諏 訪 高 島 城

ちょっと観光時間は短かったですが、立石公園でまずは諏訪湖を一望することができました。 そうこうしているうちに、高島城の開館の時間になりましたよ。 立石公園から高島城までは車で約15分でした。  まずは城の周りをグルリとして駐車場を探したのですが、コインパーキングが見当たらない・・・ 大体城の周りにはコインパーキングがあるもんなんだけどなぁ。。。 ふと見ると、城のすぐ横に諏訪市役所がありまして、 ここに無料駐車場があるではありませんか!! ラッキー^^ まだこの時点では諏訪湖周辺では駐車場がみんな無料なんて知らなかったら。  諏訪市役所の駐車場から高島城は道路を挟んで反対側。 一番近い入口までは徒歩3分ですよ。 でもやっぱり城に来たときは正門から入りたいですよね〜。 ということで駐車場から正門に歩き始めたのですが、 それでも5分位で正門に到着しました。 敷地としては割と狭い感じでこじんまりとした感じなんですね〜。



日根野高吉が築城の適地とした高島は、当時諏訪湖畔に島状を呈していたと思われる場所で「浮島」とも呼ばれ、ここには主に漁業を営む村落があったことが記録に残っています。  高吉はこの村をまるごと移転させて高島城を築いたといわれています。 完成当時は、城のまわりは湖水と湿地に囲まれ、あたかも諏訪湖中に浮かぶようであったので、別名「諏訪の浮城」と呼ばれました。  城の北側には城下町(兼甲州道中上諏訪宿)が設けられ、城下町から城までは一本の道しかありませんでした。 城は、北から衣之渡郭、三之丸、二之丸、本丸が一直線に並ぶ「連郭式」と呼ばれる形態です。  本丸には三層三階の望楼型天守が建てられましたが、天守をはじめ主要な建物の屋根が瓦葺きではなく柿葺きだったことも、高島城の大きな特徴です。  湖畔の軟弱地盤で重い瓦が使えなかったからとか、寒冷地である諏訪では瓦は凍み割れてしまうからとか言われていますが、はっきりしたことはわかっていません。 by 諏訪高島城HPより

ちなみにここ高島城は、続日本100名城の1つに数えられると共に、島根県の松江城、滋賀県の膳所城とならび、「三大湖城」にも数えられています。 本HPの「三大〇〇」や「100名城」のコーナーも1つ埋まりました^^





諏訪湖市役所の無料駐車場を出ると、目の前にお堀と石垣を見ることができます。 お堀は市役所側と城の正門側のみとなっており、その他は普通の道路になっていました。 でも石垣についた藻などが歴史を感じさせますよね〜。  この石垣や塀は全てではないですが、築城当時の物がそのまま残っている部分もあるそうです。 

高島城の正門にあたる「冠木門」に近づくと、手前に「角櫓」、その奥に「冠木橋」、更にその奥に「天守」が見え、とてもすばらしい景色を見ることができます。 こういう景色のコンビネーションはあまり他の城では見れないかもしれませんね!





なんと珍しいことか、道路を歩いていると直接天守を見ることができるんですよ。 城の天守って本丸の中心部に建てられていることが多いので、道路から直接見れることってあまりないのですが、もしかしたら残っている高島城の敷地が本丸で、 この周りに更に二の丸、三の丸があったということなのかもしれないですね。

天守を見ると、珍しいなと思うのが、天守の壁が板張りなんですよね。 また色も木の色そのままですよ。 城の壁って白や黒に統一されているものが多いと思うのですが、なかなか木の色をそのまま使用した城って少ないような気がするんですよね。  まぁこの天守も建て直したものなのですが、でも個人的にはこの色合いは良いと思いますよ。





さ〜、お堀の外側から天守の写真を激写しまくりましたので、そろそろ中に入ってみましょうか〜。 入口は冠木橋を渡っていきますよ〜。 この橋を渡りきると冠木門が現れます。 こじんまりとした門ですが、なんとも味わいのある作りですね。  周囲の木々や石垣との組み合わせもとても良い雰囲気を醸し出していますよ。 石垣と門だけというのも良いですが、こういう自然と一体化した雰囲気もとても良いですね。 この門の両脇の石垣上に「武者溜り」というのがあるそうですが、それも特徴の一つとのことです。  いや〜まだ中にも入っていないですが、なかなか良い城に仕上がっているではありませんか〜。





冠木門をくぐり抜けますと、目の前には見事な庭園が広がっていました。 広さはそんなでもないですが、非常に綺麗に整備されていますし、ゆっくり散歩するには非常に良い景色です。  この庭園の場所には本丸御殿の建物が立ち並んでいたそうです。 その一角にあった能舞台は現在市内の温泉寺の本堂として移築されているんだそうです。

庭園をさらに先に進みますと、神社のような鳥居が見えてきますよ。 この神社は「諏訪護国神社」というそうです。 すごく古めかしくて、こちらも歴史を感じますね。  この神社は明治35年に諏訪招魂社として設立され、明治〜昭和の戦没者を祀っているんだそうです。



さ〜庭園も散策しましたし、それでは天守に行ってみましょうか。 天守の中はお約束の史料館になっています。 各階の展示物は以下の通りです。
 1階:諏訪の伝統行事や郷土に関する企画展示コーナー
 2階:高島城ゆかりの資料を展示する資料館
 3階:かつての城の堀だった諏訪湖や、富士山の景観も見ることができます

〜 1  階 〜

チケットをご購入〜 1人310円です。


それでは入口から御入城〜^^


藩主の家紋と諏訪大社の神紋は同じなんですね


諏訪大社ゆかりの品が多く展示されていました

〜 2  階 〜

お約束の火縄銃、大筒もありました


こちらもお約束の薙刀


藩政にかかわる公文書なんだそうです


お家騒動の貴重な史料です

〜 3  階 〜

天守から庭園方面をのぞむ



正面が諏訪湖なんですが
曇っててあまり見えない。。。