草 津 熱 帯 圏

湯畑を見た後は、温泉街エリアの東のはずれにある「草津熱帯圏」という動物園にやって参りました。 県営駐車場から車で約5分位のところです。 ホントは県営駐車場から歩けなくもなかったのですが、今日は雨予報だったのにも関わらず、 結構な晴天! 車の気温計も30℃を超えていましたよ。 こんな中、熱帯圏まで歩いたら結構チビシ〜。 ラッキーなことに草津熱帯圏の駐車場は無料とのことでしたので、車で移動することにしました。

最近動物園ってほとんど行ったことがないですよね〜。 もう何年振りだろう。。。いや十数年ぶり!? こちらの動物園では実際に動物に触れることもできるみたいなので、個人的には湯畑の次に楽しみにしていたスポッツです。 


看板を見ると、正式名称は「花と動物の里 草津熱帯圏」っていうんですね〜。 思ったよりもこじんまりとした佇まいです。 写真の建物が熱帯圏の入口です。

草津熱帯圏は高さ15mのドームがあり、温泉熱を利用した亜熱帯のエリアには、多種多様な動植物が生息しています。主な動物はカピバラ、マーモセット、キツネザル、コアリクイなどです。  またワニ・蛇・亀・トカゲなどの爬虫類も豊富にそろっています。 動物たちとの間に柵がない(ワニとかはちゃんと柵があります!)ので、間近に触れ合う事ができます。


草津熱帯圏の受付の建物

事前に入場券の割引券を印刷していったので、大人1,000円のところを、200円引きで購入することができました。 



まず受付を過ぎると、昆虫の標本とか、ワニやヘビの剥製がお出迎えしてくれます。 うわ〜管理人的には非常に興味深いのですが、お嫁さんにとってはバッドチューニング! デカイワニは「シャムワニ」って言うんだそうですよ。  子供だったらワニにまたがって記念撮影ができるみたい。 さすがに管理人は重量オーバーです>_< 昆虫の標本のほうには、世界のカブトムシ、チョウ、ナナフシ等が所せましと並んでいました。


いきなりワニがお出迎え


こちらはヘビの標本


世界の昆虫たち

シャムワニの剥製!?


受付&標本の建物を通り過ぎると野外に出ます。 建物のすぐ出口付近には猿苑がありました。 ちょっと毛並みが良くないようですが、栄養状態は大丈夫でしょうか。 隣の小さな小屋にはサル用のエサが売っておりました。  今回は管理人は購入しなかったのですが、他のお客さんが餌付けしているところを見ると、もう猿はエサの取り合いで、ウキー!と雄叫びを上げておりました。 もうエサの取り合いになると、大人猿も子供猿も関係なくバトルが勃発します。  観光客としては子ザルにエサをあげようとしているのですが、どーしても大人猿が横取りしちゃうんですよね〜。 しかも大人猿は要領がよくて、エサを持った人間が近寄ると、手招きして「こっちこっち」ってやるんですよ。  どこかの動物園で熊がそうしているのをテレビで見たことがありますが、あんな感じね。 だんだん猿も知恵をつけてきているようです^^;


猿苑はこのような崖風になっています


子ザルがかわゆいです。

「こっちこっち」と手招きを・・・


猿苑を通り過ぎると、すぐそばにドーム状の建物が見えてきます。(ドームの写真を撮り忘れちゃった>_<) どうやらこちらが熱帯圏のメイン会場のようです。 こちらのドーム内では、亜熱帯や熱帯地方の動物たちが専用の檻の中で展示飼育されています。  こちらのドームの中は2階建てになっていて、縦横無尽に通路や階段が駆け巡っており、とても効率的にドーム内を廻れるようになっています。

そしてドームの中に入ってみると・・・ 中はすごい暑いです。 これも温泉の熱を利用しているんですね〜。 中の気候はまさに亜熱帯! そして柵から下を見下ろすと、いきなりワニ〜! なんて名前のワニだか見るのを忘れちゃったのですが、 よくテレビで見るデカイワニそのものですよ。 種類の異なるやつが何匹もいましたよ。 昼間はお休みタイムなのか、どのワニも寝ているようでした。 大きいものでは体長は2m以上あったのではないでしょうか。 かなり大きいですね。 食事タイムだったら肉を喰っているところを見れたのですがちょっと時間がずれていたみたいです。  素朴な疑問なのですが、これって檻の中を掃除するときってどうやるんでしょう。。。 ワニを退避させる場所が見つけられなかったのですが・・・ まさかエサをやっている間にやっちゃうとか!? それは危ないよね^^;




何故かワニの檻のすぐ横にはフラミングがいました。 薄いピンク色をしていて綺麗な鳥ですね。 こちらは「チリーフラミンゴ」という名称だそうです。 南米に分布し、水面で下を向いて頭を左右に振りながら、 独特なくちばしを使って、水中の藻や水生小動物を食べるんだそうです。 この藻には赤い成分が含まれていて、これが体内にたまることで身体の色がピンク色になっていくんだそうです。 鮭がエビを食して身が赤くなるのと同じだね。  ちなみにこの熱帯圏のフラミングは1970年の開園当初にはすでに成体になっているそうなので、もう50年以上生きている計算になりますよね。 実際にこのフラミンゴは熱帯圏の三老の1種なんだそうですよ。





どわ〜、フラミンゴで癒されたのに、またワニ〜! こちらはジョンストンワニと言います。 オーストラリア北部に生息するワニで、全長3mにも達しますが、細身なため軽快で、攻撃時には跳躍することもあるそうです。 通常は川や湖に生息するそうですが、 汽水域でも見られるそうです。 頼むからこちらには跳躍しないで欲しいと思います。




どわ〜、今度はエリマキトカゲです。 そういえば日本でも昔コマーシャルにも使われて一躍人気者になりましたよね。 確かオーストラリアの硬貨でエリマキトカゲがデザインされているものもあって、実際管理人のコレクション(実は管理人は珍しい硬貨や紙幣を集めている)にもなっています。 

最大全長は約90cmほど、分布はオーストラリア北部、ニューギニア南部、森林に棲み、樹上性、エサは昆虫や小型の哺乳類など。 首にはえりまきのような大きなえり飾りがあります。 これは長く伸びた舌骨に支えられたもので、普段は肩に畳まれています。  興奮するとえりまきを広げ、口を開けて敵を脅かします。 えり飾りは体温調節に役立つとも言われ、直径30cmにもなるそうです。

えりまきを広げないかしばらく見ていましたが、ガラス戸を叩くわけにもいかず、全然興奮してくれませんでした>_<




途中、ヘビとかカメとかサソリ等、ろくでもない動物が多かったのですが、ついにカピバラの檻の前にやってきました〜。 先程2階付近からチラチラ見えてはいたのですが、ようやく目の前にやってきました。 ここでは餌付け体験ができるんです。  エサはキャベツの葉でしたね。 コップに千切ったキャベツが入っていて、100円でエサを購入します。 檻の柵にはちゃんとカピバラの口が入る位の穴が開いておりまして、そこからエサをあげます。 カピバラも分かっているみたいで、 キャベツのコップを持って檻に近づくと、ちゃんと寄ってきてくれます。

穴の中からキャベツをあげますと、もうワイルドにモシャモシャ言いながら食べていますよ。 なんとかわゆいのでしょうか。 でもこれがネズミってのもちょっと恐いですよね。 





カピバラのエリアを抜けると、今度は鳥類と猿のエリアに入ってきました。 そうそうこういうのが見たかったんですよ。 ヘビとかワニはもういらないです。

こちらはピグミーマーモセットです。 体長は約15cmほどですごく小さいです。 素早い動きをしていますよ。 顔も小さいのですが、目鼻立ちもしっかりしてて、やっぱりちょっと人間っぽい感じがしますね。  こちらの特徴は、子育てを父親、兄弟達も手伝うことなんだそうですよ。 通常一回の出産で体重15gの赤ちゃんを2頭生みおんぶします。 授乳以外の時間はなるべく父親がおんぶして、母親の負担を軽くしてあげています。  兄弟も子育てに参加して、更に負担が減っていくんだそうです。 




その他、ドーム内には紹介したくてもしきれない位の動物たちがいました。 ヘビとかカメとかサソリはあまり気持ち良い感じはしませんでしたが、やっぱりサルとか鳥とかネズミの類はかわゆいですね〜。  ドーム内で撮影したその他の動物もご紹介します。


マーラというネズミの一種です。


ヨザルという猿の一種。目つきが悪いです^^;


コモンマーモセットと言います。


ワタボウシパンシェ


オオサイチョウという鳥です
頭にバナナが乗っているようです


アオボウシインコ。しゃべるそうなので
色々話しかけましたが、結局しゃべらず>_<


インドオオコオモリです
結構グロテスクですね。。。


ヨウムのくーちゃんです
こちらもなかなかしゃべってくれません>_<


ぶっといヘビ
これはちょっと気持ち悪い・・・


スッポンの仲間だそうです
これはちょっと美味そう・・・



いや〜ドームの中は想像以上に盛りだくさんでしたね〜。 これはご来店して本当によかったです。 最初のほうはワニとかヘビで恐れをなしていたお嫁さんも、途中からカピバラやマーラ、ピグミーマーモセットなどを見れて喜んでいたようです。

ドームから出ると。。。 おお〜涼しい〜。 今日は外も暑かったのですが、それ以上にドームの中は暑かった^^; ふと横を見ると、なんとヤギ、ヒツジ、アルパカがいるではありませんか〜。  木枠の檻の中で共生しているみたいです。 でも外が暑いからか、ちょっとダウン気味でしたね^^; アルパカは元気に歩き回っていたので、あわよくば触ってやろうと思ったのですが、アルパカって警戒モードに入ると、 臭いツバを吹きかけるみたいなので、ちょっとやめておきました^^;







思いのほか熱帯圏は楽しかった! 最後にトイレに行って宿にいきますか! と横を見ると、なになに!? ドクターフィッシュ!? おお〜それって手とか足を入れると、皮膚の角質などを食べてくれる魚じゃないですか! 

見ると、大きい水槽と小さい水槽が2つづつありました。 大きい水槽のほうは足を浸けられるようになっており、小さい水槽は手を入れるようになっていました。 ちょっと足を入れるのは嫌だったので、試しに手を入れるほうに・・・  手を入れて動かさないでいると、少しづつ魚が寄ってきましたよ〜。 体長は2〜3cm位でしょうか。 指の間とか、指の根元をツンツンしているのが感覚として分かります。 きっと角質を食べてくれているのね〜。  最初はそうでもなかったのですが、ツンツンしてもらっていると、次第に虜になっていきますよ。 結局お嫁さんがトイレから出てきても、しばらくは手を突っ込んでおりました。