丁度オランダ坂をグルリと廻って降りた所から長崎孔子廟までは徒歩30秒。 すぐに到着しました。 オランダ坂を歩いている最中に
坂から真下に孔子廟見えたもんね。 ということで例のごとく入場料600円を支払って長崎孔子廟にご来店〜。 建物は赤を基調としており
中華っぽい感じがにじみ出ています。 特にこの近辺は教会風の建物が多い地区でもあるのですが、その中に真っ赤っかの建物があると
ものすごく目立ちます。
実はこの長崎孔子廟って、この旅行に来るまで知らなかったんですよ。 一般的に「孔子廟」というのは「孔子を祀っている霊廟」のことを言う そうですが、それは日本だけでなく、世界各地にあるんだそうです。 孔子は中国、春秋時代の思想家で、儒教の創始者です。 |
儀 門 |
こちらが「儀門」と呼ばれる門です。 ここの門をくぐると、広場があり、更にその先に孔子を祀った大きな建物が見えてきます。
孔子廟は、色あざやかな中国華南と華北地方の建築様式が合体した中国本廟の伝統美きわまる彩り豊かな極彩色の廟宇です。 元来、孔子廟とは、孔子の遺品を納め祀ったのが始まりで、明治26年(1893)中国清朝政府と華僑によって建造されました。 琉璃瓦・青白石製欄干・龍紋様の御道石・孔子像、72賢人石像などはすべて中国から取り寄せられたものです。 併設の中国歴代博物館は、2階には北京故宮博物院提供の宮廷文化財を、3階には中国歴史博物館提供の出土文化財を一堂に展覧しています。 |
いや〜見事な建築物ですね〜。 何かどことなく沖縄の首里城に似ているような気もします。 この建物の中にも入ることができるのですが、
色々な宝物が飾られていましたよ。 かなり見応えがあります。
孔子廟の有名なものでは東京都の湯島聖堂があり、江戸時代(1690年)から設けられました。 もともと朱子学の林羅山が上野忍が岡に先聖殿を築いたものを、江戸幕府が日本における儒教の学校として、 湯島(御茶ノ水)に移築し、開き、林家の学問所としても発展しました。 また、最も見応えのあるものは、長崎の「孔子廟」です。 江戸時代以降、外国貿易の地と定められ、唐人屋敷があった長崎に、明治26年(1893年)、清国政府と在日華人が協力して、 中国の総本山並に伝統美あふれた「孔子廟」が作られました。 この「孔子廟」には、孔子と72賢人石像や孔子の教えを始め、 中国の文化・学術を伝える施設の「中国歴代博物館」も孔子廟の「大成殿」裏にあり、中国の貴重な資料とともに、一般に公開されています。 ほかに、足利学校(栃木県足利市)や閑谷学校(岡山県備前市)の聖廟、多久聖廟(佐賀県多久市)などが有名です。 また日本最南の孔子廟は沖縄県那覇市にある至聖廟です。 もともとあった廟は1676年に創建されたものでしたが、沖縄戦により 灰燼に帰したため、現在の廟は1975年に再建されたものです。 |
建物の中も見学できます。 孔子の椅子を中心として、周囲に様々な展示物があります。 |
廟の両脇には72人の賢人の石像が並びます。 一人一人の表情が異なり、とても躍動感があります。 色は全て白色をしていますが、
もしこれがちゃんと着色されていたら、今にも動き出しそうな雰囲気もあります。
72賢人というのは孔子の高弟72のことだそうです。 ここにある72賢人の石像は全て大理石でできていて、一体の重さは約1.5トン。 2年がかりで今の位置に整列させたのだそうです。 それぞれが、役職に見合った衣装を身にまとい、表情や動きも全く異なります。 |
こちらが大きな建物のすぐ裏にある博物館です。 なんでも貼紙を見ると、中国の故宮博物館から提供された品々が展示されているとのこと。
残念ながら内部の撮影は禁止だったため、ご紹介することはできませんが、絵画や焼き物、掛け軸など様々なものが展示されていました。
掛け軸などは、販売されているものも展示してありました。 安いのは10万円位のものもありましたが、高いものでは100万円以上のものも
ありましたよ。
展示物の中で特に管理人がすごいと思ったのは、焼き物の壺やガラス細工でしたね。 「岡」氏も言っていましたが、若いころはこのような 焼き物を見ても、何とも思わなかったですが、最近ではこういうものにも興味津々ですよ。 歳を重ねてきたせいなのか、それとも 「なんでも鑑定団」を見過ぎなのか・・・!? しかしいい仕事してますね〜^^ |
博物館の1階にはお土産物コーナーがありました。 結構広くて定番のカステラなどのお菓子や、Tシャツなども販売していました。
・・・ん? Tシャツ? そうです! Tシャツと言えば「西」氏! ここでもパンダが拳法をやっているTシャツをご購入〜^^
このTシャツは結構面白くて、小さなパンダが色々な型のポーズをしている絵が沢山印刷されているのですが、このTシャツが展示 されていた隣には、小さな人間が色々な型のポーズをしているTシャツも売られていたんです。 そしてビックリしたことに、 このパンダと人間は同じ型のポーズをしていたのでありました。 迷った末に、「西」氏はパンダのほうをご購入しました〜。 そして、「頭」氏はブルース・リーのトランプをご購入〜。 トランプの背面にブルース・リーが印刷されています。 このような柄のトランプは他ではあまり見たことないですね〜。 希少価値あるかも!? ・・・ってお二人さん、このTシャツも トランプも孔子には全く関係ないのでは!? 一応中国つながりはかろうじてありそうですが・・・(爆) |
「西」氏のカンフーパンダTシャツ |
「頭」氏のブルース・リートランプ |