寒  霞  渓

小豆島に上陸し最初に向かったのが「寒霞渓(かんかけい)」です。 寒霞渓はロープウェイで切り立つ渓谷を登っていくんですが、不思議なことに山麓と山頂の両方に車で行けるんです。  普通は車で行けるのは山麓だけで山頂にはロープウェイでしか行けないってのが多いと思うんですよね〜。 じゃないとロープウェイの意味ないもんね。。。 でもこういうパタンのときはロープウェイならではの景色を拝めるってことでもありますので、 今回は山麓に車を停めて、ロープウェイを利用して山頂に向かうことにしました。

こちら寒霞渓は観光誌のるるぶやまっぷるにも掲載されている小豆島一番の観光地ではないかと思います。 予想に反して今日は天気が非常に良いので景色が良く見えると思いますよ〜。 



〜 寒霞渓ロープウェイ 〜

池田港から車で30分弱で寒霞渓の山麓にある「こううん駅」に到着しました。 事前調査では山麓にある駅と記されていたので、普通の町並みと同じような高さから出ているのかと思ったら、結構車で山を登りましたよ。  調べてみると「こううん駅」は標高295mとのこと。 結構高いところからロープウェイが出てるんですね〜。 乗り口のそばには「さるに注意!」と看板がありましたが、遭遇することはできませんでした。

今日は平日の10時頃ということで駅には観光客は一人もいませんでした。 正に貸切状態。 小豆島の他のところでは観光客がいましたが、全体的に人が少なかったかな〜。 外国の方も中国の方と思われる団体が数組いただけでした。






駅の窓口で乗車券を購入してロープウェイに搭乗します。 ホントに観光客は誰もおらず、職員の方と我々夫婦の3人だけがロープェイに乗り込みました。 ロープウェイは40人定員とのことで、ごく普通に見かけるロープウェイでした。  誰もいないので、360度景色を見放題ですよ〜。 ちなみに帰りも誰も乗ってなかったので、独り占め状態でした。 ラッキ〜^^







駅に到着してすぐに出発してくれました。 というか我々しかお客さんいないから。。。 でも一応時刻表はあって12分間隔で運行しているそうです。 出発すると前方、左右に切り立った崖を見渡すことができます。 大小様々な崖の間に木々が生えており、幻想的な景色を作り出しています。  もう2〜3週間早ければ紅葉に間に合ったと思いますが、まだ所々に紅葉が残っていました。 また春になると山桜も綺麗なんだそうですよ。 どちらもすごい景色なんだろうな〜。  切り立つ岩はスケールが大きく自然の大きさを感じざるを得ません。 また後ろを振り返ると、瀬戸内海の綺麗な海、島々を見ることができます。 前方の景色と後方の景色は文字通り180度違いますが、どちらも見応え満点の景色でした。

四季それぞれに織りなす大自然の豊かさに恵まれた、瀬戸内海国立公園の中心地小豆島。 そのほぼ中央に位置する寒霞渓は、島の最高峰星ヶ城と四方指の間にある渓谷。  寒霞渓はおよそ1300万年前の火山活動によってできた安山岩、集塊岩などの岩石が長い年月の地殻変動や侵食により、そそりたつ奇岩怪石の絶景をつくりあげた。  変化にとんだ渓谷は、日本三大渓谷美のひとつとして称され小豆島が誇る景勝地となっている。 目のさめるような初夏の新緑、夏の碧、深まりゆく秋とともに山全体が燃えるように染まるその色彩のあざやかさに、 思わず目を奪われ、感動の渦のなかに魅きこまれて行く。 やがて訪れるモノトーンの冬、落葉した木々から顔を出す石の表情にも魅力は尽きることがない。 by 国立公園 寒霞渓HPより













〜 山頂駅に到着 〜

山麓のこううん駅を出発してから約5分で山頂駅に到着します。 景色が素晴らしいのでもっと乗っていたい気持ちになりましたよ。 前述の通り、山麓のこううん駅と山頂駅も車で行けるのですが、やはりロープウェイに乗らないと見れない景色がてんこ盛りでしたね^^  また山麓から山頂までのルートはハイキングコースも2ルートあるようです。 両方とも2km前後の道のりのようですが、こちらのハイキングコースだと様々な岩石を見ることができるそうです。 さすがに2kmも山を登ったら足が終了してしまいそうですので、我々はスルーですね^^;

山頂駅に着きますと、レストランやお土産屋さん、展望台がありました。 展望台からは先程ロープウェイから見た寒霞渓の渓谷とその先に瀬戸内海を望むことができました。



山頂駅付近の展望台も素晴らしい眺めだったのですが、ここから遊歩道を歩いて、少し離れたところにも展望台があるみたい。 一番近いのが「鷹取展望台」、そして更に離れたところに「四望頂(しぼうちょう)」です。  お嫁さんとは鷹取展望台までは一緒に行ったのですが、四望頂は少し距離があったので管理人が単独で行き、お嫁さんは先に戻ってお土産屋さん巡りをしておりました。

まず最初にやってきたのは「鷹取展望台」。 ここは山頂駅から徒歩で5分強位だったでしょうか。 先程の山頂駅から西の方に横に行ったところにあります。 基本的には山頂駅からの景色に近いですが、先程より更に瀬戸内海の景色の広がりが雄大でした。 


鷹取展望台から更に西の方角に約350m進みますと、四望頂があります。 平らな道ならばスイスイ行けそうな距離ですが、アップダウンがきつくて、管理人も足が終わりかけてしまいましたよ>_< でも行けるところには絶対行きたいんですよね〜。  足が痛いとかいう理由で諦めると絶対後で後悔しそうですから^^;










いや〜さすが寒霞渓は見応えありましたね〜。 一番良かったのは、他に観光客がいなくて絶景を独り占めできたことかな〜。 中途半端なこの時期の景色でさえ、すばらしかったのですから、山桜の景色や、紅葉の景色、雪の景色などを見たらもっと感動するんだろうな〜。 遠い将来に来たときには、桜か紅葉の景色をみたいな〜。