「矢 野 顕 子」
〜矢野顕子の歌とピアノで宇宙へ行こう。『君に会いたいんだ、とても。』〜


2023年になりまして、初めてのコンサートにやってきました。 2023年1発目のコンサートはなんと矢野顕子さんのコンサートです。 いつものハードロックとかヘヴィーメタルではありませんよ〜。  矢野顕子さんのピアノ独唱コンサートです。 管理人としては珍しい!?と思われるかもしれませんが、実は管理人は小学校位から矢野顕子さんを知っていたのです。 管理人は小学校の頃にYMOを初めて聞いてドはまりしてしまったのですが、 なんとYMOがアメリカやヨーロッパツアーに行っていたときに、矢野顕子さんやギタリストの渡辺香津美がサポートメンバーとして同行して各地を回っていたんです。 YMOに火がついた管理人が普通のアルバムだけでなく、ライブコンサートのCDや海賊版、 ビデオに手を出し始めたのは結構早かったです。 そのビデオの中に「在広東少年」という曲をやっているのを聴き、当時はインストゥルメンタルの曲を中心に聴いていた管理人は「こんな曲もあるんだ〜」とかなり感動していたのを覚えています。  曲調は非常に独特で、その独特さは現在も受け継がれていると思います。 まさに矢野顕子さんのルーツとも言える楽曲ではないかと思っています。 今日はそんな矢野顕子さんの歌声を生で初めて聴けるということで、非常〜〜〜〜に楽しみです。  今日ももちろん「飯」氏がコンサートの情報を提供してくれたり、チケットを取ってくれたりと色々お世話になりました。 いつもありがとうございます〜^^


〜開演前に腹ごしらえ「大衆食堂 るんごホール」〜


お店の外観


まずはビールで乾杯!


鶏肉のシャキシャキわさび和え


牛タン炙り 葱まみれ

牛すじ煮込み

今日の会場は大都会東京の大手町! 東京駅も眼鼻の先です。 本日のコンサートの開場は16:15で開演が17:00でしたので、今日もいつものように早めに現地に行って、腹ごしらえしてからコンサートにのぞもうと思います!  ということで、まずは管理人は14:30の快特で最寄りの駅を出発(最初の予定では14:36だったのですが、楽しみ過ぎて早く駅に着いたら1本前の電車に乗れてしまった)しました。 上大岡駅で「飯」氏と合流して、終点まで席でしゃべりながら向かいました。  泉岳寺から三田駅を経由して、都営三田線で一路大手町駅まで。 このルートはいつも御成門の病院に行くときと同じルートなので、管理人としてはお馴染みですね^^;

実は昨日からインターネットでラーメン屋さんを探していたのですが、大手町ってビジネス街なので、土日休みのところが多いんですよ。 ということで、食べログ情報から開いていそうな数少ないお店の中からコンサート会場のビルの隣のビルの地下に入っているラーメン屋さんをチョイス!  でも行ってみると・・・ どーみてもやってない・・・ 食べログには定休日が「日曜日、祝日」ってなっていたのに・・・ まぁ食べログも口コミのサイトで完璧じゃないからね。。。  この場所は、ビルの地下のレストラン街だったので、その中で1軒だけ居酒屋さんっぽい店がやっていたので、そこで腹ごしらえをすることにしました。 いや〜やっぱりビジネス街の土日ってこういう感じなんだね〜。


〜会 場 に 到 着〜


ホールまで続く赤絨毯

「飯」氏がゲッチューしてくれたチケットです

大衆食堂さんで腹ごしらえをした後、コンサート会場に向かいました。 大衆食堂 るんごホールさんは「大手町パークビル」というビルの地下にあったのですが、コンサート会場の「三井物産ビル」までは地下でつながっており、雨降りの中外に出ずに開場に到着することができましたよ。  ちなみに大手町の駅からもずっと地下道で大手町パークビルに行けましたし、更に三井物産ビルにも地下道がつながっているという、非常に便利な空間となっていました。

三井物産ビルはまだ新しい感じがしましたね。 エスカレータやエレベータ、壁や店舗の外装、内装を見ると、どれも新しくて綺麗でしたからね。 まだそんなに時間が経過していないような感じでしたよ。 コンサート会場の「大手町三井ホール」はビルの3階にあります。  地下道からビルに入り、エスカレータで昇っていくと観客らしき人たちの列を発見しました。 今回の会場は「飯」氏も初めてご来店する場所だったとのことですが、方向音痴の管理人でも結構分かりやすかったですよ。 しかも大手町の駅からも近いしね。 

今回のチケットは9,000円で、入場時にドリンク600円をお支払いしますので、合計9,600円と日本人ミュージシャンとしては少しお高め。 でも矢野顕子さんだからね。 全然高いと思いませんよ。 チケットよりもドリンク600円がビックリです。  小さいライブハウスではドリンク代を取るところは多くありますが、こういう大きいホールでドリンク代って珍しいと思います。



会場への入り口のところには矢野顕子さんのお顔が映されたサイネージがありました。 御年68歳とのことですが、このサイネージからはお年を微塵も感じませんし、実際に歌声を聴いてもとても70歳が近い方の歌声には感じられませんでした。  とても若々しくはつらつとした感じが非常に好印象でありました。 少し引いてサイネージを見たら、大昔にYMOのライブビデオに映っていた矢野顕子さんとそんなに変わらない感じですよ。。。 ちょっと言い過ぎかもしれませんが、とても若々しいのはホントですよ。 

矢野顕子さんはメディアでは『春咲小紅』などのヒットでテレビなどへの露出が増えておりましたが、1973年ころからファーストアルバムをリリースし、その後様々な温月活動をされています。 管理人も知らなかったのですが、プロとして音楽活動を初めてから、 細野晴臣さんや坂本龍一とも活動をしていたようです。 このつながりでYMOのサポートメンバーになったりしたのかもしれませんね。 他にも、忌野清志郎さん、筒美京平さん、荒井由実さんなど名だたる方々とも共演をしているようです。  改めて振り返ってみると、ものすごい方なんですね。


〜矢 野 顕 子 コ ン サ ー ト〜

我々が会場に着席したのは16:48頃。 こちらの三井ホールの会場は中規模くらいで、かなり音響は良いように感じました。 ステージはそんなに広くはなくて、オーケストラクラスのスペースはなく、せいぜい5重奏ができるくらいかな!?  実際、グランドピアノが中央に鎮座しておりましたが、左右のスペースはそんなに広くは余ってなかったですもんね。 客席のほうはシアター形式で690名を収容できるのでまあまあの広さですね。 客席中央より前は、平たい床になっていて、そこに椅子が置かれていました。  中央よりも後ろは階段式になっており、恐らく可動式で色々な形態に変更可能なスペースになっていました。 今回は、ステージ向かって左側の階段式の5列目くらいに着席しましたが、席の前の膝のクリアランスも十分あったので、人が前を横切ってもいちいち立ったりしないでも大丈夫な感じでした。  ただ一点だけ文句をつけるとしたら、椅子の座面がちょっと固い・・・ 釣り船ほどではないですが、途中でお尻が終わってしまいました。 釣り用の座布団もっていけばよかったです^^;




我々の席はRI列の4〜5番でした。 丁度ステージの正面にグランドピアノが据えられているのですが、矢野顕子さんは正面向かって右側を向いて演奏をしますので、丁度我々の席からは矢野顕子さんの演奏の様子がよく見える場所でありました。  これが逆側ですと、グランドピアノが大きいので、ピアノのお尻しか見えないところでしたよ。 今回は席の位置も非常にラッキーでした。 前に特撮のコンサートのときも特等席だったし、エレガンズのときも特等席だったし、ラッキー席が続いて非常に嬉しいです。 

17:00丁度に会場の照明が暗くなり、アナウンスが流れます。 全く遅れずに演奏が始まるのっていいですね。 結構ハードロックとかのコンサートに行くと、時間になってもなかなか出てこないケースが散見されますが、時間にキッチリしている管理人としてはあれはダメよね^^;  そして一方観客も遅れてくる奴がいるんだよね・・・ もう曲が始まっているのに入ってきたり、一応曲が終わってから入ってきているものの、MC中に入ってきたり・・・ 今回全席ソルドアウトとのことでしたが、何故か管理人の横の席は2席空席でした。  なので、遅れてきた人が隣に来るのではないかと、MCに集中できない一幕がありました。 ホントに遅刻してくる人の神経を疑ってしまいます。



管理人は全然知らなかったのですが、矢野顕子さんは「宇宙」にとても興味がおありなんだそうです。 今回のコンサートで演奏した曲は一番最近にリリースされたアルバムの完全再現って感じだったのですが、 そのアルバムは宇宙飛行士の野口聡一さんがISSに滞在中に書き留めた詩に矢野顕子さんがメロディをつけて歌にしたものなんだそうですよ。 更に野口聡一さんが宇宙に滞在しているときに、矢野顕子さんとテレビ電話で会話もしていたんだそうですよ。  そこまで野口聡一さんとつながりがあるとは知りませんでした。 ホントに宇宙がお好きなんですね。

アルバムの曲数は14曲ですが、実際に演奏した曲は恐らく20曲くらいはあったと思いますよ。 1曲目には「朧月夜」をピアノの伴奏に合わせて歌いあげました。 そのあとも曲名は分からないのですが、何曲か歌った後にニューアルバムの曲を演奏しておりました。  演奏は9割はピアノの弾き語り。 「飯」氏は矢野顕子さんのコンサートは何度もご来店しているのですが、同じ曲でも毎回気分の違いなどで、歌う方やアレンジが変化するんだとか。 それも弾き語りならではのところがありますよね。  バンドでやってたら気分で曲変えられたら皆ついていけないもんね^^; でもこういうコンサートだから、何度も見たくなるってのもありますよね。

コンサートはとても変わっていて、ピアノを弾き語りするのですが、後ろのスクリーンには、様々な映像が流れていました。 ロケット発射の映像、それからISSからの景色、南極、月、野口さん御本人も映っていましたよ。 途中野口さんの肉声が流れたり、色々な趣向がされていました。 実際に野口聡一さんはこの場にはいないですが、さながら2人のショーのような感じもしましたよ。  映像に合わせてピアノを弾く場面も多く、まさに音楽と映像のコラボレーションです。 コンサートというよりもホントにショーを見ているような感覚になりましたね。 そして演出がすごいな〜と思ったのは、映像とのコラボだけでなく、ときには映像を一切なくして矢野さんだけの弾き語りを聴かせる部分があったり、シーケンサーの打ち込みを流しながら演奏する曲も2曲ほどありました。  非常に心地よい時間が流れていくのですが、心地よすぎて「飯」氏は2〜3回落ちちゃったそうですよ^^

矢野顕子さんの歌声ですが、非常に良かったですね。 同じような歌い方をできる人は他にいないのではないかと思いますよ。 囁くような声で歌っていたかと思うと、急に図太い声で歌いあげたりと、表現力がすごすぎて、何か本能のままに演奏し、歌っているような感じもしました。  高音のビブラートもとても綺麗で、どことなく森山良子さんの高音ビブラートを思い出しましたね。 また声を楽器のようにリズムで使ったり、ワァゥンワァゥンという歌い方などは、昔のYMOのときのようで非常に懐かしい感じもしました。 また楽曲もとてもよく、ほんの少しですが、たまに坂本龍一さんのフレーズに似ているな〜と思うような部分もありました。 

本日は17:00に開演して、19:45まで1時間45分演奏してくださいました。 「飯」氏によりますと、いつもは1時間30分位とのことでしたので、いつもよりも少し長めにやってくれたんですね〜。  アンコールは2曲。 全曲心地よくて、是非とも次回もご来店したいと思う素晴らしいコンサートでありました。



全ての演奏を追え、会場を出てみると花が飾られていまして、お名前を拝見すると、MISIAさんとのんさんからでしたよ。 MISIAさんは音楽家だから分かるのですが、のんさんもつながりがあるんですね。 気になったので少しインターネットで調べてみると、どうやら歌声、曲、ピアノの演奏だけでなく女王様のような存在感など、のんさんの憧れの存在なんだそうですよ。  のんさんも独特の感性をお持ちのような気がしますので、通じるものがあるのかもしれませんね。 いや〜今日のコンサート最高でした!

後日、「飯」氏が本日のコンサートのセットリストを調べてくれました。 やっぱりセットリストが分からないと、ちょっとモヤモヤするよね。 「飯」氏ありがとうございました。

  1.朧月夜
  2.FULL MOON TOMORROW
  3.(新曲)
  4.ドラゴンはのぼる
  5.ごらん
  6.巡りゆく月
  7.南極に行きたい
  8.育てよう
  9.ここにある地球(ほし)
  10.WHEN WE'RE IN SPACE
  11.PRAYER
  12.ひとつだけ
  13.青い夜
  14.おかえり はやぶさ2
  15.愛しい野菜
  16.月と地球とドラゴンと
  17.ここに いるはず
  18.宇宙を歩くひとたち
  19.透き通る世界
  20.雲を見降ろす
    アンコール
  21.WELCOME TO JUPITER
  22.ドラゴンはのぼる


〜 a  a 〜

コンサートが終わりましたら、恒例の反省会を開催したいと思います。 でもコンサート前に、土日の店のやってなさ加減に、どこにしようか迷っていたのですが、再度インターネットで調べてみると、なんとこのビルの地下に餃子のaaがあるではありませんか!  ということで、aaに直行です〜。 19:00頃店に入りまして、21時過ぎまでお店にいたでしょうか。 「飯」氏と会うのも2カ月ぶりくらいで、その間飲みの予定を入れていても仕事の都合で行けなかったりしていたので、久々に音楽談義できて非常に楽しかったな〜。  そして、こちらのaaさんも町の中華屋さんって感じでしたが、非常〜にまいう〜でした。 チャーハンとか五目餡かけ焼きそばとかね。 いや〜次回のコンサートはどんなアーティストが見れるのか、非常に楽しみです。


ビールで乾杯(再び)


ネギチャーシュー


餃子(お代わりしちゃいました)


チャーハンまいう〜


「飯」氏の大好物の炒め物

五目餡かけやきそば