横須賀美術館(エドワード・ゴーリー展)
横 須 賀 ア ク ア マー レ


久々に横須賀美術館にやって参りました。 今回も会社の大先輩に優待券を頂きご来店となりました。 チケットは大分前に頂いていたのですが、週末は色々イベントがあってなかなか行けなかったのですよね。  今回はエドワード・ゴーリー展が開催されているのですが、開催期間が9月1日までということで、終了一日前に滑り込むことができました。 現在は台風10号が日本列島を縦断中で、横須賀も時折激しい雨、雷が鳴っておりますよ。  こういう日であれば、そんなに人も多くないだろうと思っていたのですが、実際行ってみると結構客多いね。 今日美術館への到着は開館時刻に合わせて10時丁度。 開館直後ということあり、最初だけは空いていましたが、後から後からお客さんが入ってきます。  今日の展示物は結構興味深い内容だったので、ゆっくり見たかったのですが、自分の後ろで人が詰まっていくと気になっちゃってゆっくりみられなかったね^^;

今日は展示のほかにもう一つ楽しみがあります。 こちらの横須賀美術館には、レストランが併設されておりまして、いつもここでランチでもしたいよね〜、なんて話をしていたのですが、今日はようやく実現しましたよ。  こちらのお店は、割と有名な料理人がプロデュースしたお店だそうで、内容としてはイタリア料理となります。 いつも美術館に来ると、レストランの前を通って美術館内に入るのですが、いつも羨ましいと思っていただけに、ようやくご来店できて非常にうれしいです。  さてどのような料理が頂けるのか、非常に楽しみです。


〜 エ ド ワ ー ド ・ ゴ ー リ ー 展 〜

今日の展示は「エドワード・ゴーリーを巡る旅」というタイトルとなっております。 管理人は存じ上げなかった作家さんですが、実際に絵を拝見させて頂きますと、独特の世界観がありました。 絵が連続して展示してありまして、それが物語になっています。  特に言葉が表示されているわけではないですが、絵をみて行くと、なんとなくその内容が分かってきます。 もちろん絵を見る前に、物語のあらすじなどが掛かれたパネルがありますので、それを読んで絵を見るのが良いですね。  物語としては、あまり明るい内容ではない感じ。 どちらかというとバッドエンドなのよね。 最初に見学した物語も、裕福な家庭に生まれた女の子が、徐々に不幸に見舞われて、最後は亡くなってしまうという後味の悪いもの。  これはどのように考えて見れば良いのでしょうね^^; あと興味深いのは、このバッドエンド物語の絵には、1枚1枚、背景のどこかに怪物のような異形の生き物が描かれていること。 最初はそっちに気を取られて、なかなか本編に集中することができませんでしたが、よく見てみると、背景の壁や空などに小さい怪物がちりばめられていました。 


美術館の受付に到着


こちらが今回の招待券

絵の描き方も独特で、ペンで引いた線を重ね合わせて立体的な絵を表現しています。 ただ絵がちょっと小さい・・・ 老眼MAXの管理人は、眼鏡を外さないと全く見えません。 でも眼鏡を取ると・・・  ものすごい繊細な絵ですよ。 線だけでこのような絵が描けるものなんですね〜。 人間や背景などが全て線を重ね合わせて描かれています。 ただ、ゴーリーさんも長いこと絵を描いていらっしゃいますので、描いた年代によって、少しづつ表現の仕方が違うんですよね。 この辺りも見所なのかもしれませんね。

今回の展示会では、部屋の中は全て撮影は禁止。 部屋に入る手前まで写真を撮ることができます。 なので廊下から一番最初にある展示室の中を撮影してみました。 前述の通り、絵自体はとても小さく、10cm×10cmほどの大きさしかありません。  だからなのか、部屋の中心には、絵を拡大したパネルが展示してありました。 下の写真もそのパネルを撮影したものです。


こちらが一番最初の展覧室にあった絵です 部屋に入るまでは写真OKです

エドワード・ゴーリーさんという方はお恥ずかしながら、存じ上げなかったのですが、美術館のホームページに今回の展覧会の説明書きがありましたので、以下に引用させて頂きたいと思います。

不思議な世界観と、モノトーンの緻密な線描で、世界中に熱狂的なファンを持つ絵本作家エドワード・ゴーリー(Edward Gorey,1925-2000)。  近年、日本でも『うろんな客』『不幸な子供』などの絵本が次々と紹介されてきました。 ゴーリーは、自身がテキストとイラストの両方を手掛けた主著(Primary Books)以外にも、挿絵、舞台と衣裳のデザイン、演劇やバレエのポスターなどに多彩な才能を発揮しました。  本展は、そんな作家の終の棲家に作られた記念館・ゴーリーハウスで開催されてきた企画展から、「子供」「不思議な生き物」「舞台芸術」などのテーマを軸に約250点の作品・資料で再構成するものです。  米国東海岸の半島に残る古い邸宅へと旅するように、達観したクールな死生観を持つ謎めいた作品との邂逅をお楽しみください。


こちらが一番最初の展覧室の様子です

今日は展示会を見た後に、横須賀美術館に併設されているレストランに行く予定にしております。 朝に美術館に到着したときに、11時から席を予約しました。  展示室を見る時間は1時間くらいで大丈夫だろうと思っていましたが、管理人的には今回の絵画にかなり心惹かれてしまいまして、じっくり拝見させていただいておりましたら、あっという間にレストランの予約の時間にっ!  一番最後の展示室は、足早に通り過ぎてしまいました。 いつもはどの部屋も足早なのですが、今回は管理人のインスピレーションにグッと来たのかもしれません。 こんなことならレストランは11:30からにしておけばよかったね^^;

〜 横 須 賀 ア ク ア マ ー レ 〜

さ〜予約させて頂きました「横須賀アクアマーレ」にやってきました。 場所としては、展示室があった建物と同じ建物内にあります。 こちらのお店は東京 南青山に本店を構える「リストランテ アクアパッツァ」の日高良実シェフが総料理長を務めていらっしゃるそうです。  こちらのレストランも横須賀美術館の開館と共に2007年4月にオープンしました。 東京湾が一望できるガラス張りの店内。 ランチは明るく開放的な雰囲気で、海を眺めながら地元食材を使ったランチセットやコース料理、自家製デザートを味わうことができます。

ホントに以前から一回は来てみたかったのですよね。 まぁ本店が青山にあるってことで、こちらのレストランはお安い店ではありませんが、バカみたいに高くもなく、一般庶民にも手の届くお店になっています。  料理の内容はイタリアン。 ピザやスパゲテーなどをメインとして、前菜やデザートなど色々頂けるようですよ。 


「横須賀アクアマーレに到着」
美術館の入り口を出て、右手に行くとすぐのところにレストランの入り口があります。 店の前には外のテラス席もありますよ。 天気の良い日は、外の席もよいですが、今日は台風の影響で蒸し暑いは、風が強くて雨が吹き込むはで、外のテーブルはダメだね。  それでも、1組は外のテーブルで食していましたよ^^;  ガラス張りのせいか、店内はとても明るい雰囲気です。 テーブルには青いテーブルクロスが敷かれており、とても綺麗でしゃれた雰囲気です。 席は4人掛けのテーブルが7〜8位、あと2人掛けテーブルが4〜5位だったでしょうか。 

「席からの東京湾の景色」
今回は海が良く見える窓のそばの席を用意してくれました。 天気が良かったらホントに素晴らしい景色なんですが、今日は海の方面を見ても灰色ですね^^; 最初のうちは雨がひどかったですが、途中から雨もやみ、海が見えるようになりました。  このガラス窓の前を通って美術館に入るようになっているので、美術館に向かう人が羨ましそうに見ていきますね^^; って我々も今までそうだったからね。 今度は天気の良い日に来たいな〜。

「コーヒー&パン」
こちらのメニューはスパゲテーやピザが中心で、これらを単品で頼むこともできますし、コースで頂くこともできます。 今日はランチ用の「前菜とデザートが楽しめるショートコース」にしてみました。 このコースは「前菜の盛り合わせ」「スパゲテーorピザ」「デザート2種盛り合わせ」「カフェ」からなっています。  写真は最初に提供してくれたコーヒーとパンです。 飲み物はジュースやコーヒー、紅茶などから選択可能です。 あと添えられたパンですが、こちらは何ていうパンなんでしょうね。。。 皮の部分がサクサクしており、フランスパンとも違うし、食パンなどとも全然違うし。 こんなパンは食したことがありません。  最初に少し食した後は、ちょっと残しておいて、最後に出てくるスパゲテーの汁をつけて頂きたいと思います。

「前菜の盛り合わせ」
こちらは「前菜の盛り合わせ」です。 上の左は横須賀にある「安井農場」で収穫された玉子を使用したオムレツ、その右がなんかの肉やら野菜などを固めたもの、右下がゴボウのピリカラなんとか、下のはカツオのタタキ、左のはひよこ豆とツナのサラダ、だそうです。  どれも普段からあまり食さないような料理ばかり。 しかも全部超まいう〜! これはコーヒーじゃなくてビールが合いそうだったんだよね〜。 車でなければ絶対にお酒必須でありました。

「小さなフラワーアート」
前菜を食している最中に店員さんが各テーブルに小さな花を生けた花瓶を持ってきてくれました。 お盆に花瓶が幾つも載せられていて、店員さんが「どれがお好きですか?」とテーブルごとに聞いてくれまして、客が花瓶を選べるようになっておりました。  お嫁さんはピンクの花がよかったようで、こちらの花瓶を置いて行ってくれました。 こりゃなかなか良いサービスですね。 しかもちゃんと綺麗に生けられていて、東京湾の景色と相まってとてもいいですね〜。 料理だけでなく、こういうのも味付けの一つですよね。

「ピザ」
今回のショートコースはメインをピザかスパゲテーのどちらかを選ぶようになっておりました。 なので、1つはピザで、1つはスパゲテーでご注文しました。 運ばれてきたのは、ナスとアンチョビのピザ。 こりゃメチャメチャ美味そう!  チーズもタプ〜リ乗せられており、なんってったって焼きたてだから最高にまいう〜よね。 ピザの生地は、厚みがありパンのようにモチモチしているタイプ。 所々がパリパリした食感で、味もすごくまいう〜。  そしてこの生地の上には、なにやらホワイトソースのようなものも敷かれており、その上にタプ〜リのチーズが乗せられています。 これは超まいう〜! お嫁さんと半分づつ頂きましたが、これだけでも結構腹に溜まりますよ。

「スパゲテー」
今回スパゲテーは、「カルボナーラ」のスペゲテーにしてみました。 普段は管理人はミートソースしか食さないのですが、ミートソースはお嫁さんが作ったのが一番まいう〜なので、外ではあまり食さないんです。  かつ、カルボナーラって普段家では全然作らないので、カルボナーラを食してみたいなってことで、ご注文してみました。 こちらのカルボナーラは、ゴーヤのスライスしたものも一緒に入っています。 あとは定番のカリカリベーコンとかね。  こちらのスパゲテーは麺は少し細めのアルデンテ。 クリームソースは軽く麺にまとっている感じで、しつこくないです。 またゴーヤは苦いイメージがありますが、ほとんど苦みはなく、ゴーヤの美味さだけが引き立っている感じね。  さすが有名シェフのお店ですね。

「2種のデザート」
ピザとスパゲテーで膨満感! 最後にデザートが登場いたしました。 こちらのデザートは2種類乗っておりまして、左側のは、少し歯ごたえのあるスポンジケーキとクッキーを足して2で割ったような食感の生地に生クリームが添えられています。  また更にはブルーベリーのソースもありますので、お好みでつけて頂きます。 このケーキは甘さも丁度良く、更に生クリームやブルーベリーソースの甘さも丁度良く、非常にまいう〜。 これはあと10個位頂けますね。  そして右側にあったのがプリンです。 ちょっと食べる順番を誤ったなと思ったのが、先にケーキを食してしまったので、プリンの甘さがちょっと分かりづらくなってしまった・・・ でも元々甘さ控えめだったのかもしれませんね。  このプリンも最高にまいう〜でした。 このプリンもあと10個行けるね。 いや〜こちらのレストラン、大満足でした。 今度記念日などでディナーを頂くってのも良いかもしれませんね。