山崎屋さんのちゃんぽんと皿うどんで腹を満たしましたので、お次は「諫早湾干拓堤防道路(雲仙多良シーライン)」に
行くことにしました。 諫早周辺には山岳部で滝などの見どころがあったのですが、今回はこれから島原、雲仙にも
足を伸ばしますので、時間の関係上、島原への通り道となる、ニュースでも有名な諫早干拓事業の有明海に行くことに
しました。
ニュースなどで見るだけでは、干拓事業の規模を想像することは難しいと思いますが、実際に来てみると、その壮大な計画に 圧倒されていしまいますね。 今回は丁度有明海をせき止めている堤防上に通っている「諫早湾干拓堤防道路(2007年 開通)」を走ってみました。 途中にパーキングエリアもありましたので、そこからの景色なども見学します。 |
諫早湾は、有明海の中央部西岸からさらに南西側に入りこんだ湾を指す呼称です。 泉水海とも呼ばれます。
遠浅の干潟を利用して、古くより干拓が行われてきましたが、1989年より着工した国営諫早湾干拓事業が、有明海全体を
含んだ環境保全上の争点となっています。
湾奥部の潮間帯には泥干潟が広がり、泥質部を好むシチメンソウ(ミルマツナ)、ウミマイマイ、ハイガイ、タイラギ、 カキ、アゲマキ、ハラグクレチゴガニ、アリアケガニ、シオマネキ、ムツゴロウなどの生物が生息していました。 1989年からは国営諫早湾干拓事業が開始され、1997年には諫早市と雲仙市に跨る約35平方kmの海域が締め切られました。 締め切られた堤防内は干潟の乾燥化と調整池内の淡水化が進み、干潟の生物が徐々に死滅した一方、二枚貝の一種である ヒラタヌマコダキガイが激増するなどの変化が見られました。 水質も汚染が進み周辺では悪臭を感じることもあり、 その汚水が排出されることによって有明海全体が汚染されようとしているという指摘もあります。 また、工事に使用する海砂を有明海中央部海底より採取しましたが、締め切り直後の1997年にはその有明海中央部で 貧酸素水塊が発生したことが報告されています。 |
大きな水門 |
ものすごい長い直線道路 |
諫早市側から諫早湾干拓堤防道路に乗りました。 この道路は無料で走ることができます。 全長7kmのなが〜〜〜い 直線道路です。 それぞれ諫早側と雲仙側に大きな水門がありました。 |
丁度諫早湾干拓堤防道路の中央付近にパーキングがあります。 トイレがあるだけの小さなパーキングですが、道路を 渡って水門の外側と内側を一望できる歩道橋なども設置されています。 |
歩道橋から諫早市の方角を見ると、なだらかに広がった丘陵地のような風景が見えますし、雲仙市の方角を見ますと、 雲仙岳と思しき山々が見えます。 ここからの雲仙岳はなかなかに壮大な景色でありました。 |