YOKOHAMA本牧 ジャズ祭


本日は約3ヶ月ぶりのコンサートです。 いつもはハードロック・ヘヴィーメタルのコンサートが多いのですが、今日はジャズのコンサートに やってまいりました。 実はタイトルとしては「ジャズ」を謳っていますが、演奏者のジャンルは、ジャズ、フュージョン、ブルースなど様々です。  管理人が音楽に目覚め、ドラムを意識するようになったのはフュージョン(スクエア、カシオペア)が起源です。 今日は特に元スクエアのメンバー、 現スクエアのメンバーも参加しますし、大変楽しみです。

今日の会場は、横浜市中区にある「横浜市本牧市民公園野外特設会場」です。 近くには有名な三渓園もあります。 今回の会場は東京ドームや 日本武道館などのような屋内施設ではなく、野外ステージとなっています。 また席なども決まっておらず、ビニールシートを引いて思い思いの場所で 音楽を楽しみます。 更に飲み物や食べ物も持ち込み自由とのことだったので、音楽を聴きながら一杯しておりました。 たまには今回のような ゆったり会話と音楽を楽しむコンサートもいいもんですね〜。

本日は会社の同僚の「飯」氏「難」氏とやってまいりました。 開演は12:30、終了は19:30と長丁場ですが、 ビニルシートに座りながら聴くのでいつもの立ちっぱなし&ヘッドバンキングより随分楽です。 それでは今年の「YOKOHAMA本牧 ジャズ祭」を ご紹介しましょう! ちなみにイベントとしては野外コンサートだけではなく、市民の手作りイベント、ビーサン跳ばし選手権なども開催されていたようです。


こちらが、本日の会場「YOKOHAMA本牧 ジャズ祭」の風景です。 結構敷地は広いですよ〜。 今日は会場に何人きているのか分かりませんが、 結構人が多いです。 野外コンサートってのは、管理人は2回目ですが、バーベキューなども含めて何でもアリな会場ってのは初めてです。  ちなみに会場は前後で分かれており、後ろのほうがバーベキューなどができるスペースで、前のほうがそれ以外の人のスペースです。  前のほうはビニルシートを敷いて飲み食いしながら聴いている人、椅子をもってきて飲みながら聴いている人など楽しみ方は様々です。 この時期は こういうスタイルのコンサートもいいですよね。 なんだかちょっとアメリカ風みたい。


会場の雰囲気

後ろのバーベキュー地帯


そして下の写真が今日の我々の陣地。 そして今日の愉快な仲間達です。 今日は元々は「嶋」氏や「ACE」氏も来る予定だったのですが、 業務多忙につき、敢え無く出勤に・・・ 今日は初顔合わせの「難」氏、そして「飯」氏と管理人の3人です。 今日は管理人が奥多摩湖の釣りで よく使用していたビニルシートを持ってきましたので、結構ゆったりできました。 ビニルシートに根岸駅のそばの東急ストアで購入した 惣菜&アルコールを広げ、完全に遠足状態です。 ちなみに東急ストアで買い物をしている最中は「食い物多すぎかな」と思っていましたが、 現地で広げてみると、あっという間食べ終わってしまいました・・・ しかもアルコールも足りなかったので、会場で追加購入しておりました。  やはりすでに経験済みの「飯」氏の言い分は正しかった! 次回はもっと買って行きましょう!




【CLUB JAZZ】12:30 〜  bohemianvoodoo

こちらが今日の1バンド目です。 最初のバンドはジャズバンドです。 バンド名は「bohemianvoodoo」といいます。  プロデュースは「島裕介」です。 この島裕介さんという方は、トランペッターで今回プロデュースだけでなく、 サポートとしてトランペットも吹いています。

「bohemianvoodoo」というバンドは Nassy(b), 井上孝利(ds), 木村イオリ(p,key), bashiry(g)の4人組バンド。  横浜発、実力派クロスオーバージャズ・インストルメンタルバンドなんだそうです。 現在は横浜や東京を中心に活動をしている そうです。 デビューが2008年と言ってましたから、まだ若いバンドですね。 でも地元横浜発のバンドということでこれからも応援したいと思います。

こちらのバンドのドラマーは珍しくぶ〜で〜ドラマーでした。 でも繊細かつパワフルで、瞬発力のあるおデブちゃんで、純粋な ジャズトラムだけでなく、ハードロックのようにドカスカ叩きまくるという一面もあり、見ごたえのあるドラマーでした。 結構親近感を覚えます。  あとドラムとは別にパーカッションもいましたが、これがまた結構なタムの使い手で、途中タムを中心としたパーカッションソロも 披露していました。 ベースやキーボード、ギターも派手さはないですが、落ち着いた感じでした。  これらメンバーに加え、途中から杉山未紗という来月位にデビューする女性ヴォーカルが加わり、歌声も聴くことができました。  なかなかこのヴォーカルいいのではないでしょうか。




【FUSION】13:55 〜  須藤満 Presents“Take-Suto Ultra Project”

2バンド目です。 管理人が一番聞きたかったセッションです。 須藤満は元々「THE SQUARE」のメンバーで、前のベーシスト田中豊雪脱退に 伴い加入しました。 「THE SQUARE」時代は14枚ものアルバムに参加したというから相当長いですね。 現在は当HPでもコンサートをご紹介 したことがあります「TRIX」のメンバーとして活躍しています。 先般のコンサートのときは須藤さんが観客席に乱入して、20cmの距離で須藤さんの チョッパーを見ることができました。(大感動!!) 今日は元「TRIX」のメンバーの平井武士(g)、現「T-SQUARE」のドラマーの坂東慧と、管理人は 知らない人でしたが高橋亜土というキーボードの4人組です。

これだけのメンバーが見れるってのはそうそうないですよね。 特に先般「TRIX」を脱退した平井武士が見れるのは非常に楽しみです。  もう坂東さんのドラムも楽しみだし、須藤さんのベースのチョッパーも楽しみだし、見たことのない「亜土で〜す(実際は「あど」と 読むのではなく「あづち」と読むそうです。)」も楽しみだし、このバンドだけで3時間位やってくれてもいいのにっ!

普通ちゃんとしたコンサートですと、ローディさんとかスタッフが会場のセッティングや準備をしますが、今回のイベントでは 須藤さんや平井武士が自分でセッティングしていました。 開始5分前位になると、ステージの前に人が集まり始めました。 もちろん管理人達も ステージ前に向かい、見事最前列をゲット!! ステージまでの距離は約5mといったところでしょうか。 須藤さんの目の前に陣取りました。 


ギター 平井 武士


ベース 須藤 満

最初の1曲目は、須藤さんのベースによる「スキヤキソング」、いきなり途中で間違えて「おわー」と言ってました。 その後も須藤さんのオリジナルや 平井武士のオリジナルを立て続けに演奏していました。 今回時間が短いってこともあって、MCはかなり短めでした。 特に今回「飯」氏から平井武士の アルバムをもらって事前に予習していたのですが、その中でも聴きたいと思っていた曲を演奏してくれたので、非常に感動であります!!  しかも須藤さんは途中お約束の観客席乱入もしていましたね!

須藤さんや平井武士の演奏はTRIXのコンサートでも堪能しているので、あの感動が再び!という感じでしたが、坂東慧のドラムは今回初めてだったので 非常に楽しみにしておりました。 ドラムセットはこういうイベントだったからなのか、割とシンプルなセットです。2タム、2フロアーでシンバルも 6〜7枚位だったでしょうか。 あとグリップが最近あまり見たことがなかったレギュラーグリップなんですね。 ちなみにレギュラーグリップというのは 右手は普通に手のひらを下にして上からスティックを覆いかぶせるように持つ持ち方で、左手が手のひらを上にしてスティックを手のひらに乗せるような 持ち方。 管理人も吹奏楽のパーカッションをやっていた頃は、このレギュラーグリップでやっていたのですが、ハードロックがメインになった頃から ジャーマングリップになりました。 ジャズ系やクラッシックの演奏者はレギュラーグリップの方が多いような気がします。  でも個人的にはこの持ち方はあまり力が入らず、大きい音が出せないんですよねぇ。。。 もちろん坂東慧はこの持ち方でもパワフルでした!!

こういうイベントは1バンドの持ち時間が決まっているので、アンコールはやらないのが普通だそうですが、今回はアンコール曲も演奏してくれました。  演出だったのかわかりませんが、最後の曲の途中で、須藤さんが譜面を持っていってメンバーに話しかけに行ったりしてアンコールをやることを決めたような 感じになっていました。

いや〜、やはりこの方達の演奏は最高です。 須藤さんのベースのチョッパーも最高ですし、平井武士のメロディアスギターも最高ですし、坂東慧の超テクドラムも 最高ですし、亜土さんのキーボードも最高でした!! 是非また見たいです。 しかももっと長い時間見たいな〜。


ドラム 坂東 慧


キーボード 高橋 亜土

今日の演奏内容

 1.上を向いて歩こう(ベースソロ)
 2.RUSHING SPIRIT(須藤さんの曲)
 3.PURSUER & PURSUED(平井武士の曲)
 4.H2O(平井武士の曲)
 5.?(ベース&ドラムコンビネーション)
 6.?(平井武士のTRIXボツ曲?)
 7.THE SUN IS RISING AGAIN(須藤さんの曲?)
 8.?(須藤さんの自称アンコール曲)

 8曲60分



【BLUES】15:20 〜  KANKAWA with グレース・マーヤ ソウル・ミーティング

3バンド目はブルースです。 この「KANKAWA」というのはジャズ・オルガン・プレイヤーなんだそうですよ。  2008年からは「BLUE SMITH」という名前で活動しているそうです。 完全に管理人の知らない世界です。  でもWikipediaで見てみると、かの有名なテレビ番組『11PM』の番組中の演奏を担当してたんだそうですよ。 サバダバサバダバ〜。 

一方のグレース・マーヤ(Grace Mahya)はボーカル&ピアノです。 英語・ドイツ語・フランス語に堪能であることに加え、 キュートなルックスと持ち前の親しみやすいキャラクターからは決して想像できない、独自の世界観漂うヴォーカルと超絶な ピアノプレイで、全国各地を席捲しているんだそうです。 

しかし、先ほどのタケストスーパープロジェクトで完全に燃え尽きてしまいました。 だってメチャメチャ暑いんだもん・・・  タケストスーパープロジェクト聴いているときはノリノリだからあまり気にならなかったのですが、陣地に戻ってみると、 暑さがもうそれは大変! 時刻も14時過ぎと一番気温の高い時間帯。 温度計はありませんでしたが、多分一番暑いときだと 気温35℃近くはあったのではないでしょうか。 

遠目でよくわかりませんでしたが、KANKAWAさんの外観やしゃべり方の感じが、丹波哲郎に似ていると思いました。  キーボードはすごくレトロな音づくりをしてました。 オルガンというか昔ながらの音といった感じ。 マーヤちゃんも声が太くて なかなかいい感じ。 でも「飯」氏も言ってましたが、昼間のカンカン照りのときに聴く音楽ではないなと・・・  こういう渋い音楽を聴くときは、少し日沈んだ中でしっとりと自分の人生について考え、世間の不条理に考えふける感じかな〜と。  でも個人的にはこれは結構好きかも、「飯」氏によると赤煉瓦で演奏するときもあるそうですが、確かに少し暗くなった 赤煉瓦だと雰囲気もバッチリだと思います。




【JAZZ】16:30 〜  ハクエイキム 類家心平 カルテット

4バンド目になりました。 両方とも聞いたことありません。 でも結構有名人みたいね。 ハクエイキムさんは フランスのジャズ専門誌で「この若者は比類なき才能と例外的に授けられた音楽の素質を持ち合わせている」などと絶賛された 腕前の持ち主なんだそうですよ。 ごいす〜。 そして類家心平さんはジャズトランペッターでジャズだけではなく、 ポップ、前衛、クラブなど、幅広く活動しているそうです。 

もうここらへんに来ると、大分酔いが回って来ておりまして、音楽が完全にバックミュージック状態になっておりました。 たまに音に耳を傾けることは ありましたが、結構「飯」氏と語っていたような気がします。(大分記憶が・・・)




【CROSSOVER】18:00 〜  ミッキー吉野 渡辺香津美 カレイドスコープ2011

最後のトリを飾るのがこちらのバンドです。 ミッキー吉野とは懐かしい! 言わずと知れたゴダイゴの元メンバー。 しかもトミースナイダーもいるではありませんかっ!  トミースナイダーもゴダイゴのドラムです。 しかも渡辺香津美、渡辺香津美・・・ どこかで聞いたことあるな・・・ そう! 大昔YMOのコンサートにサポートギターとして 参加していた人ではないですかっ!! 確かすごいギタリストだと聞いたことありますよ。 でもYMOのやつだとあまりぱっとしなかったような記憶もありますが・・・  ちょっとでもこのセッションも超豪華ですね〜。 さすがトリにふさわしいです!!

有名人だからか、ステージ前に集まっている人の数はこれまでの5バンドでは一番多かったのではないでしょうか。 なにやら前でいろいろMCとかもしてていましたが、 もう全然覚えてません。 一つ覚えているのは、トミースナイダーが自分で歌うときに、入るところ間違えてました。 ホントはトミースナイダーにはドラムを 叩いて欲しかったのですが。。。

いや〜、でもこのイベントは非常に楽しいですね〜。 管理人もこのイベントのことは知ってはいたのですが、ついついどうせ行くならハードロック! ということで 優先順位が下がってしまっていたんですね。 でも来年はまた来ますよ〜!