竜 ヶ 岩 洞

さ〜、腹も満ちましたので、最初の観光地に参ります。 まず最初にやってまいりましたのは浜名湖の北部にあります「竜ヶ岩洞」です。 到着時刻は11:45。 こちらは鍾乳洞なんですよ。 これまでも福島などでも鍾乳洞に行っていますが、規模の違いはあれど、どこも同じものは一つもなく、自然の偉大さを感じますよ。  こちらの竜ヶ岩洞は東海地方最大級の鍾乳洞で2億5000万年前のものなんだそうですよ。 気が遠くなるような昔の洞窟ですが、テレビで鍾乳石が1cm成長するのに100年かかるって話を聞いたことがありますから、2億5000万年ってのもうなづけますよね。  その間、地殻変動などもあると思いますが、よくぞこのような形で残っているものだと感心してしまいますよ。 どのような景色を見ることができるのか、非常に楽しみです。


〜 岩  石  園 〜


不思議な岩山がお出迎え〜
入場券を購入する建物の前に、異様な人工の山がありました。 これは一体なんでしょう。。。 よく見ると、文字が書いてありますよ。 「なんとか岩」「かんとか岩」など岩石の種類を表しているようです。 でもなぜか山頂には鐘が・・・  よくあるような恋人の聖地ってやつでしょうか。 それにしてはちょっと汚い(失礼)ような・・・ 更に別の山の上にも別の鐘が・・・ いつもなら何か探りに行くのですが、山に上ると心臓が破裂してしまいますので、今回は勘弁してやりました。 

後で調べてみると、富士山の熔岩や竜ヶ岩洞周辺地域の代表的な岩石35種類を配置してあります。 火成岩・変成岩、そして堆積岩の三つのコーナーに分けられ、手で触れながら、岩石を観察する事が出来るようになっているそうです。  でも頂上の鐘は何??  


〜 チ ケ ッ ト 売 り 場 〜


チケット販売所に到着

こちらが龍潭寺と竜ヶ岩洞のチケット
こちらの建物で入場券を購入します。 1人1000円ですが、この竜ヶ岩洞の後に観光しようと思っていた「龍潭寺」の入場券と割引セットで販売していたので、今回は150円お得なセットのチケットをご購入しました。  やっぱりこの周辺って観光地がそんなに多くあるわけではないので、セットにしてなるべく多くの人がそれぞれの観光地を訪れやすいようにしているんですね。 観光客と観光施設の両方にメリットがあるので、こういうシステムはとても良いですね。  


〜 竜 ヶ 岩 洞 に I N ! 〜


こちらが竜ヶ岩洞の入口です
ではでは入口から入場!! るるぶには「中はとても涼しい」と書いてありましたし、鍾乳洞の入口にも「天然のクーラーが稼働中」って書かれていたので期待していましたが、そんなに涼しくはなかったです。 でも一年を通じて気温の変化は少ないんだろうなと思いました。  中にはお茶を熟成させている場所もありましたもんね。 でも気温は低めなのですが、ちょっと湿度が高いような気がしました。 中を歩いていると蒸し暑くて、ここでも汗ビショビショになってしまいました。  



こんなに近くで見たの初めてです

横には顔ハメがありました^^;
入口を入ってすぐのところに、コウモリを飼育(?)している大きな檻がありました。 中にはなんとコウモリがっ! 10匹以上はいたのではないでしょうか。 コウモリが遠くを飛んでいるのは見たことがありますが、こんなに間近で見たことはあまりありませんよ。  丁度エサをあげた後だったらしく、壁や網に果物の甘い汁が残っていて、それをコウモリがしきりにナメナメしておりました。 目の前にもいましたが、意外にかわいらしい顔をしていますね。 顔だけ見たら、ハムスターのような感じでしたよ。  でも顔はかわいらしくても、体の部分はちょっと異様な感じですね〜。 身体の手足部分に薄い幕のようなものがあって、それを広げて飛ぶんですもんね。 鳥とは基本的に飛び方が違います。 でもなんだか興味深くて5分位ずっと檻の前におりました。 

入口にいた施設の方のお話しによりますと、コウモリは人をちゃんと識別しているみたいで、エサをあげる人をちゃんと分かって、なつくそうなんですよ。 以前お笑い芸人のみやぞんさんが来てエサやりに挑戦したそうですが、果物を与えようとしても逃げちゃうそうなんですよね。  でもこちらの飼育員さんは4年の年月をかけて、ようやくなつかせることに成功したんだそうです。 コウモリでも時間をかければちゃんとなつくんですね。。。  



最初のほうにあった「仁王門」


「猿が石」です、サルに見える!?


「三体羅漢」だそうです

通路はこんな感じです
こちらの鍾乳洞は見学できるコースは全長400mあるそうです。 所要時間は40分ほど。 アップダウンはそんなに大きくないので、すぐに心臓が破裂する管理人でも安心です。 また地面も歩きやすいように整備してあるので、躓いたりすることはありませんが、頭は要注意!  所々低くなっている部分があるので、気を抜くと頭蓋骨が陥没してしまうこと間違いないです。 中は洞窟になっておりまして、所々にライトで照らされている箇所があり、そこに名前が付いた鍾乳石が鎮座しています。  いつも思いますが、鍾乳石の形状から、よくこのようなネーミングが思いつくなと感心してしまいますよ。 たまにネーミングが???のものもありますが、ほとんどのものが「あ〜なるほど!」という感じでした。

竜ヶ岩洞は総延長約1000m(一般公開は400m)、標高359.1mの竜ヶ石山の南麓に開口されました。 洞内は年間平均気温18℃。 夏は涼しく冬は暖かく感じるのだそうですよ。   


「雲上界」ですって、確かにそんな感じ


通路の脇に湧水が流れています


「天女の鏡」逆さまの看板が水面に写ってます


なんだか恐竜の口みたいよね


「鍾乳宮司」。。。なんだそれは。。。

これはもうエイリアンみたいだよね
今まで鍾乳洞というと、福島県にある「あぶくま洞」や、奥多摩にある「日原鍾乳洞」に行きましたが、それらと比べると、鍾乳石の高さはそんなに高くはないようですね。 高いものでも40〜50cmくらいかな。  「あぶくま洞」の鍾乳石なんて何メートルも高さがありましたもんね。 こちらの竜ヶ岩洞が2億5000万年前と言いますから、あぶくま洞の鍾乳石はあれだけ成長するのに相当かかっているのですよね〜。  それを考えると人の一生なんてほんのまばたき1つくらいですね〜。   



すんごい水量が上から降ってきます


滝の水と一緒に下のほうに移動します
途中で唯一の階段がありました。 階段にたどり着く前からザーという水の音がしていたのですよ。 どうやらここの滝があるみたいです。 最初はよく巷にあるような華厳の滝タイプみたいな山の上から水が直滑降するような滝を想像していたのですが、 実際は、目で見える範囲には水が落下する地点は見えず、大量の水が上からそのままシャワーのように降ってくるって感じ。 しかもライトで上手いこと照らしているので、より幻想的に見えますよ。 これもなかなか見れない景色ですね。  上から降り注ぐ水を触ってみましたが、そんなに冷たくないね^^; もっとチベタイのかと思いました。  





展示されている鍾乳石も様々ですが、途中の通路も結構興味深いですよ。 こちらも所々、ブルーのライトや、白色のライトで通路を照らしているので、後ろを振り向いて通路の先を見ると、これまた幻想的な風景が広がっているのです。  いやいやこれを造りあげた自然はすごいですが、これを探検して見つけた人もすごいですよね。 途中で鍾乳洞の探査の写真が飾ってありましたが、たまにテレビで見る世界の洞窟を探検する方みたいな感じの写真でした。   頭にヘッドライトを付けて、上下つなぎの服を身にまとった感じね。 

そうそう途中の通路の上部に、小さい洞穴があったんですよ。 お嫁さんはそこからコウモリらしき物体を見たとか!? もしかしたら生でコウモリ見れるかも! としばらくその場で待っていましたが、結局現れませんでした。  もしかしたら我々の気配を察したのかもしれませんね。 残念!  









出口が近づいてきてしまいまして、ちょっと残念な感じでした。 なんかもっと見れるな〜って感じね。 ここの鍾乳洞は結構見応えがあって個人的には良かったです。 お嫁さんも普段はこういうのにあまり興味を示しませんが、今日はとても良かったと言っていました。 

出口付近には展示場がありまして、発掘時の写真や鉱物の展示などがありました。 昔、子供のころに川で拾った綺麗な石に似ているものも展示してありましたが、結構高級なものだったような感じですよ。 あの時の石はどこに行ったのでしょう。。。  また古代の人類の生活風景など、鍾乳洞にはあまり関係なさそうな展示もありましたが、ちょっと面白かったですね。  


〜 天然冷風浴「ようきた洞」 〜





展示場を出ますと、左側にはお土産物屋さんが、右手にはなにやら、下のほうに続く階段が見えます。 お土産物屋さんは管理人はあまり興味がないのですが、土産物屋の奥にソフトクリームの文字がっ! これには興味津々。  しかもバスガイドさんが選ぶソフトクリーム第1位だって! これは猛烈に食したかったのですが、先ほどのハンバーグで腹が破裂してしまいましたので、今日の所は勘弁してやろうと思います。 でもちょっと後悔してます>_<

お土産物屋さんの前には、螺旋状の階段が下に続くあやしいエリアが・・・ なになに、「ようきた洞」!? 実際に下まで降りてみると、そこはさながら温泉場の足湯のような感じになっていました。  なるほど! ここは鍾乳洞を流れる水に足を漬ける場所なんだ! なんでもここは4月〜10月までの限定なんですって。 確かに真冬にこんな水に足を漬けたら、足がちぎれちゃいますよね^^;  他の観光客の方も、下まで降りて一瞥して後にしていました。 やっぱりなかなか靴と靴下を脱いでまで。。。って感じなのかもね。

いや〜しかし、竜ヶ岩洞はなかなか見どころが豊富で良かったですね。 意外に最初のコウモリの印象が強く乗っています^^: