お次に向かうのは地元のローカル線旅です。 最近地方に行ってローカル線に乗るのがマイブームになっています。 今日利用するのは天竜浜名湖鉄道(通称天浜線)です。 静岡県の掛川駅から新所原駅までの67.7kmを結んでいます。
こちらの会社の設立は1986年(昭和61年)となっていますが、遡ると旧国鉄特定地方交通線の二俣線が前身とのことです。 線路は天竜川をまたぎ、浜名湖の北部の湖畔を通り抜けています。
季節によって景色も変わり、また地域によって浜名湖が見えたり、川と並走したりと様々な景色を楽しむことができます。
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![]() 金指駅に到着しました |
まず龍潭寺から移動してきたのが「金指駅」です。 なぜここを選んだかというと、ちょうど「金指駅」から「新所原駅」方面に向かうと、浜名湖の景色を一望できるからです。 さらにこちらの駅には無料の駐車場も完備しているので、
駐車場に車を停めて電車に乗れるという利点もあります。 ちなみにこちらの金指駅上屋、プラットホーム、高架貯水槽は国の登録有形文化財に登録されているんだそうですよ。 外観はなかなか味のあるよい駅舎です。
がーしかし! ここで電車に乗ろうと時刻表を見ると行ったばかり・・・ しかも次の電車は50分後・・・ ダメだこりゃ。 ということで、少し離れた駅まで行って、そこから乗ることにしました。 やっぱり地方のローカル線だと、関東の電車みたいにひっきりなしには来ないもんね。 ちゃんと時刻表見てから出発すればよかったですよ^^; |
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金指駅を出発して次に向かったのは「三ケ日駅」です。 三ケ日といえば「みかん」が有名ですよね〜。 でもちょっとまだ時期が早いかな。 お店で売っているみかんもまだ緑がかったものが多いですもんね。
こちらの駅にも無料の駐車場がありますので、ここに停めて時刻表を確認します。 どうやらあと30分くらいはあるみたい。。。 ということで、近くをブラリしてみることにしました。
駅前に町の地図があったので、これを見ていると、親切な地元の方がみかんを売っている農協とか「みかんの里(?)」があると教えてくれました。
結局「みかんの里」は見つけられなかったのですが、地元の農協が近くにあったので、お土産になるものがあるか探検しに参りました。
こちらの駅舎も味がありますね〜。 こちらの三ケ日駅本屋も国の登録有形文化財に登録されているんだそうですよ。 ちなみに天浜線の駅はどれもこういう駅ではなくて、金指駅とか三ケ日駅は比較的大きい駅だから駐車場もあるし、駅も味がありますが、 もっと小さい駅のほうが多くて、大部分が公衆便所のような駅となっています。 |
![]() こちらが農協さんの物産売り場 |
![]() 三ヶ日ミカンのソフトクリームまいう〜 |
少し散歩がてら近くをブラリしてみましたよ。 先ほど教えて頂いた通りの方角に歩いていくと、ほどなく三ケ日農協さんが見えてきます。 こちらは農協の事務所の建物や、商品の販売、軽食もありました。
スーパーのような建物にも入ってみましたが、やっぱり一押しは「みかん」のようですね。 もぎたてほやほやのみかんも売っていますが、みかんをお菓子やジャムなどに加工した加工品も数多く売られていました。
管理人が見たこともないようなパッケージのものばかりでしたので、きっと主に静岡に流通している商品なのかもしれませんね。
スーパーのような建物の脇には小さな小屋が建ってまして、そこに「みかんソフトクリーム」と書いてありましたよ。 これは行っとかないといけませんよね! さっき「竜ヶ岩洞」のソフトクリームを食さなくて後悔しちゃったからね^^; チケット制になっていて、まずはスーパーのほうでソフトクリームのチケットを購入し、そのチケットを持ってソフトクリームの小屋に向かいます。 いや〜結構大きいですよ。 クリームの部分はオレンジ色、更にクリームの上からみかんソースが降りかけられています。 ではではまずは一口・・・ おお〜んまい〜! 結構みかんの味が全面に出てきていますよ。 甘さと共にみかんの酸味も強く感じます。 みかんソースとソフトクリームの味がそれぞれどんなお味なのか違いはよく分からないのですが、きっと上手く融合してこの味になっているんだと思いますよ。 クリームはコーンの下部までギッシリと詰まっています。 まだお腹の中に昼のハンバーグが残っているので、またまた膨満感になってしまいましたよ。 夜はちゃんと食えるのかな!? |
![]() 登録有形文化財の看板がありました! |
ちょうど良い頃合いで駅に戻ってまいりました。 こちらの駅舎も非常〜〜〜に良い雰囲気ですね。 ホントに昭和の雰囲気がプンプンしてて管理人は非常に好きなタイプの駅舎です。 改札は当然自動改札ではなく、駅員さんが切符にハンコタイプの刻印を打ってくれます。
写真を撮るのを忘れてしまったのですが、待合席もレトロチックで非常に良かったです。
駅まで来たは良いのですが、この駅からどこまで乗ると、ちょうど反対側に列車が来るのだろう。 いつもローカル線旅をするときは、片道20〜30分位揺られて、ちょうど反対側の列車が来た時に、反対に乗り込み元の駅に戻るようにしています。 今回は時刻表を調べていなかったので、駅員さんにお伺いしてみました。 駅員さんはもう70歳は超えていると思われる大先輩でした。 非常にお人柄がよく、かつお優しい方で、親切にどこの駅で降りると、反対側に列車が来るか調べてくれました。 |
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さ〜それではホームに出てみましょうか。 こちらの駅は左右にホームがあるタイプの駅ですね。 車両が1輌編成なので、ホームも短いです。 おそらく国鉄時代も長くても2輌位の車輌が走っていたのではないでしょうか。
駅の看板もとてもシンプル。 昔ながらの白く塗った鉄板に、黒字で駅名が書いてあります。 関東の駅みたいに看板が内側から光ることもありません! そんなのいりません! こういうのは末永く残ってほしいと思います。
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![]() 反対側に来た列車 なにかのアニメのキャラクターなのかな!? |
![]() こちらの列車が到着です バイクのカタナの装飾でした。 |
時刻になり、駅の脇にあった踏切が鳴り出しました。 さ〜どんな電車が来るのでしょうか! おお〜、こちらはTH2100型の気動車です。 結構新しい車輌なのでしょうか。 外見は今風なデザインのような気がしますよ。
編成は1輌編成。 ディーゼルの音も昔ながらのガラガラガラって大きな音は出てないですね。 エンジンも新しそうです。 外観は派手派手な塗装がほどこされていますね。 こちらの車輌は天浜線全体で10輌弱あるそうなのですが、
どの車輌にもこのような様々な塗装がほどこされているんだそうです。 何かのアニメのキャラクターなのかな!? 最近アニメはガンダムしか見ないので、よく分かりません。
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![]() 車内はとてもきれいでいい感じです |
![]() 窓が電子レンジの蓋みたいで外が見ずらい |
こちらの車内はドアの横はロングシート、そして車輌中央部分にはクロスシートタイプの席が並びます。 やっぱりゆっくり旅をするときはクロスシートが良いですよね〜。 京浜急行に乗る時もついつい2列席の車輌を選んで乗ってしまいますしね。
時間が中途半端だからか、お客さんの数は少ないです。 行きは学生さんが2〜3人、高齢者が2〜3人、あとは我々夫婦のみです。
行きに乗った車輌の窓はなにやら電子レンジの蓋の部分みたいですよ。 小さな丸い穴が開いている感じね。 これじゃぁ、せっかくの景色が全然見えないですよ。 なんでこんな仕様にしたのでしょう。 角度を変えて外の景色を見ようとしていたのですが、何か錯覚のような状態になって、気分が悪くなってしまいます。 帰りの車輌は普通のガラス窓だったのでよく景色が見えました。 ホッ。 |
![]() 左側は浜名湖ですよ |
![]() トンネルから出たところです |
乗客が少ないので、時折、列車の後方に行って線路の景色を眺めていました。 地方で列車に乗ると、ど〜〜〜〜してもこれをやりたくなるんですよね。 京浜急行や関東の電車では恥ずかしくてできないですが、旅に出るとついついやっちゃうね。
以前乗った千葉県のいすみ鉄道や銚子電鉄も良かったですが、それと同じくらい良い眺めですね〜。 単線をガタゴト揺られながら、線路が過ぎていくのを見ると時間が経つのを忘れますよ。
あとやっぱりディーゼルの音や、出発時や停車時の振動もなかなか独特なんですよね。 ディーゼルエンジンってこともあって、ホントに車のディーゼル車のような感覚を覚えます。 やっぱり旅はディーゼルがいいね。 |
![]() カタナ列車再び |
![]() 金指駅の看板です |
「三ケ日駅」から約20分少々で先ほど最初にやってきた「金指駅」に到着しました。 三ケ日駅の駅員さんによりますと、ここで上下の列車が離合するそうです。 金指駅に到着してほどなく逆側の列車が参りました。
ここも結構大きい駅みたいで、乗客の乗降者が多かったですね。 今の時間帯(15:05頃)は学生さんが多いね。 学生さんの足として重宝されているんだと思いますよ。
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金指駅はちょうど島型のホームでありましたので、真ん中のホームの両側に上下線が停まるというすばらしい撮影スポッツ! もう少し後ろに下がって撮りたかったのですが、早く乗らないと乗り遅れてしまいます。
ということでギリギリ2輌が収まる場所まで下がって激写しました。 同じ型の車輌ではありますが、カラーリングが随分異なるので、違う列車に見えなくもないですね^^;
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![]() 水田も結構多かったです |
![]() こちらがみかん畑 |
![]() 浜名湖が見えてきました |
![]() 大きな自動車用の橋が見えました |
帰りの列車の窓は行きの電子レンジの蓋のような窓ではなく、ちゃんとクリアなガラスになっていました。 これなら窓からの景色もよく見えますよ。 丁度今回乗車した金指駅−三ヶ日駅間は浜名湖の景色とみかん畑の景色がよく見えました。
みかんの木はそんなに大きくなく小ぶりでしたが、列車からもみかんの実がなっているのを見ることができました。 また浜名湖の景色もよく見えましたよ。 ただ今日は天気が曇りで日も傾き始めているので、少し湖の景色がくすんでしまっていますね。。。
明日は天気が良いみたいなので、明日の浜名湖に期待です!
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![]() 踏切を渡って改札のほうに向かいます |
![]() 上が整理券、下2枚が切符です |
![]() また何かのキャラクターが書いてあります |
![]() 反対側にも列車が入ってきました |
往復役1時間の天浜線の旅もここで終了です。 やはり往復1時間くらいが丁度良いね。 これ以上長いと飽きちゃうし、逆に短いと物足りないしね。 この三ヶ日駅も先ほどの金指駅と同様に、上下線の待ち合わせ駅になっているみたい。
我々の乗った列車が駅に到着した後も、少し停まっていました。 ホームの写真などを撮っていると、ほどなく逆側の列車も到着〜。 また並んでいる写真を撮ろうと思ったのですが、この駅では上下線の停車位置がずれているため、綺麗に並んでいる写真は撮れませんでした。
十分写真を撮影し終わったので再び改札へ。 先ほど親切に対応してくださった駅員さんが「おかえりなさい〜」と声をかけてくれました。 なんかこういのも良いよね^^
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