五 竜 の 滝

帝人さんを後にしたのが10:00頃。 お次は「五竜の滝」に参ります。 今回のバスツアーの良いところは、観光地間の移動距離が短いこと。 どこの観光地に行くのも、バスで20分以内に到着します。 今回も次の目的地の「五竜の滝」に到着したのが10:15頃。  いや〜しかしこの裾野の付近はどこを走っていても富士山がよ〜く見えますよ。 しかも富士山を邪魔するものが何もないので、地名の通り富士の裾野のほうからくっきり見えます。 やっぱり富士山が綺麗に見えるとテンション上がりますよね。

今回のバスツアーのように移動時間が短いのであれば、お酒を飲んでも大丈夫・・・ と思ったら、よくよくツアーの説明書を見てみると、車内でのアルコールや食べ物を食するのは禁止なんだって!? 多分コロナのせいなんでしょうね。。。  今日はバスツアーで自分が車を運転しないから、途中のバスではビール三昧じゃ〜い、と思っていたのですが・・・ これじゃぁ、自分の車で行くのと一緒じゃん>_< でも途中の昼飯処でビール一本飲んでやりましたよ^^;


目的の五竜の滝ですが、こちらは裾野市中央公園の中にありました。 中央公園は滝を中心に整備された日本式の庭園です。 明治24年頃にこの地に開業した五龍館佐野ホテルが前身となっています。 古くから東海の名園と称えられ、観光の立ち寄り場所として、また市民の憩いの場として親しまれています。  歌人の若山牧水や小説家の新田次郎もこの地を訪れ、作品の舞台に五竜の滝や愛鷹連峰が登場しています。 園内には五竜の滝をはじめ、旧植松家住宅や吊り橋などの見どころがあり、散策をしながら30〜45分程度で1周できます。  4月下旬〜5月中旬には、滝を背景に数十匹ものこいのぼりが泳ぐんだそうです。 敷地としてはそんなに広くはないですが、見どころ満載で、一見の価値ありです!  



こちらが旧植松家住宅です。

公園の駐車場から園内に入るとまずは茅葺屋根の住宅が姿を見せます。 こちらが旧植松家の住宅です。 中は誰でも入れるようになっているようですが、今日は「誰でも写真が綺麗に撮れる」教室をしていました。 ちょっと管理人も興味深かったので、ちょっとだけ覗いてきました。  バスツアーで時間が決まってなかったら見れたのにな〜。

こちらの旧植松家住宅は、18世紀初めころに建てられたと言われている農家の住宅です。 昭和48年に国の重要文化財に指定され、指定後に保存のためにこの公園に移築されたんだそうです。 植松家は江戸時代に代々名主を務めた名家で、建物からは当時の農家住宅の特徴を見ることができ、その暮らしぶりを今に伝えています。  曲がりくねった梁や広い土間、いろりのある広間、奥座敷など、中に入って見学することもできますよ。  






園内の遊歩道はこんな感じです。 木々が生い茂り、脇には滝の川とは別に人口だと思うのですが、小川が流れています。 正に公園というよりも庭園と言ったほうが合っているかもしれませんね。 このような遊歩道が川沿いに沿って続いています。  左のほうには写真はないのですが、滝のもとになる川が流れていまして、この川を黄瀬川と言いますが、先のほうからは滝の音と思われるザーという音が聞こえてまいります。 これは大分期待が高まりますよね^^  




最初は川沿いの遊歩道を歩いていて、「この先に滝なんてあるのかな!?」でも、滝のザーって音は聞こえるし・・・ なんだか不思議な感じがしていましたが、階段を少し降りると、目の前に滝がっ! な〜るほど! 五竜ってそういうことなのか〜。  川の流れが、5本の筋になって滝となって流れていきますよ。 一番良く見えるのが左側の2本。 更に右のほうに目をやると、3本の滝が流れ落ちています。 右のほうは木の陰になって見ずらいですが、しっかり流れていますね。 しかし横幅が広くて、1枚の写真に収めようとすると、1本1本の滝が小さくなっちゃう。  こういうときプロのカメラマンはどうやって撮るのかな〜。 やっぱりさっきのカメラ教室の話を効いておけばよかった^^;  


五竜の滝を横から見た図


紅葉と五竜の滝 これいい写真撮れました


引いて撮影したけど右の滝が写ってない>_<


滝の下流の方角です

五竜の滝は幅約100m、高さ約12m。 溶岩の断崖を流れ落ちる5条の滝で、静岡県の天然記念物に指定されています。 黄瀬川の本流にかかる3条を雄滝、支流にかかる2条を雌滝と呼び、向かって左から「雪解」「富士見」「月見」「銚子」「狭衣」と名付けられています。  約1万年前の新富士火山三島溶岩流の末端であり、何層もの溶岩層が重なっている様子を見ることができます。 by 静岡観光協会HPより

バスガイドさんのお話によりますと、この富士山の周辺には溶岩によって形作られた、このような滝などが多く存在するんだそうですよ。 ところどころに溶岩の塊なんかもあったしね。 このような地形も富士山があってこその景色なんですね〜。  






五竜の滝を見学するのには2つのスポットがありますよ。 1つは滝横の階段を下りた展望広場。 もう1つは滝の正面に架かっている吊り橋なんです。 この吊り橋結構揺れるんですよ。 真ん中に40〜50cmの板が張ってあるのですが、両サイドは金網だけです。  「一度に5人まで」って書いてあったような気がしますが、観光バスの皆さんが一気に押し寄せたので、多分20人位は吊り橋に乗っていましたよ。 管理人が2人分の重量として21人ですかね^^; なんとか落ちずに滝を鑑賞することができました。  こりゃなかなか良い吊り橋でしたね。 ちなみに吊り橋の先は何にもなくて、そのまま折り返してくる感じでした。   






吊り橋の横には、赤い橋も架かっていました。 どうやらこの先に、最初にご紹介した若山牧水の歌碑があるようです。 あんまり管理人は歌碑には興味はなかったのですが、お義母さんは興味津々。 こういうのが分かるってすごいよね。 

若山牧水は、大正時代から昭和の初めにかけて、足しげく裾野に通い、数多くの歌を残しています。 牧水は五龍館に宿泊し、歌集「野なかの瀧」「渓間の春」「麦の秋」を創作したそうです。 裾野市内には牧水の歌碑が6基あり、中央公園の歌碑もその1つです。  歌碑には「富士が嶺や すそのに来たり 仰ぐとき いよよ親しき 山にぞありける」と刻まれているんだそうです。 管理人には全然わかりません>_< どうもすみません