桜 島

鹿児島と言えば桜島を思い浮かべる人は多いと思います。 今回の旅行のトリを飾る観光地は桜島です〜。 一度桜島を見てみたかったのですよね〜。 桜島は活火山で今でもモクモクと噴煙を上げています。  聞いたところによりますと、桜島周辺では風予報が非常に重要なんだそうですよ。 風向きによって洗濯物を干せる干せないを判断するそうです。 今回も朝、車に乗り込んだ時にレンタカーの窓がやけに汚いなぁ と思ったら、それは噴煙の影響だったんですね。 これってマスクとかしないで健康面は大丈夫なんでしょうか。 街を歩いている人を見てもマスクをしている人はあまり見かけませんでしたし。。。 管理人は桜島に 入る際にマスクをして参りました。 いや〜でも近くで見る桜島はいいですね〜、非常に雄大です!! 鹿児島中央駅付近からはどこからでも見えましたが、やはり何の邪魔もなく見る桜島は雄々しい感じがしました。


桜島は、鹿児島県の錦江湾にある東西約12km、南北約10km、周囲約55kmの火山島。 かつては文字通り島であったが1914年(大正3年)の噴火により大隅半島と陸続きとなった。  御岳と呼ばれる、約2万6千年前に鹿児島湾内の海底火山として活動を開始した活火山によって形成された、地質学的には比較的新しい火山である。 その山としての新しさ、有史以来頻繁に繰り返してきた噴火の記録、 現在もなお活発な活動を続けている事実の全てが、学術的にも観光資源としてもたいへん重宝されており、日本国内のみならず、世界的に有名な活火山となっている。 海の中にそびえるその山容は特に異彩を放っており、 鹿児島のシンボルの一つとされる。

桜島の大部分を構成する御岳は南北に並ぶ北岳、中岳、南岳から成り、山腹に多くの側火山を配する。 山裾が海まで伸びているため平地はほとんどないが、北西部と南西部の海岸沿いに比較的なだらかな斜面があり、 農地として利用されている。 温暖湿潤な気候でありながら、山肌に木々が乏しい上に、火山噴出物からなる土壌のため保水性が低く、川はほとんどが涸れ川となっている。  桜島は全域が鹿児島市に属し、桜島地区では7,329haの区域が霧島錦江湾国立公園に指定されている。 明治以前は2万人以上であった島内の人口は、大正大噴火の影響によって9,000人以下に激減。  その後も減少が続き、1985年には約8,500人、2000年には約6,300人、2010年には約5,600人となった。


〜 桜島フェリーに乗ろう! 〜

旅行3日目は自動車がもうありませんので、電車やバスによる移動となります。 天文館付近にあるホテルから、まずは市電に乗り「水族館口」という電停で下車。 そこから徒歩10分弱でフェリー乗り場に 到着します。 フェリーは「桜島フェリー」といいまして、鹿児島市船舶局が運営する船が24時間運航しています。 所要時間は約15分です。 手漕ぎボートなら大丈夫なのですが、フェリーのような大きい船の しかも船内に乗ると、いつも酔ってしまうんですよねぇ。。。 なので、いつもフェリーに乗るときは甲板に出て風を感じることにしています。 でも今日はすんごい風。 もう思いっきり火山灰を浴びているような 感じがしました。 でもやっぱり風を切って走るのは気持ちいいですね〜。


フェリーからの桜島


フェリーへの搭乗口

桜島フェリー


船内の雰囲気

桜島に到着〜



〜 レンタル自転車ゲッチュー 〜

ちょっと心配だったのが、桜島って結構広いんですよ。 もうレンタカーは昨日返したし、どうやって桜島の中を廻るのか・・・ するとすでに何度か桜島に来たことがある「西」氏から提案がありました! レンタル 自転車で行こう〜! それはいいアイディアだということで、フェリーの乗り場の目の前にあったレンタル自転車屋さんに行ってみると、1時間300円で借りれることが判明! すぐに借りて自転車の旅が 始まりました。 ちなみにこのレンタル自転車屋では軽自動車も借りれるみたいですよ。 しかし「西」氏や「頭」氏は普段から自転車に乗っているので、なんてことはない感じでしたが、「岡」氏も「増」氏も 高校生位から自転車なんてほとんど乗ったことないとのことで、これから先、自転車と大奮闘することになりました。 でも自転車も気持ちいいですね〜(下りは)。 遊歩道などは火山灰が積もっており、そこに自転車で 乗り上げるとハンドル取られるんですよねぇ。。。 1回危うくコケそうになってしまいました。

レンタル自転車屋さんの大将い聞いてみると、1時間位で近場を回れるコースがあるとのこと。 地図をもらって、そのルートに従って移動することにしました。 でも途中で食事したり、疲れて休んだりしてたら 1時間なんてとっくに過ぎてましたね。 再びレンタル自転車屋に戻ったら1時間45分位経っていました。 超過分も1時間300円とのことでしたが、超過が1時間以内だったので、追加料金は250円/人に してくれました。


店の大将がフェリー乗り場前で
記念写真撮ってくれました。

レンタル自転車乗るぜ〜




〜 桜島ビジターセンター 〜

自転車で10分位走ると、最初の目的地「桜島ビジターセンター」に到着しました。 ここは桜島の歴史や火山についての情報、それに桜島火口付近のライブカメラなどもあり、非常に興味深い内容でした。  しかも見学料は無料です。 桜島って名前はよく知っているけど、歴史とか全然知らなかったもんね。 ここで前提知識を入れてから島内を巡りたいと思います。

この施設にはお土産屋も入っておりまして、「西」氏のTシャツコレクションが増えるかと思ったのですが、ここのはTシャツではなくポロシャツだったため残念ながら購入までは至りませんでした。 ちなみに 今回の旅行では「西」氏相当Tシャツ買ってますよ〜。 4枚?5枚? 初日に食した豚トロラーメンでもTシャツ買ってたからね〜。 来年春のBBT旅行にはきっと今回のTシャツを着てくることでしょう。  でもTシャツって、いい思い出になって、しかも実用的なのでいいお土産ですよね。


会館の外観


火山の説明等


去年と今年の噴火回数
(昨年:1355回、今年:982)



〜 桜島溶岩なぎさ公園 〜

桜島に関する知識も入ったし、これで我々も桜島マスターになりました! ということで自転車暴走族がお次に向かったのが、「桜島ビジターセンター」の真向いにある「桜島溶岩なぎさ公園」です。  なぜか、この公園の端の方には釣り公園もありまして、釣り人が何かを釣っていました。 うらやますぃ〜。 公園内には足湯があり、誰でも入れるようになっていました。 さすが火山が目の前に あるくらいですから、温泉もあるんですね〜。 でも管理人は以前足湯で水虫をうつされた経験があるので、絶対に足湯には入りません!!

この公園はすぐ海辺に作られているのですが、ここが火山島だということがよく分かります。 海辺には大小様々な火山岩があり、様々な造形を成しています。 山の上で火山岩を見たことはありましたが、 海で火山岩を見ることってあまりないですよね。 非常に貴重な風景だと思います。


霧島錦江湾国立公園の看板


なぎさ公園から見た桜島


なぎさ公園からの景色

なぎさ公園の海沿いのデッキ


鹿児島市桜島海づり公園

海岸沿いを快走する爆走自転車軍団



〜 烏 島 展 望 所 〜

桜島溶岩なぎさ公園から自転車で移動を開始しました。 次に向かうのは「烏島展望所」というところです。 ここまでの道のり、結構きつかったですよ〜。 途中火山灰が積もっているところもありましたし、 何よりきつかったのは、ゆるゆるとした長い上り坂なんですよね。 「西」氏「頭」氏は相変わらず軽快に飛ばしていきますが、一番最初にダウンしたは「増」氏。。。 体が重すぎです。。。 次に「岡」氏も ダウン。。。 最近ボートを漕いでなかったので体がなまり気味です。 途中から2人で自転車を押して上っておりました。

この烏島展望所は大正溶岩原の高台にある展望所です。 穏やかな錦江湾、海へと続く溶岩原、雄大な桜島、どの方向を見ても絵になる絶景が広がります。 実はここはもともと海の上に浮かぶ「島」だった場所。  神社もあったそうです。 しかし、大正噴火の溶岩は、海を埋め立てながら進み、沖合約500mにあったここ「烏島」を飲み込みました。  噴火後約100年となる現在、辺りは溶岩と植物に囲まれ、かつて島で あったことが思い出せないほどです。 噴火のすさまじさを静かに語る場所のひとつ。 記念の碑が建っています。 そうそう、展望所で絵を描いている人がいましたね。 風景画のようでしたが、おせじにも 上手い絵、とは言えないような感じ。。。 微妙です。。。 何か管理人の前衛的アートにも似ているような気がしました。


烏島展望台

展望台の記念碑


展望所から鹿児島市内を臨む

溶岩の海が眼下に広がります。



〜 赤 水 展 望 広 場 〜

烏島展望所からの景色を堪能した我々暴走自転車「夜露死苦」軍団が次に向かったのが「赤水展望広場」というところです。 小高い丘にある広場で、海の景色を高いところから一望できます。 また広場には「叫びの肖像」という オブジェもあり、記念撮影を撮るという名目で休憩をしておりました。 先ほどの「烏島展望所」から上り坂が続いており、管理人の心拍数は1分間に400を超えています。

2004年8月21日、桜島で長渕剛さんのオールナイトコンサートが開催されました。 75,000人(当時桜島の人口は約6000人!)もの観客が桜島で夜を明かしたこのイベントは、今でも伝説として語り継がれて います。 そのコンサート会場の跡地を整備して作られたのが、ここ赤水展望広場。 錦江湾を挟んで鹿児島市街地を望む、とても景色の良い公園です。 また、大成浩氏により、桜島溶岩を使ったモニュメント 「叫びの肖像」も製作されました。 迫力満点のこのモニュメントを見に、数多くのファンがこの地を訪れます。


叫びの肖像 with「夜露死苦」軍団


広場からの景色(海の方角)

広場からの景色(桜島の方角)



〜 道の駅「桜島」火の島めぐみ館 〜

ここまで自転車漕ぎと観光を堪能してきましたが、そろそろUターンしないと帰りの飛行機に遅れてしまいます。 というより我々はまだ朝食を食ってないんです〜〜〜。 ということで、踵を返し、 一般国道に合流し、道の駅を目指します。 遊歩道から一般国道までは適度な下り道。 自転車のありがたみを感じます。 でも一般国道に出てみると、そこからはまた上り坂。。。 しかもこの坂もゆるゆるで しかもすごく距離が長いです。。。 今回も「岡」氏「増」氏は途中でダウン。。。 でも坂の頂上まで行くと、形勢逆転です!! 重みのある管理人の自転車は等加速度運動の法則でみるみるスピードを上げていきます!!  ようやく俺様の時代がやってきました!! でも上りはえらく時間がかかった気がしますが、下りはあっという間ですね・・・

今回訪れたのは、道の駅「桜島」です。 フェリー乗り場からは自転車で3分位のところにあります。 店内には物産直売所とレストランのあり、土地の珍しいものなども杯版しています。 物産直売所で特にオススメなのは、 熟れる前の青い小みかんと桜島椿油で作った「青切り小みかんドレッシング」なんだそうですよ。 他にも、みかんをまるごと砂糖漬けにした「小みかんグラッセ」、「小みかんジャム」など趣向を凝らした商品が並びます。  「桜島小みかんソフトクリーム」は、ここでのみの販売で、さわやかな甘みが大人気だそうです!
レストランでは、桜島の特産品を使った料理が食べられます。 郷土料理(火の島御膳)や2ヶ月に1度変わる季節限定メニューなどがあるそうです。 やっぱり桜島に来たんだから、それらしいメニューを食したいよね。  ということで当初は「火の鳥御前」だろ〜と言っていたのですが、なんと朝だからか「売り切れ」の表示が・・・ しょうがないので「岡」氏は〜〜、「西」氏は〜〜、「頭」氏と「増」氏は「黒豚トンコツラーメン」を ご注文することにしました。 味は普通〜。


道の駅「桜島」の外観


黒豚〜らーめん

そばセット


かき揚げ定食

小みかんソフトクリ−ム&溶岩なんとかソフト