松  江  城

8:00丁度にホテルルートイン松江を出発しました。 本日最初の観光地は松江城です〜。 ホテルからの距離は車で5分。。。 近い〜。 ホテルを出て1〜2分でもう松江城が見えてましたもん^^  そしてやっぱり松江城も県庁のすぐそばにありました。 地方にいきますと、城が県庁のすぐそばにあるってパタンが結構多いんですよね〜。 ご多聞に漏れず松江もそうでした〜。 やはり日本人にとって城ってのは土地の象徴的存在なんですね〜。

さて今回の松江城は昔ながらの天守がそのまま残っているんですって。 なかなかこういう城ってないんですよね〜。 江戸時代またはそれ以前に建てられ現在まで保存されている天守のことを「現存天守」というそうです。  これ以外には火事、天災、戦災で焼失した天守を修復した「復元天守」(掛川城)、天守が存在したことは確かだが、元の場所に構造問わず再建された天守のうち、意匠や規模に推定の部分があるものを「復興天守」(ex.大阪城)、城は実在したが、元々天守がなかった城や、 天守が存在したか不明な城に建てられた天守のことを「模擬天守」(ex.郡上八幡城)があるんだそうです。 天守にも色々あるんですね〜。




ついに松江城にやってきました〜。 こちらも立派な天守ですね〜。 前述の「現存天守」は現在12あるそうです。 北から「弘前城」「松本城」「丸岡城」「犬山城」「彦根城」「姫路城」「松江城」「備中松山城」「丸亀城」「松山城」「宇和島城」「高知城」で、松江城はこのうちの1つです。  更にこの中で国宝になっているのは5天守で、「松本城」「犬山城」「彦根城」「姫路城」「松江城」です。 今回松江城に参りましたので、管理人としては5つの国宝すべてにご来店することができました。  ただ「犬山城」は開店時刻内に到着できず外から見ただけ。。。 「姫路城」は大改修のため、城の絵が描いてある壁を見ただけと、かなり残念な結果となっております(;_;)

さ〜それでは入口のほうから松江城をご紹介してまいりましょう〜。


松江城のすぐそばに専用の有料駐車場がありました。 城までは徒歩30秒の所です。 城の案内図を見ますと、城や天守だけでなく、城のまわりにもゆかりの寺院や小泉八雲のゆかりの建物などがあるようです。  城を見終わったらそっちも見学したいと思います。

駐車場から城に入りますと、すぐに「国宝松江城天守」の石碑と、「堀尾吉晴公」の銅像がお出迎えしてくれます。 堀尾吉晴公は安土桃山時代から江戸時代前期にかけての武将で、豊臣政権では三中老の一人。  そして堀尾吉晴の子である堀尾忠氏が松江藩を設立し天守を築城したそうです。 堀尾忠晴には子がいなかったため堀尾氏は改易となりますが、その後、京極氏が入封し、三の丸を造成したことで松江城の全容が完成したそうです。


国宝の証です

堀尾吉晴公の銅像


松江城は、島根県松江市殿町に築かれた江戸時代の日本の城。 入母屋破風の屋根が羽根を広げたように見えることから別名「千鳥城」とも呼ばれている。 現存天守は国宝、城跡は国の史跡に指定されている。 この他に日本さくら名所100選や都市景観100選に選ばれている。 by wikipedia

まずは大手門跡のほうから三ノ門跡に向けて階段を登って行きます。 



更に三ノ門跡から、二ノ門跡に進んでいきます。 石垣なども見所なのですが、街路樹もなかなか厳かな感じがしていました。


三ノ門跡に到着〜


そして二ノ門跡までやってきました。


三ノ門跡から下の方を見ると公園のようになっています

これは松の木でしょうか。かなり樹齢いってそうですね〜


二ノ門跡まできまして、ちょっと横を見てみますとそこには立派な神社が建っておりました。 きらびやかさはありませんが、非常に重厚な雰囲気を醸し出しておりました。

松江神社は、1877年(明治10年)に、旧松江藩の有志により、西川津村(現松江市西川津町)楽山に松平直政を御祭神とする楽山神社として創建された。 1628年(寛永5年)、堀尾忠晴が朝酌村(現・松江市西尾町)に創建した東照宮の御神霊を1898年(明治31年)合祀し、 翌年の1899年(明治32年)に、現在地の松江城山二之丸に遷座して、神社を松江神社と改めた。 1931年(昭和6年)に、松江藩中興の明主として仰がれた七代藩主松平治郷と、松江開府の祖堀尾吉晴の遺徳を称えて御神霊を配祀し、今日に至っている。 by wikipedia




一ノ門まできました。 ここは門がちゃんと残っているんですね〜。
ここを抜けるとついに本丸です!




天守に行く前に城の石垣を見てみましょう〜。 非常に高く積み上げていますね。 この城では「野面積み」と「打ち込み接」という手法で積まれているそうです。 石垣積みは築城工事の全体の半分位の労力を かけているんですって。 この松江城は着工から完成まで約5年間かかっていますが、そのうちの3年が石垣に費やしたそうです。




ついに本丸に到着しました! 目の前には天守がそびえています!



松江城では天守に入ることができます。 やっぱり大阪城や岡山城のように現代建築でエレベータがついているような天守と違い、昔のままですからね〜。 こういう天守の中に入れるってのは非常に貴重です。  中には展示物などもありますが、個人的には展示物よりも、昔ながらの柱や階段など天守を構成する木材自体に興味があるんです。

さ〜それでは入口から入ってみましょう。 ちなみにこの入口は「附櫓」という場所で、天守閣入口の防御を硬くするために取り付けた櫓で、入口鉄板張りの大戸があり、入ると枡形の小広場が二段あって、敵が浸入しにくくなっているそうです。  そうそう、松江城は中の撮影OKなんですよ〜。 結構展示物があるような施設では撮影禁止のところが多いのですが、ここはとても良心的ですね〜。 これなら前衛的アートを書かなくてもいいです^^





〜 天 守 内 の 構 造 物 〜

天守の内部はほとんど柱がむき出しになっており、いくつもの柱が縦横無尽に通っています。
天守を支える柱には、一面だけ、あるいは二面、三面、四面に板を張って、鎹(かすがい)や鉄輪(かなわ)で留められているものがある。  これは「包板(つつみいた)」と呼ばれ、天守にある総数308本の柱のうち130本に施してあり、割れ隠しなど不良材の体裁を整えるためのものと考えられている。by 松江城HP




階段は防火防腐のために桐を使用しているんだそうですよ。 他の城ではない松江城の特徴の一つにもなっているそうです。  階段は幅1.6mで割と広いのですが、結構急勾配です。 以前松本城の階段も登りましたが、松本城の階段は更に急勾配です。 ここのは割と登り下りしやすいですね〜。



また、1階部分には昔使用していた井戸もありました。
地階(穴蔵の間)は、籠城用生活物資の貯蔵倉庫である。 中央には深さ24メートルの井戸があるが、北方の池の底とほぼ同底で常時飲料水が得られた。 by 松江城HP



〜 天 守 内 の 展 示 物 〜








〜 天守最上階からの景色 〜

松江城の天守は5階建てのようですが、その下には高い石垣がありますので、地上から天守の最上階までは100m位はありそうですね〜。 四方の写真を撮影しましたが、宍道湖方面は分かるのですが、その他は どこらへんを写しているのか分かりません>_<

こちらが天守の最上階です。 階段を上がったら汗が止らなくなりましたが、最上階は風が抜けて非常に気持ち良いです。





いや〜、松江城は最高に良かったですね〜。 最後に城の回りを一周できるようになっていたので、色々な角度から天守を撮影してみました。






〜 お 堀 を グ ル リ 〜

天守を見終わったあとは、その周辺の神社やお土産物屋、食事処に寄りましたが、その際にお堀の周りを廻りましたのでご紹介しましょう。 本当は一周してみたかったのですが、時間の兼ね合いもありましたので お堀の東側の半分を廻りました。

島根県松江市は「水の都」と呼ばれるほど、水とともにある町並みが美しい城下町です。 城を囲む堀もその一つ。築城(1611年)と同時に造られた堀の一部が、城とともに現存する城下町は全国でも貴重なんだそうです。  周囲には小泉八雲記念館や武家屋敷が建ち並びます。 何か街並みの建物も敢えて古くしているようで、江戸時代にトリップしたような気分になれますよ。