丸  亀  城

あっという間に旅行最終日になりました。 お世話になった東急REIホテルを出発したのが9時過ぎ。 最終日の最初の目的地は丸亀城です。 丸亀城は高松市のお隣の丸亀市にあります。 今日も愛車のカローラで一路丸亀城に向かいます。  高松から丸亀までは、高松自動車道という自動車専用道路が通ってましたので、てっきりそこを使って行くのかと思っていましたが、ナビに丸亀城を入力すると、ずっと国道を走るルートが表示されました。 多分国道11号線を走ったんだと思いますが、 高松市街を抜けると高速道路状態に。 信号もないし2車線道路の広い道がずっと続きます。 確かにこんな道があるんだったらわざわざお金を払って有料道路に乗る必要はありませんでしたね〜^^ 結局今回の旅では有料道路は1回も使いませんでした^^

さてさてそうこうしているうちに、丸亀城が近くなってまいりました。 丸亀城はJR予讃線の丸亀駅からすぐ近く。 丸亀城の周囲は市役所や裁判所、税務署などの公共施設や、大きな病院や学校が建ち並んでおり、その中心に位置しています。  きっと丸亀城は、市のシンボルになっているんですね〜。 丸亀城のすぐそばに大きな公園がありまして、そこに無料駐車場がありましたので、ここに駐車して丸亀城に向かうことにしました。 駐車場から城までは徒歩3分。 もう目の前です。  いや〜丸亀城楽しみだな〜^^






〜 大 手 二 の 門 〜




さ〜丸亀城に到着しました。 丸亀城はお堀に囲まれておりまして、橋を渡ると「大手二の門」がお出迎えしてくれます。 垂れ幕にある家紋は丸亀城の城主であった「京極氏」の平四つ目結の家紋です。 ちなみにお城などに行くと「大手」という言葉をよく耳にしますが、これは城の正面を指す言葉です。

丸亀城は標高約66mの亀山に築かれた平山城で、別名亀山城と呼ばれています。 本丸・二の丸・三の丸・帯曲輪・山下曲輪があり、東西約540m・南北約460mのうち内堀内の204,756m2が史跡範囲です。  「石の城」と形容されるその名のとおり、丸亀城は石垣の名城として全国的に有名です。 大手門から見上げる天守は威厳に満ち、夕暮れの天守は優しさをまとって、心を和ませます。  400年の時を経た今日でも決して色あせることなく、自然と調和した独自の様式美をはっきり現在に残しています。 (財)日本城郭協会が選定した「日本の100名城」にも選ばれ、花見や散歩など市民の憩いの場として親しまれています。 by 丸亀市HPより



こちらが丸亀城のお堀です。 今日は風が全然なかったので、お堀の水面も非常に静かです。 水が鏡のようになって、綺麗な石垣を映し出しています。 しかし石垣の名城と呼ばれるだけあって、ホントに綺麗に石垣が積まれていますね〜。


〜 大 手 一 の 門 〜




大手二の門をくぐり向けますと、すぐ右手に大手一の門が姿を現します。 写真は両方とも大手一の門ですが、左側の写真が表側、右の写真が裏側になります。 門の上部は物見櫓のようになっており、上部の窓から大手二の門のほうを見下ろすことができます。  戦になったときは、この窓から鉄砲や矢を放ったのでしょうか。 この大手一の門の上部部分は、無料公開されていました。 

大手一の門は、ひとかかえもある大きな柱や梁でしっかりと組まれ、大手の正門らしい威厳と風格を備えた櫓門です。 東側には、出陣に際し武者を一堂に集めた桝形があります。  丸亀城の桝形は、他には見られないほど大きなものです。 大手一の門は、寛文10(1670)年頃に建築され、藩士が太鼓を打ち、刻を知らせていたことから”太鼓門”とも呼ばれています。 by 丸亀市HPより


大手一の門の上に入口があります。


中はこんな感じ。 ちゃんと太鼓もありました。


中には色々な資料が展示してあります。


大手一の門から大手二の門を見た風景です。





大手一の門を通り過ぎると、広場やお土産屋などがあります。 そして例のごとく顔出しのやつがありましたので、お嫁さんを中に入れてパシャリ。


〜 見 返 り 坂 〜

さ〜それでは城に向かいましょう〜。 顔出しの場所から天守までは延々と坂が続きます。 まずは最初の坂「見返り坂」を上っていきます。 結構傾斜のある坂で、早くも足が終わってしまいそうです。  全然関係ないですが、坂の写真の右側に写っている方は外国人の方だったのですが、実はこの後、高松城でもこの方に会いました。 外国人でも城好きがいるんですね〜^^ なんだか親近感を覚えます。  また城内を歩いて入る方々は、どうやら地元の方々がほとんどみたいで、市民のウォーキングコースにもなっているみたいですね。 この坂を毎日歩いて入れば足腰鍛えられそうですよ^^

そして見返り坂を上っていると、右手に見事な石垣が見えます。 この真上は三の丸になりますが、相当に高いですよ。 なんでも20m以上あるとか! 石垣は、野面積みと端整な算木積みの土台から、頂は垂直になるよう独特の反りを持たせる「扇の勾配」となっているんだそうです。



〜 三 の 丸 〜

見返り坂を登り切り、更に右に曲がるとまた急坂が・・・ この坂も結構な急勾配でしたよ。 前に歩くよりも、後ろ向きに歩いたほうが楽でした。 そして大分苦労しましたが、やっと三の丸に到着しました〜。  三の丸は結構広い広場になっておりまして、展望台らしきものもありました。 もしかしたら櫓の跡なのかもしれませんね〜。

三の丸は海抜約50.5mの平地です。 東南隅に巽櫓の跡があります。 巽櫓は土器川の東と城の南方は旧高松藩領で、をれを見張る櫓でした。 月見によい位置であったことから月見櫓とも呼ばれたそうです。



瀬戸大橋が見えましたよ!

平野にポツンと見えるのが讃岐富士


〜 二 の 丸 〜

更に三の丸を通り過ぎ、上の方に上りますと二の丸に到着します。 現在、二の丸には桜が植樹され、市民の憩いの広場となっています。

この広場の真ん中に二の丸の井戸があります。 この井戸は直径が1.8m、絵図によると深さは約65mと記され、日本一深い井戸と言われています。 丸亀城で最も高いところにあり、現在も水を湛えている。 また石垣を築いた羽坂重三郎が 敵に通じるのを恐れたお殿様により、この井戸の底に入っている間に石を落とされて殺されたという伝説が残っているそうです。




12月だというのに桜が咲いていました。 春に咲く桜と品種が違うのかな!?


〜 本   丸 〜




ついに本丸にやってきました〜。 本丸には、天守のほかに隅櫓(すみやぐら)・渡櫓(わたりやぐら)・土塀(どべい)が石垣上に巡っていました。 礎石、排水路が一部復元されています。

二の丸から本丸に向かう坂を上っている最中から天守が見えてきます。 何かを修理中らしく、残念ながら一部に足場が組まれていましたが、さほど気にならない程度なので良しとしましょう。  天守は高さが約15mあり、三重三階の造りで、全国に12しか残っていない木造天守の1つです。 四国に残る木造天守の中で、最も古い万治3(1660)年に完成しました。 唐破風や千鳥破風を巧みに配置し、北側には石落しや素木の格子を付け、意匠を凝らしています。

しかしこの天守とても小さいですね〜^^; なんだか都心にあるような3階建て物件のようですよ^^; それもそのはず、この丸亀城は一番小さい天守で有名なんですって。 これから天守の中に入ってみますが、本当に狭かった>_<






さ〜それでは早速天守の中に入ってみましょう〜。 今日は中学生なのか高校生なのか分かりませんが、修学旅行生の団体がいたんですよね〜。 でも生徒さんはとても礼儀正しくすれ違う時には皆さん挨拶をしてくれます。  地方の子達は擦れてなくて良いですね^^

入場料は200円ととてもリーズナブル。 入口でチケットを購入し、靴を脱いで中に入ります。。。 でも1階からして狭い〜〜〜^^; 


2階には所狭しと展示物がありました。


柱の感じは結構古そうだけど、昔のままなのかな〜


ひゃ〜ここの階段もかなりの傾斜ですね〜


最上階です。管理宅リビングより少し広いくらい


天守内には歴代京極家の藩主の家系図や、火縄銃、兜など様々な展示物がありましたが、数はそれほど多くはありませんでした。 でも個人的には展示物よりもやはり現存天守ならでは城の佇まいが一番興味深いですね〜。










天守の最上階からの景色です。 さすが日本一の高さをほこる石垣に建てられた天守から見る景色は絶景ですね〜。 平地が多いので大分先のほうまで見渡すことができます。 







〜 玄 関 先 御 門 〜

天守を満喫しましたので、そろそろ次の観光地に向かいますか! っとその前に、城内地図を見ると、資料館ってのもあるみたい。 でも時間的に寄っている時間がないので、旧藩主居館の表門だった「玄関先御門」を見てから移動することにしました。  この玄関先御門はお城の門としては珍しい薬医門形式なんだそうです。