平 和 公 園

孔子廟の次は平和公園です。 この平和公園で長崎市内観光は最後となります。 ツル茶んから平和公園まで、結構急ぎ足で廻ってきましたが、それでももう時間は 13:00頃。 もっとゆっくり散策してたら丸一日かかってしまいそうです。 それだけ長崎は見どころが多いということ。 実は他にも昼間の出島や、坂本龍馬で 有名な亀山社中なども見学したかったのですが、さすがに時間オーバーでこれ以上は無理です>_< いやいや、長崎はもう1回来ても充分に観光するところが残ってます。

さて、やはり長崎に来たら、平和公園にいかねばなりません! 以前の国分寺連合旅行で広島に行った際も広島の「広島平和記念公園」を訪れました。  8/6が広島、8/9が長崎に原爆が投下された日です。 この日になると、報道でも毎年取り上げられますよね。 やはり唯一原爆が落された圀としては、 決して忘れてはいけない日です。 広島の原爆の日によくテレビで映るのは、トンネルのような記念碑や原爆ドームですが、長崎の原爆の日にはこの平和記念像が 映しだされます。 今回も世界の平和を願って、そして原爆で犠牲になった方々のご冥福をお祈りしたいと思います。



平和公園入口

公園の入り口脇にコイン駐車場がありましたので、そこに車を停めて公園内に入りました。 ちなみに長崎の駐車場の料金って結構安いです。

公園の入口には「平和公園」と彫られた石板があります。  原爆落下中心地公園北側、小高い丘にある平和公園は、悲惨な戦争を二度と繰り返さないという誓いと、世界平和への願いを込めてつくられた公園です。  「平和記念公園」や「平和祈念公園」は誤りなんだそうです。 これまでずっと平和記念公園と思っておりましたm(_ _)m


おじさんに優しいエスカレータ

公園の入口を入るとすぐエスカレータがあります。 公園はそんなに標高の高いところにあるわけではないのですが、御年寄りにとっては少し階段が多いので、 このようなエスカレータを設置しているのだと思います。 特に記念式典のときなどはご高齢の方が沢山いらっしゃいますからね。



平和の泉

エスカレータを上がりきると、綺麗な噴水のある池にたどり着きます。 こちらは「平和の泉」と言うそうです。 丁度両側の噴水の切れ目から平和記念像を 見ることができます。 この泉の正面から写真を撮ろうとしていたら、若い女性3人組から「写真を撮ってください」と言われたのですが、そのとき渡されたのは スマートフォン。。。 管理人は未だスマートフォンを持ったことがありません>_< もうスマートフォンを渡された瞬間に「もうダメ」と思ったのですが、 「このボタン押すだけですよ」と言われたのでやってみたら、なんとか撮れました。 あまりの狼狽ぶりに、きっと若いギャル達は「なに、このおっさん、 スマートフォンも持ってないの!? このブ〜デ〜ゲ〜ハ〜オヤジ!」と思ったに違いありません。

原爆のため体内まで焼けただれた被爆者たちは「水を、水を」とうめき叫びながら死んでいきました。 その痛ましい霊に水を捧げて、めい福を祈り、世界恒久平和と 核兵器廃絶の願いを込めて浄財を募り建設された円形の泉で、平和公園の一角、平和祈念像の前方にあります。 直径18メートルで昭和44年に完成しました。 平和の鳩と鶴の羽根を象徴した噴水が舞い、正面には、被爆し、水を求めてさまよった少女の手記「のどが乾いてたまりませんでした 水にはあぶらのようなものが 一面に浮いていました どうしても水が欲しくて とうとうあぶらの浮いたまま飲みました」が刻まれています。


平和の泉から少し歩くと、両側が芝生で覆われ、銅像やモニュメントが建っている広場があります。







平和記念像

平和の泉から更に直進すると大きな広場があり、その正面に平和記念像が鎮座しています。 

この平和記念像は長崎市民の平和への願いを象徴する高さ9.7メートル、重さ30トン、青銅製の平和祈念像です。 制作者の長崎出身の彫刻家北村西望氏はこの像を神の愛と仏の慈悲を 象徴とし、天を指した右手は“原爆の脅威”を、水平に伸ばした左手は“平和”を、軽く閉じた瞼は“原爆犠牲者の冥福を祈る”という想いを込めました。  毎年8月9日の原爆の日を「ながさき平和の日」と定め、この像の前で平和祈念式典がとり行なわれ、全世界に向けた平和宣言がなされます。

この平和記念像の手や表情にはこのような意味が込められているのですね。 世界の平和を祈って止みません。

平和記念像の両脇には折鶴の塔があります。 現在も千羽鶴が中に格納されておりました。