青 島 神 社

宮崎自動車を降り、国道で一路「青島神社」に向かいます。 鹿児島空港を出るときにカーナビにセットした際、青島神社までの所要時間は2時間強と出ていたのですが、実際は1時間30分位で到着しました。  カーナビって高速道路の所要時間はかなり正確に出るのですが、一般道の時間って結構差が出るんですよ。 多分、高速道路は信号などで止まることもないため、平均速度はあまり変わらないんですよね。 でも 一般道だと、信号の数や渋滞などの外部要因で平均速度が大きく変わるんです。 予想ですが、カーナビの一般道の平均速度は20km/h位で設定されているのではないかと思います。  でも宮崎県は信号が全然ありません! 一般道なのに30分位走りっぱなし。 こりゃ〜平均速度は軽く40km/hを超えてますよ。 ということでナビの到着時刻がどんどん早まって、結局1時間30分で到着と 相成りました。



青島神社は、宮崎県宮崎市青島にある、青島のほぼ中央に鎮座する神社で、周囲1.5kmの青島全島を境内地とする。 青島は全島が熱帯・亜熱帯植物の群生地として、国の特別天然記念物に指定されている。 元来は海洋に対する信仰によって創祀されたと考えられ、古くから青島自体が霊域として崇められており、そこから江戸時代まで全島が禁足地とされていた。 社伝によれば、山幸海幸神話で、彦火火出見命が 海神宮(わたつみのみや)から帰還した際に青島に上陸して宮を営んだため、その宮跡に命と上記2柱の神を祀ったのに始まると伝えるが、寛文2年(1662年)の大地震で旧記古文書類を失った為に創祀の古伝を 詳らかにしえないという。 神社の旧記によれば、平安時代の日向国の国司の巡視記とされる『日向土産』なる書に「嵯峨天皇の御宇に奉崇(あがめまつる)青島大明神」と記され当時既に崇敬されていたと伝え、 その後文亀3年(1503年)に伊東尹祐によって再興されて以降、伊東氏の篤い崇敬を受け、大永3年(1523年)、天正6年(1578年)、貞享4年(1687年)、寛保2年(1742年)、明和4年(1767年)、 文化5年(1808年)と6度にわたる社殿の造営・改修や、境内の保全事業が行われた。 また、飫肥藩時代は藩士の中で土器(かわらけ)格の者1人を島奉行に任じ、島内の樹林や磯辺を監守させた他、 牛馬を渡島させたり発砲を禁じたりと一切の汚穢を警戒させていた。 元文2年(1737年)まで入島は神職と島奉行のみに限られ、村民は対岸の尖浜(現青島海水浴場)に拝所を設けて遙拝していたが、 当時の神主であった長友肥後が藩主に解禁を申請し、以来一般人の渡島参詣が可能になった。 by wikipedia


〜 土 産 物 通 り 〜

青島神社の近くまで車で来ると、手招きしている年配の方がいました。 どうやら駐車場はここですよ〜と言っているみたい。 一日で500円だったか1,000円だったか取るみたいです。 こんなので お金を払うのは癪なので、少し先まで行ってみると、ちゃんと徒歩3分のところに公園の無料駐車場があるではないですか。 あ〜危ない危ない、500円とはいえ、あんなのにお金払ったら、もったいなくて 死んでしまう所でしたよ。

公園の駐車場から青島神社まではご覧のようなお土産物屋の通りがあります。 この通りもさびれているというか、なんというか。。。 怪しげな土産物屋もあります。 意味は分からないのですが、 「困った旦那です!」とプリントされたTシャツが売ってたり、見たことのないお茶を売ってたり、恐らく自作と思われる曲をラジカセで流しているソフトクリーム屋があったりと、神聖な神社のそばにあるとは 思えないような怪しい店ばかり。 この通りは1軒を除いては足早に通り過ぎておきました。


不思議なお土産屋通り



唯一我らが立ち止った店はこちら。 なんだかどこかで見たことのあるようなデザインの看板。。。 最初看板を見たときは、なんでこんなところにスターバックスがあるんだろう、と思ったのですが、よく見てみたら、 どこにもスターバックスなんて書いてありませんでした。 なになに「ashita-bar」!? 初めて聞きました。。。 でも看板にあるマンゴーソウトクリームは非常に美味そうです。 宮崎と言えばマンゴーが有名ですからね。  やはり国分寺連合の旅行にはソフトクリームが欠かせません! ということで、それぞれ思い思いのメニューをご注文。 「頭」氏はマンゴーソフト、「増」氏はマンゴーミックスソフト、「岡」氏は「マンゴースイーツ」を ご注文です。 今回管理人はソフトクリームはミックス系で攻めてみました。 いつもはミックスではなく単色で頼むのですが、今回の旅行ではミックスの気分でした。 これ結構まいう〜ですよ〜。 このソフト クリームは大正解でした〜。


店の雰囲気


マンゴースイーツの看板


マンゴーソフトクリーム(単色)


マンゴーソフトクリーム(ミックス)


マンゴースイーツ




〜 青 島 神 社 〜

こちらが青島神社の全容です。 何か島自体から厳かなオーラが出ているような感じがします。 この島は不思議な岩で囲まれています。 そして真っ白な砂浜、中央には木々が鬱蒼と茂っており、 その中心に青島神社が鎮座します。 何かあまり見たことのない光景ですよね。 あ〜ありがたやありがたや。




この周りの岩場は不思議な模様をしています。 これは「鬼の洗濯岩」というそうです。 現地のスタッフの方が教えてくれたのですが、この岩は、長い年月をかけて自然に出来上がったものなんだそうですよ。  現地スタッフの方にお話を伺うことが出来ましたが、ここらへんの岩盤は粘土の層と、固い岩盤の層が交互になっているんだそうです。 そして長い年月をかけて粘土の部分が波に浸食されて、現在の様相になっているとのこと。  最初は一同「これは人工的なものだろう」なんて言ってましたが、まさかこのようなものが自然にできるとは。。。 やはり自然ってすごいですね。

ちなみにこのような岩場は、この青島神社だけのものかと思ったら、ここだけではなく青島神社を含め、周囲は全てこのような岩場になっていました。 青島神社を後にして次の目的に移動している 最中に海岸を見たのですが、大分離れたところも同じような岩場が広がっていました。


岩場の風景Part1

岩場の風景Part2



島の海岸はこのような感じです。 白い砂浜になっています。 足を踏み込むとサクサクと音がします。 よ〜く見てみると、この白い砂浜は貝殻の砕けたもので構成されているようです。 辺りには細かくなった貝殻や、 まだ原型をとどめている貝殻が一面に広がっています。 なんでこの島だけ、このような形状になっているのでしょうね。 本当に不思議です。




こちらが青島神社の拝殿です。 青島神社というのは天津日高彦火火出見命(あまつひだかひこほほでみのみこと。)とその妃神 豊玉姫命(とよたまひめのみこと)、 そして塩筒大神(しおづつのおおかみ)が祀られているそうです。 いずれも山幸海幸神話に因む神で、縁結び、安産、航海安全の神として信仰を集めています。

拝殿の手前を右に入ると、鳥居に絵馬のようなものが沢山ぶら下がってトンネルのよになっているところがありました。 どうやらここは縁結びにご利益があるとか!?  札にはきっとそういう願いが書かれているのですね。


拝殿への入口


青島神社 拝殿


御札のトンネル


トンネルを抜けると元宮があります。



島を一周して、またスタート地点に戻ってきました〜。 1周約1.5kmということでしたが、神社でお参りしたり、岩場を見学したりしてますと、結構時間がかかります。 多分青島神社には1時間位は 滞在したのはないでしょうか。 最終コーナーを曲がるとこのような南国風の景色になります。 この木は宮崎県の至る所で見ることが出来ます。 この木は「ビロウの樹」って書いてありました。 この木は 青島神社だけでなく、普通に一般道を走っていても中央分離帯などに植えられており、様々な場所で見ることができます。

そうそう、全然青島神社とは関係ないですが、青島神社の周囲では釣りしている人が結構多かったんですよね。 あれって何釣っているんだろう。 人が釣りしているのを見ると、無性に釣りしたくなってしまいます。


ビロウの樹の群生


弥生橋が見えてきました。


青島と陸地を結ぶ弥生橋の全貌


ここは青島海水浴場なんだそうですよ。