さ き た ま 古 墳 公 園

忍城址公園を観光した後は、すぐそばにある「さきたま古墳公園」に参ります。 忍城跡公園を出たのが12:30、そこから車で10分位でさきたま古墳公園に到着します。 ちょっとここでスケジュールから30分遅れになってしまいましたね。  予想以上に妻沼聖天山や忍城址公園の見応えがあったので、少しづつ遅れてしまったみたい。 また朝から結構歩いているため、だんだん足が終わってきてしまっています。  本当はさきたま古墳公園もじっくり見学したいとろこですが、さきたま古墳公園もものすごい敷地が広いので、メインの古墳のみを見ていくことにしました。


さきたま古墳公園は9基の大型古墳が集中する東日本最大の「埼玉古墳群」を中心に整備された埼玉県営の都市公園です。 ここにある埼玉古墳群は昭和13年(1938年)8月に国より史跡として指定を受け「さきたま風土記の丘」として整備されました。 特に国宝「金錯銘鉄剣」が出土した稲荷山古墳は有名です。 平成19年(2007)2月には日本の歴史公園100選にも選定されています。 古墳群周辺は、レストハウスやあずまやが整備され、古代のロマンに想いをよせながらの歴史散歩を楽しむことができます。

駐車場そばに園内の案内図がありましたが、かなり敷地が広いですね〜。 まぁ大きな古墳が9基もあるんだから広いわけですよ。 面積は37.4haもあるんですって。 東京ドームは4.7haだそうなので、東京ドーム約8個分の広さですよ。  これはさすがに全部回るのは厳しいですね〜。 といことでまずは駐車場から一番近くにある「丸墓山古墳」に行くことにしました。


いや〜園内はとてものどかで良いですね〜。 近所の方々は散歩コースにもピタ〜リの公園ですよ。 周囲は綺麗な芝生の絨毯が広がっておりまして、所々に木々が立っています。 この木々は桜の木もあるようで、春になるとお花見もできそうですね。  今日は行きませんでしたが、他にもスイレン池とかハス池などもあるそうです。 季節が来ると綺麗な花を咲かせるんでしょうね〜。 でも今日はやっぱり時期が外れているみたい^^;


「丸墓山古墳」に向かって歩いていくと、出店が出ていますね〜。 何々「ゼリーフライ」?? あ〜これって先程の忍城址公園の博物館でも紹介していたやつだ〜。 正直「ゼリーフライ」って名前からはどんな食べ物なのか想像できないですよね。  ここで「岡」氏がチャレーンジ!! なんと1個100円なんですよ。 リーズナブルですよね〜。 「岡」氏が食しているのを見たら、管理人も食したくなってきた・・・ 管理人だけでなく「西」氏も「頭」氏も・・・^^  ということでゼリーフライ3個ください〜。 揚がっているゼリーフライがなかったので、1から揚げてもらって頂きましたが、これが結構まいう〜なんですよ! 中身の具材を聞いてみたら、じゃがいもとおからを混ぜたものなんですって。  それを固めてパン粉などはつけずにそのまま揚げて、専用のソースにドブンとつけて出来上がり〜。 パっと見はコロッケのようですね。 でも今回揚げたてだったこともあって、中身はホクホクで超まいう〜。 このゼリーフライは行田付近の地域限定の食べ物なんですって。 もっと広めたら良いのに〜。  我々が出店の前で「美味い美味い」って食していたら、通りすがりの人がどんどん集まってきて、ゼリーフライの行列ができていましたよ。 売上に貢献できて何よりです!



ゼリーフライの外観

ゼリーフライの中身はこんな感じ

ゼリーフライを食して少しお腹が満足したので、再び「丸墓山古墳」に向かって歩き始めました。 ゼリーフライの出店から歩くこと1分で正面に「丸墓山古墳」が見えてきましたよ〜。 遠くから見たときは少しだけ小高い丘って感じでしたが、 上ってみると結構きつかったですよ^^;

「丸墓山古墳」は直径が105mで高さが18.9mもあり、日本で一番大きな円墳と言われています。 1590年の豊臣秀吉と小田原北条氏の戦い(小田原の役)で忍城を水攻めにした石田三成が、水攻めの進行具合を確認するために「丸墓山古墳」の頂上に本陣を築いたとされています。  また「丸墓山古墳」へ至る道は周囲より少し高くなっていますが、これは石田三成が水攻めで築いた「石田堤」の一部だそうです。


さてそれでは「丸墓山古墳」に上ってみますか! 最初は大したことないと思っていましたが、実際に登ってみると結構きつい!! もう上の方を見て上るとしんどいので、ずっと下を向いてモクモクと登って行きました。  あと10m階段があったら心臓が破裂してたところですが、なんとか無事に登頂完了〜。


さすがに20m近くもある丘なので、頂上からの景色はすばらしいですね〜。 今日は天気もまあまあよかったので、頂上からの景色が気持ち良いです。



「丸墓山古墳」の頂上からは他の古墳を見ることもできましたよ。 こちらの写真は「稲荷山古墳」と思われます。 形は「丸墓山古墳」が円墳なのに対して、「前方後円墳」になっていますね。

「稲荷山古墳」は金錯銘を有する鉄剣(稲荷山古墳出土鉄剣)が出土したことで知られています。 造営年代は、古墳時代後期の5世紀後半と考えられている。 埼玉古墳群中では最初に築造された。  墳丘は二段に築成されており、葺石が使用された形跡はない。 方形をした二重の周濠を持ち、濠の深さは築造当時の地表面から約1.8メートルと推定されている。  周濠は通常は空で、水位が上がったときに水が溜まったものと考えられている。 by wikipedia



「稲荷山古墳」から視線を右の方にずらすと、もう一つ「前方後円墳」が見えてきます。 これは「二子山古墳」だと思われます。 

「二子山古墳」は埼玉県では最大規模の古墳で、6世紀前半の築造と推定される。 二つの山があるように見えることからこの名がある。 もと東側裾に観音寺があったところから「観音山」とも呼ばれる。  内部埋葬施設は不明であるが、周濠からは1メートルを越える円筒埴輪が、多数出土している。 古墳の造営年代は出土した埴輪や須恵器の特徴から、6世紀の前半と考えられている。 by wikipedia


やっぱり古墳って丘になっているだけなので、下から見ても全然よく分からないですが、今回のように少し高台に上ってみると、形状も分かりやすいですね。 ホントはドローンで撮影した映像のほうがよりよく見えるんでしょうけどね〜。  でも古墳ってこんなに形がはっきり分かるものは管理人は初めて見ましたよ。 ここでも貴重な体験をすることができました。

でも今日は時間もあまりないですし、足も終わりかけているので、「稲荷山古墳」「二子山古墳」のそばまでは行かずに、このまま駐車場に行って次の目的地「川越」に向かうことにしました。