納 沙 布 岬

風蓮湖で雄大な湖を観光した後は、納沙布岬へと進んでいきます。 旅行の工程表を見たときはすっかり読み飛ばしていましたが、この名前よく聞く地名ですよね! ここ納沙布岬は先にご紹介した 北方四島と深いつながりがあるんだそうですよ。 標津町からは国後島が見えましたが、こちら納沙布岬からは歯舞諸島がよく見えるそうです。 でも残念ながら今日はまた曇り空。。。  島はあまり見えなかったのですが、北方館という資料館で各島々を見ておきました。

またこの岬には北方四島に関するオブジェなども建てられています。 鐘が付いたものや、石碑が沢山あります。 なぜか日本人ってこういう鐘がついているものを見ると、鳴らして拝みたくなるという 性質を持っているらしく、ツアー客は皆鐘をついてお祈りしていました。。。 多分お祈りの内容は「家族が健康でありますように」とか「宝くじが当たりますように」などという北方四島とは全く違う、 初詣のような内容をお祈りしている人も少なくないのではないでしょうか。。。 ちなみにその頃管理人はソフトクリームを探していました。 でもこういう政治色の色が濃い場所に参りますと、 かつての大東亜戦争のこと、ロシアとの外交のこと等に思いを巡らせますね〜。



〜 四 島 の か け は し 〜

世界平和と、「北方領土」返還を祈念するために作られたシンボル像。 高さ13m、底辺の長さ35m。 建設が決定してから3年の歳月を経て1980年9月27日に竣工した。  四島とは国後島、択捉島、色丹島、歯舞群島のこと。 像の下には「祈りの火」と呼ばれる点火灯台がある。 この火は1972年5月15日に沖縄県波照間島から採火したもの。  アメリカ占領下から日本復帰へとげた願いをこめて、全国の青年団によるキャラバン隊の手により運ばれた。 その時のカンテラが種火ともに北方館に展示されている。  「全国民の北方領土返還に寄せる固い決意を返還実現の日まで燃やし続けよう」ということで当初は24時間点灯されていたが、現在は燃料(ガス)経費の節約のため、 北方館の開館時間(9:00〜17:00)のみ火が灯されている。





〜 岬 の 突 端 部 〜

納沙布岬(のさっぷみさき)は、北海道根室市にある岬である。 離島を除けば日本の本土最東端にあたる。 読み方が似ているが、野寒布岬(のしゃっぷみさき)は稚内市にある岬であり、 納沙布岬とは異なる。

地名の由来は、アイヌ語の「ノッ・サム」(岬の傍ら)から。 本来は岬の傍らにあった集落の名前である。 根室市に所属し、珸瑤瑁水道を挟んだ海の向こうには現在ロシア連邦の占領・実効支配が 続いている歯舞群島を望む。 歯舞群島貝殻島まではわずか3.7kmしか離れておらず、ロシアの巡視艇が海上に頻繁に姿を現す。 望郷の岬公園、四島のかけはし、納沙布岬灯台、北方館、望郷の家、 望郷の塔などが置かれ、夏季は多くの観光客が訪れる。

元旦には北海道一早く初日の出を拝める場所として、「納沙布岬初日詣」がおこなわれる(一般人が自由に訪問できる場所としては日本最東端だが、緯度が高いため日本一早い場所とはならない)。  北方館並びに望郷の家2階では、双眼鏡が設置され、ここから歯舞群島の水晶島を見ることが出来る。 平坦な島の上に、ロシアの監視塔や、レーダー施設を見ることが出来る。  この辺りの海域は、日本海域とロシア海域が共に200海里を取る事が出来ない海域の為、岬から歯舞群島との間に日・露中間線(事実上の国境線)としてのブイがある。  日本の漁船がこれを超えて、密漁したために、ロシア側に拿捕される事件や、「北海道海面漁業調整規則」違反で逮捕される事件が度々起こっている。 納沙布岬灯台の沖合いには、 2003年4月18日に座礁したロシア船が岩場に乗り上げたまま放置されており、その様子を納沙布岬灯台ライブカメラで逐一観察できるようになっている。


本当に色々なオブジェが横並びに並んでいます。



どのオブジェにも「北方4島」を返せ!と書いてあります。
でも「かえせ」の漢字が「返せ」と「還せ」と2種類ありました。
これは統一しておいて方がよいのでしゃないでしょうか(爆)

突端には北方4島の方角と名称が書いてありました。
今日は曇ってて残念ながら島を見ることはできません。


北方館という建物には、北方領土に関する数々の資料の他、
無料の望遠鏡がありますよ。これなら北方領土見えるかと
思いましたが、残念ながら望遠鏡を持ってしてもダメでした(;_;)




〜 花 咲 ガ ニ 鉄 砲 汁 〜

なんと、到着してすぐに、鉄砲汁を頂くことができました。 鉄砲汁ってたまに聞きますが、一体どんな料理なのかと調べてみましたら、味噌汁にカニの足を投入したものを鉄砲汁というそうです。  今回は味噌汁の中に花咲ガニが入っているのです〜。 こりゃ〜美味いに決まっているよね。 しかも結構今日も気温が低いので、味噌汁がとてもありがたく感じます。 味噌汁のスープに 花咲ガニのダシが充分に出ており超まいう〜です。 この汁にラーメンの麺を入れたらすばらしい味噌ラーメンができるのに〜と思いました。 

ちなみに花咲ガニってのもたまに聞きますがこれはどんなカニなんでしょう。 調べてみますと、花咲ガニとはエビ目ヤドカリ下目タラバガニ科に分類される甲殻類の一種で、 タラバガニの近縁種なんだそうです。 タラバガニは実はカニではなくヤドカリの仲間であることは有名ですが、この花咲ガニも同じなんですね〜。

花咲ガニは、甲幅・甲長とも15cmほどで、甲殻類としては大型だがタラバガニほどではない。 甲は後部中央が少しへこんだハート型をしている。 また、タラバガニよりも体のとげが長く、脚は太く短い。  和名の「ハナサキ」は、漁獲地となっている根室の地名「花咲」に由来するとする説が有力であるが、茹でたときに赤くなって花が咲いたように見えることからとする説もある。  また、コンブの生えている海域に生息することから、コンブガニの別名もある。 とのことでした。 by wikipedia


東光水産で鉄砲汁を頂きました。
色々お土産の説明をしてくれましたが、管理人は全く興味を示さず。。。
汁を飲んだら、すぐに岬の見学に出てしまいました。お店の方すみませんm(_ _)m



花咲ガニ鉄砲汁


花咲ガニをリフトア〜ップ!



〜 証 明 書 授 与 〜

納沙布岬での観光を終え、バスに乗り込みましたら、添乗員さんが何かを配り始めました。 何かな〜と受け取ってみますと2枚の証明書。 1枚は日本本土最東端到達証明書、もう1枚が北方領土視察証明書。  なんだかちょっと嬉しい気分になります。 特に「北方領土視察」なんて言葉があると、総理大臣にでもなったような気分になりますよ。


こちらが2枚の証明書です。