奥 入 瀬 渓 流

今回管理人が一番来たかった「奥入瀬渓流」にやって参りました〜。 管理人は自然の中に身を置くと、どんどんパワーがチャージされていく感じがするんですよ!  奥入瀬渓流は、十和田湖畔子ノ口から焼山までの約14kmの奥入瀬川の渓流で、十和田八幡平国立公園に属し、国の特別名勝及び天然記念物に指定されています。  渓流沿いにはいくつもの滝が点在し、この道は「瀑布街道」とも呼ばれています。 十和田湖への魚の遡上を阻止してきた魚止めの滝でもある銚子大滝をはじめとして、 阿修羅の流れ、雲井の滝等多くの景勝地があります。 渓流沿いには車道とともに遊歩道が整備されており、美しいとされる新緑や紅葉の時期は特に観光客が多いそうです。  先にふれたように、天然記念物ということで、枝一本折ったりしてはいけないそうです。(それは天然記念物でなくても同じだけどね!)

今回は14km全部を徒歩で散策するわけにもいかないので、子ノ口からバスで上流のほうまで行き一度奥入瀬渓流の全貌を見たうえで、途中Uターンして白糸の滝〜銚子大滝の間、徒歩で約30分弱の区間を 歩くという工程になりました。 もうこの水の流れ、木々の緑、葉の間から差し込む木漏れ日、そして気温31℃の高温、たまりません!!(気温だけは別の意味で。。。) ちなみに奥入瀬渓流は中尊寺や 角館といった所よりは若干暑さも和らいでいたような気がしますが、基本暑いです。。。 今回の旅行で一番涼しいと思われた地ですが、心は癒されましたが、涼は取れませんでした・・・(;_;)




いかがでしょう、この景色。 写真だと色や形は伝えられるのですが、そよ風の感覚や、水の音などをお伝えできないのが残念でなりません。 気温はそんなに低くはなっていないのですが、 この情景だけで涼しくなったような気がしてきます。 所々水に触れるようなところもあるのですが、水は温かったです・・・(;_;) 水くらい冷たくあって欲しかった・・・


こちらはバス走行中に車窓から撮影した「白絹の滝」です。 何枚かバスから写真を撮ったのですが、路面状態があまりよろしくなく、しかも走っている最中ですとなかなかいい写真が撮れません!  しかーっし! そんな中、この滝は綺麗に激写することができました。 今回見た滝の中では一番高低差があったように思います。 白い水の流れが、まさに白絹のように見えますね。 う〜ん、これも 目の前で見てみたかったな〜。


奥入瀬渓流の歩道には、ご覧のような木の橋がいくつも設置されています。 この橋の脇の丸太部分にはコケが生えていて、非常に趣深い橋に仕上がっています。 でも少し滑りますのでご注意を。 この橋から 水の流れを見ていますと、本当に心が落ち着きますね。 今日は約40分位の散策ですが、終点が近づくにつれて「もっと歩きたい!」という衝動が出てきます。 それほどにすばらしい自然なんです。


こちらは「九段の滝」と言います。 多分名前の由来は見たままなんではないでしょうか。 何本か岩に横筋が入っており、その岩肌を清流が滑り落ちます。 他の滝に比べて迫力には欠けますが、 しみじみとしたわび・さびを感じます。 結構この滝の前で写真を撮る人は多かったですよ。 ご多分に漏れず我々も1枚スナップショットを撮っておきました。 


歩道を歩いていると、ついつい下のほうばかり見てしまうのですが、視線を上げるとそこには豊かな木々の緑が広がります。 葉の隙間から来る木漏れ日は非常に気持ち良いです。 太陽を直接見てしまうと 目をやられてしまいますが、葉がいい感じに紫外線をさえぎってくれるので全然大丈夫です。 この十和田湖周辺はブナの木が多いそうですね。 どの木も幹が太く、古からここにいるんだなぁ、と 感慨深くなってしまいます。


これが今日の終点「銚子大滝」です。 奥入瀬渓流最大級の滝ですね。 横も長いですし高低差も5m位あるでしょうか。 近くに行くと、霧状になった水しぶきが非常に心地よいです。  この滝は十和田湖への魚の遡上を阻止してきた魚止めの滝とも言われているそうですよ。 そういえば十和田湖は人間が魚を放流する前まではサワガニしかいなかったそうなんですよ。  きっとこの銚子大滝が長きにわたり魚の侵入を阻んできたのですね。


「銚子大滝」で終了かと思ったら、バスが待っている場所のすぐそばに、もう一つ見どころがありました。 それが「寒沢の流れ」です。 まっすぐに落ちる滝もいいですが、 このような何段にも分かれて落ちてくる流れもいいもんですよ。 しかもこの流れのそばにいるとメチャメチャ涼しいです。 多分この旅行の中でここが一番涼しかったような気がしますよ。  今マイナスイオン150%位だと思います。 あまりの快適さに、バスの出発時刻までずっとここで座っていました。