牛 久 大 仏

鹿島神宮のお次は「牛久大仏」にやってきました〜。 ここも夕方の情報番組か何かで見たことがあるんですよね〜。 なんでも巨大な大仏様があるんだとか! これも見応えありそうですね〜。 鹿島神宮から牛久大仏までは、圏央道を使用し阿見東ICで降りて、そこから一般道で10分位です。  ナビの地図が古いみたいで、圏央道の分岐が地図に出ず、行先を間違えそうになったり、一般道も新しくなったみたいでナビが空飛んでしまったりと、色々ありましたが、阿見東ICを降りたら遠くに牛久大仏が見えるんですよ! ナビはあてになりませんでしたが、 目視で大仏を目指して無事到着〜。 牛久大仏がデカくて助かりました。 牛久大仏には11:10に到着です〜。


圏央道の阿見東ICを降りたら目の前に牛久大仏が見えてきましたよ〜。 このデカさは群を抜いていますね〜。 なんでもこの大仏は120m(像高100m、台座20m)もあるんだそうですよ。 ちなみに奈良の東大寺の大仏が14.98mと言いますから、 牛久大仏の約1/8ほどですよ。 まぁ牛久大仏は立った像なのに対して、奈良の大仏は座っているってのもありますけどね^^; この牛久大仏は立像の高さでは世界3位、ブロンズ製立像としては世界最大で、ギネスブックにも登録されているそうです。


阿見東ICを降りたらすぐに大仏が!

なんとナビの画面にも大仏が!


駐車場からも牛久大仏がよ〜く見えます。 そういえば全然関係ないけど、鹿島神宮には外国人観光客は全然いませんでしたが、牛久大仏ではインド人?ネパール人?のような方々が非常に多かったです。  中国人とか韓国人もいませんでしたね。 やっぱり仏教だとインドとかネパールとかタイなのかな!? ちなみに仏教徒が多い国のランキングを見てみると、1位:中国、2位:日本、3位:タイ、4位:ミャンマー、5位:スリランカとなっています。  インドもネパールも入っていなかった・・・>_<



実はこちらの牛久大仏については事前調査をしていなかったので、ここが何なのか全然分からないで行ったんです。 最初は遊園地的なもので、その中に大きな仏像が建っているのかな〜と思っていたのですが、全然違いました。  この牛久大仏は浄土真宗東本願寺派本山東本願寺が事業主だったのです。 観光としても利用しているけど、元々は普通のお寺ってことなんでしょうかね。 

浄土真宗の開祖は親鸞聖人(1173年〜1262年)です。 親鸞は後鳥羽上皇の怒りを買い、1207年に越後国に流罪に処せられます。 その4年後に赦免された後、常陸国(現在の茨城県)に入り、関東における布教の拠点としたのです。  県内には親鸞ゆかりの寺や事跡が多く残っており、この牛久の地もそのひとつなのです。 by 観光いばらきHP



入口からチケット売り場に行く間にはお土産屋さん街がありました。 店はほんの7〜8店舗位ですが、佃煮とか土地の物などを売っていましたよ。 また園内に入るのには入園券を購入する必要があります。 入園料は800円。  結構高いね〜。 土産物屋さんがあったり、入園料を取ったりと、やっぱり寺社というより観光地の要素が強いんですね〜。 ちなみに入園料は2種類あって、大仏の中にも入れるのが800円、入らない場合は500円となっていました。



チケット売り場から大仏様までは徒歩で約15分位でしょうか。 大仏様に行く途中に色々なオブジェがありました。 国分寺連合では恒例の顔出しもありましたよ。 


大仏様のお顔のみ



大仏様の螺髪(原寸大)
直径1m、重さ200kgあります


恒例の顔出しです。
ここのは顔だけでなく手も出せます。

何かの鐘がありました。
「西」氏渾身の一撃!結構大きな音がします


大仏様の正面まで来ると「發遣門」という厳かな門が現れます。 この門はお釈迦様と阿弥陀如来(大仏様)が向かい合い、我々を導く門なんだそうです。 門の2階部分には釈迦三尊像を見ることができます。 


大仏様の正面に發遣門があります

發遣門の柱には親鸞聖人がいました


大仏様に向かって左側には、広い池が見えました。 こちらは「群生海」といいます。 四季の花、生命の源を表す池なんですって。 生命体は水から生まれてきたと言われます。「群生」とは全ての生きとし生けるもののこと。 この池は現世そのものをあらわしています。
バーベキューするのに良さそうなロケーションですね。(罰当たり)



「發遣門」から更に大仏様に向かって歩いていくと、大香炉が姿を現します。 なんでもこちらの香炉は日本一なんだそうですよ。 青銅製で胴回りは2m50cmもあるそうです。 確かにこんなに大きな香炉は初めて見ますね。



大香炉を過ぎますと不思議な橋が・・・ こちらは「横超の橋」というそうです。 橋には6つの足跡が描かれていて、1歩づつ南無阿弥陀仏と唱えながら渡るんだそうです。 色々な仕掛けがありすぎて、ちょっとお腹いっぱいになってきています。



横超の橋を過ぎますと、右側のほうに池が見えてきました。 こちらは「本願荘厳の庭」というのだそうです。 池の中には丸々太った鯉がものすごい数いますよ。 餌付けができるようになっていて、1袋100円?位で購入できるみたい。  子供たちは餌をやって喜んでいました。 でも鯉の数が多すぎて気持ち悪い・・・(罰当たり)



ついに大仏様が目の前に〜〜! これは写真ではなかなか伝わりにくいですが、相当に巨大です。 その迫力に圧倒されてしまいます。 よくもこのような大きな大仏様を作ろうと思ったものですよ。 目の前の仏像を見上げてしばし呆然としてしまいました。

前述の通り、ここの大仏様はブロンズ製の立像としては世界一の高さを誇りますが、wikipediaで調べてみると、「地上高世界最大の人型建造物は、ミャンマーモンユア郊外のレイチュン・セッチャー大仏で、全高約129.5m(像高約116m、台座13.5m)の釈迦立像(ギネス未登録)である。  台座を含めた地上高世界最大の人型建造物は、全高約208 m、像高約106mの中国の魯山大仏である。」とありました。 これよりもデカイのがあるんですね〜。




それでは大仏様の中に入ってみましょうか〜。 大仏様に入るには大仏様の裏側にある入口から入ります。 入口で靴をぬいて、真っ暗な部屋に入ります。(この真っ暗な部屋はエレベータだったのか!?なんだか動いていたような気も・・・)  しばらくすると扉が開き、青い光に包まれた広い部屋に通されます。 1Fは「光の世界」と呼ばれているそうです。 どうやら先程の真っ暗な部屋は煩悩を表す暗闇の世界なんだそうです。  そして扉が開くと、そこには慈悲を表すひとすじの光がさすのだそうです。



2Fからはエレベータで地上85mの展望台に上ることができます。 この展望台からは周囲の景色を眺めることができるのですが、窓が小さくてあまりよく見えない・・・ しかも天候が曇りなので、遠くも真っ白で全然見えないね・・・  見えたのは、手前にあった森とお墓だけでした>_< やっぱりこの大仏様は中に入るのではなく、外から見るのが一番良いと思いました。



展望台で景色を見た後は、またエレベータに乗って今度は3階に。 ここのフロアーもまたすごいですね〜。 ここは「蓮華蔵世界」というのだそうです。 約3,400体の胎内仏に囲まれた金色の世界で、毎日朝夕読経が響き渡る厳粛な空間なんだそうです。 周囲360°全ての壁に仏像が立ち並んでいます。  よ〜く見ると、仏像の下のプレートに名前が書いてある! どうやらこれは永代供養のためのものなんだそうです。 永代供養の契約をすると、この仏像のプレートに名前を入れ、更に法名帳に個人の戒名、俗名などを記入し、仏像の中に収納するんだそうです。  合っているか分かりませんが、管理人の理解だと、位牌みたいなものなのかなと思います。 ちなみに仏像には大小2種類ありまして、大きい方は百万円、小さい方は三十万円なんだそうです。 





いや〜3階の仏像たちは圧巻でしたね。 次は階段で1つ下の階へ。 ここは写経を体験できるフロアーになっていました。 フロアーの外周は全て写経をするための席になっていました。 そして席の前にはあいだみつおさんのような色紙が飾ってあります。  写経ってのも興味はあるのですが、ちょっとなかなか手が出ないですねぇ。。。 写経の代金は500円の模様。 受付のテーブルの上には「三誓偈」と書かれていました。 読み方は「さんせいげ」、意味は・・・調べてみたのですが、 正直管理人の頭では理解不能でありましたm(_ _)m





今日は残念ながら休園だったのですが、敷地内には「ふれあい小動物公園」というものがあります。 ここにはウサギ、ヤギ、サルなどがいてエサやりなどもできるようです。 ちょっと管理人も小動物をさわって癒されたかったのですが、残念!