犬 吠 埼 灯 台

今回の旅行も2日目を迎えました。 1日目は成田山新勝寺や香取神宮、佐原の街並みなど建物の関係が多かったですが、2日目は犬吠埼周辺の自然自体に焦点を当てて観光を進めていきたいと思います。  まず最初にやってきたのは犬吠埼灯台です。 ホテルから犬吠埼灯台までは車で3分で到着しました。 これだけ近いんだったら歩いていけば!?といわれるのも無理はないでしょう。 でも本日は台風の影響で、猛烈に風が吹いています。  先ほどホテルで屋上に出たときもものすごい風でしたが、海岸に近いところは更にものすごい風です。 多分風速でいったら15m以上、もしかしたら20m近く位あるのではないでしょうか。 これは普通に歩くのも危ない感じ。  実際に灯台付近はすごい風でしたので、灯台の周囲を歩くときは、手すりを持ちながら歩かないと危ないくらいでした。 


〜  犬 吠 埼 灯 台  〜



犬吠埼灯台は明治7年(1874年)11月15日に初点しました。 犬吠埼は明治政府がイギリスから招聘した灯台技師リチャード・ヘンリー・ブラントンが設計・監督し建設されました。  そして当時の灯台寮技師が苦心して国産化を成功させたレンガ19万3千枚が使われ、百余年の歳月に耐え現在に至っています。 灯台のレンズはフランス製の8面閃光レンズでしたが、太平洋戦争で一部破壊されたため、現在は日本で製作した1等4面レンズを使用しています。  犬吠埼灯台の螺旋階段は99段あります。 九十九里浜にちなんで設計したと伝えられています。 現在も光が消えることなく海を照らし続けています。  




犬吠埼灯台があるこの地は、水郷筑波国定公園になっていました。 この太平洋に面した海岸線の多くは断崖になっており、複雑な地質構造を示す古生層、中生層からなっています。  後に観光する屏風ヶ浦では高さ30〜40m、延長約6kmの海食崖が形成され、犬吠埼地域の海岸線と並んで雄大な景観を見ることができます。  










こちらの灯台は、珍しく灯台の中を見学できるようになっています。 ただ今日はあまりの強風に見学は中止となっておりました。。。 残念>_< 

犬吠埼灯台は、北緯35度42分28秒 東経140度52分07秒に位置しています。 光り方は単線発光で15秒に1回発行するようになっています。 これは沖合の船舶から灯台を見た場合、回転するレンズから放たれる光を15秒に1回見ることができるということです。  光の強さは1,100,000カンデラ、19.5海里(約36km)先まで光が届きます。 灯台の高さは基礎部分から31m。 白い灯台が青空と海に生えて非常に良い景色を作り出しています。  



このような遊歩道が灯台をグルリと囲んでます


「郵便は世界を結ぶ」と書いてありました


白波が結構綺麗です。とても良い景色です


右側が灯台の塀になっています


草木はこんな感じ。みんな背が低いです


こちらは太平洋の景色。雄大です

灯台の周囲には遊歩道が整備されていまして、灯台の周りや海岸近くまで行けるルートもあるようです。 ただ今日はあまりにも風が強すぎて、海岸に出るのは危ないと判断し、灯台の周りを散歩する短距離コースに行くことにしました。  灯台としての役割もある反面、観光地としての役割もありますので、灯台の前には白いポストがあったり、周囲にお土産屋があったりとなかなか良い観光スポットになっていると思いますよ。

実際に灯台の周りの遊歩道を歩くと、非常に景色が良いのが分かります。 風が強くて大分歩きずらいですが、海のほうに目をやると、風に煽られた白波が結構綺麗に見えるんです。 釣りに行くときにこの波が見えたら、絶対がっかりしますが、観光で見る分には悪くないですね。  またこの周辺は普段から風が強いことが多いため、背の高い木々は生息できないんだそうです。 確かに周りを見渡すと、木っぽい植物があっても皆1m位の高さしかありません。 この環境に適用できる植物のみが生息できるんですね。 

灯台横の看板にはこのように記されていました。「海岸の岩場や崖地は常に強い潮風にさらされ、土壌が乏しいので、特殊な形や性質を持った植物しか生息できません。 ここにあるハマサワヒヨドリやマルバノノハマシャジンは元々内陸のサワヒヨドリやツリガネニンジンと同じ種類ですが、まったく別物ではないかと思うほどの特色があります。  他にもこのような例(ノアザミ、タンポポ等)はありますが、まだ十分に研究が尽くされていません。 またイソギク、ソナレムグラはこの地が北限地になっています。  



〜  犬 吠 テ ラ ス テ ラ ス  〜

こちらは犬吠埼灯台のそばにあるお土産屋さんです。 実は最初に犬吠埼灯台に到着したのは9:20頃だったので、まだお土産屋さんは開いていなかったんです。 なので他の観光地を観光してから後でもう一回来てみました。  犬吠埼付近には他にお土産屋さんらしきものはないんですよね。 なのでここで会社へのお土産を購入していきました。

建物はとても新しいです。 店内もピッカピカ。 建物は2階建てになっており、1階には魚介類などのお土産やよくあるクッキーやお菓子などのお土産ものが並んでいました。 また2階はちょっと変わったアクセサリーとかあまり管理人には縁のなさそうなお土産が並んでいます。  あと窓側にはハンモックのエリアがありまして、誰でも利用可能になっています。 ハンモックと言っても木と木の間に網を張るタイプではなく、人工的な木組みに網を張っているタイプでした。 一人用、二人用もありましたよ。 最初に二人用にジャンプしたのですが、体重が重すぎて、床に御尻を痛打してしまいました>_<  なので1人用ハンモックにゆるゆると乗って、ユラユラさせてもらいました。  


テラステラスの外観


海産物をはじめ、地のものを取り揃えています


2階にはハンモックのあるラウンジがあります


2階からの景色も非常に良いですね〜