普通のL特急だけでは登れない為、この区間のみディーゼル車を連結させ登っていました。 実は管理人も学生時代にL特急「あさま」に乗って、この区間を通過したことがあるんですよ。  (我々が通ったのは信越本線の新線のほうだと思いますが。。。) 大学の研究室で「日本猿」の生態について研究していたので、国分寺連合の「吉」氏や「頭」氏と地獄谷温泉に研究室の合宿に行ったんですよね〜。  そのときに通りました。 懐かしい〜^^ あの時は電車の中からの景色しか見れなかったですが、こういう風になっていたんですね〜。 (というかその当時は「吉」氏が横川駅で買ってきてくれた釜飯に夢中で外の 景色見ていなかったかも・・・^^;)




妙義山を出発するときに、車のナビにめがね橋の住所を入れようとしたのですが、橋に住所ってないのね・・・ なので旅行雑誌に書いてあったおおよその住所を入力してから出発しました。 妙義山から碓氷までは全て一般道で 向かいましたが、この周辺は信号などもほとんどないので、小一時間で周辺まで到着しました。 ただこの先はどうやって行ったらいいのか・・・ でも観光名所なんだったら途中で看板位出てるよね! ってことでずんずん進んで いくとラッキーなことに看板を発見! 無事めがね橋にたどり着くことができました〜。 この付近は妙義山に勝るとも劣らない険しい峠道。 知らず知らずの内にスピードが出てしまいましたが、急カーブをドリフトしながら 曲がっていくと(嘘)眼前にデカイ橋梁が見えました! これだ〜!! 峠道なので途中で車を駐車できるくぼみがいくつかあります。 何台か停まっていたので管理人もそこにつけました。 でももう少し登るとちゃんとした 駐車場があったみたいです。




さすが観光地ですね〜。 結構観光客がいましたよ。 車を降りて橋の方に向かいます。 橋脚の根元のレンガは歴史を感じさせます。 でもレンガに落書きが・・・ どこにでもこのようなくだらないことをする輩が いるんですねぇ。。。 ここに落書きをして何の意味があるのでしょうか・・・

レンガ作りの柱には説明文が書いてありました。 その説明によりますと「国指定重要文化財 碓氷峠鉄道施設 碓氷第三橋梁(めがね橋) 高崎〜横川間は明治18年(1885年)10月、軽井沢〜直江津間は、21年に それぞれ開業しましたが、碓氷線と呼ばれた横川〜軽井沢間は、碓氷峠が急勾配のため、路線決定に紆余曲折し、明治26年(1893年)4月開業となり、高崎〜直江津間の全線が開業しました。 横川〜軽井沢間の 11.2キロメートルは66.7/1,000という最急勾配のため、ドイツの山岳鉄道で実用化されていたアプト式が採用され、昭和38年まで走り続けました。 この碓氷線には、当時の土木技術の粋を集めて26のトンネルと 18の橋梁が造られましたが、なかでもこの碓氷第三橋梁は200万個以上のレンガを使用した国内でも最大のレンガ造りアーチ橋です。」だそうです。




橋脚の脇を通り抜けると上のほうに上る階段があります。 どうやらこの階段を上ると橋脚の上部に出られるようです。 この階段から見るめがね橋も非常に良いものです。 周囲は初夏ということで緑が豊富ですから、 レンガの赤い色と、森林の緑のハーモネーがベストマッチ! ラーメンに対するチャーシュー位のマッチ感があると思います。(意味不明??)



こちらが橋梁の上部で「アプトの道」です。

階段を上りきると橋を渡ることもできるようです。 今では線路は撤去されており「アプトの道」という遊歩道になっています。 橋梁の両側にはトンネルがあり、それぞれ横川駅や旧熊ノ平駅に繋がっているそうです。  ちなみにここから横川駅までは4.8km約70分、旧熊ノ平駅までは1.3kmで25分だそうです。 でももう足が80%以上終わっているのでやめときました^^; トンネル内はヒンヤリしており、 明らかにトンネル内とトンネルの外の空気が異なります。 個人的には涼しいほうが良いので、トンネルに入って歩きたい気分だったのですが、ちょっとお化けが出そうな雰囲気だったので、やめときましたm(_ _)m  でも結構奥のほうまで歩いている観光客もいましたよ。




こちらが旧熊ノ平駅側のトンネル。 ちょっと恐い。。。

こちらは横川駅川のトンネルの中。 大分恐い。。。

碓氷第三橋梁は碓氷川に架かる煉瓦造りの4連アーチ橋で、碓氷峠の代表的な建造物である。 国鉄信越本線横川駅〜軽井沢駅間の橋梁の一つで、同区間がアプト式鉄道時代に使われた。 設計者は、1882年(明治15年)に 鉄道作業局技師長としてイギリスから日本に招聘されたイギリス人技師のパウナルと古川晴一。 

1891年(明治24年)着工。 高崎駅と直江津駅を結ぶ路線(後の信越本線)のうち、上述の区間だけが未開通だったため急ピッチで工事が進められ、1893年(明治26年)に竣工した。  もっとも開業直後から強度不足による変形が指摘され、これに伴い翌1894年(明治27年)に耐震補強名目で橋脚・アーチ部の双方に対する大掛かりな補強工事が実施された。

その後は信越本線の電化を経て1963年(昭和38年)に新線が建設され、アプト式鉄道が廃止されるまで使用された。 全長91 m、川底からの高さ31 m、使用された煉瓦は約200万個に及ぶ。  現存する煉瓦造りの橋の中では国内最大規模であり、1993年(平成5年)には「碓氷峠鉄道施設」として、他の 4 つの橋梁等とともに日本で初めて重要文化財に指定された。 現在は横川駅からこの橋までの旧線跡が 遊歩道「アプトの道」になり、橋上の手すりや国道18号へ通じる階段などが整備されている。また、2012年3月に碓氷第三橋梁〜旧熊ノ平駅間1.2kmの延伸工事が完成し、4月1日から横川〜熊ノ平間、全長5.9 kmとなった。by wikipedia




橋の両端には山道がありまして、その山道の途中からめがね橋を眺めることもできます。 木々の間から見るめがね橋も非常に風情がありますよ。 やはり先ほども言った、レンガの赤と森林の緑のハーモネーなんだな〜。  個人的にはこの写真が一番お気に入りです。