醤 の 里(ひしおのさと)

エンジェルロードのお次は「醤の郷(ひしおのさと)」に参ります。 エンジェルロードが小豆島の西側にあり、醤の郷は東側にありますので、移動は西から東まで横断する感じ。  それでも約30分ちょっとで醤の郷に到着しました。 やっぱり信号がないのって時間も節約できるし、ガソリンも節約になりますね〜。

さて小豆島といいますと、前にもご紹介したオリーブが有名なのですが、それと並んで有名なのが醤油なんです。 小豆島の東の方には「醤の郷」と呼ばれる地があります。  ここにはいくつかの醤油蔵が操業していまして、工場や資料館などもあります。 「マルキン醤油」「ヤマロク醤油」「ヤマサン醤油」等々。 どの醤油蔵も頭に「ヤマ」がつくのは偶然なのでしょうか!?  更には「醤油ソフトクリーム」といったご当地ソフトクリームもあるんですって。 どの醤油蔵も樽を使った昔ながらの製法で、長い年月をかけて小豆島醤油を作っているんだそうです。  今回はその中でも「マルキン醤油」さんの記念館にお邪魔しました〜。 ちなみにこちらの記念館のすぐ目の前には醤油工場がありまして、職人さんが一生懸命働いておりました。



こちらがマルキン醤油さんの記念館です。 車を降りた瞬間から醤油の香ばしいかほりがしてきます。 本当にこの周辺に醤油のかほりが漂っているんですよ。 まさしく醤の郷に相応しい雰囲気です。 さ〜それでは早速記念館に入ってみようと思いますが、 その前に、マルキン醤油さんのご紹介です〜。 マルキン醤油のHPからこの記念館の説明を引用させていただきます。

「マルキン醤油記念館」は1987年に丸金醤油の創業80周年を記念して、大正初期に建てられた工場のひとつを記念館として改装開館しました。  諸味からしょうゆを搾り出す圧搾工場だったこの建物は、合掌造りとしては国内最大規模を誇るもので、1996年に国の登録有形文化財に指定されました。 記念館に隣接した「物産館」では、天然醸造蔵の木桶で仕込んだ「初しぼり生」しょうゆを使ったオリジナルの「しょうゆソフトクリーム」を販売しています。




こちらの記念館は普段は有料なんだそうですが、何故か今日は無料開放と書かれていました。 ラッキ〜^^ それにしてもこれまで醤油の工場ってのはあまり行ったことがないので、どのように醤油が作られているのか非常に興味がありますね。  まず入口を入りますと、大きな部屋がありまして、そこには色々な説明が書かれたパネルが並べられていました。 例えば、醤油造りの工程や、マルキン醤油さんの歴史等です。 また江戸時代から昭和初期に実際に使用されていた帳面なども展示してあります。







更に奥に進みますと、「大桶のトンネル」が現れます。 この中を通り抜けると実際に醤油造りで使用していた道具などの展示場に参ります。 ちなみに「大桶のトンネル」の桶自体も実際に使用されていたそうです。  この桶の中をくぐると桶の内側からも醤油のかほりがするんですよ。 やっぱり長年使っていたんでしょうからかほりが染み付いているんですね〜。

この桶は30石(約5.4キロリットル)の諸味(もろみ)を造ることができ、その諸味からは5キロリットル近いしょうゆ(1リットルのペットボトルで約5,000本)が搾られるんだそうです。



大桶をくぐり抜けると、そこには昔に使用していた道具類がズラリと並んでいます。 


昔っぽいポスターですね〜


生醤油を熱して整える「火入釜」


醤油を熟成させる大桶

醤油に欠かせない麹をつくる麹室


記念館の中には遊び心もあるんですよ。 まずは写真をご覧ください。 樽の上にキャラクターがいるように見えますよね〜。 実は樽の部分は本当に樽が床の上に置いてあるのですが、樽の上にいるイメージキャラクターは、床にペイントされているんですよ。  そしてこの角度から遠近法を使って撮影しないと3D風に見えないようになっています。 




記念館のそばには土産屋がありまして、ここでマルキンさんの醤油を購入することができます。 そして〜! ここでしか食することができない「醤油ソフトクリーム」を売っているのです〜!  実際に食してみますと、ホントに醤油の味がしますよ。 でもちょっと個人的には醤油を効かせすぎかな!? とも思いました^^; だって甘いのと醤油のしょっからさがバランス悪い感じなんですもん。。。  もう少し甘味のほうに振ってくれたほうが良いような気がしますよ。 なんだか微妙〜(爆)


土産屋さん


土産屋の横に置いてあった醤油桶


醤油ソフトクリームです〜