石 垣 山 一 夜 城 歴 史 公 園

箱根旅行も無事終了となりました。 あっという間の2日間でしたが、実はもう一箇所行きたいところが・・・ それは箱根ではないのですが、昔から気になっていたところ「一夜城」です。 昔から箱根に来るときに国道1号線を走っていると 「一夜城」って看板が見えてたんですよ。 学生時代は箱根に来るのが夜中だったので観光することもできず、今日やっとご来店することができました。

自動車のナビに「いちやじょう」と入力! 芦ノ湖からは箱根新道で下り、国道1号線から脇道にそれていきます。 結構細いグネグネ道路で本当にこの先に一夜城があるのかな・・・ と心配になる位の道でした。 特に最近ナビのソフトウェアを アップデートしたらイマイチ地図の案内が分かりにくくなってしまって・・・ 今回の箱根旅行でも何度も道に迷いましたよ>_< もう少しナビの精度が上がるとよいのですが。



ナビに案内されるがまま道をひた走ると広い駐車場が見えてきました。 車を停めて近くの施設に近寄ってみると・・・ あれあれ「一夜城ヨロイヅカファーム」って書いてあるぞ〜!? しかもカフェかレストランのようなおしゃれな建物ですよ。  もしかして「一夜城」ってお店をナビに入れちゃったのかな!? ・・・ この鎧塚さんって故川島なおみさんの旦那さんでパティシエとしても有名ですよね。 どうやらあの鎧塚さんのお店だそうです。 横ではお嫁さんが「いつか行ってみたかった〜」 とはしゃいでいましたよ。 でも一応来ちゃったので、店に入ってみますか・・・ はい、今日は定休日でお休みでしたm(_ _)m




ヨロイヅカファームを後にして、反対側を見ると観光バスの団体さんがぞろぞろと歩いていきました。 もももしかして! あっちが本当の一夜城!? 階段の前まで来ると「石垣山一夜城」って書いてありましたよ! よかった〜。 間違ってなかった んだ〜。 ナビを信じてグネグネ道を上がってきてよかった〜^^


この石垣山ってのは標高262mの山とのことですが、駐車場から旧本丸までは写真のような山道を歩いて登ります。 下の方の道は登山道のように歩きにくいですが、本丸近くまでいくと舗装された綺麗な散歩道になります。 下の方から 南曲輪、二の丸、本丸を見ることができます。 また他にも井戸曲輪、展望台などもあります。 もちろん天守はなく、城址となっていますが、石垣などは当時の雰囲気を残しています。 ん〜、ここに豊臣秀吉が城を建てたのか〜、一夜にして こんな城が現れたら北条さんもさぞやビックリしたことでしょうね〜。


石垣山は、小田原城の南西約2.8キロメートル地点に所在し、天正18年(1590年)、豊臣秀吉が後北条氏の小田原城を攻略した際、築いた本陣のあったところであり、その名称は城壁の石垣に由来している。 旧名は笠懸山と称した。  なお、石垣山城は、関東で最初に造られた総石垣の城であり、その石積みは近江国の穴太衆による野面積みといわれる。 本陣は、4月5日に着工して6月26日に竣工し、山頂部を占めて早川を隔て眼下に小田原城方面を一望のうちにおさめる ことに成功した。

城跡は、長い年月を経たうえ、1923年(大正12年)の関東大震災で数多くの石垣が崩壊してしまったが、本丸を最高地点として二の丸、南曲輪、井戸曲輪などが配置されて、雄大な石垣ものこり、当時の規模や構造が明瞭に観察できる。  なかでも「井戸曲輪」は、谷状地の底部に湧き出る湧水の清浄さをまもるためにわざわざ石垣をめぐらせたもので、きわめて稀少な遺構である。

小田原征伐後は廃城となったが、その歴史的意義とあわせて城歴が限定されていることは、築城史を研究する際の規準となる遺跡であり、学術上の価値が高いことから、1959年(昭和34年)5月13日、国の史跡に指定された。  現在は「石垣山一夜城歴史公園」として史跡の保存と整備が進められている。by wikipedia


こちらは馬屋曲輪の石垣です。 この石垣は古式の野面積み(のづらづみ)と呼ばれる技法で積まれているんだそうです。 馬屋曲輪は他に比べると築城当時の姿を保っているとのこと。 延長は約67m、高さは最大約6mだそうです。  規格のない自然石を適切に組み合わせることで、強固な石垣を築いています。



馬屋曲輪の石垣を更に上ると二の丸に到着します。 現在は広い広場になっています。 二の丸のそばには展望台があり、小田原の町を見渡すことができます。



二の丸の先にはまたまた石垣が見えました。 あれが本丸の石垣なんですね〜。 この公園の一番高いところです。 戦国時代では天守は現存するような立派なものではなく、どちらかというと普通の館っぽいものだったんだと思いますが、 今ってそういう城ってなかなか見れないんですよね〜。 どこかに見れるところはないからしら。。。 


最後に脇道に逸れてみると井戸曲輪が見えてきました。 ここは結構急な階段で降りていくのですが、どうやら行き止まりで、また昇ってこなければいけなさそうだったので、途中で写真だけ撮って帰ってきてしまいました。 例のごとく、 足が終わってしまっています>_<