宿 坊 楠 川

戸隠神社を後にしたのが12:20。 戸隠神社に1時間30分もいたんですね。 そろそろ昼食のお時間がやって参りました。 最初は次の目的地の善光寺近くで食する予定だったのですが、善光寺近くは結構混んでいるかもしれないってことで、 戸隠神社の周辺で探すことにしました。 長野って言うとやっぱり蕎麦が有名ですが、その中でもこの周辺には「戸隠そば」ってのが有名みたいなんですよね〜。 あまり蕎麦に詳しくなかったので調べてみると、戸隠そばというのは、 岩手県のわんこそば、島根県の出雲そばと共に、日本三大そばの一つとされているんだそうですよ。 どおりで道の途中に何軒も蕎麦屋がありましたし、看板に「戸隠蕎麦」って書いてありましたよ。

戸隠そばの特徴はいくつもあるみたい。 ・ソバの甘皮を取らずに挽いた蕎麦粉を使用すること ・延すとき、四つ出し(四角く伸ばす)をせず、丸延しすること。 ・水を殆ど切らずに出すこと。 ・「ぼっち盛り」と呼ばれる独特の盛り付けをすること。「ぼっち盛り」とは、一つのざるに5ないしは6束、開口部のつぶれた馬蹄形状に盛る形式をいう。  ・根曲り竹で編まれた円形のざるに盛ること。 ・薬味には、今は「信州の伝統野菜」に認定されている地元の「戸隠大根」と呼ばれる辛味大根を使うこと。 ・蕎麦が出てくるまでの間に大抵は自家製の漬物などが供されること。 ・天ぷらにはワラビやコゴミといった地元で獲れる山菜類がふんだんに使われること。  等々。 確かに今回頂いた蕎麦も全部当てはまりますね!


宿坊楠川は信州戸隠の戸隠神社宝光社のご神域にある宿坊です。 宿坊とは戸隠神社に神明奉仕をいたす神官の家々のことで、戸隠講の講員の方におもてなしとして提供していたのが戸隠そばなんだそうです。 by 宿坊楠川HPより

ちなみに宿坊ということで、もちろん宿泊もできますよ。 1泊2食付きで9,000円だそうです。 是非ご利用ください〜 ホントに蕎麦まいう〜でしたよ。


お店の外観


客室の様子



「手力御膳」

こちらは「岡」氏がご注文した「手力御膳」です。 美味そうですね〜。 写真を見ますと、確かに「ぼっち盛り」になっていますし、円形のざるに盛られていますし、料理が出てくる前に確かに大根の漬物が出てきましたよ。  ちゃんと戸隠蕎麦の特徴を満たしていますね。

こちらのセットは蕎麦、とろろ、おこわ等がセットになっています。 確かにとろろは合いそうですよね〜

「戸隠御膳」

こちらは「西」氏がご注文した「戸隠御膳」。 一番ゴージャスなメニューです。 昔は「岡」氏や管理人のほうが断然大食漢だったと思うのですが、最近「西」氏のほうが全然よく食しますね〜。

こちらは蕎麦、おこわ、天麩羅がセットになっています。 蕎麦は結構歯ごたえがあって管理人好みです。 つけ汁もいい出汁を使っているみたいでとてもまいう〜ですよ。 味もしっかりしているし、蕎麦をつけていっても味が薄いと思うことは ありません。 よく「蕎麦通」の人は、まずは蕎麦の風味を味わうために、蕎麦だけを食するとか言いますが、我々にはそんなの関係ありませ〜ん。 最初から薬味をドバッと入れて、蕎麦をドバっとつけて頂きます〜

「天ざる」

こちらは管理人がご注文した「天ざる」です。 天麩羅は、海老、フキノトウ、茄子(?)等がありました。 フキノトウの天麩羅は大好きなんですよね〜。 少しほろ苦い感じ。 フワフワな食感で、かつサクっと揚がっていて最高にまいう〜です。 

あと小鉢に醤油で味をつけた豆があったのですが、これは何の豆だったのでしょう。 結構美味かったんですよ。 一見すると枝豆のようなんですが・・・ ビールのおつまみに良さそうな豆でした。


〜 お 店 情 報 〜
「宿  坊  楠  川」