横須賀美術館
(響きあう20世紀美術・運慶展)


本日は、会社の大先輩から横須賀美術館の無料チケットを頂きましたので、またまたご来店と相成りました。 今回は展覧会が1つではなく、2つの展覧会が開催されています。 なかなか有名な展覧会が2つ同時に開催されるなんて珍しいのではないでしょうか。  展覧会の1つは、箱根にある有名な美術館「彫刻の森美術館」と「横須賀美術館」がコラボレーションしたもの。 そしてもう1つが以前もここで見た「運慶の仏像展」です。

どちらかというと、管理人は「運慶の仏像展」がお目当てでした。 前回の運慶展は最高に良かったですからね。 今回の運慶展は、前回に比べると仏像の数は大分少ないですが、どれも運慶さんを代表するすばらしい仏像ばかりでした。 そして「響きあう20世紀美術」のほうは、色々な絵やオブジェが展示されていましたが、中にはピカソの絵も見ることができましたよ。 ただ最初のほうは結構写実的な絵画も多かったのですが、途中から抽象画っていうんでしょうかね。  何が書いてあるのか素人には分かりずらい絵などになっていきました。 まだ美術初心者の管理人には到底理解不能なものも多かったです。  順路としては、「響きあう20世紀美術」の後に「運慶展」があったので、自然と「響きあう20世紀美術」は足早になってしまいました^^;


〜 響きあう20世紀美術(彫刻の森美術館×横須賀美術館) 〜

まず順路としては響きあう20世紀美術(彫刻の森美術館×横須賀美術館)の展示場に参ります。 こちらの最初のほうは写真撮影OKの絵画も多かったです。 絵画の下のほうに作者や題名が書いてあるプレートが貼ってありますが、ここにカメラのマークがある絵画は撮影OKのサインのようです。  撮影OKの絵画と、NGの絵画が混在しているので、一度間違えて撮影NGの絵画を撮ってしまったら、すぐに係員さんに注意されてしまいました。 すみませんm(_ _)m 

冒頭にも記載しましたが、響きあう20世紀美術は最初のほうは、人物画や風景画など、素人にも分かりやすい絵画が多く、興味深く拝見することができたのですが、途中からちょっと前衛的な絵画が増えてきましたよ・・・  前衛的アートは管理人も得意とするところですが、ちょっとここに展示されていた抽象画はあまり意味がよく分かりませんでした>_<


美術館の受付に到着


こちらが今回の招待券

横須賀美術館のホームページに、今回の「彫刻の森美術館×横須賀美術館 響きあう20世紀美術」について説明されておりましたので、以下に引用させて頂きます。
「箱根地域の美術館と連携する「アートでつなぐ山と海」の第2弾として、彫刻の森美術館と横須賀美術館の所蔵する名品により、20世紀美術を紹介する展覧会を開催します。  近現代の日本美術からなる横須賀美術館のコレクションに対し、彫刻の森美術館では、開館以来55年におよぶ活動を通じ、近現代の彫刻作品を重点とする、西洋と日本にまたがるコレクションを形成しています。  本展では、彫刻の森美術館が所蔵するピカソやムーアなどを含む名品およそ40点を、横須賀美術館の所蔵品と組み合わせて展示し、響きあいを楽しみます。  また、1880年代から2000年代の作品をテーマごとにおよそ時系列にそってまとめ、20世紀美術が移り変わってゆくようすを概観します。


最初はいい感じの風景画ですね


こちらは猫の彫刻です かわゆい


あれ。。。だんだん分からなくなってきた


はい、全然わからない>_<



〜 運  慶  展 〜

響きあう20世紀美術は美術館の1階フロアに展示されておりましたが、次の運慶展は地下に展示されています。 地下も1階フロアと同様に非常に広いのですが、運慶展はその一部だけでした。 あとは元々横須賀美術館に展示してあったと思われる絵画などもありました。  あと横須賀を題材にした絵画などもありましたが、やはり住んでいるところの絵画ってのは興味深く見れますね。 色々な作家さんの絵画が展示されていましたが、やはり多いのは海や港の風景ですね。 中には横須賀線を描いたものもありましたよ。 京浜急行も描かんか〜い。  こういう地元密着型の絵画もとても良いものですね。

そして順路の一番最後のほうに運慶展がありました。 部屋は中くらいの部屋が1部屋と、小さな部屋が2部屋と大分こじんまりとしていますが、中くらいの部屋には、中央に阿弥陀如来、その両脇に勢至菩薩、観音菩薩、更にその両外側に毘沙門天、不動明王が立っておりました。  前に運慶展に来た時も思いましたが、見事の一言ですね。 特に不動明王や毘沙門天の躍動感はとてもすごいです。 そして毘沙門天などの四天王の像を見ると、たまにあるのですが、大体銅像の足が邪気という変な生き物を踏んでいるんです。  この邪気を見ていると、かわいらしさすら感じますね。 ちなみに帰りにお土産屋さんで運慶土産を見てたら、邪気を描いたTシャツが売っていましたよ。 ちょっと欲しくなりました^^


こちらは阿弥陀如来です

運慶展の説明も横須賀美術館のホームページに記載してあったので、以下に引用します。
「12〜13世紀の三浦半島で大きな力をもった武士・三浦一族。 鎌倉幕府成立前後の彼らの地位を象徴するように、横須賀・三浦半島には一族ゆかりの寺が多くつくられ、当時一流の仏師の手による仏像が安置されました。  うち6躯が国指定重要文化財です。 三浦一族の一人、和田義盛(わだ よしもり 1147〜1213)の依頼で仏師・ 運慶(うんけい ?〜1223)が制作した阿弥陀三尊像、不動明王像・毘沙門天像(すべて横須賀市芦名、浄楽寺蔵)は、まさにその典型です。  本展では、この運慶作の五つの仏像を中心に、義盛の所持と伝わる薬師如来像(三浦市初声和田、天養院蔵)、三浦半島の宗教的先進性を伝える南宋からの舶来仏で、滝見観音の名で親しまれてきた観音菩薩坐像(横須賀市大矢部、清雲寺蔵)を含め、東国武士の祈りを受けとめた全9躯の貴重な仏像をご紹介します。  なお、本展は「運慶と鎌倉」をテーマに、神奈川県立金沢文庫、鎌倉国宝館とともに開催する連携展示のひとつです。 鎌倉幕府と三浦一族、そして運慶が結びつくことによって生まれた、この地域における中世仏教文化の至宝を、館ごとに異なるテーマによって、ご覧いただきます。

小部屋に展示してあった仏像もまた良かったな〜。 特にこの時代の仏像というのは立像か座像がほとんどだと思うのですが、今回見た「観音菩薩坐像」は片足を下におろして座っているという非常に珍しいものでした。  頭部の造形も非常に変わっていて、他の仏像とは少し違うなと思いますよ。 いや〜やっぱり仏像っていいね。 子供のころはこういうのは全く良いとは思いませんでしたが、いつの頃からか興味を持ち始めましたね。  記憶を遡ると、何年前だったか、上野の美術館で「阿修羅像」が展示されたときがありまして、それを見に行ったのですが、「阿修羅像」の見事なこと! また阿修羅像以外の四天王や十二神将、その他さまざまな神様の像がありまして、あれは本当に圧倒される感じでしたね。 多分仏像が良いと思うようになったのはあのころだったような気がしますね。


左から阿弥陀如来、観音菩薩坐像、薬師如来坐像です



〜 東 京 湾 の 景 色 〜

今日は少し冷え込みましたが、とても良い天気でした。 美術館の前や美術館の屋上からは東京湾の海が非常に綺麗に見えましたよ。 釣りで何度も行っている東京湾ですが、最近全然釣りに行けてなかったので、釣りしたくなっちゃうね。  最近温暖化なので、2月位に釣り日和にならないかな〜^^


今日の東京湾はホントに綺麗でした