なんと、もう今回の旅行の最後の観光地になってしまいました。 最後にやってきましたのは金谷港からほど近くにある鋸山です。 先ほどの大福寺を出発したのは13:30頃で、鋸山に到着したのが14:15頃です。
時刻は土曜日の昼過ぎってことで、もしかしたら一番混んでいる時間帯なのかもしれません。 通常ですとロープウェイ乗り場にほど近い駐車場に車を停めたいところですが、今日は大分混雑していたため、駐車場前で10分弱は待ったでしょうか。
さらにやっと駐車場に入れると思ったら、その駐車場は第二駐車場で山を登ったところにあったんです。。。 今日は館山城といい、大福寺といい、この駐車場といい、心臓破裂祭りです。 ちなみにこの後の鋸山でも上り階段があるので、心臓がいくつあっても足りません>_<
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![]() 第二駐車場遠すぎない!? そして急過すぎない!? |
第二駐車場って言ってたから、すぐそばかと思っていたらとんでもない! かなり細く急勾配の道をしばらく上ってようやく到着。。。 しかも第二駐車場もほぼ満車で停められるところが限られていました。。。
いや〜、今車で上がってきた道を下るのはいいけど、帰りにはこれを上らないといけないのね・・・>_<
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![]() ようやくロープウェイ乗り場に到着しました |
![]() 珍しい硬券の切符 硬券味があって良いですね |
下り坂を下って、ようやくロープウェイ乗り場に到着しました。 乗り場の建物入口では右が乗車する列、左側がチケットを購入する列になっておりました。 チケットを購入する列にはほとんど人は並んでいませんでしたが、ロープウェイの乗車待ちの列は結構並んでいましたね。
でもロープウェイも運転間隔を短くしてくれていたんだと思いますが、5分で山麓駅から山頂駅に到着するので、割と早めにロープウェイに乗ることができました。
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![]() こちらが鋸山ロープウェイのゴンドラです |
おお〜、これが鋸山のロープウェイですか〜。 乗車定員はガイドさん含め41名。 山頂駅までの所要時間は約4分です。 料金は往復で950円なので、一般的なロープウェイより少し安いですね。 ロープウェイ内部は前後に2人掛けの椅子が1組づつありますが、ほとんどの人が立ったまま乗車するような感じですね。
まぁたった4分で到着するので立っていたとしてもなんてことないですね。 中は結構ギュウギュウになっていましたよ。 前に浜名湖でロープウェイに乗ったときは、新型コロナ対策として人数を少なくして車内には余裕がありましたが、ここのロープウェイは余裕0です^^;
鋸山は千葉県安房郡鋸南町と富津市との境に位置する標高329.5メートルの山で、日本名山図会の日本80名山、日本百低山に選定されています。 正式な名称は乾神山(けんこんざん)と言い、山にある日本寺の山号にもなっています。 山は凝灰岩から成り、建築などの石材として適しているそうです。 そのため古くは房州石と呼ばれ、良質石材の産地として、江戸時代から盛んに採石が行われまして、その結果、露出した山肌の岩が鋸の歯状に見えることからこの名で呼ばれるようになったそうです。 現在ではロープウェイが通り、日本寺、地獄のぞきなど観光地化されています。 |
![]() 山麓駅を出発しますよ |
![]() 海が非常によく見えますよ |
![]() こちらが山頂駅側の景色です |
![]() 海側も山側も絶景ですね! |
今日は行きの山麓駅⇒山頂駅は海側の端に陣取り、帰りの山頂駅⇒山麓駅では山側の端に陣取りました。 鋸山ロープウェイは山麓駅から山頂駅までかなりの急勾配で、乗車時間は短いですが、短時間であっという間に標高が高くなります。
海側を見ると、太平洋がとても綺麗です。 今回の旅行は天気にも恵まれていたので、景色が非常に綺麗に撮れましたよ。 対岸は神奈川県の横須賀市、三浦市になりますね。 ここでも富士山は見ることができませんでしたが、大変絶景でした。
一方、崖側の景色は文字通り、そそり立つ崖の景色です。 海の景色とは真逆な景色ですよね。 頂上駅から山麓駅に出発(下り)したときはなんだか落ちるような感じになりました。 山頂駅付近で下を見てみると、駐車場がありましたよ。
もしかしたら、山頂へはロープウェイだけでなく、車でも行けたのかもしれませんね。 後で調べてみたら、鋸山登山自動車道っていうのもあるみたい。 でもせっかく来たんだからロープウェイには乗りたいよね^^
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![]() 山頂駅に到着しました! |
![]() 山頂駅からの東京湾の景色が最高! |
山頂駅に到着しますと、そこから徒歩で10分弱くらいのところにまたまたチケット売り場があります。 鋸山の中には石仏や地獄覗きといった名所を見学する往復40分コースや、日本寺の石大仏を見学できる往復1時間30分のコースがありまして、これらを巡るにはチケット売り場でチケットを購入する必要があります。
今回は時間の関係もありますし、1時間30分も山道を歩いたら心臓が破裂してしまうこともあり、40分コースで行くことにしました。
今回、同じロープウェイに乗った方の年齢層はまちまちですが、高齢の方も多かったですね。 鋸山の観光ルートは険しい道も多いため、急な下り坂の階段などでは高齢の方が詰まって大渋滞になっているところもありました。 まぁこればっかりはしょうがないよね。 慌てて転んで大けがしたら大変ですもんね。 |
![]() 日本寺境内の入口兼チケット売り場です |
![]() ここでもチケットを購入〜 700円です |
鋸山の観光ルートはこんな感じの道が続いています。 あるときは舗装なしで石がゴロゴロとした階段、あるときは舗装してあるけど永遠に続く階段。。。 平坦な道はホントに少ないですよね^^;
今日はすでに館山城、大福寺で坂道や階段を上っているのですが、意外にも鋸山では心臓破裂は1回位で済みました。 少し慣れてきたんでしょうかね。 でも舗装の永遠に続く階段はチビシかった。。。 階段や坂を上るときは先を見ないほうが気持ちとして楽な感じがしますね。
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![]() 最初のうちは楽々です〜 |
![]() 永遠に続く階段・・・ チビシイ・・・ |
チケット売り場から約15分少々でしょうか。 ようやく地獄覗きの場所にやってきました。 地獄除きは2か所あったのですが、やはり一番人気なのは、手前にある断崖絶壁を真下に見ることができる場所でしょう。 そこは大行列ができていまして、20〜30分は並んだでしょうか。
並んでいる間に、ちょっと列を抜けて奥のほうの地獄覗きも見てきましたが、こりゃ全然甘いですね。 やっぱりテレビでもよく取り上げられているほうの地獄覗きが全然怖いですね。 でもこちらのほうは景色は抜群でしたよ。 逆に怖くないので、景色は堪能できるような気がしました。
ちなみに「地獄のぞき」というのは、山頂展望台の通称だそうです。
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![]() 軽いほうの地獄除きは割と空いていました |
![]() 高さが上手く表現できない写真になちゃった |
並び始めること20〜30分でようやく我々の順番が回ってきました。 先端に行く前に並んでいる列からも断崖絶壁の下のほうを見ることができるのですが、いやこれは怖いですね。
個人的に管理人はそんなに高いところが得意ではないので、手すりにつかまりながら下を覗いてみるともう吸い込まれそうな感じね。 玉裏がキュッってなって背筋がゾクっとする感じ。。。 こりゃ噂にたがわぬ絶壁ですよ。
さ〜先端に行ってみますよ。 後が大行列していることもあり、先端では2人づつ交代して写真を撮っておきました。 先端からも下のほうを見てみましたが、やはり先端の足元の下の部分が空中なので、先ほど行ったもう一つの地獄覗きに比べると怖さ倍増です。 でもテレビでよくやっている地獄覗ができて大満足です。 なかなか他の観光地でもこういうのって見たことがないですしね。 貴重な体験ができますよ〜。 |
![]() こちらが怖いほうの地獄除きを横から写した写真です |
![]() 地獄除きまでは急な岩山を登ります |
![]() う〜わっ、こっちはかなり高いです!! |
![]() あと少しで地獄除きに着きますよ〜 |
![]() 地獄除きの先端で記念撮影です〜 |
![]() 交代で記念撮影をしましたよ |
![]() この絶壁のすごさ、写真で伝わるかな〜!? |
![]() この岩山の向こうが地獄除き。左側はこれから見る人の行列で、 右側は見終わった人が降りる列です。結構待ったけど、 見るのはあっという間だったね^^; |
![]() 管理人との2ショット。 百尺観音様の大きさが分るでしょう〜 |
地獄覗きを堪能しましたので、お次は百尺観音様を見学に行きましょう。 ルートとしては地獄覗きからチケット売り場ほうに少し戻って、そこで分岐している別道に行きますと2分位で石仏に到着します。 細い小道を抜けていきますと、いきなり眼前にドデカイ石仏が見えてきます。
鎌倉の大仏様や奈良の東大寺の大仏様のような像は見ますが、石の壁にこのような巨大な仏像が彫られているのを見るのは初めてですよ。 バーミアンの石像もこんな感じだったのでしょうかね。 遠くから見ても迫力ありますが、近くで見てもかなり迫力ありますよ。
こちらの石仏は高さが約30m(100尺)もあるそうですよ。
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![]() 崖のはざまを歩いた先に百尺観音があります |
![]() 真下から見ると、すごい迫力です |
![]() よく見ると周囲は切り立った岩が並びます |
![]() こっちの岩もすごいよね |
こちらの百尺観音は、大東亜戦争の戦没者や交通戦争の犠牲者の供養のために彫られたものなんだそうです。 昭和35年から約6年をかけて彫られたそうです。 こちらの観音様は航海、航空、陸上交通の安全を守るご本尊として崇められているそうです。
房州石の1つである金谷石は鋸山の山頂で切り出され、車力と呼ばれる人が石を専用の木製荷車に乗せて金谷石が敷かれた車力道で浜金谷の港に運搬したそうです。 この車力道は今でも残っていて鋸山の登山道として利用できるそうです。 ただ山頂から浜金谷までは1時間30分かかるそうです。 む〜り〜・・・>_<
そして石仏もすごいですが、その周囲を取り囲む絶壁もすごいですね。 こちらの山は昨日見たチバニアンのように地層になっている感じは全然しないですね。 ホントに石でできた山って感じです。 なので、このような高さのある絶壁を見ることができるんだと思いますよ。 きっと地層で途中に火山灰や粘土の地層があったら雨風で風化してしまいますもんね。 さすが採石場だけあって、人工と自然の融合っていう雰囲気です。 この景色もなかなか見れないね。 |
![]() ドクターペッパーまいう〜 |
いや〜今日はホントによく歩いた! なんでも山頂では断水でトイレが使えないとのアナウンスがあり水分補給を控えていたので、もう喉がカラッカラですよ。 でも行きのロープウェイに乗る前に、自動販売機でドクターペッパーがあることを確認しておりましたので、戻ってきたら絶対に飲もうと決めておりました!
そしてようやくドクターペッパーを飲める時がっ! ゴキュゴキュゴキュ!!・・・ゲーーップ!! いや〜やっぱりドクターペッパーはまいう〜ですね〜。 この何かの薬品のようなお味、たまりません! 最近は自動販売機でもなかなかドクターペッパーを見ないので、見つけたときはついつい買っちゃいますね。
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