道の駅の次は、伊豆急下田駅そばから出ている「下田ロープウェイ」に乗りにいきました。 先ほどの道の駅からは車で5分位。 伊豆急下田駅からも徒歩で3分で到着する距離です。 駅からこんなに近くにロープウェイがあるってのも初めて見たかもしれません。
ロープウェイ乗り場には駐車場も完備されていまして、台数は20台分位と少な目ではありますが、近くにコインパーキングもありますので、最悪そちらを利用しても良いでしょう。 今日も平日の朝ということで駐車場は半分位しか埋まっていませんでした。
でも観光バスなども泊まっており、ロープウェイの山頂駅の散歩道ではツアー客など結構人が多かったですよ。 山頂駅からは1周30分位の短い遊歩道があり、下田の街や、昨日宿泊した聚楽ホテルの前の海なども一望できます。
ちょっと前には浜名湖でもロープウェイに乗ったし、その後は千葉で鋸山のロープウェイに乗ったし、最近ロープウェイ率が高いです。 でも同じロープウェイであってもその土地その土地の特徴があって同じものは一つとしてないです。 今回も結構良かったですよ〜。
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![]() 下田ロープウェイに到着〜 |
![]() 入口入ってすぐのところでチケット購入 |
こちらがロープウェイ乗り場の建物です。 まだ建物が新しいですよ。 外観もきれいだし、中もかなり新しめ。 建物の中に入りますと、左手にチケット販売の受付があり、右手には広めのお土産屋コーナーがありました。
もうさっき道の駅でお土産見たからもうお腹一杯です。 でもお嫁さんはお土産屋さんをグルグル回っていましたよ。 ホント好きだね〜^^;
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![]() 下田ロープウェイのゴンドラはこちら |
ロープウェイはこの時間は15分に1本の間隔で運行しておりました。 時間になりますとゲートを開けてくれて、乗り場に向かうようになっています。 こちらは地上にある駅が「新下田駅」、山頂にあるのが「寝姿山駅」となっています。
ロープウェイも建物同様新しいですね。 このロープウェイ自体が最近出来たのかな!? インターネットで調べてみると、設立自体は昭和36年(1961)となっていたので、相当歴史がありますが、2019年にリニューアルとあったので、現在の施設はやっぱり出来て3年くらいしか経っていないみたいですね。
ロープウェイのゴンドラは中の四隅に2〜3人掛の椅子が設置されています。 サイズはそんなに大きくはなく、乗車定員は40人って書いてあったけど、そんなに乗るかな!? 今日は乗車人数もそんなに多くないので、行きはゆったりと座りながら山頂に向かいました。 ちなみに帰りはバスツアーの人たちと一緒になってしまったので、結構混んでいましたね^^; 路線の全長は540m、高低差は156mだそうです。 ゴンドラは左右2機が設置されており、それぞれ「ねすがた」「あいぜん」という名前が付いているようです。 「ねすがた」は「寝姿山」から、「あいぜん」は頂上にある「愛染明王堂」からつけられているみたいです。 |
![]() これから山頂に向けて出発です |
![]() 麓の駅が遠ざかっていきます |
![]() 途中で城が見えましたよ。これ何城!? |
![]() 途中で反対側のゴンドラとすれ違い |
![]() 下田の街が一望できました |
![]() あと少しで寝姿山に到着します |
行きは山頂向きの椅子に座り、帰りは地上向きの椅子に座ったので、両側の景色を見ることができましたよ。 ロープウェイの行き先は山の頂上なのですが、こちらの山は「寝姿山」と言います。 山頂には一周30分程度の遊歩道が整備されており、更に途中2〜3箇所に展望台も設置されています。
ここからの景色がまた抜群でしたので、後ほどご紹介したいと思います。 ロープウェイは地上の新下田駅から山頂に向けて川を渡り、下田の街並みを見渡すこともできます。 この付近は山に囲まれていて、平地よりも山の面積のほうが広いような感じがしました。
でも川沿いにきれいに住宅地が並び、温暖で良い環境の街だな〜と思いました。
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![]() 寝姿山駅に到着しました |
![]() すんごい良い景色じゃないですか! |
景色を見ていたので、あっという間に寝姿山駅に到着しました。 乗車時間は4分弱位でしょうか。 山頂駅を降りますと、すぐ目の前に海を一望できる展望台のようになっています。 まずは皆さんここで写真撮影をしていましたよ。 もちろん管理人もバシャバシャ撮っていました。
実は展望台は、この先にもあるのですが、どんな展望台かも分からないので、まずはすでに絶景のこの場所で撮っちゃいますよね。
ちなみに山頂の駅には、ロープウェイの乗り場の他にレストランもありましたよ。 メニューは見ていないのでどんな料理が頂けるのかは分かりませんが、雰囲気は明るいカフェのようでオシャレです。 この雰囲気はきっと洋食屋さんだと思いますね。 逆にこれでカツ丼とかおでん、焼き鳥が出てきたら、ちょっとショックかもしれません。 |
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前述の通り、山頂には一周30分くらいの遊歩道があります。 この遊歩道の途中途中に展望台があったり、愛染明王堂があったり、昔の黒船を見張るための小屋を復元したものなどがあります。 遊歩道はゆるやかな登りにはなっていますが、ほんとに緩やかなので、管理人も心臓が破裂する心配はありません。
また施設と施設の間も、徒歩で5分程度なので、観光しては少し歩いて、観光しては少し歩いてって感じで、ちょうどよいペースで見学することができます。
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![]() 寝姿山展望台に到着しました |
![]() ここからの景色も非常に良いです |
![]() 伊豆七島がかすかに見えました。何島だろう |
![]() ここにペリー提督の船が碇を下したそうです |
山頂の駅から徒歩で5分弱くらいで「寝姿山展望台」に到着します。 先ほどのロープウェイ乗り場よりも視界が開けており、更にかつ標高も少し高いため、昨日宿泊した聚楽ホテルも見えましたし、その先には太平洋の大海原を見ることができました。
行きは乗車人数が少なかったので、こちらの展望台もほぼ独り占めにすることができましたよ。 いや〜この入り江の部分の景色などは最高ですね! 昨夜は聚楽ホテルの風呂から眺めていましたが、角度や高さが全然違うので、同じ場所でもまた違って見えますね。
また遠方には伊豆諸島が見えますよ。 一番大きなものが大島ですが、薄っすら他の島々も見えています。 ちゃんと案内板が設置してあって、島のシルエットと島名が記されていました。 いや伊豆諸島ってかなり遠いイメージがあったのですが、こんなに肉眼で見えるとは思ってなかったですよ。 多分、こんなにはっきり伊豆諸島を見たのは管理人は初めてだと思いますよ。 |
![]() 更に上の展望台に到着しました〜 |
![]() なぜか坂本龍馬君が・・・ |
![]() ここからの景色も最高だな〜 |
![]() この湾の形状がいいよね |
寝姿山展望台で十分写真を撮影したので、次の展望台に向かいます。 次の展望台は更に少し上ったところにありますが、こちらも徒歩5分位で到着しますよ。 ここの展望台には、大きな碇が展示してあったり、なぜか坂本龍馬の石像があって、拳を触ると良いことが起きるんだって。
とりあえず管理人も触っておきました^^; もしかしたら幕末に黒船が来航したときに、坂本龍馬が黒船を見に来たって話を聞いたことがあるので、それでここに坂本龍馬像があるのかもしれませんね。
景色のほうは、先ほどの寝姿山展望台とあまり変わりはないようですが、碇とか坂本龍馬などオブジェと一緒に写真を撮るには良いかもしれませんね。
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![]() 愛染明王堂に到着しました |
こちらの遊歩道の中で一番標高が高い場所に来たのではないでしょうか。 こちらの広場には、愛染明王堂と呼ばれる六角形のお堂が鎮座しておりました。 こちらのテーマは「敬愛・縁結び」だそうですよ。 昨日の伊豆山神社とか来宮神社とか縁結びばっかりダネ^^;
境内にはハート型の絵馬も飾ってありました。 またどこかでやったような気がするのですが、石を狙ったところに入れると良いことが起きるという「和み玉投げ」もありましたが、誰もやってませんでしたね^^;
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![]() こちらが夫婦ガエル |
愛染明王堂の周囲をグルリと回りますと、なぜか巨大なカエルの石像が2体も鎮座しておりました。 こりゃ一体何だぁ!? 下田ロープウェイのホームページを見ると、こちらは「夫婦ガエル」というもので、元々伊豆急下田駅に設置したあったのを、こちらに移設したものなんだそうですよ。
愛染明王堂が縁結びの神様だからここに引っ越ししたのかな!?
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![]() 様々なお地蔵様が立ち並んでいました |
愛染明王堂のわきに小高い丘があったのですが、この丘の斜面には無数のお地蔵さんが立ち並んでおりました。 大分風化が進んでいてお顔がはっきり分からないものも多かったですが、説明書きを見ると、なんとこちらのお地蔵さんは古いものは平安時代のものもあるんだそうです。
こちらのお地蔵様は寝姿地蔵と呼ばれています。 ここにはお地蔵様が150体安置されているそうで、京洛や高野の古蹟から勧請したもので、衆生済度のため色々と力添えして下さるありがたい仏様なんだそうです。
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![]() 黒船見張小屋に到着しました |
![]() こちらが小屋を再現したものです |
![]() うん、ここからだと黒船がよく見えそう |
![]() 当時のアメリカ船に搭載された大砲です |
愛染明王堂から少し歩きますと、今度は大砲のオブジェと小さな小屋が見えてきます。 こちらは黒船見張所を復元したものなんだそうですよ。 こちらは嘉永2年4月12日(1849年)英国の測量船マリナ号の入港を機に、江戸幕府が寝姿山に見張所を設け、下田奉行所より数人の役人を派遣し、日夜黒船の警戒に当らせたものなんだそうです。
ちなみにペリーの黒船はこの目の前の海に碇をおろして停泊していたんだそうですよ。 確かに見知らぬ船が来て、中なら誰か上陸したりしたら大事になりそうですもんね。 ここで役人がずっと見張っていたんですねぇ。
でもなんかあったときに、その当時はロープウェイなんて無いから、狼煙とかでコミュニケーションを取ったんでしょうかね。 さすがにこの山を走り降りるなんて結構チビシイですよね。 昼ならまだしも夜じゃ危ないもんね。
下田は古くから江戸−大阪間の海路の洋書にあたり、海の関所ともいうべき舟番所が置かれ、国内線の検問を行ったところです。 たまたま嘉永2年4月13日(1849)にイギリス測量船マリナ号の入港を機に幕府は急いでこの寝姿山の山頂に見張所を設け、下田奉行所より数名の役人を派遣し、日夜黒船の警戒にあたらせたんだそうです。 この見張所は当時の面影を忍ぶため復元されたものです。 |