さ〜お次はお待ちかねのJR只見線の旅です。 今回は全線乗るのではなく、会津川口駅〜会津柳津駅間の約50分間乗車します。 全線に乗ったら135kmもあるから、4時間位かかるみたいよ。
そんなに乗ってたら途中でおトイレタイムになって途中下車だね^^; 1〜2時間に一本しか走ってないから、途中下車したら何時間も待たないといけないですよ>_<
最初の行程表には90分乗車(結果的には誤記だった)って書いてあったらから、お嫁さんは本気でトイレを心配していましたよ。 たぶん途中駅も小さい駅だから、例え途中下車したとしてもトイレなんてないかもしれないしね。
実はこの只見線ってのは最近注目の路線で、テレビ番組でもよく只見線を題材にした番組を放送しているんです。 実際に旅行の1か月前には「六角精児さんの呑み鉄本線日本旅」という番組で只見線を旅する番組をやっておりました。 この「呑み鉄本線日本旅」は管理人は毎回欠かさず見ている番組なんですが、只見線を取り上げた回は、通常1時間番組のところ、1時間30分の拡大版でやっていました。 そんなこともあって、この路線に乗りに来る旅人もとても増えているんだと思いますよ。 |
バスに乗車中、どこからか忘れてしまいましたが、国道の脇に線路が見え隠れしてきましたよ。 気づいたら線路があったって感じでしたね。 これがこれから乗車するJR只見線の線路になります。 ここで列車が通ったらバッチリ撮影できたのですが、やっぱり来ませんでした^^;
JR只見線の時刻表を見ると、1〜2時間に1本って感じなので、なかなか遭遇するのは難しいですね。 でもJR只見線の線路だけでも十分に絵になる写真が撮れました。 ホントは橋梁などの写真は車を停めて撮りたかったのですが、こういうときバスツアーは不便ですよねぇ。
やっぱり自家用車の旅行が自由がきいて良いです。
只見線の会津川口駅まで向かう道路は山間部のグネグネ道でして、かつこの周囲は豪雪地帯ということで、今走っているこの国道は冬季は通行止めになるんだそうですよ。 ですが、福島県から新潟県に通り抜けできるルートはこの国道しか存在せず、 只見線が不通になっていた間、行き来もできなくなっていたそうです。 そういう意味でも全線開通は地元の皆さまの悲願だったのではないかと思いますね。 |
![]() 非電化なので線路だけがず〜っと続いています |
![]() このような橋梁がいたるところにあります |
田子倉湖を出発したのが10:20頃。 ここから約1時間で「道の駅奥会津かねやま」に到着しました。 ここの道の駅は元々の行程表には書かれていない道の駅だったのですが、もしかしたら昼食が頂けるかも!?ということで臨時に寄ってくれた場所でした。
地方に行くとこのような道の駅が各所にあるので、トイレが近い管理人にはちょうど良いですね。 この道の駅はそんなに大きな施設ではなく、食堂の席数も約50席ほどと食堂もそんなに広くはありません。
到着の30分前位に添乗員さんが道の駅に電話をして混雑状況を聞いてくれたのですが、やっぱり混んでて食堂は一杯みたい。 ということでここではトイレとお土産を購入するだけにして、先に只見線の乗車駅方面に向かうことにしました。
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![]() こちらが「奥会津かねやま」の建物です |
![]() すぐ脇には「東北電力記念館」もありました |
![]() 「奥会津かねやま」の中はこんな感じです |
![]() 地元の野菜たちがズラリと並んでいます |
昼食は食せませんでしたが、売店のほうを見ると、見慣れたソフトクリームの置物が! これがスジャータではないことを入念に確認したところ、レジすぐ後ろにアイスクリーマーの機械が置いてありました! これは間違いないでしょう!
ということで、バニラのソフトクリームを1つご注文〜。 1つ300円って最近にしては安いね。
カップにソフトクリームを盛るタイプではなく、ちゃんとコーンの上に濃厚ソフトを巻き付けてくれます。 やっぱソフトクリームはコーンのがいいよね。 まずは一口・・・ おお〜んまい〜! これはミルクの濃厚な味がするタイプですよ! これ食しておいて良かった〜。 クリームの部分はなめらかそのもの! この濃厚タイプのソフトクリームはホントにまいう〜です。 |
![]() 今回の旅行のソフトクリーム第一号! |
さ〜今回乗車する「会津川口駅」に到着しましたよ。 もっとローカルな公衆トイレのような駅かと思ったのですが、駅舎にタイルが張り付いてなかなかハイカラな駅舎ではないですか!
無人駅が多い中、こちらの駅には駅員さんも常駐しています。 また駅の中にはJR只見線のグッズ販売所もありましたよ。 管理人も物色したかったのですが、改札で並んでおかないと列車で座れなくなっちゃうので、今回は諦めました>_<
こちらの駅の所在地は福島県大沼郡金山町。 開業したのは1956年(昭和31年)と非常い古いです。 只見線は最初は電源開発専用鉄道として運用されていたんだそうですよ。 駅は島式ホーム1面2線で、ホームは只見川のほとりにあり、ホームから駅舎へ構内踏切がのびています。 構内には手動の転車台もあるんだそうですよ。 これは見たかったな〜。 |
![]() ついに会津川口駅に到着しました! |
皆さん昼ご飯を食せなかったので、大分腹が減ってきているみたい。 添乗員さん情報によりますと、駅の目の前に街のパン屋さんがあるみたい。 ということで、管理人が改札で並んでいる間に、お嫁さんはパン屋でパンを購入してきてくれました。
お店はホントに街のパン屋さんって感じで、奇をてらった難しい名前のパンではなく、アンパン、クリームパン、ソーセージパンなど、超基本のパンを安く販売しておりました。
正直ゴチャゴチャしたパンよりも、こういうほうがまいう〜だよね。 ゴチャゴチャ手の込んだパンは味が複雑すぎて、よく味が分からないもんね(バカ舌) 実際に食しますと、アンコなんて甘さ控えめでホントにまいう〜。 パンの部分もモチモチしているしね^^
これは近所に一軒は欲しいパン屋さんだね。
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![]() ちょっとオシャレでいい感じのパン屋さん |
![]() これ美味そうだけど、オイラは食ってない>_< |
![]() これも美味そうだけど、これも食ってない^^; |
ちなみに今回乗車する列車はこの会津川口駅が始発だったんですよ。 普通ならさっさとホームに行って列車のドアが開閉するのを待ちたいところですが、なんと駅員さんが昼休み中で改札が閉まってる・・・ 駅でそんなことある!?
改札が空くのは12:00とのことでしたので、それまで約20分くらい改札に並んで待ち状態です。 ようやく改札が開いたら、今度は列車のドアの前で待ち状態。 ドアが開いたらすぐに中に入らないとね。
ちなみに今日乗車する列車には我々のツアーを含めて3つのツアー客が乗ることになっておりました。 多分ツアー客だけで100人はいるね。 もちろんツアー客に加えて一般のお客さんも乗ってきます。 列車は2両編成で椅子の数にも限りがあります。 このため、改札に並ぶのが遅れると席に座れない可能性も高い状態だったんですよ。 実は先ほどの「道の駅奥会津かねやま」ではこれから只見線に乗る予定のツアーバスが我々のバス含めて3台停まっていたんです。 でも我々の運転手さんと添乗員さんが機転を利かせてくださいまして、他のツアーバスよりも前に駅に到着するように予定よりも早めにバスを出してくれたんです。 これにより、どのバスよりも早く駅に到着し改札に並ぶことができました。 実際に我々のツアーの皆さんは全員列車で着席することができましたが、後から来た他のツアー客は乗車中ずっと立ちっぱなしになっておりました。 管理人とお嫁さんだけだったら立っても全然いいけど、ご両親が50分立ちっぱなしはさすがにかわいそう。 ホントにバスの運転手さんと添乗員さんには大感謝です。 |
![]() 正面が駅の改札になります。まだ閉まってる |
![]() ホームを見ると我々が乗る列車が停まってます |
改札が開いてホームまで来ましたよ。 まだ列車のドアが開いていないので、ホームの列車のドアの前で開くのを待機しています。 その間に管理人は先頭車両の写真を激写しに参りました。 現在JR只見線で運航しているのはキハ110系のようですね。
昔の資料を見ると、管理人の大好きなキハ40系の気動車が走っていたようです。 現在のキハ110系は東京や神奈川ではあまり見かけない車輛なので非常に趣深くてよいですね。 車輛のデザインも何か国鉄時代の雰囲気を漂わせていると思っていたのですが、
調べてみると運用開始は1990年とのことですので、そんなに古くはないみたいですね。 先頭車両は緑と薄緑のカラーリング、そして2両目は旧国鉄色のあずき色です。 このあずき色の気動車好きなんですよね〜。
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![]() キハ110系列車 これいいね〜 |
![]() 会津川口駅の駅名標 これもすごくいい! |
![]() 会津川口駅のホームの様子 |
![]() 只見川とキハ110系のコラボレーション |
![]() 車内の雰囲気はこんな感じです |
定刻になりまして列車のドアが開きました! みなさん、我先にボックスシートを奪いに行きます! ・・・あ〜〜残念、すんでのところでボックスシートが埋まってしまいました。 ということでボックスシート横のロングシート部分に4人腰かけました。 対面の景色も見えるし、まぁこれでもいっか^^;
と思ったのですが、後から後からツアー客が入ってきますよ。 さっきの道の駅で停まっていたバスの客だね。 あっという間に車内は大混雑。 朝の通勤時間帯の京浜急行と同じ位ですよ。(東急田園都市線ほどは混んでません) やっぱり座れてよかった〜。 改めて運転手さんと添乗員さんに感謝です。
正面の窓から景色が見えると思ったのですが、車内混雑のため、正面は立ちんぼの客しか見えなくなりました・・・ この混雑だと車内を移動しながら写真を撮るのは難しいですね・・・ しょうがないので、後ろを振り返りながら写真を撮っておりましたが、もう最近身体が固いから、振り返ると腰と背中の横当たりがつっちゃって・・・>_< |
![]() 他のツアーバスが到着したらメチャメチャ混んだ・・・ |
定刻通りに列車が出発いたしました! ガロガロガロというデーゼル特有のエンジン音が心地よいです。 でも車両が新しいからなのか、思ったほどディーゼルエンジンの音は車内に響いてなかったような気がしますよ。 最近の車両は車内も静かになってしまって、レールの音とかエンジンの音とか、いろんな鉄道の音を楽しみたい人には物足りないですよね。
管理人はそこまではこだわってはいませんが、ディーゼルの音はもう少し大きく聞こえてほしかったなぁ。
出発直後から後ろを振り返りながら常に車窓の写真を撮っておりましたが、どうやらお隣のお嬢さんも同じタイプの方らしく、同じ感じで一部始終振り返りながら写真を撮っておりました^^ 女性の方でしたが、これは完全に仲間だね。 写真は何十枚も撮れたのですが、列車の窓が汚れてて汚い・・・ これじゃぁ窓のガラスにレンズをピッタリつけないと綺麗に撮影できないですよ。 洗車機通してから来てほしかったな〜。 |
![]() 定刻通りに出発!只見川に沿って走り出します |
只見線の見どころの1つは、橋からの景色でしょう! 実は今朝ホテルを出てバスに乗る際に添乗員さんが、列車からの撮影ポイントとそのポイントの通過時刻を書いたメモを全員に配ってくれていたんです。 只見線は川に沿って走る列車なのですが、所々に橋梁がありまして、そこを超えるときに非常にきれいな景色を見ることができるんです。
列車の運転手さんも景色がよい場所を知っているので、橋梁にさしかかるとわざとスピードを落としてくれるんですよ。 これはローカル線ならではのサービスですよね。 只見線は通常運転時もそんなにスピードは出しておらず、体感では出てても60km/h位なんじゃないかなと思います。
なので通常でも写真は撮りやすいのですが、橋梁を通過するときは多分時速5km位にしてくれているんじゃないですかね。 人が小走りに進むくらいね。 このため、いつもはカメラの画面越しにしか景色を見れないですが、今回は自分の眼球でもしっかり景色を見ることができました。
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![]() 一番最初に見えた橋梁からの景色です |
![]() 橋の鉄骨も一緒に激写!! |
![]() 第三只見川橋梁からの景色です〜 |
![]() こちらは第一只見川橋梁からの景色 |
先ほど乗車した会津川口駅は有人駅で駅舎もしっかりした建物でしたが、途中の駅は公衆便所と見間違うような小さな駅になっていますね^^; まぁ地方のローカル線に乗ると、ほとんどこういう駅ですけどね。 日常で混んでいる駅ばかり行っていると、田舎のこういう駅が良くなるんですよね〜。
ほとんどの駅が無人駅のため、列車は2両編成ですが、乗り降りは先頭車両全部のみで行います。 バスみたいなワンマンカーね。 今回は乗客があまりに多かったので、乗車駅や下車駅ではすべてのドアを開けてくれましたが、いつもはバスのように先頭車両で運転手兼車掌さんに料金やキップを手渡します。
こういうの自分でもやってみたいよね〜。 本当なら気の向くままに小さい駅に降りて、鉄道ひとり旅をしてみたいと思っておりました。
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![]() 「会津川口駅」の次の駅「会津中川駅」 |
![]() JR只見線の全線運転再開記念の横断幕 |
![]() 「早戸駅」駅舎がホントに公衆便所みたい |
![]() 「会津西方駅」 出発して丁度30分経過 |
特に橋梁付近や山間を走るときは紅葉のシャッターチャンスといえるでしょう! ただ、この場所は昨日行った奥只見や朝に行った田子倉湖ほど標高が高くないためか、只見線沿線の紅葉は今一つ。 まだ緑色した木々も多く残っておりました。 まぁ正直紅葉は昨日と今日で十分に堪能したので、只見線は純粋に鉄道に乗ることに集中したいと思います。
ただ紅葉はしてなくても景色としては最高ですよ! 福島県の山間の田畑や川、民家、山々等々。 どれをとっても良い景色ですよ。 駅や線路と並行に走る道路などでは地元の方が、只見線の列車に向かって手を振ってくれます。 それを見て列車の乗客も手を振り返す人が多いです。
もちろん管理人も背中と腰の横の部分がつりながら手を振っておりました。 やはり11年も不通だった路線が復活して、観光地として色々な人が来てくれるのが嬉しいとテレビ番組でも言っていましたが、沿線にお住いの皆様のそういう気持などを考えると、手を振りながら涙が出てしまいそうになります。
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![]() 紅葉Part1 |
![]() 紅葉Part2 |
![]() 色々なところで皆さん手を振ってくれます |
![]() ここでも手を振ってるけど小さすぎて見えない |
列車に揺られること約55分。 今日は乗客が多く、乗り降りに時間がかかっているからか、時刻表よりも5分位遅れていたような気がしますね。 ただ本数が1〜2時間に1本位しか走っていないので、ちょっとくらい遅れても特に問題はないんだと思いますね。
我々のツアーもほかのツアーも皆さんここの「会津柳津駅」にて下車しました。 こちらの駅は乗車した会津川口駅よりも大分小さな駅ですが、駅員さんはいらっしゃったような!? もしかしたらツアー客のために来てくれたのかもしれません。
こちらの駅の外には観光バスが数台停められるスペースがありますし、会津川口駅からの時間もちょうどよい位ですし、ツアーとしては丁度良い場所なのかもしれませんね。 ホントは駅舎の外観も撮影したかったのですが、残念ながら駅舎は改修工事のため養生されておりました>_<
旅行に行くと最低1つは工事中あるよね^^;
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![]() 「会津柳津駅」に到着しました。 |
![]() 「会津柳津駅」の駅名標はこちら |
![]() もう一度後ろの車輛を激写! |
会津柳津駅の改札を出ると、外にはとてもレトロはボンネント式のバスが停車していました。 実はこのバスは、我々が乗った只見線と途中並行して走っていたんですよ。 並行して走っている間は、バスの運転手さんもこちらに向かって手を振ってくれておりました。
こちらのバスは会津柳津駅から観光案内所、道の駅などを無料で周回してくれるバスなんだそうですよ。 しかしボンネットのバスなんてよく残っていましたよね〜。 個人的にはこういうレトロな乗り物は大好きですので、こちらもバシャバシャ写真を撮っておりました。
ホントはボンネットバスの最前列に乗車してみたかったですが、今回は残念! 観光バスのほうに乗り込みました。
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![]() ボンネットバスの前方 背景は工事中の会津柳津駅の駅舎・・・ |
![]() ボンネットバスの後方 昭和44年号だって。製造年!? |
ボンネットバスをお見送りした後に、観光バスに戻ろうとしますと、なななんと! 蒸気機関車のC11が展示してあるではないですか! C11は大井川鐵道や東武鉄道でも走っている、蒸気機関車としては結構メジャーな車輛です。
動輪は3対、石炭は機関車と一体化した炭水車が特徴的です。 規格の低い路線でも使用できるように軸重軽減と固定軸間の短縮が図られているのでC62やD51などに比べても大分小型になっています。
現在は色々な場所で復活していますので、どこかで現役のC11にもお目にかかれるかもしれません。
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![]() C11の244号機が展示されていました |