十 和 田 湖

腹も満ちたので、ここから十和田湖散策に出かけます。 先ほどのたかさご屋さんから十和田湖までは徒歩2分です! 天気が良くて非常に綺麗に湖が見えます。 この十和田湖は火山の噴火によってできた 湖だそうですが、確かに周りを見渡すと周囲は森に囲まれています。 丁度火口の部分が湖になり、周囲がそのまま森になったって感じでしょう。 不思議なのが、所々に小さな島が点在しているんですよね。  これはどうやってできたのでしょうか。 島の中には鳥居などもあり何かが祭られてそうな気がします。 湖には足で漕ぐ白鳥号もいますし、遊覧船も運行しています。 面白いのが岸のほうは砂もあって 波もあってさながら海みたいです。 なにか南国の綺麗なビーチを想像しちゃいますね。



十和田湖は十和田火山の噴火で形成された二重カルデラ湖。 現在も活火山として指定されています。 最大深度327mは日本第三位。 流出河川は奥入瀬川。 胡桃を半分にした形をしています。

十和田湖周辺は、冷温帯林(ブナ林)や亜寒帯林(ダケカンバ林)が広がり、クマタカやイヌワシ、ツキノワグマなどの野生動物が生息しており、国指定十和田鳥獣保護区にも指定されています。  人間が魚の放流を開始する以前に生息していた魚介類は、サワガニのみと考えられています。 従って、現在生息している魚類の全てが人為放流された物とされています。 記録に残る最初の放流は、 1855年のイワナ。 1960年代に行われた調査では、ヒメマス、ニジマス、イワナ、サクラマス、コイ、フナ、ウナギ、カジカ、ヨシノボリ、スジエビ、サワガニが確認されています。

大きな噴火は、5万5000年前、2万5000年前、1万3000年前に起こったと考えられています。 十和田湖の原型は、約3万〜2万5000年前の十和田火山の大噴火と陥没(第一カルデラ)に よってできたと考えられており、東湖や西湖はこの第一カルデラの一部となっています。

さらに約1万年前に十和田カルデラの東南部で噴火によってカルデラ内部に五色岩火山が形成されました。 その後、安山岩・デイサイトを経て流紋岩を噴出するようになりました。 それに伴い爆発的噴火が 多発し火口を拡大していったとされています。 そして、5400年前の噴火で火口壁が崩壊し第一カルデラの湖水が火口に流入し、これにより中湖ができたと考えられています。

915年、十和田火山は大噴火を起こしました。 このとき毛馬内火砕流が周囲20kmを焼払ったそうです。 この噴火は過去2000年間、日本国内で起きた最大規模の噴火であったと見られています。  この噴火の火山灰は東北地方一帯を広く覆い、甚大な被害をもたらしたと推定されています。 十和田火山の噴出物は通常偏西風に乗り十和田湖の東側に流れますが、この年の噴火では十和田湖の西側に流れ、 これは夏のこの地方の気象現象であるやませが原因であると考えられています。

「十和田湖および奥入瀬渓流」として文化財の特別名勝及び天然記念物に指定されており、1936年、周辺の奥入瀬渓流、八甲田火山群と共に十和田八幡平国立公園に指定されました。  紀行文作家大町桂月はこの湖の美しさについて、「山は富士、湖は十和田湖、広い世界に一つずつ」と評しています。



十和田湖の湖面です。


遠くに見えるのは、足で漕ぐアヒル号!


遊覧船です。


十和田湖にはこのような小さな島がいくつもあります。


綺麗な砂浜!?


このアングル非常に好きです!





十和田湖畔につくちょい手前に、またまた見慣れたソフトクリームの置物が・・・ やた〜、またソフトクリームだ〜。 暑いしソフトクリームは必須ですよね!! 青森と言えばリンゴ、リンゴと言えば アップルソフトクリームです!! 一口頂きますと・・・ おーリンゴの味が口いっぱいに広がります!! でもこれソフトクリームじゃないな・・・ これもシャーベットのようなタイプだった・・・  なんだか今回の旅行は角館で食したババヘラもそうだったし、シャーベット率が高いなぁ。。。 まぁご当地ものはやっぱり食べとかないと、後で憂いも残るし、OKにしますか! ちなみにこのアップルシャーベットも まう〜なのは間違いないですよん。


こちらが「乙女の像」です。 作者は有名な高村光太郎だそうですよ。 観光ルートとしては、先ほどのお土産屋さん地帯から湖畔に入り、この乙女の像までを往復するような感じです。 片道は約10分位でしょうか。  もう少し十和田湖でもゆっくりしたかったのですが、今回は食事の時間+お土産+散策の時間を足して60分しかないので、結構急ぎ足になってしまいました。 今回の旅行は、色々なところに行けるのは いいのですが、観光地との距離が離れているため、移動に時間を取られて、あまり各地でゆっくりできないのが難点でしたね。