いや〜もう大分疲れた! でも時間はまだ14:25頃。 新幹線の時刻が16:30だから、まだあと1か所行けそうだね。 ということで最後にご来店したのは「東寺」です。
管理人の中では「東寺」も昔から行ってみたかった寺社の一つなんですよ。 というのも新幹線で京都駅から博多方面に出発すると、すぐ左側に見事な五重塔が見えるんですよね。
あれを見るたびに一度は行ってみたいな〜と思っておりました。 今回は丁度京都駅の南側を中心に観光していたので、最後は京都駅に近い東寺にご来店することとしました。
伏見稲荷大社から東寺までいくのには2つのルートがあります。 1つはJR稲荷駅からJR奈良線で京都まで戻り、そこから徒歩で東寺に向かうルート。 もう1つが、京阪電車の伏見稲荷駅から丹波橋駅に行き、そこから近鉄京都線で東寺駅に向かうルート。 大分足が終わっていて、なるべく徒歩が少ないルートで行きたかったので、京阪電車で乗り継ぐルートで行きたかったのですが、ボケボケしてたらJR稲荷駅の改札に入っちゃった・・・ 何してんの。 まぁでも京都駅からもそんなにかからないでしょう! ということで一路JR京都駅に向かいました。 |
まずはJR稲荷駅から今日何度も乗ったJR奈良線で京都駅まで行きます。 JR奈良線はそんなに本数が多くないので、ホームは結構混雑していましたよ。 我々が駅に着いたときは前の電車が行ったばかりだったので、
駅のベンチに座ることができて良かったです。 この間に足を復活させなければっ! そしてベンチで待つこと約10分位でしょうか、ようやく列車が入線しました。 すると〜! 入線した車輛は205系電車じゃないですか!
色と言い、昔に京浜東北線で使用していた205系をそのまま持ってきたみたい。 地方に来ると、昔に都心で使用していた車輛にお目に掛かれることが多いですが、こちらの205系もその一つですね。 いや〜久々に見れてすごく新鮮でした。
京都駅は奈良線の終点なので、ホームの端に行くと、ほぼ正面から車輛を撮影することができました。 この車輛ホントに懐かしいですね〜。
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![]() 稲荷駅 反対側に205系が停まっている! |
![]() 稲荷駅のベンチで足の復活を祈ります^^; |
![]() ようやく京都駅に到着しました〜 |
![]() 乗った車輛も205系でした 懐かしい |
JR稲荷駅から京都駅までは2駅、5分で到着します。 京都駅から徒歩で東寺に向かいますが、駅の出口は昨日のホテルに行くときも降りた八条口です。 ここから大通りに沿って大阪方面に歩き、途中線路から離れて東寺に到着します。
しかし新幹線に乗っていると東寺って京都駅からホントにすぐに見えるので、駅からも近いのかなと思いましたが、かなり遠かった・・・ 徒歩で20分以上かかったもんね。 東寺に到着したときは2人共足が終わって無言になっておりました^^;
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![]() ホテルのあった京都駅八条口です |
![]() 結構街中を歩いて東寺に向かいます |
東寺は大通り沿いにありました。 初めてご来店するもんですから、どこの入り口が正面玄関なのかよく分かりません! でもとりあえず「東寺」と書かれた提灯もぶら下がっているし、ここから入りましょうかね〜。
門をくぐると、そこは丁度駐車場になっているエリアでした。 舗装こそされていませんが、割と広い駐車場がありましたよ。 ここの駐車場の奥の方に東寺の有料エリアに入るチケット売り場があるようです。
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![]() ようやく東寺の入口が見えてきました |
![]() 多分だけど正門ではなさそうな・・・ |
![]() でも「東寺」って書いてあるからいいね |
![]() 門をくぐると駐車場にでました |
こちらで入場券を購入します。 入場料は確か800円位だったような・・・少し自信ないです。 割と高めだな〜と思っていましたが、事前調査はあまりしておらず、単に新幹線から見える五重塔を見たいな〜くらいの軽い気持ちで来たのですが、なんと東寺って世界遺産なんだって!
全然知りませんでしたm(_ _)m そりゃ入場料高いよね。 しかも案内図を見ると、五重塔だけでなく見るべきものがかなり多い! 建物自体は五重塔以外もものすごい大きくかなり規模の建物だったり、中に展示されている仏像達がすごい迫力だったりね。
正直最後の感想としては、五重塔ももちろん良いですが、その他の仏像などの展示は更に良かったですよ。
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![]() 有料エリアの入り口でチケットを購入しました |
東寺のホームページに「東寺とは」という説明がありましたので引用させて頂きます。
「東寺は、唯一残る平安京の遺構です。 創建からおよそ1200年。 平成6年(1994)に世界遺産として登録されました。 平安遷都とともに建立された東寺は官寺、つまり国立の寺院。 その寺院を桓武天皇の後に即位した嵯峨天皇は、唐で新しい仏教、密教を学んで帰国した弘法大師空海に託しました。 ここに、日本ではじめての密教寺院が誕生します。 東寺を託された弘法大師空海は、密教の主尊である大日如来を境内の中心に据え、広大な寺域に曼荼羅を表現しようとしたのかもしれません。 造営にあたって、弘法大師空海は、御影堂の場所に住房を構えました。 御影堂では、いまも毎日、弘法大師空海がいらしたときと同じように、一の膳、二の膳、お茶をお出ししています。 東寺に来られたら、まず御影堂にお参りください。 お堂に上がり、ひととき弘法大師空海とお話しください。」 実は今日は京都駅から東寺まで予想以上に時間がかかってしまったため、東寺に滞在できる時間は25分位しかなかったのです。 かつ事前知識もなかったので、まず最初に五重塔に向かってしまい、空海様がいらっしゃるお堂に行くことができませんでした・・・>_< なんたる失態! |
![]() 有料エリアを入るとこのような景色です |
![]() 「不二桜」です 春に見たかったですね |
いきなり空海様を通り過ぎ、五重塔に向かいましたよ。 事前調査してなかったので、五重塔まっしぐら^^; こちらの五重塔は高さ約55メートル、木造の建造物としては日本一の高さを誇ります。
五重塔は仏陀の遺骨を安置する「ストゥーバ」が起源とされ、東寺の五重塔には、弘法大師空海が唐より持ち帰った仏舎利が納められているそうです。
いやでも、最初はこれが見たくてここに来たので、五重塔が見れてホントに良かったです。 木造建築物高さ日本一というだけあって、確かに今まで見た五重塔や三重塔のどれよりも高いような気がしますね。 五重塔の周りに少し広場があるのですが、その広場の一番後ろまで下がって写真を撮ったのですが、五重塔が全部入りきらなかったもんね。 五重塔に近寄ってみると、やはり木の組み方などがとても美しいですね。 先程見た伏見稲荷大社の朱色も良いですが、木の色そのままのこちらのような建物も非常に趣がありますね〜。 個人的にはこのような木の色がそのままの方が好みかな〜。 |
![]() こちらが五重塔です やっと見れて感無量です |
![]() 近寄って見上げると相当高いね |
![]() こちらの造りも非常に繊細です |
![]() こちらは国宝だったのですね〜 |
![]() 木々の間からの五重塔 |
五重塔を見終わったので、そろそろ京都駅に行かなきゃ! と思いつつも、目に入った金堂や講堂にも行ってみましたよ。 最初は建物の外観を見るだけなのかと思ったら、金堂も講堂も中に入れるようになっていました。
こちらは金堂になります。 建物自体は非常に巨大で、木造建築としても相当に大きい部類に入るのではないでしょうか。 屋根の下の造形などは目を見張るものがあります。
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![]() 金堂の正面はこんな感じです |
![]() 金堂を横から見た景色 |
建物が大きすぎて、入口が全然分からなかった^^; 入口は普通の家のドア位の大きさで全然目立たないんですよね。 管理人のように急いでいたら見過ごしてしまいそうな感じです。 でもお嫁さんが入口を発見!
中に入ってみることにしました。 すると、なんとも見事な大きな仏像が3体も鎮座しているではないですか! こちらは重要文化財の薬師三尊像というそうです。 桃山時代の慶長8年(1603)に作られたものなんだそうです。
真ん中におわしますのは本尊の薬師如来です。 こちらは薬壺を持たない古い様式の仏像で、光背に七体の化仏を配する七仏薬師如来というんだそうです。 薬師如来様や光背も見事ですが、少し視線を下にずらしますと、台座の部分に十二神将がいらっしゃいました。 また薬師如来様の左右には一回り小さい仏像がいらっしゃいます。 向かって左側が月光菩薩、右側が日光菩薩になります。 薬師如来様が座像なのに対して、月光菩薩と日光菩薩は立像になっています。 月光菩薩も日光菩薩も、薬師如来と同じように光背が非常に繊細で綺麗でした。 これは見ておかないとダメな場所でしたね。 |
![]() 東寺のHPより引用させて頂きました |
こちらが金堂のすぐ隣にありました講堂です。 講堂は東寺の中心、つまり密教の中心的建物といえるそうです。 先ほどの金堂も非常にすばらしい建物でしたが、こちらも全然負けてませんね。
国立の寺院だった東寺を託された弘法大師空海は、人生のすべてを注いで、密教という教えを伝えようとしましたそうです。 そしてその中心的な建物として位置づけたのが講堂です。
工事は、弘仁14年(823)にはじめられ、16年後の承和6年(839)に完成しました。 当時は、講堂と金堂の周囲を廻廊が巡りふたつの大伽藍をつないでいたそうです。 しかし、文明18年(1486)に金堂、南大門などとともに焼失。 金堂が桃山時代、南大門が江戸時代に入ってからようやく再建できたのに対し、講堂は焼失より5年後に、最優先で再建されました。 それが現在の講堂になります。 |
![]() 金堂より少しこじんまりとしています |
![]() こちらが講堂の入り口です |
先程の金堂にあった薬師如来、月光菩薩、日光菩薩の仏像も非常に素晴らしかったですが、こちらの仏像達は更にすごいです。 こちらは立体曼荼羅(羯磨曼荼羅)と言いまして、曼荼羅が実際に立体的な仏像を使用して表現されているのです。
これは相当に見ごたえがありますよ。 絵で描いた曼荼羅はよく見ますが、その曼荼羅通りに仏像が並んでいるという光景は初めて見ましたよ。 時間があまりなかったので、足早に左右を行ったり来たりしましたが、これはもう少し時間をかけて見たかったな〜。
仏像を見ると、管理人が知らないお名前の仏像も結構あったのですよね。 今度一度曼荼羅を見返してみたいと思います。
ちなみに密教の教えをわかりやすく表現したのが曼荼羅と言われています。 曼荼羅には、胎蔵界曼荼羅と金剛界曼荼羅があり、それぞれ「理」と「智慧」という教えを伝えています。
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![]() こちらの当時のHPより引用させて頂きました |
ちょっと事前調査が甘すぎでしたね。 てっきり五重塔を見て終わりかと思ったらとんでもない! 今回五重塔の他、講堂や金堂も見ることができましたが、肝心の空海様にも合えませんでしたし、他にも見学していない建物があったんですよ。
これは大失態です。 でも次回また京都に来たら、改めてゆっくりと東寺を拝観できたらと思います。
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![]() ちょっと何の建物が不明です |
![]() 金堂の更に奥にあった門が正門だったのかな |
![]() 東寺にも手水舎がありました |
![]() 何か良い景色の写真 |
最初に入った門から出てきまして、行きに通った道を戻ろうとしたのですが、途中にバス停があることを発見! 時刻表を見てみますと、なななんと〜! あと2分で京都駅行きのバスが来るのではありませんか〜^^
ということで完全に足が終わっているので、バスを待ちました。 でも5分経ってもバスが来ない・・・ 7〜8分経ってよ〜やくバスが来てくれました! いや〜渡りに船とはこのことですね!
でもやっとバスに乗ったと思ったら、今度は時間が気になってきましたよ。 新幹線の時刻が16:30なんですが、途中の右折車線が混んでてなかなか前に進まない・・・ 現在の時刻は15:55。。。 ばいや〜。
でもなんとか京都駅に16:04頃に到着。 これならなんとか飲み物を買う時間もありそうです。 ちょっと右折が混んでた時はヤキモキしちゃいましたよ^^;
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![]() なんとか京都駅まで戻ってきました |
![]() こちらの路線バスに乗って参りました |