成 田 山 新 勝 寺

伊能忠敬さんのお勉強をしたアカデミックな3人が次に向かったのが成田山新勝寺です。 再度、東関東自動車道に乗って向かいます。 到着時刻は10:45。 成田山新勝寺は特に関東の方であれば知らない人はいない場所ですよね。 年末が近づいてくると、テレビで初詣のCMも流れていますもんね。  成田山新勝寺は初詣参拝者数では関東で第2位なんですって。 ちなみに1位は明治神宮、2位が成田山新勝寺、3位が川崎大師、4位が浅草寺、5位が鶴岡八幡宮なんだそうですよ。 管理人は大昔に鶴岡八幡宮に初詣に行ったことがありますが、もう激烈に混んでいて二度と行くまいと思ったものです。  「岡」氏も以前に明治神宮に初詣に行ったそうですが、やっぱり激混みで二度と行くまいと思ったそうです^^; やっぱりこういうところは空いているときに来たいよね〜



総門に到着しました〜

前回に成田山に来たときは平日だったので、近くの安い(1日500円)駐車場にスイスイと停められたのですが、やはり土曜日ともなると大分混んでまして、1日800円の駐車場しか空いていませんでした。 でも駐車場難民になるよりは全然マシだよね。  しかも成田山では寺社の見学もそうですが、うな重も頂こうとも思っていますので、余裕で2時間くらいはかかります。 1時間あたりにしたら400円ですよ。 しかも成田山の入口である総門にも、うなぎ屋さんにも近いしね。 

駐車場から徒歩2分程で、総門に到着します。 門の道路を挟んで反対側には、広い広場がありまして、ここから門を一望することができます。 前も思いましたが、非常に立派な門ですよね〜。 遠目に見ても良いですし、近くで見ると装飾や木材の組み方などの素晴らしさも分かります。  総門は開基1070年の記念事業により、2008(平成19)年建立されました。 荘厳な雰囲気の総門は、高さ15mの総欅造り。 蟇股という欄間にあたる部分には十二支の木彫刻が施されています。 また、楼上には八体の生まれ歳守り本尊が奉安されています。(各建物などの説明は成田山新勝寺HPより引用させて頂いています)  



総門をくぐるとこんな雰囲気

色々な形状の石塔がお出迎え

総門を通り過ぎると、両側に灯篭のようなものが立ち並ぶ参道に出ます。 この景色も独特の雰囲気ですよね。 あまり長い距離ではないのですが、その間の空間は亜空間のような不思議な感じですよ。 灯篭は全部同じ形ではなく、色々な形状をしています。  その先には、仁王門が見えてますね。 短い距離で色々な建物があるので、進む毎に景色の移り変わりが楽しめて非常に面白い構造になっています。 

こちらの仁王門は1831(天保2)年再建の国指定重要文化財。 門の左右に密迹金剛、那羅延金剛の二尊が奉安され、昔から成田山の門を守ってきました。 また、裏仏として、広目天、多聞天の二天が奉安されています。 中央の「魚がし」の文字が大きく目立つ大提灯は、魚河岸講の奉納によるものです。  



こちらが仁王門です


門の中央に大きな提灯


提灯でかいな〜

両脇を仁王様がお守りしています

総門を通り過ぎると、両側に灯篭のようなものが立ち並ぶ参道に出ます。 この景色も独特の雰囲気ですよね。 あまり長い距離ではないのですが、その間の空間は亜空間のような不思議な感じですよ。 灯篭は全部同じ形ではなく、色々な形状をしています。  その先には、仁王門が見えてますね。 短い距離で色々な建物があるので、進む毎に景色の移り変わりが楽しめて非常に面白い構造になっています。   



やっと近くで見れました「こわれ不動堂」です

こちらは管理人の心残りPart3です。 前に来たときは、カメラの望遠機能で写真を撮っただけでした。 そのときは「まぁこれはいいかな」と思ってしまったのですが、後で「あれ近くで見ておけばよかったな」と後悔していたのでありました。  管理人はそこにあるものは何でも見ておきたい人なんですよね。。。 だったら「まぁこれはいいかな」って思うなよってことですね>_<

こちらは「こわれ不動堂」と呼ばれています。 このお堂は何度修復しても不思議にすぐに壊れてしまうので「こわれ不動」と呼ばれているそうです。 そのまんまだね^^; ちなみに本尊は倶利伽羅不動明王です。  「倶利伽羅剣」というのは不動明王の立像が右手に持つ剣のことで、倶利伽羅不動明王は不動明王が右手に持つ利剣の象徴、不動明王の化身ともいわれているんだそうです。   



大本堂に到着しました〜 初詣の時はここに参るのかな

ど〜ですか〜。 こちらが成田山新勝寺の大本堂です。 なんちゅう立派で大きな建物なんでしょう。 先ほどまでの景色から大分雰囲気が変わりましたね。 先ほどまでは少し古めかしいような雰囲気が漂っていましたが、階段を登り切ると結構新しめの建物が並んでいます。  特にこの大本堂はとても新しいように見えましたよ。 こちらは大本堂を中心に、左側にはお稲荷さんと釈迦堂が、右側には経蔵や三重塔があります。 更に奥には大塔や公園などがあり、広大な敷地面積を有しています。  大本堂は1968(昭和43)年建立。 大本堂は成田山新勝寺で最も重要な御護摩祈祷を行う中心道場です。 堂内の御本尊不動明王は、向かって右に矜羯羅童子、左に制咤迦童子を従えています。 また、四大明王や平成大曼荼羅などが奉安されています。

全然話は変わりますが、実は成田山の門をくぐる前に、最初にウナギ屋さんに行って受付だけしていたのですよ。 本当は先にウナギを食した後にお寺さんを見ようとしていたのですが、店の前に到着した11時丁度くらいにはもう店の前には人が並んでいました。  しかも行こうとしている店はこの通りの中で一番食べログの点数が高い店でしたしね。 受付して店に入れるまでの時間は約30〜40分かかるということでしたので、それまでの時間で成田山を見学しようということになりました。  まず最初は大本堂、そして左側のお稲荷さん方面、右側の三重塔方面を見て回り、大本堂の奥の方はうな重を食し終わった後に行くことにしました。  



お稲荷さんの鳥居です


こちらがお稲荷さんの本堂です


周囲には色々なお稲荷さんが祀ってあります

ここらへんのお稲荷さんは歴史がありそう

まず最初に訪れたのがお稲荷さん。 前回ご来店したときは間違って横から入ってしまったので、今回はちゃんと正面の鳥居から入りましたよ。 鳥居の脇ではお稲荷さんにお供えする「お揚げ」を販売していましたが、ここはスルー。  階段を上って正面にお稲荷さんがありました。 こちらは出世の神様なんだそうですね。 真ん中にはお稲荷さんが鎮座しているのですが、その周囲にも大小様々なお稲荷さんが飾られていましたよ。 これらのお稲荷さんはどこからか持って来られたものなのか、それとも最初からあったものなのか。  どのお稲荷さんもそれぞれ特徴があってなかなか見てて面白かったですよ。   



昔の本殿だけあっていい建物です

中の様子もありがたい感じ

今日は七五三のお参りに来ている方が多かったですよ。 敷地内を歩いていると、おめかしをした子供が親御さんと歩いている風景をよく見かけました。 昔は七五三のときにもらえる紅白の細長い飴ちゃんが好きだったのですよね〜。

さてこちらの建物もとても立派ですが、こちらは1858(安政5)年に建立された重要文化財「釈迦堂」です。 かつての本堂であり、大本堂の建立にあたって1964(昭和39)年に現在の場所に移されました。  仏教を開いた釈迦如来や、普賢、文殊、弥勒、千手観音の四菩薩が奉安されています。 周囲には、五百羅漢や二十四孝の彫刻がほどこされ、江戸時代後期の特色をよく残している総欅づくりの御堂です。 厄除お祓いの祈祷所になっているそうです。  



大本堂と三重塔のコラボも良い感じですね

本殿に向かって左側は見学が完了しましたので、今度は右側に行ってみます。 こちらには特徴的な三重塔や経蔵がありますよ。 左側にあったお稲荷さんや釈迦堂はシンプルな色合いでしたが、こちらの三重塔は派手派手です^^;  こちらは1712(正徳2)年に建立された重要文化財です。 総高は25mで、塔内には大日如来を中心に五智如来が奉安され、周囲には「十六羅漢」の彫刻がめぐらされています。 雲水紋の彫刻がほどこされた各層の垂木は一枚板で作られた珍しいもので、一枚垂木と呼ばれています。  



「一切経堂」の外観はこんな感じ

中のお堂のようなものが書庫なのかな!?

三重塔のすぐ斜向かいにあるのが「一切経堂」。 こちらも派手派手な装飾です。 成田山は色々な建物を一度に見れるのもいいですよね。 こちらの経蔵の中には六角形をした構造物がありましたよ。 

こちらは1722(享保7)年に建立され、1831(天保2)年、1962(昭和37)年、1966(昭和41)年、1986(昭和61)年、1998(平成10)年、2009(平成21)年と多くの修復を繰り返してきました。  堂内の輪蔵には、一切経(約2,000冊)が納められています。 入口の額は、松平定信公の筆によるものです。  




こちらは少し古めの鐘楼です。 寺社内にはボランティアと思われる案内をしてくださる方が何名がいらっしゃいました。 その方にお願いすると、それぞれの建物の由来や特徴などを丁寧に説明してくれます。  この鐘楼の前でもお若い方が、案内人の説明をじっくり聞いていました。   



こちらが額堂の建物です


馬にまたがった人の像

「田梵鐘」という鐘だそうです

ここからはウナギを食した後に見学した大本堂の奥の大塔や庭園をご紹介します。 大本堂の左脇に小道がありまして、その奥にさらに敷地が広がっています。 むしろ奥のほうが面積が広いのではないかと思うほど広かったですよね。  最初に見えてきたのが「額堂」です。 屋根と骨組みだけの建物ですが、とても古いような感じがしますね。 中に銅像なども鎮座していました。

1861(文久元)年に建立された重要文化財で、1986(昭和61)年に修復されました。 ご信徒から奉納された額や絵馬などをかける建物で、江戸時代に奉納された貴重な絵馬や、様々なモチーフの彫刻は、目を見張るものがあります。  また、七代目市川團十郎丈が寄進された石像があります。  




額堂を少し進むと「光明堂」が見えてきます。 先ほどの額堂もそうですが、大本堂の周辺にあった建物群とは少し建物の雰囲気が違う気がしますよね。 大本堂の周囲は新しめに見えましたが、奥のほうの額堂や光明堂は古めかしくて管理人好みの雰囲気です。  光明堂には「愛染明王」と書かれた幟が立っていましたが、他の建物にも一棟一棟神様がいるんでしょうかね〜。 

1701(元禄14)年に建立された重要文化財です。 釈迦堂の前の本堂であり、江戸時代中期の貴重な建物です。 大日如来、愛染明王、不動明王が奉安されています。 後方には奥之院の洞窟があり、毎年、祇園会に開扉されます。  



平和大塔はかなりデカイです


大迫力の不動明王様です

さらに奥にも道が続いています。 敷地の一番奥にあるのが「平和大塔」です。 こちらも以前、目の前まではきたのですが、なんと平和大塔の中に入ることができるのでした。 前回ご来店したときは全然気づきませんでしたね。  大塔の外からも本堂に鎮座している不動明王様を拝顔することはできるのですが、中に入りますと、更に四天王や昭和大曼荼羅、真言祖師行状図も見ることができます。 外から見た不動明王様も迫力がありますが、中に入って目の前で見ると圧巻ですね!  更に不動明王様を取り巻くように四天王が配置されており、これもまた見事な風景でした。 周囲の壁には曼荼羅が描かれており、神々しさがみなぎっておりましたね。 残念ながら大塔内は撮影禁止でしたので、今回は外から見た不動明王様をご覧ください。  



平和大塔はかなりデカイです


大迫力の不動明王様です


平和大塔はかなりデカイです


大迫力の不動明王様です

今回も大塔まで見終わったところで、成田山公園を見学していきました。 以前来た時も大塔付近の入口から公園に入りましたが、今回は入口は同じですが前回とは異なるルートで公園を回ってみました。 今の時期は池の周辺のモミジが紅葉しはじめており、非常に色とりどりの景色を撮影することができました。  また前回逆光でほとんど何も見えなかった、公園内の滝も綺麗に見ることができましたよ。 あと前回は気づきませんでしたが、公園の外周あたりには何と書いてあるのか読めないのですが、様々な石碑が立ち並んでいました。  昼間なら興味深く見れますが、これを夜に見たらメチャメチャ怖いよね。。。   




成田ゆめ牧場さんに再訪です〜


ここのソフトクリームはホントにまいう〜

帰りには、以前もご来店したソフトクリーム屋さんでソフトクリームを頂いてから駐車場に向かいました。 いつもは皆さんもソフトクリームを食するのですが、特に「岡」氏は今日は腹の具合が悪いためスキップです^^;  こちらのソフトクリームは成田ゆめ牧場の濃厚ソフトクリーム。 以前食した時もとてもまいう〜と思いましたが、今日もやっぱりまいう〜でした。 成田山新勝寺で大分歩き回ったので、ここらでクールダウンしないとね。