小  笠  原

さあさあ待ちに待った夕食のお時間がやって参りました! 初日の夕食は早くもこの旅行の目玉の一つとなっている「オコゼ料理」です!  「オコゼ」って名前はよく聞くのですが、食べたことがないのはもちろんのこと、見たこともないですよ。 釣りが趣味で、色々な 魚を釣っていますが、「ハオコゼ」という毒魚は釣ったことあるのですけどねぇ。。。 なんでもここで振る舞われるオコゼの正式名称は 「オニオコゼ」というのだそうです。 管理人は初めて見ました。

水槽にオニオコゼがいましたので見てみると・・・ むむ、ゴツゴツしてて背鰭がとがっていて、「ハオコゼ」をデカくしたような容姿を しています。 なんでも背鰭には毒があるとか・・・ やっぱりこいつは「ハオコゼ」の仲間なんですね〜。 でも魚ってのは見た目と 食べたときの味が全然違うことが多いんですよ。 見た目は悪くても、食べたら超美味なことは結構よくあることです。 アンコウなんかも そうですし、カサゴもそうですよね〜^^ 特にこのオコゼは外見の汚さから、実際の味は超美味な予感がプンプンしますよ。  いやいや楽しみです!



〜 店 の 雰 囲 気 〜

お店は長崎電鉄の「思案橋」駅から徒歩4分です。 最初はホテル(五島町)から市電で移動しようと思っていましたが、歩きでも10分 ちょっととのことだったので、徒歩で向かいました。 お店は市電が走っている大通り沿いから一本中に入った飲み屋街の中にあります。  お店の外観は間口は狭いですが、店の前にデカイ水槽があり、その中にオニオコゼが泳いでいます。 まずは扉を開けて「こんばんわ〜」  おお〜! 店の中は、和風で寿司屋のような感じ。 カウンター席などもありますが、奥には4〜6人用の小上がりがあります。 接待 などにも使えそうですね〜^^ 店員さんの接客も良く、特に女将である「オコゼのババァ」さんは気さくな方で、最後のほうは一緒に 座敷に来て5人で話していましたよ^^ このオコゼのババァさんは周辺には影響力があるみたいで、お会計を済ませた後に、餃子の 美味しい店とか色々案内してくれたのですが、途中に通り過ぎた店の客引きとかがババァさんに挨拶しておりました。 もしかして 思案橋の帝王!?

お店の外観


今日の小上がり



〜 料 理 達 〜

「オニオコゼ」

こちらが「オニコゼ」です! オニオコゼはカサゴ目フサカサゴ科に属する魚類の一種です。

関東以南の太平洋と新潟県以南の日本海、および東シナ海に分布し、暖海性の種です。 浅海性で、生息範囲は沿岸から水深200m まで。 底生性で、通常はあまり泳ぎ回ることなく海底に潜み、地味な体色を利用して砂や石に擬態します。 食性は肉食性で、 小魚などを待ち伏せ、素早く捕食します。
「ビールで乾杯〜!」

まずは生ビールで乾杯〜^^ おしゃれなグラスに生ビールがななみなみと注がれます。 いや〜今日は結構歩いたから、ビールがまいう〜!  今日も飲み過ぎてしまいそうです^^
「お通しPart1」

まずはお通しです。 最初に出てきたのは、オニオコゼの胃袋を千切りにしたものです。 オニオコゼは捨てるところが無いんだそうですよ。  なので、普段ではあまりお目に掛かれない胃袋も食することができます。 コリコリとした食感はビールが進みます。
「お通しPart2」

もう一つお通しが出てきたので、ご紹介しましょう。 こちらはオコゼの皮を酢の物にしたものです。 あまり魚の皮だけを料理で食することはないですが、 やはりこちあのお店はオコゼの全てを喰いつくすってことで、皮も立派に料理の主役になります。 一般的に魚は皮と身の間に上質の脂があるので美味いのですが、 オコゼは更に脂が乗りまくっているので、超まいう〜です。
「オニオコゼの肝」

こちらはオニオコゼの肝です。 今は時期的に肝が小さいですが、旬の時期になると肝パンになるみたいですよ。 まるでカワハギみたいですね。  でもお店の方に「カワハギと似てますね」て言いましたら、カワハギより全然まいう〜ですよ〜と少し怒り気味におっしゃっていました。 
「オニオコゼの刺身」

こちらがメインディッシュのオニオコゼの刺身です。 お頭があり、その横にブツ切りの刺身と、薄造りの刺身が乗っています。 なにやら 時折頭がビクビク動いているんですよ。 店員さんが教えてくれたのですが、オニオコゼって心臓が頭にあるんですって!! ビックリした なぁもう。

まずは薄造りをペロリ。。。 んまい〜〜! 弾力があり、少しコリコリとした身は極上の味です! 見は白身で少し透き通った感じ。  これは見た目はカサゴに似ていますが、カサゴよりもサッパリとした感じですが魚の味は濃いです。 いや〜これはまいう〜! 続いてブツ切りのほうも いただきます。。。 お〜〜こちらは更に弾力が増しています! 色は少しピンクがかっていますが、薄造りとは部位が違うのでしょうか。  こちらの身も相当にまいう〜ですよ! 今日一番の特上刺身でありました!
「オニオコゼの唐揚」

こちらはオニオコゼの身の部分を唐揚にしたものです。 見た目はアンコウとかフグの唐揚に似ていますが、フグほどブリンブリンな食感 ではなく、かつアンコウほど柔らかくない。。。 表現が難しいですが、白身の上質な味が油で揚げることで引き立っている感じがします。  これもっと食したかった〜^^
「オニオコゼの煮物」

こちらは先程刺身で出てきたオニオコゼの残った部分を煮付けにしたものです。 味付けは甘辛の醤油ダレで煮込まれています。  店員さんが「オニオコゼの煮付けです〜。 チューチューして食べてくださいね〜。」と言ってくれます。 特にまいう〜な部分は、 皮の部分なんだそうです。 ここにはゼラチン状でプルプルした食感が楽しめします。 醤油ダレも非常に良いお味で、ご飯のおかわりが 欲しくなってしまいますね。 でも小骨が多くてかなり食べづらいです>_<

こちらの煮付けを食べ終わった頃に、オコゼのババァさんが座敷にやってきたのですが、我々のチューチューの仕方が足りなかったのか、 「まだ全然食べられる!」と怒られてしまいました^^; 唯一「岡」氏の食べ方は合格だったみたいです^^ 最初はチューチュー というより、身の部分を箸でつついていたため、綺麗に食せなかったのですが、文字通り、口に全部入れてそのままチューチューすると 結構綺麗に身を食べられるようになりました。 なかなか面白い料理ですよね〜
「ご飯&味噌汁&お新香」

もうお料理は終盤です。 こちらはご飯&味噌汁&お新香です。 これのどこにオコゼが使ってあるのか?? それはお味噌汁なんです〜^^  先程御造りがありましたが、そのときに鎮座していた御頭を煮てダシを取ったんだそうですよ。 もうすんごいいいダシ出てます!  もちろん味噌汁だけでもまいう〜なのですが、管理人はちょっとお行儀が悪いですが、ご飯に味噌汁をかけて食するのが好きなのです。  ご飯と味噌汁を半分づつ位残して、合体〜〜〜! ちなみにこのご飯も土鍋で炊いたようなツヤツヤまいう〜ご飯! そんなご飯と オコゼのダシが出ている味噌汁が合わさったら、まいう〜に決まってます!
「デザート」

最後にデザートが出てきました〜。 本日のコースはこれで終了〜。 最後のデザートも正式名称は分かりませんが、結構高級なブドウじゃないですか〜。 色からするとマスカット!? って あとは巨峰位しか名前知らないです>_< 緑色しているからマスカットにしておきましょう〜。 こちらは皮まで食べられますのが、皮の渋みが少なくて、非常にまいう〜ですよ。 最後にあっさりとした マスカットは嬉しいですね〜。

〜 お 店 情 報 〜
「小 笠 原」