伊豆山神社の次にやって参りましたのは、「来宮神社」です。 実は最初はこちらの神社に訪問する予定ではなかったんです。 なぜこちらにご来店したかといいますと、熱海で有名なプリンを食したい! ということで、お店が開店するまでの間こちらを見学することにしたのです。
でも事前に購入していたマップルの観光本の中では先ほどの「伊豆山神社」よりも大きく掲載されていましたし、なんでもこちらの来宮神社はパワースポットとしても非常に有名なんだそうですよ。
その中でも特に有名なのが樹齢2100年以上の大楠です。 最近ちょっとパワーが落ち気味なので、こちらで少しパワーを頂いて参りたいと思います。 時間つぶし(失礼)と思ってきたのですが、来てみるとすんごい神社でした。
来宮神社はJR熱海駅から車で5分位のところにあります。 駐車場などは先ほどの伊豆山神社と比べると大分広いです。 観光バスなども立ち寄っていましたよ。 我々が到着したときは、中国か韓国の観光客が来ておりました。 お前が言うなって感じなんですが、外国人観光客は写真を撮るのが長いです・・・ 後ろが詰まっているのに、お構いなしでず〜っと色々なアングルで写真撮りまくっているんですよね。 まぁ海外旅行に来たんだから、そうなるかな・・・ 日本観光の良い思い出になればなと思います。 |
![]() こちらが来宮神社の正面の鳥居です |
駐車場は本殿のすぐ脇にあるのですが、途中から本殿に入ると失礼なので、一回一番下まで行って、鳥居をくぐって参道を歩くことにしました。 こちらの神社は敷地はそんなにものすごく広い訳ではないのですが、所狭しと色々なものがあります。
鳥居の目の前は車通りの多い通りで、すぐ脇に新幹線の線路が走っています。
まずは鳥居でお辞儀をして中に入ります。 ここも縁結びのご利益があるようなことが書いてあったかな。 そのせいか、お若いカップルも何組もいましたよ。 先ほどの伊豆山神社は8百数十段の階段を登らないといけませんが、こちらは階段は全然な〜い! こちらはすぐに足が終わってしまう管理人にも優しい神社です。 |
![]() お稲荷さんの入り口です。鳥居が連なります |
![]() 鳥居を潜り抜けるとお稲荷さんに到着します |
参道を入ってすぐ左側には朱色の小さな鳥居が何基も並んだ道があります。 この先にお稲荷さんが祀られています。 よく鳥居がズラリと並んだ寺社を見かけることがありますが、こちらの鳥居はそんなに長くはないですが、鳥居の間からお稲荷様がこんにちはする様は、とても絵になる感じですね。
鳥居がそんなに大きすぎず、周りの木々とも調和がとれているのも良いですね。
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![]() 「第二」とはいえ、すごく立派ですし厳かです。 |
お稲荷様に参拝した後、参道に戻りますと、今度は右手に大きな楠が見えてきますよ。 おお〜〜、これが噂の大楠なのかな!? でも旅行雑誌の写真で見たやつだと、木の前に祠のようなものと賽銭箱が置いてあったような・・・
どうやらよく見ていると、こちらは本命の大楠ではなく、2番手の大楠のようです。 こちらの第二大楠は約300年前の落雷で幹の中身は空洞のようになっていて、さながら「はりぼて」のようなんですって。 それでも幹は生きていて、しっかりと葉を生い繁させています。 すごい生命力ですよね。
こちらの第二大楠は樹齢1300年以上なんだそうです。
こちらの神社は観光客へのサービスが行き届いています。 特に感心したのは、名所名所にカメラを置く台があることでしょう。 一番最初にご紹介したスタート地点の鳥居の前にもカメラ台がありましたよ。 でもカメラ台といってもスマートフォンが立つように、溝が入った台になっているんですよね。 管理人はスマートフォンではなくデジタルカメラで撮影するので、溝が逆に邪魔になってしまいます。 でも普段あまり2人で写真を撮らないのですが、今日はカメラ台があるところで必ず撮っておきましたよ。 今回の旅行の写真では結構夫婦で撮った写真が多かったです。 |
![]() 手水舎かと思ったら「御神水取り」という聖水みたい |
第二大楠から更に進んでいくと、手水舎のようなところがあったので、手を清めようと思ったら、これは神聖なお水のようでした。 なんでもこの水を飲むことで、健康成就、運勢開運になるんだそうですよ。
更に写真は撮りませんでしたが、「お砂」という聖なる砂もあって、それを家の周りに撒いて清めたり、コンクリートに混ぜたり、病室に置いて全快を祈ったり、色々なご利益があるそうですよ。
危なく雑に手を洗うところでした。 真水はお腹を壊しそうでしたので、今回は勘弁しておきました^^
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![]() 本堂に到着しました〜 こちらの本堂も立派ですね〜 |
こちらが来宮神社の本堂です。 本堂自体は先ほどご来店した伊豆山神社の建物に似ているような気がしますね。 色遣いなどもそっくりなような気がしますしね。 ここでもお賽銭を奉納して参拝しておきました。
来宮神社は來宮神社は、古くから来宮大明神と称し、熱海郷の地主の神であって来宮の地に鎮座し、来福・縁起の神として古くから信仰されています。 平安初期の征夷大将軍坂上田村麻呂公は戦の勝利を神前で祈願し、各地に御分霊を祀ったとも伝えられ、現在では全国四十四社のキノミヤジンジャの総社として、信仰を集めています。 by 来宮神社HPより |
![]() 神輿もとても立派でした |
本堂向かってすぐ右脇の建物の中には見事な装飾が施された神輿が格納してありました。 サイズは若干小さめなような気もしますが、黒地に金の装飾が豪華ですね。 祭りの際はこれで街中を練り歩くんでしょうかね〜。
なんでも7月14日〜16日には「例大祭」と呼ばれるお祭りが催されるんだそうです。
来宮神社のホームページには次のように記載されていました。 「今から1300年前、和銅三年六月十五日に熱海湾で漁夫が網をおろしていたとき、御木像らしき物がこれに入ったので、不思議に思っていると、童子が現れ『我こそは五十猛命である。この里に波の音の聞こえない七本の楠の洞があるからそこに私を祀りなさい。 しからば村人は勿論いり来るものも守護しよう。』 と告げられ、村民達が探し当てたのが、この熱海の西山の地でした。 また、御神前に、麦こがし、百合根、ところ、橙をお供えしたところ喜んで召し上がった伝えられています。 この六月十五日(新暦七月十五日)に来宮神社の例大祭・こがし祭が行なわれ、熱海の氏子は海岸に出て、当時を偲んでお祭りします。」 |
![]() 弁財天への入り口です 右には弁天石があります |
![]() こちらが弁財天です |
![]() 弁財天の隣に弁財石が鎮座します |
こちらの弁財天様は開運出世、金運があがる神様なんだそうですよ。 来宮神社のホームページにはそのいわれが記載されていましたが、文章が長く、難しい表現だったのですが、江戸時代の武将が色々霊験をして立身出世をされたんだそうですよ。 そして、その噂を聞いて祈願に来る人が多くこられるんだそうです。
管理人も最初からこちらの弁財天様の勉強しておけば、もっと良くお参りしたんだけどな〜。 って管理人は出世には全く興味はございません〜。 でも金運は欲しいね^^;
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![]() こちらが大楠の全貌ですが、あまりに 大きいので上のほうが全部入りきらない^^; |
![]() 細い道を抜けますと大楠が現れます |
![]() こちらは天然記念物なんだそうですよ |
![]() 木の前に賽銭箱と祠がありました |
![]() ものすごく太い幹ですね〜 意思を持ってそう |
本堂向かって左側には木々の中に小路がありましたよ。 もしかしたらこの先に大楠が!? 少しおしゃれな小路を抜けていくと〜・・・ あた〜〜! こりゃ先ほどの楠とはくらべものにならないくらい大きいですね。
木の根元は非常に太いですが、周囲は24メートルもあるそうですよ。 地上から5m位まではこの太さですが、その上はやや細くなっています。 途中で折れてしまって、折れたところからまた幹が伸びたのでしょうか。
幹の周りをグルリと1週できるようになっていますが、この木の下のほうの幹を見ると圧倒されますね。 何かパワースポットと呼ばれる所以がわかるような気がしますよ。 お嫁さんも管理人も幹に手を当てて、パワーを頂きました。 心なしか、足の疲れが取れたような気がします(嘘つき) |
![]() 高台から撮影するとすごい迫力があります |
![]() 階段を上がるとご覧のような展望台に出ます |
![]() 展望台から上を見上げると緑が生い茂っています |
来宮神社の一番の見どころだけあって、この大楠を上からも鑑賞することができるようになっていました。 大楠の横に階段がありまして、そこを登っていくと展望台のような場所に着きます。
下から見上げる大楠の幹もすごい迫力でしたが、少し高いところから見ると、幹よりも生命力にあふれた枝や葉のほうに目が行きますね。 上を見上げると、一面大楠の葉で覆われて、その隙間から木漏れ日が差し込んできます。
なんと、この展望台でもカメラ台がありましたので、ここでも2人で写真を撮っておきました。
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![]() ここがお守り売り場の建物です |
![]() お守りの売り場の内装もすっごくシャレてます |
![]() 参道もタイル張りでレストランみたいです |
![]() 和洋が合体したようなオシャレな空間 |
こちらの神社は結構今風な建物が多いんですよ。 おみくじやお守りを売っている建物なんてオシャレなカフェみたいだもんね。 他にも参道の途中はきれいにコンクリートで固められているし、大楠のそばにはフランクフルトやソフトクリームを売ってそうなオシャレな小屋もありましたよ。
現代様式と歴史が入り混じった不思議な空間もこちらの魅力の一つかもしれませんね。
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