今回の旅行の最初の目的地は「鶴ヶ城」です。 この城は一回行ってみたかったんですよ〜。 印象的なのは幕末の戊辰戦争の頃でしょうか。 新政府軍の攻撃でも城が落ちなかった堅牢な城です。 丁度NHK大河ドラマの
「八重の桜」(綾瀬はるかさんが主演でした)でも舞台になっていましたね。 残念ながら八重の桜はあまり見ていなかったのですが、幕末物が大好きな管理人としては是非見ておきたい名城です。
磐越道の会津若松ICを降りて、そこからは一般道です。 特段渋滞もなくスムーズに鶴ヶ城公園まで辿り着いたのですが、鶴ヶ城の周辺だけは結構混んでいましたね。 よくよく見てみると、どうやら今日は鶴ヶ城で桜祭りをやっているとのこと。 どうりで混んでいるわけですね。 鶴ヶ城内にある市営駐車場に向かう車は結構渋滞しておりまして、駐車場に停めるのに15分位はかかったでしょうか。 ちゃんとした常設の駐車場の手前に臨時駐車場がありましたので、 ここに車を停めて城内へと入りました。 |
若松城は、福島県会津若松市追手町にあった日本の城である。 地元では鶴ヶ城と言うが、同名の城が他にあるため、地元以外では会津若松城と呼ばれることが多い。 文献では旧称である黒川城、または単に会津城とされることもある。
国の史跡としては、若松城跡の名称で指定されている。
若松城は旧城下町の南端に位置し、郭内(武家屋敷)と町屋敷が外濠で隔てられ、さらに郭内の内側に内濠を有する梯郭式の平山城である。 城跡は都市公園鶴ヶ城公園となっており、そのほとんどが国の史跡に指定されている。 史跡外の三ノ丸跡には陸上競技場、市営プールおよび福島県立博物館がある。 また、再建された天守は若松城天守閣郷土博物館として利用されている。 by wikipedia |
鶴ヶ城の駐車場は東西南北にそれぞれあるようですが、今日は車のナビゲーションの通りに走ったら、西出丸の駐車場になりました。 この西出丸は寛永16年(1639年)に藩主加藤明成が本丸の防備を強かするために整備した郭で、
面積は約4,300坪。 西南と西北に隅櫓がおかれています。 出丸内には塩硝蔵や蝋、漆などの蔵が置かれていたんだそうです。
石垣の脇には桜の木がズラリと並んでいます。 ずっと連なる桜の木は壮大な景色ですね〜。 丁度鶴ヶ城では桜が満開となっておりましたのでタイミングばっちりです。 観光客も非常に多く、道は人であふれかえっていました。 |
西出丸の石垣を曲がって「梅坂」というゆるい坂道に差し掛かると、目の前に鶴ヶ城の天守が見えてきます。 どうやら園内にも桜が植わっているようで、桜の間から覗く鶴ヶ城は非常に美しく見えました。
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更に天守に向かって歩いていきます。 天守の麓も桜で満開ですよ。 いやいや見事。 ここには広場があるのですが、ブルーシートを敷いて花見をしている人達で賑わっていました。 こんなところで花見ができるとは贅沢ですね〜。
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ついに本丸にやってきました。 天守も目の前です。 早速チケット売り場で入場券を購入し、中に入ることにします。
天守は第1層〜第5層まであるのですが、残念ながら第1層〜第3層は撮影禁止。 なので、文章でご紹介します。 第1層は、鶴ヶ城の歴史の流れ、当時の城下町を映像などで紹介しています。 更に鶴ヶ城が所蔵する文化財資料なども紹介しています。 第2層は、鶴ヶ城の歴代城主を、ゆかりの兜、武具などを中心に紹介しています。 歴代の城主は蒲生氏、上杉景勝、加藤氏、保科氏、会津松平家です。 第3層は、戊辰戦争、会津戦争など幕末の会津について紹介しています。 第4層は、会津の先人たちの業績などを展示してありました。 そして最後の第5層が鶴ヶ城の頂上です。 ここから会津の町並みを見ることができます。 特に今日は桜が満開だったので、頂上からの景色は格別でした。 |
こちらが最上部からの景色です。 頂上からは磐梯山や飯盛山が見えるそうですが、全然どれが磐梯山なのか分からない・・・>_< でも頂上からの眺めで一番目に入るのはやはり満開の桜でしょう。 花見客のブルーシートはちょっと
景観を害していますが、それに目をつぶるとかなりの絶景です。 右下の写真では、南走長屋と干飯櫓がバッチリ写っていますね。 天守前の本丸は、現在は千利休の子・少庵が建てたと言われる茶室麟閣しかありませんが、当時は書院などが建ち並んでいたそうです。
ちなみに皆さんは気づいたでしょうか。 お城の瓦って普通は黒とか灰色が多いと思うのですが、鶴ヶ城の瓦の色は赤なんですよ。 赤瓦は会津松平藩の藩祖保科正之公時代の慶安元年(1648)頃に葺き替えられたことが記録されています。 表面に釉薬を施して焼いた赤瓦は強度があり、会津の冬の厳しい寒さ、凍結にも耐えることができたとのことです。 by 会津若松観光ナビ |
一通り城内を見終わって第1層に戻りますと、そこから南走長屋と干飯櫓に渡ることができました。 南走長屋の中にはお土産コーナー、大河ドラマの展示品などもありました。
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恒例の顔出しコーナー |
大河ドラマで使用した衣装達です |
南走長屋の通路はこんな感じです |
模型で当時の様を再現していました |
干飯櫓の内部です。上には登れませんでした |
南走長屋と干飯櫓の外観はこんな感じです |
鶴ヶ城の天守はなかなかの見応えでしたね。 城内は結構広くて、本丸だけでも外周は何百メートルもあります。 天守を見学し終わった一同は花見も兼ねて、本丸の外周をグルリと廻ってみることにしました。
お堀の周囲にも桜がズラリと並んでいますよ。
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お堀を廻っていますと、途中に櫓跡を見ることができます。 先程の干飯櫓は再建されていましたが、月見櫓と茶壺櫓は跡が残っているだけでした。 でもさすがに櫓があったところだけあって、ここからの眺望もなかなかのものでした。
左の写真が、月見櫓で常に武器が収められていたんだそうです。 また櫓にかかる月が一際美しかったことから月見櫓と呼ばれたんだそうです。 この櫓の役割としては城下南方の物見、また内濠から続く本丸南側の石垣の横矢掛としても重要だったとのことです。 右の写真が、茶壺櫓。 この櫓の下には茶室麟閣があり、櫓内には主に貴重な茶器類が納められていたため茶壺櫓と呼ばれたんだそうです。 この櫓は廊下橋の側面の守りとしても重要な櫓となっています。 |
桜と城のコントラストがあまりに素晴らしすぎて、城の写真を何十枚も撮ってしまいましたよ。 なので、色々な角度から撮影した自画自賛の鶴ヶ城をお楽しみください。
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前にもこんな風景を見たことがあるんですよね〜。 城の広場でご婦人がおめかしして、それをおっさんカメラマンが撮影しまくるというやつ。 おっさんカメラマンがご婦人に対して色々お褒めの言葉(「いいよ〜」とか「もうちょっと手をあげて〜」とか」)を投げかけながら撮影するのですが、
このお褒めの言葉を発しながらニコニコして撮影するおっさんたちが非常に痛々しい・・・ と、かくいう管理人もお褒めの言葉は発しませんが、写真だけは撮ってきました。 今更なんですが、このご婦人達は誰!?
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