歴 史 公 園 え さ し 藤 原 の 郷

昨日から平泉世界遺産を廻って参りました。 一応先ほどの観自在王院跡で予定していた観光地はすべて回り終わったのですが、現在の時刻はまだ11:05。 新幹線の時刻まで大分あるね^^;  ということで、平泉を少し離れ、奥州市まで行って別の観光地に行くことにしました。 最初は大船渡とか海のほうに行っても良いかなと思ったのですが、さすがに移動距離が長いので、帰りの新幹線に乗り遅れちゃ大変!  ということで平泉から車で1時間弱にある奥州市に行くことにしました。 今回は藤原氏や源義経、平泉がテーマでしたので、これに合った「歴史公園えさし藤原の郷」に行ってみることにしました。  急遽スマートフォンで調べて見つけた施設なので、どんなところかイマイチ分かっていなかったのですが、なかなか良い観光地でしたよ。 ここは平安時代の建物や街並みなどを復元したテーマパークのようです。  現地に行って知ったのですが、どうやらここの施設は大河ドラマなどでも撮影で使用していたそうですよ。 「軍師官兵衛」「真田丸」「鎌倉殿の13人」「麒麟がくる」「おんな城主直虎」「平清盛」等々、この10年位に放映された大河ドラマでもよく使用されていたのですね〜。  管理人も先に挙げた作品のうち、いくつかは見ておりましたので、非常に楽しみです! 


〜 駐 車 場 に 到 着 〜


レストランや土産屋がある建物


こんなところに顔出しがっ!

施設自体はかなり広いみたい。 一般道から「えさし藤原の郷」に入る道はえらいこと細い道を通らせられましたが、駐車場に入ると、その広さに圧倒されますね。 車も2〜300台じゃ効かないくらい停められますし、 施設の中もかなり広そうです。 駐車場のそばには土産屋や食事処、2階には大ホールも完備した建物もありました。 帰りにここでお土産を買っておきましたよ。  ソフトクリームの置物があったので、この旅行2個目のソフトクリームが食せるかと思いましたが、売っている場所がレストランの中みたいで、ちょっと買いにくそうだったので、今回は勘弁してやりました。  


こちらが施設の正面玄関ですね


なんとここにも別の顔出しが!


チケットは1人1000円です


ゲートを入るとそこは平安時代

正面玄関脇にチケット売り場がありました。 ここでチケットを購入していきますよ。 チケットは1人1000円でしたが、後から考えると内容の割にはお安めの価格ではないかと思いますよ。 今回は1時間ちょっと中を練り歩きましたが、全体の2/3位しか見れなかったもんね。  かなり園内は広く、色々な見所がありました。 そしてさっきも顔出しがありましたが、ここでも顔出しが! このキャラクターはこの施設のオリジナルのキャラクターなのかな!?  今回は結構顔出しやっているよネ。 もしかしたら、歴代の旅行で一番顔出しやっているかもしれないね^^  最近では顔出しを見ると、すぐに「岡」氏と「西」氏が顔出しに行って、管理人が撮影する態勢になっているもんね。 ほとんど条件反射のようになりつつあります^^  


一つの山が丸々藤原の郷になっているね

ゲートの前に園内の案内図がありましたが、こりゃかなり広い敷地ですね。 一つの山自体を切り開いて、丸々園内施設にしているもんね。 ゲート正面の平地もかなり広いですし、その奥にも見所スポッツがあるみたいですよ。  しかも左側には山がありまして、ここにも平安時代の建物などが建ち並んでいる模様。 また、エリアとエリアの間には、「寄り道スポット」と書かれたスポッツが4〜5個はありましたが、それぞれ趣向を凝らした出し物があるみたいですよ。  


〜 政    庁 〜


斜め前からの景色がすごくいい!


中には鎧兜なども展示されています


人形で当時の様子を再現しています


政庁の裏側をゲートから撮影!

入り口をくぐりますと、広い広場が見えてきます。 こちらはイベント広場というそうですが、太鼓や牛車などの展示もありました。 そして目の前には政庁の北門も見えております。  園内はこのような昔の建物などを再現したものが数多くあり、当時の暮らしぶりや政治の様子などを体験することができるようになっています。

こちらの政庁は見学順路の一番最初です。 正殿を中心に左右対称の建物を配置されていまして、ここで政治や重要な儀式が執り行われていました。  こちらも朱色をしておりまして、この朱色ってのは昨日今日と観光してきた寺院などにも共通するものですね。 以前奈良県で平安京や平城京関連の名所を回った時も同じような感じの建物が多かったような気がします。  きっとルーツってのは一緒なのではないのかとも思いますね。 いやいやしかしこりゃ立派な建物ですね〜。 まぁここで政治を一手に担っていたのですから、これくらいの規模は必要ですよね。  正面の建物には当時の服装をした人形なども設置され、当時の様子を再現していました。   


2発目で的に的中しましたよ!!

政庁の両側にある建物の中には弓矢を放つ体験ゾーンもありましたよ。 ちょっくら管理人もやってみましたが、2回目で見事的に的中〜。 時代劇などでは弓矢隊が弓を引き絞り矢を放つ場面が出てきますが、 結構難しいです。 弓道では長い弓を使うので、飛距離も出そうですが、戦場で弓を使う際は、そんなに長い弓は使えないので、飛距離を出すには相当な訓練が必要なのではないかと思いました。  


「西」氏「増」氏のちゃんばらごっこ


武蔵坊「増」氏の攘夷〜〜! 「増」氏大満足

弓体験の次は、実際に鎧兜を身に着け、武士に変身するのコ〜ナ〜。 鎧は手作り感満載で、管理人でも作れそうな感じでしたが、実際に身に着けると、それなりの雰囲気は出ているのではないでしょうか。  模造刀も置いてありましたので、今日は管理人が鎧兜を身に着け、「西」氏と決闘を繰り広げました。 管理人は二刀流で宮本武蔵ばりでポーズをとっております。

鎧兜で大満足したのですが、次のコーナーに行くと、武蔵坊弁慶に変身できるコーナーがありました。 まぁ武蔵坊弁慶と言っても、背中に木造りの道具箱(?)を背負って薙刀を持つだけですけどね^^;  でも写真見ると、全然武蔵坊弁慶に見えないね。 ランドセルを背負ったおじさんが犯罪を犯していおる感じにしか見えませんでした>_< でも結構本人としては楽しかったです^^  


〜 当 時 の 町 並 み 〜


当時の長屋なんでしょうかね


家の中にも入れますよ

看板の案内によりますと、園内を廻るコースとして、タプ〜リ時間をかけて廻るコースと時短で廻るコースが表示されていました。 今回は新幹線の発車時刻を考えると、こちらの滞在時間は約1時間ってところでしょうかね。  ということで、全部を廻るのではなく、時短コースで、それ以外は見たいところをチョイスしながら廻ることにしました。 

政庁のエリアを過ぎますと、次は平安時代の街並みを再現したエリアに参りました。 ちなみに後で気づいたのですが、政庁の更に奥には昨日見学した「無量光院」の建物を再現したものがあったみたい。  昨日の無量光院跡は大分がっかりだったので、ここで再現された建物見ておけば良かったね^^;

昔の街並みはこんな感じだったんだね〜。 よく必殺仕事人で出てくるような長屋風の建物が再現されていました。 必殺仕事人は江戸時代だけど、平安時代の街並みもそんなに大きくは変わらないんだね。  前に聞いたことがあるのは、江戸時代などは、「火事と喧嘩は江戸の華」と言われるように、火事が多かったんですよね。 このため家もそんなにゴージャスにしないようにしていたみたいです。  家の中には生活雑貨のようなものや着物類も展示されていました。  


この桜の木も非常に綺麗でした

ここの桜も綺麗ですね〜。 全然桜とは関係ないですが、今日はなぜかコスプレをした人が多かったですよ。 不思議な衣装に身を包んだ人が何人もいましたよ。 皆さんすごく凝った出で立ちをしていましたが、あれもすごい趣味ですね。  皆さん、各々のポーズをとって桜の木と一緒に記念撮影しておりました。 管理人などはさっきやった弁慶のリュックサックを担ぐくらいがちょうど良いです^^;  


〜 義 経 持 仏 堂 〜


こちらが義経持仏堂です


昨日見た高舘義経堂の義経とイメージ違う

政庁と街並みを見学したので、園内の右半分のエリアはあらかた見たかな。(無量光院見忘れたけど・・・) ということで、今度は園内図の中でいうと左半分のエリアに行ってみたいと思います。  左半分は山になっておりまして、管理人の苦手な坂を登ることになりますよ。 でも今朝の金鶏山ほどの傾斜ではなかったので、近亜紀は心臓が破裂せずに済みました。

坂を登っている途中に分かれ道がありまして、右に曲がると義経持仏堂ってのがあると書いてありました。。。 行ってみますか! 昨日は高舘義経堂にも行きましたし、泊まったホテルは武蔵坊だし、 今回の旅行では縁がありますもんね。 

行ってみますと、そこにはこじんまりとした建物が一棟。 建物の中には義経さんがドッカと座っており、入口には武蔵坊弁慶が目を見開いて立っておりました。 きっと源頼朝勢を迎え撃っているときの光景なのではないかと思います。  


小高い山から見た政庁の風景

義経持仏堂は山の中腹付近にありますが、やはり大分坂を登ってきたおかげで、とても良い景色になって参りましたよ。 丁度先程までちゃんばらごっこをやっていた政庁が一望できますよ。  こりゃなかなか良い景色でした。  


〜 経 清 館 ・ 清 衡 館 〜


こちらが藤原経清の館です


こちらも人形で当時の様子を再現


小規模武士というけど結構家は立派です


厩も再現されていました

義経持仏堂を通り抜け、山の一番高いエリアに登頂しました。 こちらは藤原経清さんの館だそうです。 東北の小規模な武士の館を再現したもので、主屋の茅葺の切妻屋根が特徴です。 ちなみに経清さんは、昨日から何度も名前が出ている藤原清衡さんのお父さんなんだそうです。  平安時代中期の陸奥国亘理郡の豪族で『尊卑分脈』によると藤原秀郷の6代後裔なんだそうです。 経清さんは元来源頼義の弟・源頼清の郎従なのですが、頼清が陸奥守として長久年間(1040〜1044年)に赴任した折に陸奥国に下向し、亘理郡を拝領したんだそうです。 陸奥権守従七位下に叙せられたのち散位し、亘理権大夫と称したと言われています。  


こちらが藤原清衡の館です


経清さんの館よりも少しゴージャス


建物の端から端は結構距離あります


こちらは中に入って廊下も歩けます

こちらには藤原清衡公の館がありましたよ。 こちらの館にも人形が置いてあって、当時の様子を再現していました。 実際に建物の中に入ることもできました。  こういう雰囲気の建物の中を歩くってなかなか経験できないので、結構うれしかったですよ。 特に、時代劇でよく見かけるのですが、部屋の周囲にある御簾ってのがありまして、日中はこの御簾が丁度顔がぶつかる位の高さにあって、 時代劇では、そこを通りすぎる際に、少しかがんで通り過ぎるんですよね。 あれがど〜してもやりかったのですが、今回それを実現することができました。 昔は烏帽子をかぶっていたので、結構かがまないと通れなかったと思います。 

ちなみにこの清衡館は大河ドラマの「真田丸」で使用したそうですよ。 竹だけの居城である新府城として使用したそうです。 家紋が入った旗などを掲げ、厳粛な雰囲気の中、武田勝頼率いる武田軍が岩殿城に出発するシーンを撮影しました。  また新府城の炎上シーンは藁と声だに実際に火をつけ、特殊技術のスタッフがスモークを焚いて撮影したそうです。   


〜 北  の  郭 〜


これは確かに大河ドラマで使われそうですね

そろそろ時間もありますので、下山しますか! 先ほどは義経持仏堂のほうから廻ってきたので、今回は通常のルートで山を下りたいと思います。 清衡館を出ると、そこには郭がありました。 残念ながらこの上に上ることはできませんでしたが、これもよく時代劇で出てくるので、間近で見れて良かったです。  郭の下の部分には、これまで撮影で使われた作品が紹介してありました。 何々、この郭は「軍師官兵衛」でも使われていたのか〜。 これらは管理人もずっと見ていた大河ドラマなので、何か感慨深いものがありますね〜。 

こちらは「軍師官兵衛」で小寺政職の居城である御着城の庭として使われました。 官兵衛が馬に乗って登場するシーンでは、土煙を表現するためにコーンスターチを使用してリアル感を演出したそうです。 また小屋の前には笠や蓑、横には俵や籠などの生活用品をセットし、塀の周囲には敵の侵入を防ぐための深い水堀を造り撮影が行われたそうです。  


これはソメイヨシノですね


花の部分をアップ!丁度見ごろです


「西」氏とキャラクター


こりゃ一体何のキャラクターなんだろうね

今回の旅行ではどこに行っても桜が綺麗です。 こちらの帰りの坂道も桜並木になっているではありませんか! この坂道なんて一年を通して一番綺麗な時期ですよ。 今回はホントに桜が満開の時期に合って良かったです。  ちなみに、この坂ノ途中に、変なキャラクターものの人形があったのですが、これは一体なんだったのでしょうか。 何かのアニメのキャラクター?? それともこの歴史公園えさし藤原の郷のオリジナルキャラクター??  いずれにしても管理人はキャラクター物には一切興味はございません!  


〜 ト リ ッ ク ア ート 〜


鯉が飛び出ているように見えますね


トラにまたがる「西」氏


遠近感が不思議な絵ですよね


「西」氏が天狗に襲われているぅぅ


「岡」氏が鬼に喰われているぅぅ

今回の歴史公園えさし藤原の郷のブラリ散歩は時間の関係でメイン処のみの見学となりましたが、それでもメイン以外でど〜しても行きたかったのが、トリックアートの寄り道スポットです。  なぜここにトリックアートがあるのかは、あまりよくわかりませんが、観光地に行くと結構トリックアートってありますよね。 前に日光江戸村に行った時も見たような!?  トリックアートってそれだけのためにお金を出して入るまではいかないけど、全体の中の1部で、そのためにお金を払わなくて良いときは、行きたくなっちゃいますね。

実際に中に入って、トリックアート見てみましたが、最近のトリックアートってスマートフォンのカメラで見るとこう見えます、なんてのが多かったです。 管理人のようにスマートフォンをメールと電話と麻雀でしか使わない人には難しいです>_<  でも一部はちゃんとスマートフォンを使わなくてもトリックアートが体験できるものもありました。 やっぱりこれ面白いね。


いや〜、急遽探して奥州市まで来てみましたが、以外にも今回の旅行のテーマにも関係があったし、良かったような気がしますよ。 やっぱり今回もレンタカーで良かったよね。 車でなければ、この施設来れなかったもんね。  園内の見学が終わった後は、「お休み処えさし藤原の郷」でお土産を買っていきました。