吹 割 の 滝

沼田公園を出発したのは10:25頃。 桜を満喫しましたので、お次は滝を見に行きましょう〜。 なんでも次の目的地は「東洋のナイアガラ」と呼ばれている滝なんだそうですよ。  インターネットで検索するとここらへんの観光地としては一押しの観光地となっておりました。  沼田公園からは一般道を走ること約30分で到着します。 昨日からそうですが、観光地と観光地の距離が短くて観光しやすいですね〜。 沼田市街は結構都会で信号も多かったのですが、 ものの10分ちょい走ると、すっかり信号がなくなります。 さらに山道も増えてきて、運転も非常に楽しくなりますね。

でも観光本を見ると吹割の滝も、所在地の住所が番地まで書いてない>_< しょうがないので町名までナビに入れて行ったのですが、案の定訳の分からないところに連れていかれてしまいましたよ>_<  大きな通りを外れて細い路地を案内されちゃいましたよ。 しょうがないので一端脱出し、大きい道に出て看板を探し出し、なんとか到着することができました。




どうやら吹割の滝の専用駐車場ってのはないようですね。 近隣には道の駅といいますか、普通のお土産屋さんといいますか、そういうお店の駐車場はあるんです。  看板には「無料駐車場」って書いてあったのですが、こういうのって、ど〜〜も信用できないんですよね。  停めたら停めたで、お土産を買っていけとか言われるんじゃないかとビクビクしていましたが、なんとホントに無料で停めさせてくれて、しかもお土産強制もありませんでした。  というよりどこも店が開いてなかった・・・>_<

駐車場に車を停め、少し歩くと川岸に出ます。 昨日散歩した諏訪峡のように、川の両岸に遊歩道が整備されていて、橋で渡ってグルリと一周できるようになっているようです。  ただ、反対側の岸はがけ崩れの危険があるため、現在は通行禁止になっていました。 展望台があるみたいだったのですが残念です。  





いや〜ここの川も綺麗ですね〜。 昨日の奥利根川も水量が多かったですが、この川もものすごい水量ですよ。 これも雪解け水なんでしょうか。 これだけの川幅の広さでこの水の勢いって相当なもんですよね。 

歩いていると放送が聞こえてきます。 何々、「川のそばには寄らないでください」って。 確かにこの川の流れを見ていると、吸い込まれそうになっちゃうかもしれません。 きっとこれまで事故があったのでしょうね。  若者などがはしゃいで川に転落すると、この先の滝でお陀仏って感じ。 くわばらくわばら。  





川岸を歩き始めて3分位で吹き割れの滝が見えてきます。 なんと壮大な景色なんでしょう。 今まで色々な滝を見てきましたが、こんな滝は初めてみましたよ。  その形状から「東洋のナイアガラ」と呼ばれるのも納得です。 また角度を変えると姿がどんどん変わっていくんですよね。 本当は反対の川岸の展望台で上から見下ろすように見たかったんだけどなぁ、残念ながら通行止め。。。  でもここからでも十分その迫力を堪能できますよ。  





吹割の滝は昭和11年12月16日、当時の文部省から天然記念物及び名勝に指定されたそうです。 高さは7メートル、幅は30メートルもあります。  吹割の滝の名は、凝灰岩・花崗岩の川床上を流れる片品川の清流が、岩質の軟らかい部分を浸蝕し多数の割れ目を生じ、あたかも巨大な岩が吹き割れたように見えるところから生まれました。   





遊歩道を歩いているとついつい滝のほうに目が行ってしまいますが、少し視線をあげてみると、この崖もものすごいですよねっ。 一体この岩達はどこから来たのでしょう。  しかもどのようにして積みあがったのでしょうか。 滝の形状もそうですが、この岩達も自然の神秘を感じずにはいられません。  





見事な滝でしたので、10分位はその場で見学していたでしょうか。 一応滝の先のほうまで行ってみたのですが、どうやら行き止まりっぽかったので、引き返して、今度は吊り橋がある方面に行きました。  こちらの橋を渡ると展望台のほうまで行ける道なんですが、前述のとおり現在は通行止め。 早くも足が終わり始めていたので、吊り橋を渡って、橋からの景色を眺めてから帰ることにいたしましょう。   









真ん中にはこんもりした島のようなものがありまして、その両脇に橋がかかっています。 これがまた橋からの景色が最高なんだな〜。 先ほどの荒々しい吹割の滝とは違い、幅広の川のせせらぎが良い感じです。  橋の上から見ると、川幅が結構広いのがわかりますよね。 この流れがとても良い感じなんですが、お嫁さんは何故か高さのある橋は苦手みたいで、さっさと走り去っていきました。   





2つの橋を渡り切りますと、何か神社のような建物が見えてきます。 こちらは「浮島観音堂」といいます。  観音堂は平安初期の延歴14年(西暦795年)に観音不動昆沙門大師が創設し、その後、文明8年(1469年)に小海住真海師が本尊を再興。  さらに天文3年(1534年)に御堂再造(改築)されましたが、老朽が甚だしく昭和59年5月にほぼ原型のまま新築されて現在に至ります。  堂内には、日光東照宮にある有名な『眠り猫』をはじめ、各地で数々の彫刻を完成させた名匠・左甚五郎作と伝わる「浮島如意輪観音」が安置されています。