タケヤ味噌・片倉館

いや〜なんとか諏訪大社の2社4宮の全てにお参りすることができました。 最後の上社前宮を出発したのが15:15位でしょうか。 まだホテルのチェックインの時間には早いですね〜。 もう一回諏訪湖湖畔に戻って後回しにしていた場所を回ってみましょうか。  実は、午前中に行きかけた観光地もあったんですよ。 それは「片倉館」という施設。 こちらは温泉なんだそうですよ。 この施設の建物が非常に歴史あるものだということで観光地になっているんだそうです。  あともう1つ、この片倉館のそばには味噌で有名な「タケヤ味噌」の工場があるんです。 まさに信州味噌ってやつですね。 ここにも味噌の直売所があるようですので、ここも立ち寄ってみたいと思います。


〜 タ ケ ヤ 味 噌 会 館 〜


諏訪大社の上社前宮を出発し、タケヤ味噌会館に到着したのは15:45頃。 湖岸道路は大分車で混んでいましたよ。 まぁ4連休だからね^^; 湖岸道路を走っていると、大きな「タケヤ味噌」の看板が見えてきます。  今回ご来店した「タケヤ味噌会館」は、タケヤ味噌の工場の横に併設されています。 

タケヤが商売を始めたのは明治初期だそうです。 そして麹作りを始めたのは昭和初期なんだそうです。 昔は味噌ってのは買うものではなく、自分で作るものだったんだそうですよ。  「手前みそ」という言葉がありますが、この語源は、各家庭が自分で味噌をつくり、わが家の味噌が一番だと自慢したことにあるといわれているんだそうです。 でも味噌を作るってのは大変なんだそうですよね〜。  麹を作って、つぶした味噌玉と混ぜて桶に仕込み、春から秋まで熟成させるという工程なんだそうです。 タケヤ味噌では歴史的な経験を大切にしながら、近代的な技術を組み合わせて、生産は行われているんだそうです。



タケヤ味噌会館は2001年に開業しました。 中には販売のコーナー、飲食コーナー、絵の展示室などもあるようです。 販売コーナーでは、色々な種類の味噌を売っていますよ〜。 試食もありましたが、さすがに新型コロナウィルスが気になって、 試食はできませんでしたね。 しかも管理人は高血圧なので、味噌なんてばかばか食べたら、血圧がまた200超えちゃいます>_< 売っている味噌はプラスチックの容器に綺麗にパッケージされたものもありましたが、「樽出し」という美味そうな味噌がありましたので、こちらをご購入〜。  あとお嫁さんは味噌が練りこまれたクッキーも買っていましたよ。 ちなみに管理人は帰宅後も食していません。 今日は飲食コーナーはやっていなかったのですが、なんでも通常営業のときは味噌が入ったソフトクリームも売っているんだとか。  以前、小豆島に行ったときは醤油味のソフトクリームを食したのですが、やっぱり甘いソフトクリームに醤油混ぜたらあんまり美味くないよね>_< 多分ここの味噌ソフトクリームも・・・ (あくまで個人的な感想ですm(_ _)m)


〜 片  倉  館 〜





タケヤ味噌会館の次にやってきたのは、すぐそばにあった片倉館です。 なななんと、こちらの建物は国の重要文化財に指定されているんだとか。 なんと諏訪には重要文化財が多いことでしょうか。  片倉館は、大正から昭和の初期に日本における輸出総額の約4割が絹製品であったシルクエンペラーと称された片倉財閥により地域住民に厚生と社交の場を供するため1928年(昭和3年)に竣工され、 それを運営する(財)片倉館が1929年(昭和4年)に設立されたんだそうです。 なんとも立派で歴史を感じる建物ですよね〜。

またこちらの建物の中は温泉になっているんですよ。 なんでも「千人風呂」と呼ばれているそうです。 千人同時に入れるってことでこの名前がついたそうです。 ここは以前映画であった「テルマエロマエ」でのロケ現場としても使用されたそうですよ。  こちらのお風呂は、湯舟の深さが1mもあるそうです。 結構深いですね〜。 浴槽の足元には玉砂利が敷き詰められていて、健康のために風呂の中を歩いている人もいるんだとか。 なかなか変わった温泉ですね。 今日は汗がビショビショではあったのですが、 やっぱり公衆浴場は新型コロナウィルスが怖い・・・ ということで外から眺めるだけにしておきました。



温泉には入らなかったのですが、温泉のある施設のすぐ隣の建物の中を見学できることが判明!! 当時使用されていたものや、ここを訪れた偉人の書なども展示されていました。

日本の代表的製糸業者「片倉一族」は、自らの発展は「日本の国土と国民からの恩恵によるもの」とする考えに基づき、利益の国土への還元と多くの社会貢献事業を行ってきました。  その中の1つとして昭和3年(1928)に、地元の人々の福祉施設として温泉施設を建設し、片倉館が生まれました。 建物は日本の浴場では当時としては稀な西洋風に設計され、尖塔と煙突、傾斜の強い屋根は非対称の美を表現し、 ヨーロッパの古都を思わせます。 また内部には動物意匠の装飾、ステンドグラスのはめ込みなど、童話風の趣があります。 建物の基礎は湖畔の軟弱地盤に適する工法が採用され、今日まで耐震性の強さを証明しています。  設計者は奇才と言われた森山松之助で、台湾総督府などの建築を手がけた昭和初期の建築家です。