観 音 崎 自 然 博 物 館


今日は以前から気になっていた観音崎自然百物館にやってきました。 こちらの博物館は神奈川県立観音崎公園の中にある博物館です。 いつからあるのかは不明ですが、少なくとも管理人が子供のころにはすでにあったので、最低でも45年以上前にはあったと思います。  広さは約70.4haもありまして、かなり広大な敷地です。 先日ご来店した横須賀美術館もこの公園内に位置していますし、この辺では有名は観音崎灯台や、昔の砲台跡、戦没船員の碑など一つの山をそのまま公園にしたような感じです。  子供のころは、父親とよく散歩に来て、灯台に上ったり、海岸を散策したりしたものですよ。 2年半前に横須賀にまた戻ってきたということもあって、最近は子供のころに行った名所を廻ることが多くなっています。 ここら辺を散策すると昔の記憶がよみがえってくるようです。

今回ご来店の観音崎自然博物館を見てみますと、次のように記載されていました。 「観音崎自然博物館は、1953年6月創立以降、神奈川県横須賀市の県立観音崎公園の中にあり、照葉樹の豊かな森と東京湾唯一の岩礁海岸に囲まれ、多様性に富んだ森と海の自然を有しています。  当館では、観音崎から、東京湾集水域、三浦半島の自然を紹介し、人と自然をつなぐかけはしとなる博物館を目指しています。 当館では東京湾に流入する河川の源流部から黒潮の流入する東京湾口までの森と川と海の自然を、ひとまとまりの自然として「東京湾集水域」と位置づけ、東京湾集水域に焦点を当てた展示に力を入れています。  また、観音崎が三浦半島の最東部に位置することから、「三浦半島」にも焦点を当てています。」by 観音崎自然博物館HPより


〜 観 音 崎 自 然 博 物 館 〜

この博物館は子供のころに来たことがあったかなぁ。。。 あまり記憶がないです。 学生のころは夜な夜な車でドライブをしているときによく通り過ぎましたが、中に入った記憶はないですねぇ。。。 今日は台風の影響で大雨降りでしたが、昼を外に食しに行った帰りに寄ってみました。  まだ台風は九州付近にありますが、関東でも強い雨が降ったり止んだりのあいにくの天気。 けど、こんな天気でも自然博物館には結構人がいましたよ。 小さな子供を連れた家族ばかりでした。 こういう地元の博物館ってのは、小さい子供には人気のようです。  こういう博物館で地元のことを勉強するのはとても良いことだと思います。 管理人も今日はしっかりと勉強したいと思います。


こちらが建物です。右が博物館、左がレストランになっています

前述の通り、この周辺一帯が大きな公園になっていますので、ところどころに県立の駐車場があります。 博物館のすぐ脇にも駐車場がありましたので、こちらに車を停めてまいります。 駐車料金は550円。 多分時間制限はありません。  一日停め放題で550円は結構お安いですよね。 入園料は大人1名で500円です。 中に入るといきなり亀がお出迎え。 ドコモ達が群がっていましたよ。 


こちらが入園券です


入口はこんな感じ

中に入りますと、順路が示されています。 まず最初にあったのは淡水魚の水槽です。 その次が海水魚の水槽です。 三浦半島で淡水魚ってどこにいるのかね。 管理人宅そばには平作川という2級河川がありますが、その他の川ってあまり気にしたことなかったですね。  でもインターネットで調べてみると、大小様々な川がありましたよ。 結構三浦半島も中央部分は山岳地帯になっているので、確かに川が多くあるのも納得です。 どーしても横須賀とか三浦は海のイメージが強いから、淡水魚ってあまり目立たないんですよね。 

その反面、海水魚の水槽な見慣れた魚が多くいました。 サイズはどれも小さく、稚魚のレベルですが、マダイやメバル、カワハギなどがピロピロと泳いでいるのが見えます。 なかなかかわいらしいですね。 中にはチョウザメらしき魚もいましたが、三浦半島にチョウザメなんているのかね!?  あと観音崎沖は東京湾でもかなり水深が深い場所があるため、深海魚のコーナーもあり、タカアシガニやサメなどが展示されていました。 さすがに深海魚は剥製でした^^; そんなに大きな施設じゃないから、あまり大がかりな水槽などは設置できないのかもしれませんね。


こちらが淡水魚の水槽です。


こちらは海水魚の水槽になっていました。


これチョウザメ!?


キヌバリとかベラが泳いでます

淡水魚、海水魚の展示の次は「東京湾と三浦半島の川、池、水田、干潟」のコーナーです。 田んぼとか湿原など、水の流れがとまっているところを「止水域」というんだそうです。  昔は管理人が住んでいる周辺にも田んぼがとても多くて、小学生のころは、学校が終わって家に帰ると、そのまま田んぼに行って、ザリガニやオタマジャクシを取りにいったものです。  でもその田んぼもほとんど住宅地になってしまって、見る影もありませんね。 止水域には、タガメやゲンゴロウといった水生昆虫の展示もありましたし、タヌキやクマの剥製も展示してありました。  三浦半島ってクマがいたんですかね!? もしかしたら明治とか江戸時代にはいたのかもしれませんね。 現在はクマは出ませんのでご安心ください。


山の生き物としてタヌキやクマが
展示されていました


こちらは田んぼや湿原といった
止水域の生き物です

結構じっくり見ながら博物館を廻りましたが、見学の時間は20分位だったでしょうか。 昆虫や動物の剥製などもありましたが、全体的にはやはり海の生き物が多かった印象でした。  でも大きな水族館のように見たこともないような生物がいるのではなく、ごく身近な魚介類が多かったので、結構親しみやすかったですよ。 特に釣りでもおなじみの魚なんかも多くいましたしね。  いつもは食べ物として見ていた魚類ですが、今日は少し童心に帰って生き物として見ておりました。

今日は何故か大雨の日に来てしまったので、その他の公園を見学することはできませんでしたが、次回は晴れているときにご来店して、砲台跡とか灯台なども見学したいと思います。

〜 展 望 園 地 〜

博物館を出て、駐車場に戻る途中に、展望園地があります。 少し階段を登りますと、海岸に面した小さめの公園があります。 先のほうには有料の望遠鏡も設置されています。 ここからは通常であれば、対岸の房総半島が綺麗に見えるのですが、あいにくの天気でまったく見えません^^;  ちょうどこの公園に上ってきたときに雨が小降りになったので、少し遠くまで見えるようになってきました。 相当に風が強いので、海は白波を通り超えて大波状態ですよ。 今日は波浪注意報も出てますからね。 こんな日に釣りに出たら、アッというまにフィリピンまで行ってしまいます。  遠くには大きな客船が見えましたが、この波風だと相当船内は揺れるでしょうね。。。 あれは横浜の大桟橋に行くのでしょうか、それとも竹芝のほうかな。