龍  安  寺

昼ごはんも頂いたしビールも飲んだし、とてもいい気分です。 さてお次は「北野天満宮」を予定していたのですが、金閣寺のそばには石庭が有名な「龍安寺」というお寺があり、そちらが気になって おりました。 というのも、一番最初に行った大徳寺の本坊で石庭が撮影禁止だったため、石庭の写真が1枚もないんですよねぇ。 しかも龍安寺は石庭で有名なお寺ですし。。。 石庭の取材したい〜!  ということで北野天満宮の前に龍安寺にも寄ることにしました。 でもまた撮影禁止だったらせっかく行ってもショックなので、事前に電話で撮影可能か、聞いておきましたよ。 多分龍安寺の電話を 取ってくれた方は「今日は開いてますか?」とか「入館は何時までですか?」という問合せ対応はしたことあると思うのですが、「石庭は撮影可能ですか?」という問合せは初めてだったのではないかと 思います^^; お前はテレビ局かっ!

さて、金閣寺から龍安寺まではバス停3つ位の距離です。 北大路駅から大徳寺まではバス停5つ位、大徳寺から金閣寺がバス停3つ位。 近いから歩ば?? と言われそうですが、京都のバスには 「急行」があるんですよ。 急行だと途中の小さいバス停はすっ飛ばして行くので結構バス停間の距離はあります。 今回の旅行はゴールデンウィークということもあって急行が増便されていたため、 特に時刻表を調べなくても5分も待てばバスが到着します。 この急行バスは何系統かあり、有名な観光地はほとんど網羅されています。 これは便利ですね〜。



龍安寺に到着しました。 やはり先ほどの金閣寺に比べると観光客の数もぐっと減りますね。 観光バスなども見かけないので、ツアーのルートに入っていないのかもしれませんね。  京都の寺は「寺と池」という構図をよく見かけるのですが、どれをとっても同じものはなく、それぞれの特徴を持っているような気がしますね〜。 ここ龍安寺も奥に寺があり、中央には広い池があります。  龍安寺の庭園の特徴としては、色々な花が咲いていること。 庭園に巨大な石が飾られていることが上げられると思います。 今は初夏なので、藤の中やツツジが綺麗でしたよ。 また巨大な石はどうやって 運んだんだろうというような大きな石で、木々と巨石のハーモネーが良い感じです。

龍安寺(りょうあんじ)は、京都府京都市右京区にある臨済宗妙心寺派の寺院。 山号を大雲山と称する。 本尊は釈迦如来、開基(創立者)は細川勝元、開山(初代住職)は義天玄承である。  「古都京都の文化財」として世界遺産に登録されている。


〜 方  丈 〜

石段を登ると龍安寺の方丈が見えてきます。 木々に覆われて全容は写せませんでしたが、先程の金閣寺は金ピカでゴージャスな一方、こちらの建物はとても厳粛な雰囲気を醸し出しています。 建物自体はそんなに大きくはないようですが、建物中央には 広い部屋があり、大徳寺と同じように襖に色々な絵が描かれています。 大徳寺のは「狩野探幽」でしたが、こちらの絵はちょっと違うような気も!?




〜 方 丈 内 の 展 示 物 〜

お寺の中にはそんなに展示物が陳列してあるわけではないですが、ここにはそんなに細々とした展示物なんていりません!! そうです! ここには超有名な石庭があるからです! 観光客の方々もこの石庭前の 縁側で、ゆっくり腰を下ろして石庭を眺めていました。 ここにいると縁側に寝そべってじっくりと石庭を味わいたい、そんな気分になります。


なんだかすんごい書Part1


なんだかすんごい書Part2


方丈内の大広間 襖の絵がすばらしいです。


大広間横の少し小さな部屋 こちらの絵もいい!


知足の蹲踞(ちそくのつくばい)です。蹲踞というのは、
茶室に入る前に手や口を清めるための手水を
張っておく石のことだそうです。


石庭に入る入口の門





〜 枯 山 水 の 方 丈 石 庭 〜

「龍安寺の石庭」として知られる枯山水の方丈石庭で有名な龍安寺は、禅宗が盛んだった室町幕府の管領、守護大名で、応仁の乱の東軍総帥でもあった細川勝元が宝徳2年(1450年)に創建した禅寺である。  衣笠山山麓に位置する龍安寺の所在地は、藤原北家の流れを汲む徳大寺実能以来、徳大寺家の山荘であったところを、細川勝元が譲り受けたものである。 初代住職として妙心寺5世住持の義天玄承(玄詔)を 迎えた。 龍安寺の開山は実質的にはこの義天玄承とされているが、義天自身は2世に退き、自分の師の日峰宗舜を開山に立てている。 創建当初の寺地は現在よりはるかに広く、京福電鉄の線路の辺りまでが 境内であったという。

龍安寺は、開基細川勝元自身が一方の当事者であった応仁の乱(1467-1477年)で焼失。 勝元の子の細川政元と、4世住持・特芳禅傑によって長享2年(1488年)に再興された。 寺では特芳を中興開山と 称している。 その後、豊臣秀吉と江戸幕府が寺領を寄付して保護している。

近世の地誌類によれば、最盛期の龍安寺には塔頭が21か寺、軒を連ねていたという(現存するものは3か寺)。『都名所図会』のような絵入りの名所案内書(現代の旅行ガイドブックに相当)を見ると、当時、 龍安寺の池はオシドリの名所として知られており、今日有名な石庭よりもむしろ、池を中心とした池泉回遊式庭園の方が著名であったらしい。 by wikipedia


枯山水 正面の写真


左斜め前の写真


右斜め前の写真



〜 鏡  容  池 〜

寺の南側には広大な鏡容池(きょうようち)があり、周囲は回遊式庭園になっている。 境内北側には方丈、仏殿、茶室蔵六庵などが建ち、これらの西側には非公開の「西の庭」がある。  西の庭には開基細川勝元の木像を祀る細川廟などがある。 著名な石庭は方丈南側の土塀で囲まれた中にある。 なお、寺の背後には第66代一条天皇を含め5人の天皇の陵墓がある。 by wikipedia

この池もとてもいい雰囲気でした。 見学ルートは池の周囲を1周するようになっていたのですが、見る場所で随分景色が変わります。 前述のように巨石とコケのハーモネーの区間があったり、 藤の花の区画があったり、ツツジの区画があったり、1周するだけで色々な景色を堪能することができます。


鏡容池の景色です。


池の周囲はこのような散策路があります。
そよ風と木漏れ日に癒されます。


所々に石と木と苔と花の庭園風のオブジェが
ありますが、これがとても情緒的です。


ツツジが満開ですよ!非常に綺麗でした。
ツツジ並木が20〜30m続いていました。


すみません、花はあまり詳しくないのですが、
綺麗なので激写しておきました^^


藤の花!?とてもきれいです。


池で亀が甲羅干ししていました。