修  善  寺

横須賀を出発して色々寄り道していたのですが、その割には修善寺に到着したのが10:30と想定より早い到着。 想定だと修善寺には11時に到着できれば御の字だなと思っていましたが、予想以上に早く着きました。 まぁ初日はあまり予定をたくさん入れていないので、全然大丈夫なんですけどね。  いや〜しかし修善寺はホントに久しぶりです。 学生時代にアルバイトで来ていて、その後も社会人になりたての頃は何度か来たんですよね〜。 確かアルバイトしていたサイクルロッジにも泊ったし、サイクルスポーツセンターでも遊んだ記憶がありますよ。  ただサイクルスポーツセンターは、修善寺と言っても、ちょっと離れているんです。 なので、アルバイトしている間もこちらにはあまり来たことがありませんでした。 修善寺っていう地名にもあるように、ここには由緒正しいお寺がありまして、しかもこの周囲には散策に丁度良い街並みもあります。  今回の旅行では、今まで来れなかった修善寺ブラリ散歩をしてみたいと思います。 こちらの周囲はお寺だけでなく、温泉や竹林、プリンのまいう〜なお店など見所が結構あるみたいですよ。 


〜 修  善  寺 〜


ようやく修善寺に到着しました

いや〜ついに修善寺やって参りました。 伊豆縦貫道から修善寺道という道に入ってすぐでした。 なんだか車を進めていくと、いかにも温泉街って感じの通りになってきましたよ。  そして右手には修善寺が見えてきました。 丁度お寺のすぐそばに有料駐車場がありましたので、ここに車を停めて観光することにしました。 温泉街の中心には川が流れておりまして、こちらの名称は「桂川」というそうです。  管理人はここまで来たことがあるような?ないような?って感じなのですが、なんとなくこの川と川の中に佇んでいる「独鈷の湯(とっこのゆ)」はなんとなく覚えているような・・・ でももしかしたらテレビで見たのを覚えているだけかもしれません。。。   



修善寺の入り口「山門」です

組み方が綺麗だし、立派な山門ですね

駐車場のすぐ横、川の目の前に修善寺が建っております。 こりゃなかなか立派な門構えじゃないですか! 写真は「山門」です。 いつ頃の門なのかは定かではありませんが、比較的新しいようにも見えました。  山門には10段ちょいの階段を上って参りますよ。 いつも思いますが、寺社の門や建物の木造りの感じがホントに匠の技術だなと思います。 こちらの山門も丁度屋根の下付近の木の組み方などが非常に繊細でかつ美しいです。  今回は新緑の季節ですが、秋になると紅葉も綺麗なんだそうですよ。  



こちらが修善寺の手水舎です

色が同化して見にくいですが龍神様です

実は管理人は手水舎が結構好きなんですよ。 神社やお寺さんに行くと必ず手水舎でお清めをしてからお参りをしますよ。 手水舎ってのは寺社によって、デザインが異なるんですよね。 一番多いのは「龍」の口から水が出るタイプ。  こちらの修善寺の手水舎もそうでした。 「龍」というのは古から水の神様と崇められている架空の生き物です。 この龍の形や色も、寺社ごとに特徴があるんですよ。 こちらの龍神様は、青銅っぽい色をした渋い色。  そして龍自体はかなり繊細なデザインでまるで生きているかのようです。 ちなみにこちらの手水舎では龍の口から温泉が出ているんだそうです^^

こちらの手水舎は、1907年に横浜で千登世楼という料亭を経営されていた女将の澤田コウさんから寄進されたんだそうです。 寄進の理由や経緯は分からないそうですが、丁度時代は日露戦争が終わり、経済活動も活発になってきた時期。  どんな理由で寄進されたのか色々想像しちゃいますね。  



こちらが修善寺の本堂です


寺号額の字が独特ですね

斜めからの角度もいい感じです

山門をくぐりますと、目の前に修善寺の本堂が現われます。 以前行った成田山新勝寺や川崎大師などの本堂に比べると建物自体は小さめではありますが、とても良い雰囲気の建物です。 今日はご縁がありますようにと、5円玉を奉納してお祈りをしておきました。 

修禅寺は、静岡県伊豆市修善寺に建立されている曹洞宗の禅寺です。 大同二年(807)に、真言宗の開祖である弘法大師空海によって開創されました。  建長年間(1249-1255)に臨済宗となり、応永9年(1409)の戦乱により、伽藍を焼失しましたが、その後、伊豆国を治めた北条早雲により再建され、現在の曹洞宗となりました。 by 修善寺HPより  



この建物はどこを調べても出てきません


こちらが部屋の前の光景です


入口の両脇には神様のような石像が!

中には椅子が並んでて仏像があります

本堂に向かって左側には少し新しい建物が建っておりました。 インターネットで色々調べたのですが、この建物のことが全然検索されないんですよね。 そんなに重要な建物じゃないのかな!?  建物の前まで行ってみると、入口の左右の石の廊下にズラリと神様のような石像が何体も並んでおりました。 数は左右あわせて14体位あったでしょうか。 十二神将は12体だし、四天王は4体だし、七福神は7体だし。。。 14体って何かある!?  建物の入り口まで行ってみると、中は講堂のようになっておりました。 正面には仏像がありましたので、もしかしたらここで源頼家さんの供養やお経をあげる場所なのかもしれませんね。  



かなり歴史がありそうな鐘楼ですね

山門を入ってすぐ左側に鐘楼がありました。 木々が覆いかぶさって外からはあまり見えにくいですが、きっとこの鐘も現役で撞かれているんだと思いますよ。 建物は本堂よりも若干古そうに見えますが、ちょっと木々の影で暗くなっていたので、そう感じたのかもしれません。  










こちらの修善寺は弘法大師空海によって開創されたと申しましたが、それ以外にも有名人に関わりがあります。 なんとこちらは源頼家の菩提寺になっているそうです。 そういえば源頼家は伊豆で暗殺(?)されたと聞きますもんね。  後で修善寺の宝物殿にも入りましたが、源頼家が着用していたものと思われる衣服や馬の鞍、頼家公の掛け軸なども展示されていました。 また3月になると頼家公を弔う「頼家公彼岸供養」も行われているようです。  確かに鎌倉幕府・源頼朝の時代は北条氏なども伊豆の豪族でしたし、かなり鎌倉時代の出来事が深く関わっているような気がしますね。  



こちらが宝物館です


入場券をゲッチューしました

今日は割とスケジュールに余裕を持たせていたので、宝物殿にも入ってみました。 残念ながらこちらの宝物殿では内部の撮影は禁止されているため、写真はなしよm(_ _)m  宝物殿の内部はそんなに広くはありませんで、畳だと15畳分位でしょうかね。 宝物殿に入りますと、すぐのところに立派な仏像が鎮座しておりました。  「本尊 金剛界大日如来坐像」「釈迦如来坐像」「弘法大師像」「不動明王像」「毘沙門天」「大黒天」など様々です。 仏像の類は結構興味がありまして、特にこちらの仏像は触ってはいけないと書いてありますが、 ガラスで覆われたりはしていないので、顔を近づけて間近で仏像様を拝見することができます。 

またエリアが変わると、前述の源頼家公の掛け軸や史料なども展示されていました。 しかも頼家公だけでなく、頼朝の異母弟である源範頼さんの肖像画なども展示されていました。 皆さん共に鎌倉幕府を盛り上げようとしていたのに全員非業の死を遂げるんですよね。  NHKの大河ドラマ「鎌倉殿の十三人」を見ていたので、ドラマ内のシーンなどが思い起こされます。   


〜 修 善 寺 の 街 を ブ ラ リ 〜


独特な雰囲気を醸し出す「独鈷の湯」

修善寺を堪能しましたので、今度は修善寺の町をブラリ散歩してみたいと思いますよ。 修善寺のお寺の前には桂川が流れており、その両側に旅館やお土産屋、カフェなども並んでいます。  また竹林の中を散策できるエリアもあり、色々コースはありますが、30分位で一周できる散策コースになっています。 ホントは途中から枝分かれしたところに、頼家さんのお墓があったりするのですが、 今日はもう酷暑で、少し歩いただけでダクダクと汗が吹き出します。 関東や東海では40℃近い気温になり、熱中症アラートも発令されている中、山道を上るのはチビシ〜。  ということでメイン通りだけ散歩していきました。 

修善寺の目の前には「独鈷の湯」という有名な霊泉が見えてきます。 この風景はテレビなどでもよく紹介されていますよね。 なんでも伊豆半島には不思議な伝説があり、伊豆七不思議と呼ばれているんだそうです。  未だ解明されていない謎の神池、汚れた心の人が渡るとゆれる橋など。 その中のひとつに「独鈷の湯」があるそうです。 独鈷の湯の歴史は長く、その昔、空海が修善寺を訪れた際に、少年が病の父の体を川の水で流しているのを見て、霊泉を湧き出させたそうです。  その湯で少年の父の病が治癒したという噂が広まり、温泉の文化が根付いたことが、修善寺温泉の始まりとも言われているんだそうです。 残念ながら現在は入湯禁止ということで中に入れませんでしたが、外から見てもなかなか目を引く建物ですね。  



こちらが虎渓橋だと思います


こちらは少し小さめの楓橋です


虎渓橋から上流方面の景色

下流方面には渡月橋が見えます

修善寺の前を流れる桂川には、2本の赤い橋が架かっておりました。 修善寺の真の前の橋が2本で、他にも上流や下流にも赤い橋があるそうですよ。 なんだか赤い欄干の橋というのは厳かな雰囲気を醸し出していますよね。  後で桂川に架かる橋を調べてみると、なななんと! 5つの橋が架かっているんだとか!? 渡月橋(別名:みそめ橋)、虎渓橋(別名:あこがれ橋)、桂橋(別名:結ばれ橋)、楓橋(別名:寄り添い橋)、瀧下橋(別名:安らぎ橋)の5つ。 しかも5つ全ての橋を願いをかけながら渡ると恋が実るといわれているんだそうです。  ちなみに今日は、修善寺の真の前の大きめの橋と、少し上流に行ったところに架かっていた小さめの橋の2つの橋(多分、虎渓橋と楓橋だと思う)を渡りました。 他の3つは暑くてこれ以上歩けなかったのでギブアップ! でも橋を渡りながら桂川を見ますと、なんと涼しげな。  水も綺麗ですし、川の底がボコボコしているからか、波が綺麗に立っていて非常にきれいに見えますね。   



虎渓橋を渡って遊歩道に向かいます


これは商店街!?


遊歩道の入り口付近です

石碑に何か書いてあるけど読めない・・・

修善寺から虎渓橋を渡りますと、川沿いに遊歩道が整備されていました。 ちゃんと案内表示などもあるので迷わずに散策ができそうです。 しかし川のほとりの遊歩道は涼やかな雰囲気があって良いものですね。  川のお供サラサラと聞こえますしね。 ただ涼やかなのは雰囲気だけで、実際は地獄の暑さでした>_< 今回のホームページで何回「暑い」って書くのだろう・・・   



竹林の小径、すごく良い雰囲気です


竹が整然と並んでいて綺麗ですね


上をみると竹のトンネルです

竹細工で夜に光るみたいですよ

しばらく川沿いを進みますと、いきなり竹林が現われますよ。 こちらは「竹林の小径」と呼ばれている通りです。 こちらは1994年から3年かけて整備した散策道だそうです。 比較的新しいのですね。  竹が整然と並んでおり、両脇から迫るようですが、こちらもなんとも涼やかな雰囲気がしていて良かったです。 途中円形のベンチがあったのですが、中国人と思しきカップルがベンチに寝そべっており、大変邪魔な感じでした。  全くマナーが悪いです。 ちなみに、今回の伊豆旅行では、白人や中国の方も旅行しに来ておりました。 日本に来て伊豆に行くってことは、きっと何度か日本に来ている方々なのかもしれませんね。  



最初に見つけた土産物屋さん


修善寺ジェラートっていうんだね


わさびが乗った豆腐ジェラート

伊豆十三夜(小倉+チーズ)まいう〜

桂川をグルリと一周(半周?)して修善寺に戻ってきました。 途中お土産物屋さんがありましたので、会社へのお土産などを購入して参りました。 あとついでにジェラートや今川焼のような饅頭があったので、それも食しておきましたよ。  今回お嫁さんがご注文したのは「豆腐ジェラート(わさび付き)」。 真っ白いジェラートがとても綺麗です。 そして伊豆だけあってわさびが付いています。 お嫁さんはわさびや辛子など辛い物があまり得意ではないので、わさびは控えめに乗せてもらったそうですよ。  管理人も豆腐ジェラートとわさびを少しもらいましたが、あんまり豆腐の味は感じなかったなぁ。。。 お嫁さんは「豆腐の味がする!」って言ってたけど・・・ 管理人は相変わらずのバカ舌です。 でもわさびとジェラートはなかなか合いますね。  さっき道の駅で食した「めんたいソフトクリーム」よりも大分まいう〜でした。

そして管理人がご購入したのは、「伊豆十三夜」という今川焼のようなやつです。 外は暑いので、冷たいものを食そうと思っていたのですが、これがものすごく美味そうに見えてしまって・・・  中にはアンコが入っているのが一番ベーシックなやつで、そのほかアンコ+チーズが入っているもの、アンコ+草餅、アップルジャム+カスタードなんてのもありましたよ。 管理人は迷わずアンコ+チーズです。  チーズの酸味と牛乳感にアンコがとてもよく合います。 こういうの大好きなんですよね〜。 でも暑い中、熱いものを食したため、更に汗が吹き出すようになってしまいました>_<  



途中で見つけた給水所・・・温泉だった


「源楽」さんの店構え


美味そうな饅頭が並びます

ゴマの饅頭を試食させてくれました

ジェラートと伊豆十三夜を食して大満足したので、また歩き出すと、またまた別のお土産屋さんが! こちらは温泉饅頭っぽいものをメインに販売しているお土産屋さんのようですね。  ばら売りの饅頭があったら間違いなくご注文するところですが、お店の方に聞いたらバラ売りはしていないんですって。。。 でもなんと試食として、饅頭一個を1人づつくれました。  しかもお茶まで用意してくれて、いたれりつくせりです。 でも逆に何も買わずに店を出にくくなっちゃったね^^; でも丁度会社用にお煎餅をどこかで買おうと思っていたので、ここで一箱買っておきましたよ。  あとお嫁さんは新茶もご購入〜。 でも後でよくよく見てみたら、お茶はティーパックだったみたい・・・ ホントは普通のお茶葉が欲しかったのに。。。>_<