鹿 嶋 神 宮

今回の旅行最初の観光地は鹿島神宮です。 昔、鹿嶋港に釣りに来ていた時に、何度か近くを通ったような記憶があるのですが、さすがに釣りしにきているのでお参りはしないよね〜。 ということで今回は初鹿島神宮となりました。  先程寄った酒々井PAを出発したのが8時丁度、そこから約45分で鹿島神宮に到着しました。 まだ朝早かったからか、観光客は少ないようですね〜。 鹿島神宮の近くまできますと、有料の駐車場がちらほら見えます。  地方の観光地に行くとよく見かける光景なのですが、ここでも駐車場の従業員の方が車に向かって「駐車場はこっちよ〜」と猛アピールしていました。 最終的に1日300円の駐車場に停めたのですが、 少し手前に200円の駐車場があった・・・ 残念!




鹿島神宮に到着しました〜。 非常に立派な鳥居ですね〜。 なんでもここ鹿島神宮は「東国三社」の一社とされているんだそうですよ。 ちなみに「東国三社」の残り2社は千葉県香取市の香取神宮、茨城県神栖市の息栖神社なんだそうですよ。  最近管理人は「日本三大○○」にご執心ですので、この「東国三社」も「日本三大○○」のコーナーに追加したいと思います。 ちなみにインターネットで「鹿島神宮」を検索すると、ここ茨城県鹿島市以外にも沢山出てくるのですが、 今回ご来店の鹿島神宮はその総本社なんだそうですよ。

鹿島神宮は茨城県南東部、北浦と鹿島灘に挟まれた鹿島台地上に鎮座する。 古くは『常陸国風土記』に鎮座が確認される東国随一の古社であり、日本神話で大国主の国譲りの際に活躍する武甕槌神(建御雷神、タケミカヅチ)を祭神とすることで知られる。  古代には朝廷から蝦夷の平定神として、また藤原氏から氏神として崇敬された。 その神威は中世に武家の世に移って以後も続き、歴代の武家政権からは武神として崇敬された。現在も武道では篤く信仰される神社である。 by wikipedia


鳥居の場所から後ろを振り返ると、参道と思しき綺麗な石畳の道が続いています。 今まで色々な有名な神社や寺社を訪れましたが、その中でも一番淋しい参道かもしれません^^; 他の参道はお土産屋さんとか何やら沢山あって賑わいのあるものが多かったのですが、 ここは店もチラホラですし、そもそも店が開いていない・・・ 時間が早かったからかな・・・ 



気を取り直して、鳥居を抜けてみます。 鳥居を抜けて少し歩くと立派な門が現れますよ。 こちらは「楼門」といいます。 なんでもこちらの楼門は「日本三大楼門」の1つに数えられているんだそうです。 出た〜! また日本三大○○がありました! こちらも追記追記と^^

楼門の高さは約13m、重要文化財に指定されています。 寛永11年(1634)、水戸徳川初代藩主の頼房卿により奉納されました。 『鹿嶋社楼門再興次第記』によれば、三代将軍家光公の病気平癒を頼房卿が大宮司則広に依頼し、家光公が快方に向かった為に奉納されたとあり、浅草の水戸藩下屋敷で130余人の大工が切組み、船筏で運んで組み立てました。  昭和15年の大修理の際丹塗りとし、昭和40年代に檜皮葺の屋根を銅板葺にしました。 by 鹿島神宮HP


楼門(表側)

楼門(裏側)


楼門を潜り抜けますと、目の前に「茅の輪(ちのわ)」が現れます。 これって神社でよく見かけますよね。 管理人の実家のそばの諏訪神社にも同じものがありましたよ。 茅の輪は厄除けの意味があるとのことですが、具体的には、無病息災、厄難消除、開運厄除等があるそうです。  茅の輪にくぐり方がありまして、まずは輪を左回りに1回、次に右回り、次に左回り、最後に正面を直進するんだそうです。 でも我々は面倒なので、そのまま直進しておきました^^;(罰当たり)


芽の輪


こちらは「摂社 高房社」といいます。 境内にはこのような○○社というのが数多くあります。 実は楼門のそばにもこのような社があったようですが、すっかり見落としてしまいました>_<

「摂社 高房社」は武甕槌大神の葦原中国平定に最後まで服従しなかった天香香背男を抑えるのに大きく貢献した建葉槌神が御祭神です。 古くから、まず当社を参拝してから本宮を参拝する習わしがあります。  by 鹿島神宮HP



こちらが鹿島神宮の拝殿になります。 こちらの建物は本殿・石の間・幣殿・拝殿の4棟からなっているそうです。 元和5年(1619)、徳川2代将軍の秀忠公が寄進したもので、重要文化財に指定されています。  本殿は参道から見て一番奥にある三間社流造の建物で、御祭神の武甕槌大神をお祀りしています。



拝殿でお参りをして、更に先に進みます。 拝殿の先には綺麗に整備された「奥参道」が長く続きます。 両脇には見事な巨木がズラリと建ち並び、非常に厳かな雰囲気を醸し出しています。 この奥参道は約300m続きます。  5月には流鏑馬神事が行われるんだそうです。

こちらの参道はとても綺麗に保たれておりまして、ゴミは勿論の事、枯葉すらほとんど落ちてませんでした。 その理由はすぐに分かりました。 参道を少し進むと、柄の長いホウキを持って参道を掃除している方がいました。  丁寧にホウキで参道を掃いて、ゴミを取るだけでなく、そのホウキでなぞった模様が非常に綺麗に見えるんですよね〜。 他にも脇道などもありますが、そこもホウキでしっかり掃除をしていました。 これだけ広いと維持するだけでも大変ですね。



奥参道を歩いていると、所々に社があったりオブジェ(?)があります。

また、この奥参道の途中に、なぜか鹿園がありまして、金網の中に数頭の鹿がおりました。 なんでも鹿島神宮の御祭神をお遷しして奈良の春日大社を創建する際、鹿が運び手を担ったことから、鹿島神宮では鹿が神鹿として大切にされているんだそうです。 


「さざれ石」と言います。



「末社 熱田社」です。
素盞鳴尊をお祀りしています。


鹿が・・・ ジビエに行きたくなった。。。


奥参道を抜けると「摂社 奥宮」が姿を現します。 こちらは「武甕槌大神荒魂」を御祭神としています。 現在の社殿は、慶長10年(1605)に徳川家康公が関ヶ原戦勝の御礼に現在の本殿の位置に本宮として奉納したものを、その14年後の元和5年(1619)に二代将軍徳川秀忠公によって現在の本宮社殿が奉建されるにあたり奥宮社殿としてこの位置に遷してきたものです。



「摂社 奥宮」の更に先にも見物できるところがあるみたい。 奥宮の先は2手に分かれておりまして、右に行くと「要石」、左に行くと「御手洗池」があります。 まずは右に行って「要石」を見物しに参りました。  奥宮からは約5分弱で「要石」に到着します。 でも。。。あれあれあれ。。。 どこに「要石」があるの?? あ〜、あった〜! ものすごい小さい・・・(罰当たり) そして石の周りには小銭が散らかっていました。  日本人ってどうしてもお金を投げちゃうんですね^^;

要石は、神世の昔、香島の大神が座とされた万葉集にいう石の御座、あるいは古代における大神奉斉の座位として磐座とも伝えられる霊石です。  地中深くまで埋まる要石が、地震を起こす鯰の頭を抑えていると古くから伝えられています。 水戸の徳川光圀公がどこまで深く埋まっているか確かめようと7日7晩にわたって掘らせたものの、いつまで経っても辿り着くことができなかったばかりか、怪我人が続出したために掘ることを諦めた、という話が黄門仁徳録に記されています。 



さ〜お次は「御手洗池」にやってきました。 ここは1日に40万リットル以上の湧水があり、水底が一面見渡せるほど澄みわたった池です。 昔は参拝する前にここで禊をすることから「御手洗池」という名になったそうです。  現在でも、年始に200人もの人々が大寒禊を行います。

これはなかなか良い池ですね〜。 池には鯉がゆうゆうと泳いでいましたし、ザリガニもいたようです(笑) 池の脇からは湧水が出ておりまして、非常に冷たい水が流れ込んでいました。 池の上には大木が倒れかかっており、 添え木でなんとか立っている感じでしたね。 大木は今でも青々とした葉をつけており生命力を感じます。 苔が生えておりなんだか情緒も感じますね〜。






そうそう全然関係ないですが、神宮内に不思議な看板が立っていました。 なになに「鹿島七不思議」!? こんなのがあるんだ〜。

 ○要石:その根底深くて図り知れずという
 ○御手洗:池の深さ大人小人によらず乳を過ぎずという
 ○末無川:川の水、流れ行くほど追々かれて行末知らず
 ○藤の花:御山の藤の花の多少により、その年の豊凶を予知すること
 ○海の音:浪の響きが上(北)の方に聞こえれば日和 下(南)に響けば雨降るという
 ○根上りの松:全て御山の内の松幾度伐れども伐り跡に芽出て枯れることなし
 ○松の箸:鹿島の松で作る箸は松脂の出たことなしという

すみません、よく分かりません>_<




さすが鹿島神宮! 見応え抜群でしたね〜。 鹿島神宮での見学時間はちょうど1時間でした。 駐車場に戻ると、すぐ横にあった建物に入っている土産物屋が開店していました。 更にそこにソフトクリームの文字が! これは今旅行1発目のソフトクリームを頂いておかねばなりません!  用心深くチェックすると。。。うん、これはスジャータではないですね。 ちゃんと自前で作っている模様。 味はメロン味だそうですよ。 なんでもクインシーという種類のメロンなんだそうです。 茨城県はメロンの全国シェア25%で堂々の第一位なんだそうですよ。  メロンの種類も沢山ありまして、「オトメメロン」「イバラキングメロン」「アンデスメロン」「クインシーメロン」「タカミメロン」「アールスメロン」等々。 今回はこの中のクインシーの味付けなんですね〜。 ソフトクリームの部分は少しだけシャーベット状になっているタイプですが、 メロンの風味が濃くて非常にまいう〜でした。

こちらのお店はソフトクリームだけではありませんで、蕎麦やラーメン、各種ドリンクも置いています。 今日は「西」氏は「梅とめかぶの冷やしとろろそば」を、「岡」氏はブルーベリー味のフラペチーノのような飲み物をご注文〜。  そして「頭」氏がクンシーメロンのソフトクリームを、管理人がクインシーとミルクのミックスソフトクリームをご注文〜。 どれもまいう〜。


お店の外観


クインシーソフトクリーム


ブルーベリーのフラペチーノみたいなやつ

梅とめかぶの冷やしとろろそば