長瀞(岩畳、宝登山神社)

8時丁度に嵐山PAを出発して、最初の目的の長瀞を目指します。 長瀞駅周辺に到着したのが8:30頃。 あっという間に着いてしまいましたね。 やっぱり埼玉県は近くて良いですね〜。 いつもの旅行だったらまだ高速に乗っている位ですよ。

ここ長瀞では、名物のライン下り、岩畳、宝登山神社等を観光する予定・・・ がーしかし! 先週の台風19号の影響で川が増水してしまい、ライン下りは軒並み中止に・・・ 一番の楽しみだったのに残念です>_<  しょうがないから岩畳だけでも見ていきますか! と思ったら、こちらも増水のため遠くから眺めるだけに・・・ やっぱり埼玉県も台風の影響が結構出ているみたいです。 台風は1週間前だったのに、影響は長引くんですねぇ。。。


〜ダンス&カラオケ ダンシングプリンセス〜

長瀞駅周辺まで来たので、とりあえずどこかの駐車場に停めますか! でも駅の周辺にはタイムズのような時間貸しの駐車場がないなぁ。。。 少し進んでみると「駐車1日500円」と書かれた看板がいくつも出てきました。  一日500円ならいっか、とりあえず他の所も見ていくと「1日200円」の看板も見えてきました! 今日はここに決定〜。 どうやらこちらの駐車場は「ダンス&カラオケ ダンシングプリンセス」のお店の駐車場みたい。  車を停めてお金を入れる箱に200円を入れようとしたら、中からお店の人とおぼしきお姉さまが・・・ 夜遅くまでダンス&カラオケをしたせいか、まだ眠そうなお姉さまはパジャマ姿です。。。 ちょっとさすがに直視できなかったので、空を見つめながら200円を支払って参りました。  しかしそれにしても安いな〜。





〜岩   畳〜

ライン下りはできませんでしたが、せっかく長瀞まで来たので、岩畳は見ていきましょう〜。 駐車場から川のほうに向かって歩いていくと、お土産屋さん街が現れ、その先が岩畳になっているようです。  まだ8時半位だったので、お店も開いておらず人もほとんどいませんね。

お土産屋さんの他にも昔懐かしい射的屋さんもありました。 射的屋って温泉街などにあるイメージですが、ここらへんにも宿泊施設があるのかな〜。 パッと見はホテルらしき建物は見当たらなかったのですが・・・  あと「うどん・そば」の店も多かったですね〜。 「頭」氏によりますと、昔からうどんが有名だったそうですよ。 あと今日の昼に食そうと思っている味噌豚丼って看板も多かったですね。 うどんだけでなく豚も有名みたいです。


8:30頃のお土産屋さん街 ガラ空きです>_<

宝登山神社などを見学した後にもう一回来てみると、観光バスなどでご来店した観光客で賑わっていましたし、お店も活気にあふれていましたよ。  観光バスも何台も来ていたもんね。 ここで「岡」氏が美味そうなお店を発見! なになに「長瀞とガレ」って店名みたいですよ。 だけど「ガレ」ってなんだろう・・・  後で調べてみると、「正式名称は「ガレット」、フランス北西部の郷土料理である料理・菓子の名称で「円く薄いもの」を意味するが、特にそば粉のガレットを指すことも多い。」だそうです。  確かに何か生地のようなものでフランクや燻製チーズが包まれていましたね〜。 生地もご注文を受けてから焼いていたようです。 これは美味そうですよ! 小さいですが値段も190円とお手頃です。


「長瀞とガレ」の店構えです。お洒落です

「味噌豚ガレドッグ」(小)です。美味そう〜

お土産屋さん街を歩いて約2〜3分で川が見えてきます。 すぐ目の前が「岩畳」みたいですよ〜。。。 でも増水のため、河原には行けない。。。>_< 途中で「立ち入り禁止」の看板が・・・  確かに川の水は大分増水しているようでした。 普段はきっと静かな流れなんだと思いますが、今日は色も茶色く濁り、まさに「濁流」って感じでしたね。 これは確かに川のそばまで行ったら危険ですよ。 

長瀞一帯は、海底に堆積した火山噴出物と泥や砂が、白亜紀(約8000万年前頃)にプレートと共に地下20〜30km以上深くに取り込まれ、膨大な圧力が加わってできた結晶片岩でできています。  結晶片岩はうすくパイ生地のように剥がれやすい岩石です。 岩畳は結晶片岩が荒川の流れによって浸食されてできた河成段丘です。 断層の動きで岩石が砕かれ、本来あるはずの川原の礫に覆われておらず、岩盤がむき出しになっている。  浸食されずに残った対岸の岩壁が「秩父赤壁」と呼ばれている。 by ジオパーク秩父HP



今日の写真は立ち入り禁止の看板の前から撮影しときました。 ここから撮影できるのはほんの一部だけ>_< 以前、出川哲郎さんやさまぁ〜ず達お笑い芸人が長瀞ライン下りをしているのをテレビ番組でやっていましたが、そのときの映像はホントに綺麗だったんですよね〜。  ちなみに「長瀞ライン下り」っていう名前はよく聞くのですが、そもそもこの川って何川って言うの?? 長瀞川!? 後で調べてみると、ここは荒川なんですって。 「長瀞」というのは、1924年(大正13年)12月9日に「長瀞」名義で国の名勝及び天然記念物に指定されており、埼玉県立長瀞玉淀自然公園内に所在するんだそうです。






〜宝 登 山 神 社〜

岩畳を見学した後は「宝登山神社」に向かいました。 地図を見ると、岩畳からそんなに離れていないみたいですね〜。 一日200円の駐車場に車を停めましたし、このまま歩いていきますか! そういえばさっき道を走っているときに立派な鳥居も見えましたね。 あそこだったらとても近いです^^

寳登山神社は、埼玉県秩父郡長瀞町の宝登山山麓にある神社。 旧社格は県社で、現在は神社本庁の別表神社。 秩父神社・三峯神社とともに秩父三社の一社。 宝登山山頂には奥宮(おくみや)が鎮座する。by wikipedia

創立は西暦110年と言いますから、今から約1900年も前の話。 第12代景行天皇の時代に皇子日本武尊が東征の帰途山容の美しさに惹かれ、ミソギの後に山頂を目指しますが、途中山火事に遭遇します。  しかしながら神犬の神助を得て、無事に宝登山山頂に於いて神霊を祀られた事が当社創建の始めと伝えられているそうです。 御祭神は「神日本磐余彦尊=神武天皇」「大山祇神」「火産霊神」の3神です。  「神日本磐余彦尊=神武天皇」は言わずと知れた第1代の天皇様、「大山祇神」は山を司る神様、「火産霊神」は火を司る神様です。 御神徳は火災盗難よけ・諸難よけの守護神とのことです。


先程見た鳥居までは徒歩で5分位だったのですが、その先を見ると、参道が長い〜。 先が見えませんよ。 これは大分歩きそう>_< 実際10分以上は歩きましたね。 また管理人の心臓が破裂するかと思いましたが、坂がきつくなかったので今回は全然大丈夫でした^^


果てしない参道・・・

最初の鳥居をくぐって10分少々歩いたところで神社の駐車場に到着しました。 駐車場はどうやら無料だったみたい^^; まぁ参道を歩けたからいいか^^ 

前述しましたが、宝登山神社は平成22年(西暦2010年・皇紀2670年)に御鎮座1900年を迎えました。 この佳節にあたり記念事業として、御鎮座1900年式年祭齋行、社殿(拝殿)の御改修、儀式殿・神札授与所改築、齋館改修等が行われたそうです。  国分寺連合で旅行に行くと、工事中とか改修中でちゃんとした建物を見れないことが多いので、また工事中だったらどうしようと思いましたが、今回はちゃんと見れて良かったです。


こちらが記念齋館

1900年祭の記念碑です

記念齋館を過ぎて右に曲がると、また鳥居が見えてきました。 その先には階段があります。 どうやらこの階段の先に拝殿があるんですね。 最初は急で長い階段に見えたのですが、実際は段数が少なくて助かりました^^  階段の手前に手水舎がありますので、ここで手・口をすすぎ清め、合わせて心も清めます。 


鳥居をくぐって拝殿へ

その前に手水舎で清めていきます

階段を登りきると、目の前に拝殿が姿を現します。 とてもきらびやかですが、その中にも厳かさも備わっています。 屋根の下の部分の装飾はとても繊細できらびやかな色使いをしています。

現在の御社殿は弘化4年(1847)御本殿の再建工事が始まり、明治7年(1874)拝殿の完成をもってなる複合社殿(権現造)。 この御社殿は当社別当であった玉泉寺住職榮乗が心血を注ぎ途中明治維新の大激動の時代を乗り切り再建されたもので、限られた御浄財により当初計画を変更しつつも彫り物を配し、動植物等を描く天井絵をも飾るなどしてあります。  ちなみに榮乗は明治を迎えると還俗して神主の資格をとり、寳登山神社の初代神主となりました。 平成21年、御鎮座1900年記念事業によって御社殿を飾る二四孝の欄間彫刻を始め軒下の組み物・小壁などに彩色を施し、緑の杜のなか、荘厳なたたずまいである。 by 宝登山神社HP



屋根下や壁の装飾がとても綺麗です

最初は見るのはこの拝殿だけかな!?と思ったのですが、拝殿の裏側に廻ってみると、他にも社がいくつもありましたよ。 それぞれの神様にもお参りしておきました。 


こちらは神楽殿です



秩父宮殿下御手植えのイチョウです。
秩父宮様は昭和天皇の弟にあたります


藤谷淵神社です
ここには8の神様が祀られています


日本武尊社です
ヤマトタケルノミコトをお祀りしています


天満天神社といいます
学問の神様の菅原道真をお祀りしています


宝玉稲荷神社といいます
倉稲魂命(うかのみたまのみこと)を祀るお宮です


拝殿やその他の社も見たので、これで終わりかな〜と思ったのですが、実はこの宝登山にはロープウェイが通っていまして、宝登山の頂上に上ることができるんです。 その頂上には「奥宮」があるそうです。  奥宮は第十二代景行天皇の皇子日本武尊が神霊を祀った宝登山山頂のゆかりの地に鎮座しています。
(実は拝殿を見て満足していましたが、拝殿からまた別の道が出ており、そこに由緒正しい他の建物が色々あったみたいです。 後でHP作成中にそれを知って、ちょっとショックでした>_<)

現在の時刻は9:10頃。 今日はライン下りができなかったので、スケジュールが大分ゆるゆるになってしまったんですよね〜。 ということでロープウェイで山頂まで登ることにしました。  ただ朝早すぎてまだロープウェイが動いていません。 時刻表を見ると9:40に始発のロープウェイが出発するみたい。 あと30分か〜。 この間にトイレに行ったり、お土産を見たりしていました。 「頭」氏はオリジナルのバッジをご購入していましたね〜。


宝登山麓駅に到着しました〜

切符の販売は9:30からとのこと。 切符を購入しようとしたところ、「頭」氏がJAFの割引の張り紙を発見! 「頭」氏がJAFに入っていたので割引で切符を購入することができました。 往復で830円のところが750円に!  しかも全員分割引できました。 JAFってすげ〜。 「頭」氏どうもありがとう!


切符売り場です


こちらが往復の割引切符です
懐かしい厚紙の切符です

時刻は9:40になりました〜。 改札を通りロープウェイに乗り込みます。 少し古めのロープウェイですね〜。 こちらは「もんきー」号です。 ちなみに逆側のロープウェイは「ばんび」号でした^^  この名前は山頂にある宝登山小動物公園のニホンザルとシカにちなんだ名前なんだそうですよ。

宝登山は標高497mの山で、宝登山ロープウェイは山麓駅から山頂駅までの832mを5分で結びます。 一応ロープウェイを使わなくても山頂には徒歩で行けるみたいですが、台風19号の影響で道の状態が悪いみたい。  まぁ道が大丈夫でも歩いては行かないけどね^^;


こちらが「もんきー」号です


車内はこんな感じ。定員50名って
書いてあったけど、そんなに入る!?

さ〜それでは出発です〜。 って周囲は霧がすごくてよく見えないなぁ。。。 おまけに正面のガラスは雨水が垂れててカメラで撮っても景色にピントが合ってくれない>_< これは天気が良かったらさぞや良い景色が見えるんだろうな〜。


横の景色はなんとか見えるけど、
見えるのは手前の景色ばかり^^;


反対側の「ばんび」号とすれ違い〜



山頂駅が見えてきましたが、
雨水と霧でやっぱりよく見えない>_<

山頂駅に降り立ちました!


山頂駅に着いたのは良いけど、やっぱり霧でなんにも見えないね・・・ 山頂には奥宮の他に、宝登山小動物公園もありますし、つつじ園、ロウバイ園、寒桜、梅百花園などもあるそうです。  でも今の時期はどれも外れているみたいで、道を歩いていても普通に木が立っているだけでした>_< これも国分寺連合の旅行ではよくあることね(爆) でもここら辺からようやく雨が止んでくれました。 これ以降は外に出ている間は雨は降りませんでした。 雨降りが朝だけで本当によかった〜。


山頂駅からは何も見えない・・・


展望台からも何も見えない・・・


道を歩いていても何も見えない・・・

臘梅園も何も見えない・・・

山頂駅から10分ちょっと歩いたでしょうか。 ようやく奥宮に到着しました。 山頂付近は更に霧が深くなっており、奥宮もこんなに近いのに写真に撮ると結構白い感じに写っていますね。 

5月2日(八十八夜)、尊の登山に倣い神職氏子崇敬者は御供仕え、境内摂社日本武尊社から神輿をもって御神霊を奥宮にむかえ、奥宮祭が行われます。 社前では神楽や奉納演武が催され神人共にこの日を祝い楽しみます。  この祭りは山頂に咲くツツジから「ツツジ祭り」とも称され、秩父地方の農作業開始の目安ともなる日です。by 宝登山神社HP

他にも小動物公園などもありましたが、奥宮にお参りできたので、今日はこの辺にしておきます。 10:15のロープウェイがあったので、それで下山することにしました。 




ロープウェイで下山して拝殿の下まで戻って参りました。 すると、そこに茶店がありまして、そこにはソフトクリームがっ!! いつもソフトクリームを売っている店を見つけると、用心深くスジャータのソフトクリームではないことを確認して頂くのですが、今回はまんまと引っかかってしまいました^^;  ソフトクリームの味に「味噌ソフト」とか「豆腐ソフト」等があったので、これはスジャータではないだろうとご注文したら・・・ スジャータでした。。。 出来上がりのクリームの部分はひび割れしまくり。  味噌ソフトのほうはホントに味噌の味がするそうです。 あと豆腐ソフトは「言われたら豆腐かなぁ。。。」位の感じだったみたい。 管理人はちょっとスジャータではない自信がなかったので、今回はパスをしておりましたm(_ _)m







〜長瀞駅(秩父鉄道)〜

宝登山神社と長瀞渓谷の間には丁度、秩父鉄道の長瀞駅がありましたので、ちょっと寄り道を。 秩父鉄道は埼玉県北部を東西に横断する秩父本線と、貨物線である三ヶ尻線の2路線を保有・運営しています。  先程ご紹介した長瀞渓谷や宝登山神社の観光開発は秩父鉄道が手掛けたものなんだそうです。 また今回はできなかった「長瀞のライン下り」も秩父鉄道の直営で、大正時代からやっているんだそうですよ。  今日はこの後に蒸気機関車を見る予定にしているのですが、その蒸気機関車「パレオエクスプレス」も秩父鉄道を走っています。

普通の電車を見ると、どこかの鉄道会社のお古の車輌を使用しているみたい。 見た中では西武線の車輌(西武は乗り入れしているからあったのか!?)、都営地下鉄で使用していた6000系、東急で使用していた8500系、8090系などを見ることができました。


こちらが長瀞駅の駅舎です
ちょっと古めかしくて良い雰囲気ですね


ホームはこんな感じです



こちらは秩父鉄道6000系

東急の8090系電車です