五 鐵  夢 境 庵

モミジのライトアップも見れましたし、お次はお待ちかねの夕食に参りますか! 本日の夕食はアンコウ鍋です〜。 宴会開始は19:00。 今回のお店は事前にお嫁さんが予約しておいてくれました。  本日の昼食には常陸牛を頂きましたが、夕食では次のターゲット「アンコウ」を喰らいます! もみじ谷から車でホテルの駐車場に戻りましたが、丁度帰りの通勤ラッシュにはまってしまいまして、水戸駅周辺は大混雑!  普段であれば5分でホテルに着くはずが、15分以上かかったもんね。 でもなんとかホテルに戻り、そこから徒歩で出発します。 でもその前に・・・ お嫁さんのお土産探しの旅が始まりました。  お店とは逆方向なのですが、水戸駅のほうで何かお土産があるのではないかと・・・ 茨城割りでクーポンももらったしね^^ ということでお店の予約時間まで少し時間があるので、水戸駅周辺をブラリしていきました。  駅の周辺には水戸黄門御一行様の銅像があったりと、さすが水戸藩のお膝元なだけありますよね〜。 水戸駅周辺で30分位お土産タイムをしてからお店に向かいました。

お店まではホテルからは5分程度で着く距離だったのですが、最初にお店とは逆の水戸駅に行っていましたので、水戸駅からお店まで15分位は歩きましたね^^; こちらのお店は食べログで3.52のお店。 外観は華美ではなく、落ち着いた雰囲気ですよ。  何か昔からある老舗の雰囲気を醸し出しています。 こちらのお店の一押しメニューはアンコウ鍋と軍鶏鍋! 旅行前には「アンコウ」と「軍鶏」のどちらにしようか大分迷ったのですが、軍鶏は明日の昼に親子丼を頂く予定にしていたので、アンコウ鍋を頂くことにしました。  単品料理のご注文ももちろんできるのですが、今日はアンコウのどぶ汁を頂けるコースにしました。 このコースに追加料金を加えて、アンコウの握り寿司もつけておきました。 今日はアンコウ三昧じゃ〜い。


〜 水 戸 駅 周 辺 〜

今回初めて水戸駅周辺を歩いて回りましたが、結構駅の周りは都会ですね〜。 ホテルがある側の出口もまぁまぁ建物が並んでいますが、その反対側は更に栄えているように見えましたよ。 駅周辺にはホテルも非常に多く、ビジネスマンなどがよく利用するんでしょうね〜。  そういえば水戸市と言えば、茨城県の県庁所在地でもありますもんね。 水戸駅の改札の前も通ってみましたが、丁度通勤ラッシュの時間帯でもあり、改札から出てくる人も入っていく人も相当に多かったですよ。   


水戸駅の多分北口の景色


水戸黄門様ご一行の御成り〜



〜 五 鐵  夢 境 庵 〜

水戸駅から徒歩10分少々のところにお店があります。 今日は一日歩くことが多く、水戸駅のお土産屋巡りで足が終わってしまいましたので、かなり足取りが重かったですが、アンコウ鍋を思い描きながらなんとか坂道を登ってまいりました。  お店は栄えた場所から少しだけはずれたところにひっそりと建っていました。 ビルの半地下のフロアーにお店があります。 暖簾とかお店の佇まいなどはちょっと高級な雰囲気を醸し出していましたよ。

ドアを開けますと、正面は通路だけしか見えず、通路の突き当りが厨房になっているようです。 こちらのお店は全て個室になっておりまして、通路の左側に個室が5〜6部屋並んでいました。  それぞれの部屋はふすまで仕切られていまして、1部屋は4畳くらいの広さでしょうか。 掘りごたつになっていましたので足も楽ですね〜。 席は1部屋4人が最大人数だと思いますが、大人数のときは、ふすまを開けて複数の部屋をつなげて使用するのではないかと思いました。  


こちらが五鐵夢境庵の店構え


テーブルの初期状態はこんな感じ


「最初のお皿」
前述のとおり単品料理のご注文もできるようですが、今回は6,600円のコースに1,000円位追加してアンコウ握り寿司もつけてみましたよ。 今日は結婚記念日なのでお嫁さんも大盤振る舞いです。

最初に出てきたのがこちらのお皿。 こちらはアンコウの煮凝りと・・・よく分からない物でした。 今回のコースはアンコウ尽くしでして、アンコウの色々な部位が色々な調理法で提供されてきます。  そもそも煮凝りってもの自体を管理人はそんなに食したことがないのですが、これは結構美味しいもんですね〜。 ビールによく合います。 味付けは濃くなく上品な感じ。  いつものようにガバガバ食するのではなく、少しづつお上品に頂いております。

「アンコウの色々な部位を湯がいたもの」
お次に出てきたのは、アンコウの色々な部位を湯通ししたものが出てきましたよ。 もう何の部位だったか全部覚えていませんが、胃袋とかエラ、白身、皮等。 これらを酢味噌につけて頂きます。  管理人は内臓や皮などなんでもござれ、なんですが、ど〜もお嫁さんは内臓系は少し苦手だったみたい。 皮なんてプルプルなコラーゲンのような感じだったのですが、確かに食感が苦手な人はいるかもな〜って感じはします。  白身がまいう〜なのは当たり前ですが、個人的にはエラはコリコリシャキシャキした食感で結構好きでしたね。 しかしアンコウは捨てるところがない魚だと聞いたことがありますが、エラまで食せるとはっ!  釣りで釣ったアジなんてエラを食そうと思ったこともないですもんね。 魚によっても違うのかな!? あと胃の部分も牛のミノと似た食感で弾力満点でした。  どれも身自体には濃い味はないのですが、酢味噌をちょろっとつけて頂くと非常にまいう〜で、あっという間にビールがなくなってしまいます。

「アンコウ鍋の具材たち」
様々なアンコウ料理を楽しんでおりますと、店員さんがアンコウ鍋に投入する身がこんもりと乗ったお皿を持ってきてくれました。 おお〜、そろそろアンコウ鍋を頂けるのか〜。 しかも身がすごくきれいですね〜。  もちろん具材は白身の部分だけでなく、皮や内臓も含まれているそうです。 これはまたお嫁さんは内臓は食せないかもね^^; でも見た目は、昔よく行った武蔵中原のフグ料理屋さんでフグ鍋するときの具材の雰囲気にとてもよく似ておりました。  ちなみにアンコウ鍋は、ここで煮込むのではなく、厨房で煮込んで出来上がったものを部屋に持ってきてくれるんだそうです。

「アンコウ鍋(ドブ汁)」
ジャジャ〜ン、お待ちかねのアンコウ鍋です。 なんでもアンコウ鍋には2種類ありまして、スープに水やダシを使用したもの、もう一つは水や調味料を一切使用せずに、アンコウの身と野菜の水分だけで煮込んだもの。 後者は「どぶ汁」と呼ばれています。  これはアンコウの漁師が船の上で漁で揚がったアンコウを鍋にぶっこみ、船上で料理が食したことが始まりと以前テレビで言ってたような気がします。

さ〜それでは頂きますよ〜。 しかしアンコウの身と野菜でこんなに水分が出るものなのかね。 ちょっと管理人は疑っています^^; まずは身の部分を一口・・・ おお〜ブリンブリン! 調味料を入れていないので、味付けはそんなに濃くないですが、 しっかりと魚の旨味が染み出ていますよ。 しかも白身部分だけでなく、内臓や皮なども入っているみたいなので、アンコウの全てのダシが出まくっているんだと思います。 今回は白身はお嫁さんに提供して、管理人は内臓や皮の部分をメインに頂きましたが、どれもまいう〜!  骨などもそのまま付いているので、骨の周りもしゃぶりつくしておりました。 昔、国分寺連合で長崎旅行に行って、オコゼをチュパチュパしたのを思い出しました。 今回もアンコウをチュパチュパしておきました。

「アンコウの唐揚げ」
これも大好き! アンコウの唐揚げです。 このメニューはたまに居酒屋さんにもありますので、メニューにあったら絶対にご注文してしまいます。 先ほどの握り寿司で食したときに感じたように、身に弾力があり筋肉質な感じもあるので、火を通すと身がブリンブリンになるんですよね。  これに薄く衣をつけてカラリと揚げてくれています。 こちらのお店にしては珍しく、衣にはしっかりと味付けをされているので物足りなさは全くありません^^ こちらも、どの部位なのかは分かりませんが、多分ヒレのあたりの肉ではないかと思いますよ。  ヒレの周辺はヒレを動かすために筋肉が発達するので、余計にブリンブリンな食感になるのかもしれません。

「アンコウの握り寿司」
さ〜いつ出てくるのか待っていましたが、ここでアンコウの握り寿司が登場しました。 今回は2貫でしたが、1つのサイズがとても大きくてシャリも身もサイズ特大ですよ。 しかもアンコウの身の上には黒い物体が・・・  店員さんに尋ねてみると、なんとキャビアなんだそうですよ! キャビアなんて誰かの結婚式の披露宴でしたか食したことないですよ。 しかもそんなに大量に食するものでもないですから、味もよく分かってないですしね^^;  アンコウを生で頂くのは多分初めてのような気がしますよ。 身は薄いピンク色をしています。 弾力があり、ムニュムニュした食感ですが、しっかりと歯ごたえもあり、味がとても良いです。  鍋なんかにして火を通しますと、少しフグにも似ているかなと思っていましたが、生の身はフグとは全然違いました。 身の味が濃くて非常にまいう〜。 そしてキャビアはやっぱりあまり味がよく分かりませんでした>_<

「〆の雑炊」
いや〜アンコウのどぶ汁、最高でしたね! 最後には残った汁にご飯を入れて、雑炊を作ってくれました。 アンコウや野菜のダシを極限まで抽出したスープを使っているので、味も大分濃厚になっていますよ。  そしてお米が汁を吸って、コメ自体も超まいう〜。 もともと鍋にあった具材は全部平らげてしまいましたので、雑炊はご飯と汁だけなんですが、これはホントに美味しかった。 内臓や皮にやられていたお嫁さんも、雑炊を頂けて復活しておりました。  この雑炊はまた食したいね。

「デザート」
最後にデザートが出てきました。 正直デザートはあまりよく覚えておりません^^; でも、写真見ると美味そうですね〜^^

あ〜今日はビールを5杯も飲んでしまったので、大分良い気分です。 ここのビールってグラスが割と大き目で、1杯350ml以上は入っていたのではないでしょうかね〜。  これを5杯なので今日は2リットル弱は飲んだ感じ。 

〜お 店 情 報〜

「 五 鐵  夢 境 庵 」