養  老  渓  谷

今回の旅行もあっという間に2日目になってしまいました。 早朝は雨降りでしたので、朝は8時過ぎにゆっくりと朝食を頂き、部屋でゆっくりしてから9時前にホテルを出発しました。  ホテルを出るころにはすっかり外は晴れ間も出てよい旅行日和になっていましたよ。

2日目の1発目の観光地はかねてから行ってみたかった「養老渓谷」です。 本当は紅葉の時期が一番有名(お祭りも催されるようです)なのですが、今の時期は新緑真っただ中!  管理人は紅葉も好きですが、新緑の景色も非常に好きなんですよね〜。 養老渓谷は名前はよく聞きますし有名なのですが、どんな観光地なのかはさっぱり知りませんでした。  事前調査では色々見どころがあったのですが、今回は「滝めぐり」ってのが一番興味深かったので、ここに行ってみることにしました!(管理人は結構滝が好き^^)。

養老渓谷はロケーションでいうと昨日もお邪魔した大多喜が近いですね。 なので道のりは昨日の帰りとほぼ同じような感じでした。  今回もナビゲーションシステムでは有料道路を使用するルートが出てきたのですが、やっぱり一般道だけでたどり着いてしまいました。 やっぱり管理人がどこかで道を間違えているんでしょうかねぇ^^; 




木更津のホテルルートインを出発して、1時間位で養老渓谷周辺にたどり着きました。 途中からは道幅の狭い山坂道を通る感じでしたが、なかなか運転は楽しかったですよ^^  途中から「養老渓谷」の文字も見えだして、そろそろかな〜ってときに、「駐車場1日500円」「滝めぐり」の看板がっ! 周囲を見渡しても他に駐車場もなかったので、駐車場に入っておきました。  その土地の農家さんがやっているような駐車場で、駐車場に入ると少し方言が強い年配のおじいさんがやってきてティッシュをくれました。 そういえば看板に「サービス品あり」ってあったな。。。  もしかしてこれがサービス品ってことなのかな!? 別にサービス品はいりません! でもとても人の好いおじいさんで滝めぐりの道順や見どころを丁寧に教えてくださいました。  


田舎のほのぼの駐車場

駐車場から徒歩で2〜3分歩くと渓谷への入り口が見えてきます。 結構長い下り坂になっていますね。 これだけ下るってことはその分上るってこと・・・!? 今は考えるのはやめておきましょう。  今朝まで雨が降っていたということもあって、所々ぬかるんでいるところもありましたが、基本は舗装されているところがほとんどなので、軽装備でも安心して歩けるようになっています。  


前に群馬でクマが出てきたときを思い出します>_<

下り坂を下りきると、川の流れが見えてきます。 この川の流れに沿って遊歩道が整備されているようです。 遊歩道は石畳になっていて、とても歩きやすいですよ。  たまに横から小川が流れ込んでいるところもあるのですが、そういうところでは石で橋が作ってあります。

いや〜それにしても最高に気持ちが良いです! 雨上がりってこともあり、川の水は豊富ですよ。 おそらくいつもよりは水量は多いと思われますが、このくらいあったほうがマイナスイオンが出てよい感じ。  周囲の緑も非常にきれいですね〜。 葉の間から差し込む日差しも最高に良いアクセントになっています。 川の流れも一つとして同じものもなく、川底の石の形によって様々な流れが生まれていきます。   









駐車場のおじいさんに頂いた観光地図を見ますと、どうやら始発から終点までの間に5つの滝があるそうです。 そういえば渓谷に入る前にも「幻の滝」という看板を見ましたよ。  でもそれは見つけられず、本当に幻の滝となってしまいました・・・>_< また地図を見ると、渓谷に入ってすぐのところには「昇龍の滝」ってのもあるはずなんですが・・・  これもどうやら通り過ぎてしまったみたい>_< いつも旅行に来るとそうですが「7福神の銅像」を写真に撮っても後で見たら6体しか写ってなかったり、 忍野八海で8つの池を写真に撮ったつもりだったのが、後で見ると7つしかなかったり。。。 こういうことがホントに多いんですよねぇ。。。  ちなみにここは5つの滝があるみたいなんですが、結局3つしか見つけられませんでした>_<

写真はようやく見つけられた「深沢の滝」です。 ちゃんと看板が立っていたので、これはさすがにわかりましたよ。 滝のサイズは少しだけ小さめですが、それでも岩肌を流れる水の感じはとても優雅です。  でもおじいさんから頂いた観光地図には書いてない>_< もしかして滝は5つだけではないのかもしれません。  


こちらが今回の初滝の「深沢の滝」です
ここまでに2つの滝を見逃しているみたい>_<

ちなみに、後で分かったのですが、滝めぐりのときは一番大きな「粟又の滝」のほうから見ていくのが一番メジャーみたいだったんですよね。 今回我々は後ろのほうから逆戻りするようなルートで行ってしまいました^^;  でも負け惜しみではないですが、粟又の滝以外はちっちゃい滝ばかりでしたので、最後に見事な「粟又の滝」を見れて良かったと思いました。 

今日は土曜日ということもあって、数組の観光客とすれ違いました。 すれ違いざまに「こんにちは〜」と声を掛け合い、なかなかほのぼのとした良い時間でありました。   


小川の流れに対して石で橋が作ってあります


岩肌から岩清水が!夏冬と水温が同じだそうです


「子宝のモミジ」というんだそうです


川底の状態で水が色々な流れを作り出します

こちらが次に見つけた滝「万代の滝」です。 養老渓谷の滝は、華厳の滝や那智の滝のような直滑降タイプではなく、斜めの岩肌を滑り落ちるタイプですね。 こちらの万代の滝もそういう感じでしたよ。  こちらの滝は上の部分で流れが二手に分かれて流れていきます。 なにやら「八」の字で末代まで繁栄しそうなありがたい滝になっていますね〜。  


こちらが「万代の滝」です。

お次は少しこじんまりとした滝が見えてきました。 こちらは「千代の滝」と言います。 こちらは本当に小さくて「これを滝と言ってよいのか!?」と少々疑問が生じる規模。 高さは管理人とほぼ同じくらいでしょうか。  ゆるゆると水が岩肌を流れていく様はついつい見入ってしまいそうな感じで良いのですが、やっぱりこれは滝ではなく、普通の水の流れだね^^;  


こちらが「千代の滝」です。

最初に渓谷に入ってから歩くこと約50分位。 ようやくメインの滝にやってきました。 こちらが大トリの「粟又の滝」ですよ〜。 なかなかに見事な滝ではありませんか〜。  2方向からの水の流れが1つの流れになっていましたよ。 そして滝も2段階に流れてきています。 以前茨城県で見た「袋田の滝」を小さくしたような感じかな!?  直滑降で落ちるタイプの滝よりもこういう流れのある滝のほうが好みなんですよね〜。 そして見る角度によって見え方も少し変わるようですよ。  滝の前には石で作った橋がありましたので、渡りながら少しづつ角度を変えながら激写しておきました。 いや〜やっぱり最後にメインの滝が出てくるってほうがいいですよね〜。  ちなみに全然関係ないですが、最初「あわまたのたき」ではなく「くりまたのたき」ってずっと言ってました。。。 恥ずかしっ!   


こちら一番メインの「粟又の滝」です。


歩いていくと遠くに粟又の滝が現れますです


滝の横の岩には綺麗なコケが群生しています


粟又の滝の前を石造りの橋が通っています


滝の左側から激写!

渓谷に入るときは大分坂道を下ってきたので、上に登るのも大変なんだろうな〜と思っていたのですが、階段と坂道はものの3分歩いただけでメインの道路に出ることができました。 ほっと一安心です。  ここからは、先ほど車を停めた駐車場まで一般道を歩いて戻ります。 渓谷を歩いたのは50分位ですが、一般道で戻るのは15分位で戻れるようです。  


この階段を登り切ったら、急な上り坂でした^^;


距離は短いですが、結構な急こう配でしたよ

一般道を歩き出して約3分で展望台に到着します。 こちらには喫茶店もあって、その駐車場からは先ほども見た「粟又の滝」を上から見ることができるんですよ。  緑の大自然の中にある粟又の滝は非常に存在感がありますね〜。 駐車場のおじいさんに教えてもらった散策ルートは抜群でしたよ!

この展望台から約10分位歩くと駐車場に到着します。 駐車場ではおじいさんが何か作業をされていました。 帰りに少し会話をしていたのですが、この養老渓谷はやはり秋の紅葉の祭りが催される時期が一番にぎわうんだそうです。  そのときはこの駐車場も、周辺にある現在は閉鎖されている駐車場も満車で、道路も大渋滞なんだそうですよ。 でも祭りのときは実はそんなに紅葉が進んでいないらしく、紅葉を楽しむのであれば、祭りの後の12月上旬が良いんだとか。  そのときであれば道も大分空いているいるんだそうです。 良い情報を聞きました。 また12月になったらご来店してみたいと思います。  


駐車場のわきに展望台の看板がありました


横には古めかしい喫茶店もありますよ


引きで撮影するとこのような感じ。森の中粟又の滝は存在感ありますね


少しズームするとこんな感じ。角度が変わるとまた見え方も随分違いますね