大  涌  谷

いやいや箱根園は思いのほか楽しかったですよ。 でも駒ヶ岳でのハイキングと水族館での徒歩で、管理人の足は半分以上終わってしまっているみたい^^; もう立っているだけで足がジンジンしていますよ。 こうなると椅子に座って 足を休ませないと次の観光地で歩けなくなってしまう〜>_< でも今日は自動車なので、運転中は足を休めることができます。 これがバスに乗ったりだのしていると、バス停で待ったり、乗り換えで歩いたりで全然足を休ませられない んですよねぇ。。。 やっぱり今日は自動車で来てよかったです。

さてお次の観光地は大涌谷です。 自動車で直接大涌谷の駐車場に行ってもよいのですが、やっぱり大涌谷に来たらロープウェイから谷の様子を見たいですよね〜。 ということで大涌谷ではなく、ロープウェイの大涌谷駅の隣の駅である 早雲山駅にやってきました。 ここからロープウェイで大涌谷駅に向かいます。 結構大涌谷の駐車場って混んでいるし、駐車料金も取られるので、どうせお金を払うんだったらロープウェイに乗った方が全然良いです。 この大涌谷も 前に来たのが20〜30年前だと思いますので、猛烈に久しぶりです。 楽しみ〜^^



〜 箱根ロープウェイ 早雲山駅 〜




早雲山駅にやってきました〜。 ここらへんは急な坂が多いんですよ。 車でも1速でないと坂を上っていかないところも多々あります。 なんとか駅に到着〜。 早雲山駅には無料の駐車場があるのでラッキーです。

早雲山駅は箱根ロープウェイもありますが、もう一つ箱根登山ケーブルカーの駅でもあるんですよ。 駅の外観ですが、とてもきれいですね〜。 先程の駒ヶ岳ロープウェイとは全然違います^^; きっとこの新しさは、建て替えてから そんなに経っていないのかもしれませんね〜。 ロープウェイ待ちの人で混雑していましたが、先程の駒ヶ岳は韓国人の方が多かったのに対して、ここは白人の方が圧倒的に多かったですね。 きっと各国の旅行会社毎にツアーの内容が 違うってことなんでしょうね〜。




駅のプラットホームは2階にあります。 上ってみると、ロープウェイ待ちの客が100人以上いたでしょうか。 大分待つかな〜と思ったのですが、普通のロープウェイと異なり次々とゴンドラが入ってきます。 これはどういう仕組みに なっているんでしょうね〜。 普通ロープウェイって上りと下りが連動していて、上り下りが一緒に動き始めるって感じだと思うんですが、ここのは流れ作業でどんどんゴンドラを出していき、上りと下りを同期させることはしていないですね。。。  でも非常に効率的な仕組みだと思いました。 1台のゴンドラには20名弱が乗車可能ですが、次々にゴンドラが来るので満車にならなくてもドンドンと出発していきます。

この箱根ロープウェイですが、ここ早雲山駅から大涌谷駅⇒姥子駅を中継して、桃源台駅までいきます。 桃源台はもう芦ノ湖のほとりです。 桃源台駅から早雲山駅までの所要時間は約30分強でしょうか。 今回は1駅分しか乗りませんでしたので 乗車時間は6〜7分位でしたが、景色が綺麗なのでもっと乗っていたい気分になりましたよ。 あとゴンドラは骨組み以外は透明になっており360度景色が見れるようになっていましたよ。 特に大涌谷では下の方の噴煙地を見たいので、 このようになっているととてもありがたいです。




早雲山駅を出発して数分で非常に高い山を超えます。 そしてそこに広がるのは、大涌谷の噴煙地です。 もうゴンドラの中にも硫黄のにおいが漂ってきますよ。 そういえば早雲山駅でゴンドラに乗る前に、店員さんがおしぼりをわたしてくれて、 「気分が悪くなったりしたら、これをマスク替わりにしてください」って言ってましたよ。 更に大涌谷に着いたら、アナウンスで「火山ガスの濃度が高くなってきましたので気を付けてください」って言ってました。

もちろん噴煙地は大涌谷駅からも見ることはできるのですが、やはりロープウェイで真上から見た方が迫力満点ですよ。 所々からもうもうと吹き上がる火山ガス。 実際、音もすごくて「ブシュー」って言ってましたよ。 もうこれは映画の世界ですね。  なんだか噴煙地の景色って火星とかの基地みたいに見えますね^^


〜 大  涌  谷 〜


大涌谷に到着しました〜。 ゴンドラでも感じましたが、外に出ると硫黄のにおいがすごいですよ。 確かにこうれは気分が悪くなる人も出てくるかもしれませんね。 




先程の早雲山駅もそうでしたが、大涌谷駅も非常に綺麗になっていますね〜。 大昔にきたときはもっと汚い感じだったんですが・・・ 全体的にリニューアルしたんですね〜。 建物は全て「黒」を基調としたシックなデザインに。 地面も ちゃんと舗装されており歩きやすくなっています。 展望台も整備されており非常にきれいになっています。 駐車場も広いですね〜。

ついこの前までは噴火警戒レベルが上がってしまって観光には大打撃だったと思いますが、運営会社もホッと一安心でしょう。 しかし箱根の最大級の観光地だけあって、観光客がものすごい多いです。



先程ロープウェイから見た噴煙地を大涌谷駅の横から見てみます。 真上からの景色も良かったですが、横から見た景色もまたちょっと変わってていいですね〜。

大涌谷は、神奈川県箱根町にある箱根火山の火山性地すべりによる崩壊地形。 箱根火山の中央火口丘である冠ヶ岳の標高800mから1000mの北側斜面にあり、地熱地帯で活発な噴気地帯でもある。 箱根火山に多数有る噴気地帯の中では 最大規模のものである。

大涌谷は二回の過程を経て形成された。 約3100年前、箱根火山で水蒸気爆発による山崩れが発生し、堆積物が溜まった。 さらに約2900年前に小規模な火砕流が発生、冠ヶ岳ができ、また火山砕屑物が積もった。  この火山砕屑物と山崩れによる堆積物の間が現在の大涌谷となっている。

江戸時代に「地獄谷」や「大地獄」と呼ばれていた大涌谷だが、明治天皇・皇后の行幸啓に際し、1876年(明治9年)9月5日に改称された。 1983年(昭和58年)、箱根ロープウェイを利用し容易に訪れる事が出来る、 富士箱根伊豆国立公園「大涌谷園地」として整備され、観光用に噴煙や硫黄を見ることが出来るようになった。 ただし、硫黄の採取は原則として禁止され、火山ガス(亜硫酸ガス、硫化水素ガスなど)が噴出しているため健康上の注意が 必要とされている。 by wikipedia



やっぱり大涌谷に来たら、黒玉子を食さないとね〜。 昔はもっと山の上の方まで上れて、そこにあった小屋で黒玉子を買った記憶があるんですが・・・ 噴煙が強く濃度も濃いためか、上に登る道は通行止めになっていました。 残念>_<  でも黒玉子は、駅の横にあるお土産屋さんに売ってましたよ。 黒玉子の売店には行列が出来ていました。 ちなみにこの黒玉子は、硫黄と鉄分が結びつき黒い硫化鉄となり、それが殻に付着して黒く変色しているんですって。 ちなみにここの黒玉子は 1つ食べると7年寿命が延びるんだって^^ 管理人は2つ頂いたので14年も延びましたよ^^ この黒玉子は昔は1つや2つ単位で購入できたのですが、現在はバラ売りはしていない模様です。 現在は1袋に5個の黒玉子が入っています。 



現在、徒歩で行ける一番高い場所に「大涌谷延命地蔵尊」と「神湯」がありました。 この地蔵尊は、昔弘法大師が大湧谷の地獄のような風景に心を痛め、地蔵菩薩をつくり祈願したのがはじまりと言われているそうです。  「延命子育ての地蔵」とも言われ、世に知られているとのこと。 地蔵尊のすぐわきには「神泉の湯」が湧いています。 どうやらこの噴出している液体は温泉みたいですね。 暖かく気持ちよいです。 何の御利益があるのか 分かりませんでした。 皆手を洗っているので、管理人も一応洗っておきました。



おお〜っと! ここで富士山を発見! 駒ヶ岳では曇ってて富士山は全然見えなかったのですが、ここで見ることができました。 上の方は少し雲がかかっていましたが、ロープウェイと富士山の構図がなかなかですよ。 そして富士山側から 大涌谷を振り返ると、山のあちこちから煙が出ているのが分かるでしょう。 もうこれは山火事だね^^;



さすが大涌谷は素晴らしかったですね〜。 現在の時刻は14:30。 実は今日はまだ昼ごはんを食していなかったんですよね〜。 昼は仙石原のそばにある釜飯を食そうと思っていたのですが、昼の営業時間は15:00まで!  急いで行かないと昼飯食えない〜ってことで、慌てて帰りのロープウェイに乗り込みました。 行のロープウェイは混んでいましたが、帰りのロープウェイは5人しか乗っていませんでした。